折にふれて

季節の話題、写真など…。
音楽とともに、折にふれてあれこれ。

2024金沢・春 ③ 番外編  By空俱楽部

2024-04-29 | 空倶楽部

「9」のつく日は空倶楽部の日。

     ※詳しくは、発起人 かず某さん chacha○さん まで


金沢での写真ではないが、撮影会でのひとコマ。

この日、混みあう金沢を早々に切り上げ、撮影メンバーと加賀に向かった。

ふだん、私が四季折々に訪れる場所で、特に名の知れた撮影地があるわけでもないが

そこはコンテスト入選の猛者たちのこと。

それぞれの工夫で個性的な写真を仕上げてくれるだろう、と思ったのだ。

 

そして最後の撮影地。

日本海といえば夕陽とばかりに加佐の岬へ案内したのだが...

天気が良すぎた。そして日没の位置がシンボルとなる灯台から遠すぎた。

本来なら灯台近くに落ちる夕陽を望遠で引き寄せて景色を圧縮し、

灯台の背景として夕陽を大きく表現したいところだ。

だが、この状況では両方の被写体を収めるには標準レンズを使うしかなく

構図的にも色彩的にも平凡なシーンにしかならなかった。

メンバー方々には申し訳なく、「想い出」としてとらえていただきたいと

ご容赦いただいた次第だ。

 

 

 

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2024金沢・春 ②

2024-04-27 | 抒情的金沢

金沢の観光名所、東山の茶屋街を案内するときには金沢駅からの徒歩をお奨めする。

バスの混雑を思うと歩いても20分。ついでに道中の古い街並みも楽しんでもらえればと思うからだ。

ということで『2024金沢・春』の2回目。

金沢駅から近江町市場を横目に尾張町の裏道に入る。

泉鏡花記念館を過ぎたあたり、久保市さん(久保市乙剣宮)の境内を横切ると

旅行雑誌などで紹介されることが多い「くらがり坂」の坂上に出る。

そして、坂を下ったところがこの風景。

「ひがし」、「にし」と並ぶ金沢の茶屋街のひとつ主計町だ。

右の建物はかつて「検番」と呼ばれたところで

芸妓の管理、風紀取り締まりのために置かれたということだが、今は芸妓の稽古場として使われている。

観光案内などには、「運がいいと稽古の三味線や鼓の音が聞こえてくる」とあるが

ちょうどその時、その運に出会うことができた。

同行の撮影メンバーの方々にも大いに面目が立った次第である。(実をいうと私も初めての経験でした)

 

そして、浅野川沿いに出てそぞろ歩き。

 

桜を眺めながら、ひがし茶屋街までは歩いて5分程度。

 

一見、観光客はまばらかに見えるかもしれないが

それは広角レンズの為せるところで実のところはたいへんな人出。

よく雑誌などで紹介される落ち着いた佇まいをお望みであれば早朝か夜間をお奨めする。

 

次に続く。

 

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2024金沢・春 ① By空俱楽部

2024-04-19 | 抒情的金沢

「9」のつく日は空倶楽部の日。

     ※詳しくは、発起人 かず某さん chacha○さん まで


空倶楽部のchacha〇さん、lunayaさん、そして二科会会員のD師匠による5年ぶりの金沢オフ会。

前回と同じく満開の桜が出迎えてくれた。


  主計町(金沢市)   2024.04.13 Sony α7S2   FE24-70㎜/f2.8 GM2

 

満開の桜に申し訳ないが。。。

折り重なってたわわに咲くソメイヨシノよりも

枝の数や見事さは乏しくても、景色に溶け込む桜に惹かれる。

その理由をいちいち考えながら撮っているわけではないが、

この景色に限るなら、写真の出来はさておき、

大正時代に遡る主計町の歴史やそこに往来した人々の営みを感じたのかもしれない。

それを「心象風景と呼ぶのかな」と思いつつ、浅野川にかかる桜に目を向ける。


    主計町(金沢市)   2024.04.13 Sony α7S2   FE24-70㎜/f2.8 GM2

 

ちらほらと葉がのぞき始め、そしてはらはらと散った花びらが川面に浮かぶ。

明るい日差しの中、そして楽しい時間が流れる中ながら、

どこか寂しげな春の風景に思えるのも、過ぎ行く季節の心象操作かもしれない、と思ったりもした。

 

 

 

 

 

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