~ゆるゆると自分に甘い生活~

ざっくり生きててあわわな毎日。でも残りの人生シッカリ楽しむ。

父の闘病・14。

2015-01-21 15:36:50 | 父の闘病・母の事
面会拒否。


1週間前、1月15日(木)。

仕事を終えた長女が父の見舞いに行った。
ベッドの周りにはグルリとカーテンがかかり、「面会の方は詰所まで」の札が下がっていた。

詰所に行くと。
「もう誰にも会いたくないらしいです」との事。
詳しく聞けば。
「自分はもう回復の見込みも無くどうにもならないので今後は見舞いに来ないで欲しい」と言っているらしい。

自宅から病院まで片道でも40分以上を要する。
冬道となれば1時間はかかる。
病院での滞在時間を僅かで済ませたとしても半日ほどを費やす事になる。

確かに、仕事をしながらの、家事をしながらの病院通いは楽ではなかった。

父も。
「ちゃんと帰れたのかどうか、いつも心配なんだ」と言っていた。

面会を拒否=大変だろうから、もうわざわざ来なくても良いんだぞ。
の意味なんだろうな。
父らしい。。。

この1週間、時々行ってみたが決心は変わらない。
「正気」の状態での決意なんだと確信した。

さて、これからどうしたもんか。。。

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父の闘病・13。

2015-01-14 00:31:50 | 父の闘病・母の事
火曜、23時。 病院からの電話。


来て欲しい、との事。

ここ数日、モルヒネの影響と思われる幻覚は絶える事が無い。
殺人、窃盗、暴力、人体実験、警察、逮捕…。
様々な悪行が病院内で起きていると思っている。
恐怖と戦いながら必死に応戦している様子。

その興奮が抑えきれない、との事で呼ばれた。
家族の顔を見れば落ち着くだろう、と。

眠れるようにする薬は呼吸を不安定にさせる。
だからモルヒネの量で調節して眠りを誘う。

そして今、やっと寝た。

ガン細胞の骨転移の激痛からは解放されているけれど、精神の苦痛は続いている。
どこまで、いつまで、人は闘い続けなきゃいけないんだろう。

最期の日まで、こんなにも頑張らなきゃいけないんだろうか。
コメント (2)
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