動け!私。私のことで動け!

2022-01-23 09:37:10 | 日記
努力すると、みんなと同じかそれ以上に才能を発揮してしまう子


親は目の前の成功に喜び我が子は凄いと感じる


子どもが無理していることに気づかない

子どもが疲れていることに
気づかない…


☆。.:*・゜

『頑張れば出来る』そんな言葉を植え込み
『すごい!』と褒めたたえ
“もっと上をめざせる“と期待する


不登校になって
沢山話し合いをして

初めて見えた景色は
その親の期待にギリギリで頑張り続けて疲れ果てた我が子の姿でした。

仕事をしていても
私のような親子関係を見ると胸が痛みます。


ギリギリで頑張っている子は
集団ではいい子すぎて先生からも何も言われない。
何も言われないから
その『しんどさ』に親が気づかない。

「〇〇ちゃんのお母さん、〇〇ちゃんが何でもできちゃうから、色んなことをさせているけれど大丈夫かな。
できないことがあったら、家で必死で練習させて出来るようにさせているから何も言えないけれども、〇〇ちゃんが息切れしないか心配…。

とある先生がこんなことを小さな声でつぶやいていて、
思わず

「わかります!」と言ってしまいました。


私も、こんな視点で子どもを見れる先生に私たち親子を見ていて欲しかったと思いました。

でも、あの時の私は
その視点を受け入れられたでしょうか。

きっとそんなことを正直に伝えられたら
怒っていたかもしれません。



ふと

去年の夏に見かけた親子を思い出しました。


去年、まだまだオトのことで泣いてばかりの辛い日々に、道ですれ違っただけの親子です。


一生懸命坂道を自転車で登る私の後ろ側から段々声が近づいてきました。


「も〜 なんであんな簡単なところだけ間違えるの?
他はできているのに。


カブト虫の足の数は6本でしょう!?

セミも蝶も!」



なるほど
お受験かな…

そんな風に思いながら
そんなに怒らないでいいのにと思うくらいにグチグチと説教するお母さんの声が私を追い越していきました。


自転車には
若いお母さんと
後ろの席に
小さな5歳くらいの女の子


後ろに乗っている女の子は
何も言い返さず
ただ静かに無表情に座っているだけでした。


何となく胸がザワついて
見えなくなるまで視線が離せませんでした。



☆。.:*・゜

『子どもの為に』と思って頑張るところは
そこじゃない

自転車のママに
そう私はアドバイスしたかったのかもしれません。

☆。.:*・゜


さて、私は今
オトのことでいっぱいだった頭の中を
少しずつ
オト以外の事を考えて過ごせるように努力しています。

当面は
荒れ果てたリビングの片付けと
荒れないように
収納を考えること。

そして古くなったソファーの買い替えに
あれでもないこれでもないと
想いを巡らせること。


そう、過ごしていこうと思います。


悩みすぎると動けなくなり
何にも手が付かなくなる私から
少しずつ脱却していきたいです。


昨日はオトがお小遣いが欲しくて
晩御飯を作ってくれました。

(オトのお小遣いはお手伝い制です。)


トマト缶とふるさと納税で貰った牛肉とを使って出来る料理をお願いしました。


携帯で調べてビーフシチューを作ってくれました。

市販のルーを使わずに、小麦粉やウスターやケチャップなどを入れて味付けをして
あとはじっくりホットプレートで煮込むだけ。

「ママ、ちょっと手伝ってくれる?」


「ママ、人参どう切ったらいい?

「ママ、ジャガイモはどう切る?

「ママ、包丁研いだ方がよくない?」

(笑)

ママ ママ ママ
と連呼され

その度に
キッチンへ行く私。

全て丸投げせず、出来るだけ見守るお料理。


ゆったりと
干渉せずに
頼られた時だけお手伝いする

そういう関係を続けてみたい
















自分の意思で自分の人生を生きているか

2022-01-15 15:22:07 | 日記
私は私の人生を送れているだろうか



自分の人生を誰かのせいにしてなかっただろうか…



親と子どもとの真ん中に私

父を見て

あんな風になってはいけない
反面教師だ
そう思って生きてきた

子どもに

あんな大人にならないようにと
『もっと積極的に』『もっと自分から』
『嫌なことも受け入れて』

『人を恨まず人のいいところを見つけて』

そう理想を植え付けます


その真ん中で私は、
だんだんと父に似てきてきます。


子育てをしながらだんだんと父を知る。

『思い通りにならないと怒る』には
『わかってくれなないから真剣に伝える』感情が含まれていて、
一方的なモラハラだと思っていた中には
愛情があるものもあったんだ…
どうしてわかってくれないんだろう、上手くいかないんだろうと子育てにイライラし、怒ってばかりの日々。

そんな怒ってばかりの私はモラハラな『父』そのものではないか。

耳を患ってからは、特に自分の感情には正直になっていく…

めまいが起きるくらないなら、自分の想いを正直に表して、『優しいママにならなくてもいい』と自分を正当化させていたんです…。



ある日

娘は学校に行けなくなりました。


そんな時、
『こんな大人にはなってはいけない』のと
『こんな大人になってほしい』の
フィルムを通してしか我が子を見ていなかった私は

“娘が変わってしまった”


と、そう思ったのでした。



母子関係が不登校の全てではないし、
私の愛情が不足していたわけじゃない。

むしろ、私からの愛情は深かったと思います。

だけど、オトが求めていた愛情では無かったのかもしれない。

愛情はオトの苦手を克服させることに集中し、オトがどうしたいかを見ていないものでした。

そして 苦手を克服するために必要なことに
親の力は必要ないということに気づいていなかった私です。


苦手にぶつかり

落ち込み

動けなくなり

そして自分なりにまた動く


それは誰も代われないし手助けしてはいけないことでした。

私が死んでしまっても
続いていく娘の人生は、娘の力で立ち上がり進んでいかなくてはいけませんから。




今、1番大切な『動けない』時期を過ごしているオト。


動けない時間は自分自身で立ち直る時間だと考え直します。

ママは何度もオトの立ち直る時間を奪っていました。

今度は奪ってはいけない。

オトの人生をオトが歩めるように。





















不機嫌に試されて…

2022-01-10 23:59:55 | 日記
わからない

疲れた…


葉もない… 花も実もない…

そんな木を見て…


親としての自信も…経験も
今ではすっかり無くなった…


私のようだと思いました。


☆。.:*・゜

体調の悪いオトは、マイナス発言が多いです。
小さな事でなかなか立ち直れない。


上手くいかないことがあれば、たちまち体調不良を悪化させ
何かのせいにして上手くできないことを誤魔化したり。
トゲのあるような言い方をして暗に私を責めています。

私からしたら、わがままに見えてきて
『なんとかしなきゃ』というセンサーが働いてしまい、私までイライラしてしまう悪循環です。

変な事を言ってしまうぐらいなら
むしろ何にも言わない方がいいと思って耐え忍んでいましたが、

黙って耐えるにも耐えきれず、
今日はついに「もういい!」と怒りに突き放してしまう瞬間がありました。


外に出て、散歩して…

『自分の機嫌は自分でとる』

そう自分に言い聞かせながら歩き、
歩きながらふと枯れ木が目に入ったんです。


私の心のよう…


そう思ってすぐ…


“オトかもしれない“とも思いました。


オトはやっぱりまだまだ自分に自信がないんです。
私はずっと褒めて育ててたんですが、自信がつくどころか虚栄心ばかりが育ってしまったようです。
私が『すごいね』『えらいね』と褒めれば褒めるほど、オトは自分は『すごくてえらい人にならなくてはならない』と思ってしまってたんだと思います。
大きくなるごとに気づく、理想と現実に深く傷つき自己否定をして不登校になったのかもしれません。

現に、オトが体調不良を言う時は単純に体調からの場合もありますが、
自分の能力がそれほどでも無かった時におきるときが多い気がします。
本当は体調なんかじゃない。
自分が他人より“できていない”と感じた時にすごく傷つくんだと思いました。
そして、それは他人と“同等“かもしくは他人より“できている“時は不調にならないことから見えてきました。

“他人が怖い”は
ここから来ているのかもしれません。

枯れた木を見て
私は必死に新芽を見つけようとしました。



街路樹を思い出して見る。

左右に伸びた枝を切られても切られても

丸裸になっても
必ず枝が伸びてきて
綺麗なイチョウの葉を育てるじゃないか。

きっとこの木にも
枝の先には次に芽吹く新芽があるはず。




めーちゃんを散歩させながら

あっちの木

こっちの木を見て

桜の木を見つけて

枝先を見る。


よかった

今は固く閉ざされているけれど
きっと次も咲く。

小さく膨らんだ枝の先。

今から冬を越して咲くんだ。



きっとオトも。

小さな挫折を繰り返して
自分は自分でいいと咲く日が来るはず。



私は冬はじっと待って
春のような暖かさを持たなくちゃね。



今晩は、なんとか関係を修復し
一緒にバターチキンカレーを作りました。

そして、『呪術廻戦』を一緒に見ました。


オトの不機嫌に試されている。

でも、その度にちゃんと許し歩み寄ろう。

春のような暖かい心になるように
オトが私を成長させてくれているのかもしれない。












思うこと

2022-01-07 10:51:16 | 日記
あの日から、また動けなくなったオトですが

寒さやら低気圧やら…色んなものが絡んでいるんだと思います。

焦らず様子を見て回復を見届けようと思います。


と、言っておきながら

「ココアやで〜」と言いながら『ミロ』を飲ませたり
(ミロにはビタミンDや鉄分やその他の栄養がつまっているとかで)

赤身の肉料理したり

桂枝茯苓丸や五苓散など漢方薬をだしてみたりと…

私の出来る最小限の干渉はまだ続いています


☆。.:*・゜

先日のお出かけの際

またオトがドキッとするようなことを言ってきて…その言葉がずっと心の中に居ます。


夫の運転で、お風呂屋さんへ向かっている途中のことでした。

車の窓から見えてきたのは
1月4日からもう働いている保育園の先生たちと預けられている子ども達でした。

「あれ?ママ仕事じゃないん?」と夫。

「いや、あれは違う園の人たちやで。
もし、うちの園だったらあの風景見た瞬間『あ!やばい!今日仕事や!』って言ってるし(笑)」と私。


「こんなお正月から預けられてるんやなぁ。仕事の人も居てるやろうけど、本当は仕事じゃない人も預けてたりするんやろうなぁ…。」と 言う夫。


「本当に…本当に そういうのあると思う。」


本当に☆そういうのあるんですよね。


お出かけするのに子どもを少し預けたいとか…。親の立場と従業員の立場と、どちらの見解も共感できて何も言えませんが。

「ただ…。保育園は幼稚園と違い、長時間の預りが多く、たまの休みは子どもと過ごしてあげて欲しいというのが私の願いなんだけどね。」

寂しい思いをしている子どもは沢山いるんです。

そう思いながら話すと
「子どもも保育園で仕事してるようなもんやな」
と夫が言いました。

するとオトがものすごく不機嫌になってしまい…

「仕事?仕事ちゃうやろ。
仕事というのはお給料が発生しての仕事や。」

などと、屁理屈を言うもんだから

「“みたいなもの“って言ってるやん。
仕事とは言ってないやん。」

と、とっさに言ってしまいました。


しばらく沈黙した後
オトが言います。

「子どものことを、しっかり見ずに
自分の子は可愛い可愛いと言って
人に預けてばかりいると

ある時、自分の思うような子どもじゃないと気づくねん。

ずっと、子どもを見てなかったから
どうしたらいいかわからなくなる。

そういう親は、子どもになんで言うこと聞かないのかって…。

そうやって子どもを追い詰めるねん。」


それって…
私にも言えることで…。

あらためて、この1年半 悩んで苦しんでオトと向き合ってきて
そういう自分から少しずつ脱却できてきている自分でよかったと思いました。



“自分のせい”と自分を責めるのはやめようと思います。

私は頑張っているから。

“気づいてよかった“と思って頑張っています。

今のオトの体調不良も
オトのことをよく見れているからこそ
焦らないし待てています。


私は何も立派な母にはならなくていいと思っています。

それよりも ゆったりと
オトと関われる『人』でありたいと思います。



どっちが大人で子どもか

2022-01-05 11:19:12 | 日記
昨日は夫が仕事休みの日で
岩盤浴をしにお風呂屋さんへ行ってきました。

オトも一緒です👏

人が多くてハラハラしましたが
お風呂屋さんで食事をしたり
色んな岩盤浴を試したりとリフレッシュできたように思います。

併設されたゲームセンターにも行けて
30分程遊べていました😊


☆。.:*・゜

自宅マンションに着きオトが管理人室前のカウンターに目をおとします。

いつ置かれたのかわからないうちのマンションの住民のものではない誤配の小包が1つ。

管理人さんも確認しているはず

昨日もあったな…

代行の管理人さんだから放置だったのかな


そんな事を考えながら

“今日もあるな”と横目で確認していた私でしたが


オトは急に私たちに話します。

「これって… 間違って配達されてるよね。」


夫が口をきります。
「うん、昨日もあったからなぁ。
管理人さん 知らんのかな。配達してあげてもいいけどなぁ。近く?


小包を見て住所を目視して

エレベーターが来たので小包はそのままにして3人自宅へ帰りました。



部屋に入って
「あ!ほら、コレ見て。隣の隣のマンションみたいよ。
そう、オトが言いました。


夫が
「届けてあげようか。
ピンポン鳴らして、届けてあげたほうが、到着が遅かった理由がわかるしピンポン鳴らそうか。」


するとオトが
「私 届けるわ」

そう言うんです。

そうして、
「いらない紙ある?」
と言って

紙に
『違う場所に誤配されていましたよ』
と いうメモを何回も綺麗に書いて

いちばん綺麗に書けた文字の部分を切り取り手に持ちました。


「行こう!」と言うオト

目線は私。

「え??ママ行くなんて言ってないで。
パパやろ?


すると夫が
「え?行くなんて言ってない。
それに、俺が行かないほうがいいねん、多分。誤配を届けてピンポン鳴らして出てきて貰えたことないから。
女の人の方がいいんちゃう?」


そして私はカッチーーーン★ときたわけです。

夫に


娘が一生懸命人のために頑張ろうとしている姿を尊重したかったので、仕方なく行くことにしました。


実際、インターホンを鳴らすのは私。
カメラの前に立つのは私。

長く鳴らしても誰も出ないから
私の背中を押してさらにカメラの正面にやろうとする娘…。

イライラ…モヤモヤ…

宅配ボックスは無く、メールボックスには入らず…

「ここに電話したらいいねん。」
とオト。
指先は、ヤマト運輸サービスセンター。

「電話持ってきてないわー。」
と私。


「ちょっと待って。持ってきてあげる」
と、言って自宅へ走るオト。


ポツンと他人の小包を手に他人のマンションで待つことになった私。



しばらくして
戻って来たオトは
私の携帯を勝手につかいヤマトコールセンターの電話番号を検索して私に渡してきました。



「え?私?」


言い出しっぺは?私じゃないでしょ。

「オトは知らない人と話すの苦手なん知っているでしょ」


そう言ってそそくさと家に帰っていきました。



モヤモヤが大きくなって
そもそも夫が偽善ぶって!!なんて思って腹が立ってきました。

最終
ヤマトさんへ電話して、私の自宅に誤配の小包を引取りに来てくれることになりました。


☆。.:*・゜

見ず知らずの人の小包を抱えて
自宅に帰る私。

ひょうひょうとリラックスする夫に
「めっちゃムカつくわ!」
と言ってやりました。


全然気づかない夫は
「え?そんな態度悪い人やったん?」
だって。

いや、ムカつくのはあんたや!!!

と言うと
笑いながら
「オレ、行くなんて言ってないしーー」と言ってきてさらにムカつきました。

するとオトが
「ママ…ごめん」







あかん。
夫を否定しているのに、間接的にオトを否定していることになっちゃう。


そう、思ってそれ以上何にもいえなくなりました。


ムカムカが治まらず
布団の中にもぐりました。




目をつぶって…
夫への気持ちは横に置いてみて…


よく考えてみたら

何にも悪いことなんてしていないことに気づきます。

オトは、私を放置して先に帰りましたが本当によく頑張りました。

見ず知らずの人が困っているかもしれないことを、自分の気持ちに従って助けたいと思っただけです。
それには、私が必要だった。

人が怖い中でできることはしようと
久々に文字を書いて
文章を考えて

いちばん綺麗な文字を選んで

家から出て届けてあげようと外出し

1人で私の携帯を取りにまた自宅に戻ったり私に届けたり

出来ることを出来る範囲で

もしくはいつも以上に頑張っていたんです。


布団の中で
『ピンポーン』とインターホンの音が聞こえてきました。



「ママ、小包私がヤマト運輸さんに渡しておくわ」


そう部屋に言いにきてくれました。





大人げない私と、
大人っぽいオトと


どっちが大人で子どもなのか