泉を聴く

徹底的に、個性にこだわります。銘々の個が、普遍に至ることを信じて。

仙台国際ハーフマラソン大会 2022

2022-05-14 20:59:49 | マラソン
 マラソンのリアル大会は、2年と3ヶ月ぶり。
 久々で、楽しみではありましたが、コロナ対策でやることも増え、走り終えるまで気の抜くことはできませんでした。
 帰ってきてからも検温と問診、専用アプリでの送信が続いています(2週間後まで)。
 大会前日の抗原検査、初めてで一番不安だった。だけど、結果はすぐ出て陰性。証拠写真を取って、アプリにアップ。
 当日は薄曇り。気温17度で西寄りの冷たい風が3メートルくらいでしょうか。向かい風と上り坂が重なるとペースも落ちましたが、逆に追い風と下り坂もあるので、それほど影響はなく、むしろ走るにはちょうどいいくらいでした。
 目標タイムは1時間40分切り。そのための設定タイムは、1キロで4分45秒を下回るくらい。
 競技場に入ってから十分に準備し、整列してからも人との間は保たれていたのでストレッチなどして待機。
 いざスタートして、慌てずにゆっくり入った。
 その後も時計を見ながらペースを確認。落ちたら上げて、上がったら落として。とにかく前半は抑えて、向かい風でもあったので、でかい人の後ろについて風避けにしたり。いつもは一人で走っていて、多くのランナーたちと共に走れるのも大会の醍醐味。初心の頃は、自分のペースがわからずによく混乱していた。でも、経験を重ねて、今回ほど冷静だったレースもなかったかもしれません。
 折り返してからは追い風となったこともあり、青葉通りなどは本当に気持ちよく走れた。同じくらいのペースのランナーに引っ張ってもらう感覚も体験できた。
 力を使わずに波に乗ること。リズムに乗ること。これが最近のテーマでもあるのですが、それもできた。
 コース図を見たときから山だと睨んでいたところは、やっぱり一番きついところだった。そこに入って、初めて力を使った。力を使わないとペースが落ちるところでもあった。競技場の前に戻ってきて、再び仙台駅に向かっていく上り坂。
 なんとか登り切ってあと4キロ弱。ここからも冷静だった。
 無理にスパートはかけず、とにかくペースを刻むことに集中。ラストスパートは、競技場のトラックに入って、ゴールが見えたときから。
 力を振り絞ってゴール。
 公式記録はまだですが、速報では、1時間37分13秒で、自己ベストを更新しました。
 1時間40分ぎりだけでなく、ハーフマラソンの自己ベストを58秒上回っていた。1キロの平均タイムは4分33秒。
 走ってみると、仙台は意外と坂が多い。青葉通りも、定禅寺通りも、広瀬川に向かって上っている。
 マラソンは、周到な準備と、その場その時の対応力によってゴールタイムが決まる。その両方ともが、今回は今までで一番できていたということ。
 また一つ、ささやかな自信を重ねることができました。
 コロナでも、私の足は錆び付いていなかった! むしろ、進化していた!
 リアル大会でなければ確認できないことです。
 主催者、関係者の方々、ボランティアの方々、また快く送り出してくれた家族、職場の皆様、応援してくれた仙台の方々、本当にありがとう。
 やっぱり、マラソン大会はいいなあ。

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