兄に電話

2021-10-26 22:34:54 | 
夜ひとりで散歩をしました。

母と長電話しながらひとりで散歩。


「おとうさん なんかおかしい…
着替えた服なのか、これから洗う服なのかわからんみたいで聞いてくるねん。

あと、今日は昼間に吐きそうになってた。

お酒の量も増えてるから多分肝臓やなぁ。」


「もしかしたら、お酒を飲んだのに飲んでないと思って量がふえているのかもしれへんなぁ」と答えました。

そうかもしれません…。

ただ単に飲みたいから飲むのではなく、
『まだ呑んでない』と思い飲んでいる可能性がありそうです。

☆。.:*・゜

最近 ずっと心に思っている事があります。

私がいつも読ませていただいているブロガーさんの記事に
『亡き父母に会いたい』というのがありました。
『会いたくても会えない』という一文があって…涙が止まりませんでした。

会えなくなるのは嫌です…

想像するだけで涙が溢れそうです…。

☆。.:*・゜


母の電話を切った後、思い切って兄に電話をしてみました。




「もしもし、お兄ちゃん?

今仕事?

コロナ禍だからって、
コロナが怖いから帰ってこないで
大丈夫だからって前言ったけど、

お父さん、だんだんおかしくなってるし、1回帰って来る?

すぐにじゃなくていいし、来年あたりまでを見据えて帰ってこれそうな情勢の時に帰ってきたほうがいいかなって。


そんなさぁ、『会いたいなぁ』って思えるようないいお父さんじゃないけどさぁ、

会っておけるうちに会ったほうが、後悔しないかなって思ったりしてさぁ。」




兄も、少しでも元気なうちに会っておこうと思ってたと言ってくれました。

それからオトのことも話をしました。

私の兄はとっても優しくて
オトのこともありのままを受け入れてくれて理解してくれます。

「まぁ、ネイロが心配するほどでもないよ。オトは大丈夫そう。」


「確かにね。心配しすぎなとこあるけどね私。
でもさ、オトは多分私に心配してほしい気持ちも多いと思うねん。

心配するようなこと言ってくるやん。」


「確かに(笑)


そう言って笑いながら夜の散歩をしました。


電話を切って…


私は幸せ者だと思いました。

悩んだ時に色々話せる家族が居る。



そんな私が辛い辛いって泣いてちゃダメなんだ




















言葉を置いてくる

2021-10-25 12:41:40 | 日記
私のいつも見ているYouTubeの方が、
『言葉をおいてくるといいよ』
と言う話をしていました。

問い詰める訳じゃなく
ただ『私のオススメ』として短い言葉で
『言葉を置く』だけなんだそうです。

手は差しのべるけれど、
子どもの手を掴みにいかない。

子どもが自ら掴みに来るのを待つんだそうです。





昨日は 不登校や発達障害の子の進路についてというセミナーに行ってきました。

オトに『外出しない』と言われて翌日のセミナーで、
さらに以前進路について話すとすごくオトがしんどくなったこともあり…

あまり乗り気でない複雑な気持ちで玄関をでました。

でも、思い切って外に出てみると、


空が綺麗で…*°


水色の画用紙に白色の絵の具を付けたポンポンで
トントントンとお絵描きしたような

そんな空が私に元気を少しずつくれているように思えました。


セミナーは、不登校に悩む私向けではなく、むしろ発達障害に関しての事が多く、
勉強にはなるけれども『今の私の悩み』には対応していないような気持ちでいました。


最後に『個人面談』をお願いしてみました。

その方はドランクドラゴンの塚地みたいな方でしたので以下『塚地先生』とします。

塚地先生に、今回セミナーに参加した目的を話し、娘の現状を伝えました。

すると、不登校になったきっかけや、その後の困り事を詳しく聞いてくれました。

やはり、不登校と発達障害はニアリイコールな部分は多いんだと思います。

特性は発達障害に近い形にも思えていたのでその特性も伝えました。

「娘さん とっても今までしんどかったでしょうね。これはとってもしんどかったと思いますね。」

出来れば心療内科の先生に見抜いて欲しかったしんどさを、この短時間で読み取ってくれたことに、安心感と感謝を覚えました。

「不安が大きい子は、道筋をたててあげたら安心するんですよ。
進路のことは漠然と不安だと思いますが、じゃあどうやったらいいかなどが自分でうまく見つけれないんです。
で、不安だから考えないようにして動けなくなるんですよ。」


そうなんです。
思えば私の過干渉は娘が不安がるから
「〜したら、〜したほうがいい」など、道筋を立てていたことが発端となっていたように思うんです。
だから、先読みし過ぎて困ってない時も
いざ困らないようにと過干渉になっていったんでした。

塚地先生は言います。
「僕達は、ここがいいよとか、そんなことは言いません。
まず娘さんがどうしたいか、どうなりたいか、しんどくないところで話をして娘さんが進路を選べるようにサポートしていくつもりです。」


☆。.:*・゜
また 過干渉になってしまうのでしょうか。


そんな自問自答を繰り返し、決心のつかないまま家に帰りました。


☆。.:*・゜

帰るといつもより多弁に話をしてきてくれるオト

きっとわかっているんだな。

ママが何か言ってくるって…。


「今日ママ何処でかけてたか知ってる?」

知らないというオト

「前伝えたやろ〜不登校の子の進路のセミナーがあるから行ってくるねって」


あ〜あれね というオト

「ママ今回行って良かったわぁ。
少し話していい?」

今はいい(いらない)かな というオト

「そっか。じゃあ2つだけどうしても伝えたいから聞いてくれる?」

いいよと オト。

「やっぱり ネットで知り合ったオトのお友達の言う通り 進路は2年生の今考えるほうがいいって言われたわ。


それからもう1つ。
通信制高校の合同説明会に前は参加しよかなって(オトが)言ってたやん。

合同説明会になると人がいっぱいだし話が長いし沢山の高校があるから

もしよかっら今日のセミナーの先生が1度話をしようかって言ってくれてん。

どうする?


ま、今すぐ決めれないやろうから
また1週間後にまたどうするか聞くわ。


考えておいてね。」



うん…


うんと言ってくれたものの

小さな声で「あぁ、しんど」と呟いたのが聞こえました。


しんどいやろうな…


『ことばをおいてくる』を実践してみたけれど

合ってるかな…


私は、1週間とりあえず手をさしだすことにしました。


私の手をつかむかつかまないか
オトが決めます。





外出しない宣言に涙

2021-10-24 00:15:48 | 日記
今日は久々に家族で外出してきました。
娘も一緒に。

歩き方がおかしい娘のオト。

どうやら足が痛いようで…

巻き爪になっているかもといい


「靴が合わないのかな?買う?」
と聞くと

「いや、いい」
と断り

「あ、厚みのある靴下だからかな。靴下ぬいでみる?」
と提案すると

「いや、めんどい」
と言い


辛そうに出歩く姿に
なんだか私の気持ちも塞いでいくようでした。


そして家に帰って

「もう外出しない」
と言われました。


足は巻き爪に…


外出 イコール 巻き爪になる


に、なったそうで



『いや、ちがうやろ!』
って言いたい気持ちと
『外出しなかったらどうするん。ずっとずっと外出という外出してなかったやん。
そもそも、爪が巻いてくるのも、歩かないことが原因なのに!!!

私は沢山の言いたい言葉を喉に詰まらせて
どう伝えたらいいか
迷い苦しみました。

それを察して

「しんどいわ」とため息をつくオト。

「私の方がしんどいわ」と思う私。

オトの前で泣いたらあかんのに
言葉にできない思いが苦しくて
腹たって
どうしたらいいかわからなくて
声が震えました。

情けない私。

「ママは人のことで心配しすぎやねん。真剣に考えすぎやねん。」

そう言葉を吐いて私の前から立ち去ったオト。



情けない私。



傷つけるような言葉しかでてこない私の中の言葉を少しずつ飲み込んで

見ていなかったドラマを見て気を紛らわす事にしました。




☆。.:*・゜

寝れないオトが今起きてきました。

私の顔を見ないでお茶を飲んで自室にまた戻ります。


子育てって難しい。

人を育てるって難しい。

一生懸命になればなるほど気持ちが届かない。



もう、好きにさせたらいいか。

外出しないって言われただけで
絶望した私がおかしいか。


娘が、これ以上不健康になってしまうかと思うと、心配で心配でたまらない気持ちはどうしたらいいんだろうか。


苦しいです。


でも、この苦しさを口にしないだけ
私は成長してるんだと自分を認めよう。




自分を責めたらあかんよ

2021-10-19 22:53:41 | 日記
「自分を責めたらあかんよ」


母に言われました。

『これ以上心配かけたらあかん』

そう思いながら
涙を隠し笑います。

「うん、わかってるよ」

鼻がツンとして
目が熱くなって

泣き虫ネイロは必死に笑いながら涙を止めます。




「ほら、これブログに載せや。綺麗やで」

「お母さんの手が映るやん(笑)」

「そうか(笑)!まぁ ええやん。」

そう言って写真を撮って
改めて家で見ると

母の手が写っていたほうが、お花の温かみを感じる素敵な写真に思いました。


私は

私の母のように

温かい関わりをオトにしてあげているでしょうか。

傷つくのが怖くて

オトを
避けてしまってはいないでしょうか。

なんとかしようとしてしまいがちだから
離れ過ぎていないでしょうか。


私は『お母さん』をちゃんとできているでしょうか。


時々自問自答をして
自分を責めています。




「自分を責めたらあかんよ」


頭の中で母の声がまた聞こえてきます。


☆。.:*・゜

先日 夫から
『ネイロはオトにいつも『大丈夫?』って聞きすぎやねん。あとオトの気持ちの代弁もし過ぎやで。
自分の気持ちは自分で言わせたらいいねん。
しんどそうにしてたら、『そうかー。しんどくないように自分で考えて過ごしや』位でいいねん』

…と言われました。

義母にも
オトが義母の家に行けなくなった時
『体調が悪くなったみたいで、今日来れなくなったんですよ。すみません。』と伝えたら、

『来てしまえば、元気になったんちゃうん?』と言われ…
『あんまり構いすぎたらよくない』と言われ…

その日は
夫からも義母からも、
『母親不適合者』の烙印を押されたような気持ちになりました。


きっとそれを引きずってる私。


みんな、私を心配して言ってくれている言葉だと思う反面
自分を責めてしまいます。


心が今弱ってるんだなって思いました。




「ネイロが元気じゃないとオトも元気にならないよ。

ネイロが自分を責めたらあかん。

オトが不登校なのはオトの問題で
ネイロが不登校にしたんじゃないよ。

オトがしんどそうにしてたら、ネイロもしんどくなるのと一緒で、
ネイロがしんどそうにしてたら、オトがしんどくなるやろうし。

もっと明るく行こう‼️」




私も母のようになれるかな

なれるよ!大丈夫

鏡を見てみ!

笑った顔がそっくりやん



父の検査結果を読み解く

2021-10-16 18:05:39 | 
昨日の夜 母に電話しました。
「どうやった?」

「お父さん… アルツハイマーやって。」

静かに話す母の声色に
夜だからなのか
気持ちからなのか
変に勘ぐってしまいました。

「…やっぱりなぁ。なんも無い訳ないから検査したんやけどなぁ。


アルツハイマーって…どんな風になるんだったっけ。」

あれだけ調べたのに
いざ病名がつくと
どんな風になるのかわからなくなって
漠然と病名からくる不安に包まれてしまいました。

「記憶がなくなるやつや。」

「あ、そうやったね。ごく最近の記憶からなくなっていくやつやったかな。」


「うん、検査結果の紙に色々書いてあるけどな、また明日見に来たらいい。」

☆。.:*・゜

その日の夜 変な夢をみた。

父 母 兄 私とオトとメープル 親戚のおじさんと一緒に車で出かけた夢。
小さな車にみんなぎゅうぎゅうで乗っていて、どこに向かうかはわからない。

夢の中で場面が変わり
部屋の中に小バエがいた。

仕方ないかなと夢の中で寝て
夢の中で目を覚ますと小バエが大量に増えていて

びっくりしてマバタキすると
小バエは一瞬にして蛾になり

私は寝室の窓をあけ…


すると一斉に窓から蛾が逃げていき
青空を飛んでいった…

☆。.:*・゜


支離滅裂な夢だったけれど、

確かに私は夢の中で泣いていた場面があった。


車のシーンから場面が変わるその時に

「お父さんが可哀想」って泣いていました。



夢からさめて、
先に目覚めていた夫に話しかけました。



「お父さん…アルツハイマーやってん」


夫は
「うん」とだけ返事をし 何も言ってくれませんでした。


「私らくらいの歳になってきたら、親も色々あるよな。みんな言わないだけで色々のりこえているよね。」




「うん」以外何にも言ってくれない夫。


朝からその後声を殺して1人泣きました。

『うん』以外…いえないよね。

私も逆の立場ならそうなってたと思う。





今朝、お父さんの検査結果の紙を見せてもらいました。

専門用語が羅列され全く読み取れませんでした。

携帯で写真をとり
帰ってからゆっくり読み解きました。

確実に認知症で治療する必要があるということ
大脳白質に脳梗塞の予備軍が沢山あるということ。
脳幹あたりにずっと前に出血した跡があること。
今現在は脳梗塞はみられないということ。


そんなことが書かれていました。


読み解けたから急いで母へ電話しました。

携帯の中から元気な母の声が聞こえてきました。


「 今なぁ、お父さんに私の髪を切ってもらってるねん。
お父さんが色々忘れんようになぁ!


たくましく 明るい母の声が聞こえました。





そしてまた夢の中で思ったことを思い出しました。




そうだった。


泣きながら私は
お父さんに もっと優しくしなくちゃって思ったんだった