折にふれて

季節の話題、写真など…。
音楽とともに、折にふれてあれこれ。

朝霧の風景 By空俱楽部

2023-11-29 | 近江憧憬

「9」のつく日は空倶楽部の日。

     ※詳しくは、発起人 かず某さん chacha○さん まで


夜明け前の余呉湖。


         余呉湖(滋賀県長浜市)2023.11.26  6:03am     Sony α7S2   FE2.8 16-35 GM

 

前日の夜、思い立って夜明け前の余呉湖に向かうことにした。

翌朝の予報は快晴。外気が冷えて湖面に朝霧が立ち込めるはずだと思ったからだ。

しばらくネイチャー写真に向き合っていなかったことも心を逸らせていた。

午前3時に金沢を出て、余呉についたのが5時30分。

案の定、暗闇の中でもわかるくらい朝霧が漂っている。

しかも、空には満天の星。絶好の撮影日和だ。

幸ににして釣り客の姿も疎らで画角に入り込むことも無さそう。

しばらくは手持ちで辺りにカメラを向け、イメージを整えた後で、

三脚をかかえて朝霧の濃いほうへと湖畔の道を進み、

明るくなり始めた方角にカメラを据えた。

その時である。カチ、カチ、カチと連続した鈍い金属音とともに

湖上に灯りの点が走った。

漁場に渡された桟橋に灯りが点いたのだ。

思わず腕時計に目をやったところ時刻は6時。

漁場の営業が始まる時間だ。

人気を感じない朝霧の風景を撮ろうと思っていたので

一瞬にしてその目論見は消し飛んでしまった。

余呉には随分と通っていたから、桟橋に灯りが点くことを知らないわけではなかったのだが

この時間帯の撮影は久しぶり、このことをすっかり忘れていたのだ。

この他にもうっかりしていたことがいくつもあった。

たとえばネイチャーに欠かせないフィルター類を忘れたこと。

そのせいで星空や昇る瞬間の朝日など絶好の撮影機会を断念した。

さらに足元の防寒も充分でなく、長時間の撮影に耐えられなかった。

往復300キロ近い遠征にもかかわらず軽率だったと猛省し、

備忘として残すことにしたのである。

 

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金沢港夕景 By空俱楽部

2023-11-19 | 抒情的金沢

「9」のつく日は空倶楽部の日。

     ※詳しくは、発起人 かず某さん chacha○さん まで


焼けてはくれないだろうなあ。。。と思いつつ訪れた金沢港。


   金沢港 2023.11.03 16:26 Sony α7R3   FE24-70㎜/f2.8 GM2

 

この日は空倶楽部の笑子さんと金沢を散策。

笑子さんのお住まいは埼玉県で言わば「海なし県」、

それで最後の撮影場所として金沢港をご案内したのだ。

金沢港は昭和38年の豪雪で陸上輸送が遮断された教訓から

海上輸送を目的として陸地を掘削して築港したものだ。

そのため、深い入り江となっていて

日本海に通じていながらも、方位的に海に沈む夕陽を捉えることはできない。

それでも、多少なりとも赤く染まった海と空を笑子さんに見せてあげることができたなら、と誘った次第だ。

この日の金沢は快晴。市内の観光地においては絶好の撮影日和だったが

夕景となるとその天気が裏目に出た。天気が良すぎると空は焼けてくれないからだ。

 


  金沢港 2023.11.03 16:18 Sony α7R3   FE24-70㎜/f2.8 GM2

 

さて、このところの金沢。

以来すっかりと冬めいて、雪模様とならないまでも冷たい雨の日が続いている。

それで、この日の写真を眺めつつ、

目を見張るような夕焼けとはならなかったものの、まずまずの夕景だったのかな、

と思えてもきたのである。

 

 

 

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夕焼け強化月間

2023-11-15 | 日常の中に

11月も早半ば。

更新頻度の低いブロガーにとっては季節の移り変わりの早いこと、早いこと。

北陸は時雨模様の日が増えて、雪こそ降らないものの、あたり一帯はすでに冬の装いだ。

こうなると晴れ間は貴重。とりわけ撮影機会の多い海辺ともなると

北西の強い風とともに波は高くなり、波打ち際に近づくことさえ難しくなる。

それでこの時期は決まって海の夕焼けを撮りだめする。

11月を「夕焼け強化月間」と決めているのである。

 

この日、持って出かけたカメラは2台。

広角レンズをつけた一台は手持ちで

アングルを変えながら名残の夕焼け空を大きく狙うことにした。


  三国港(福井県坂井市)2023.10.22 17:05  Sony α7R3   FE24-70㎜/f2.8 GM2 

 

天気が良すぎたせいか、真っ赤に染まってはくれなかったがこれはこれでよし。

 

そして、もう一台のカメラは三脚に据え、遠く沖合をめざす漁船に望遠レンズを向けた。

先の写真の水平線近く、夕日が沈むあたりに小さく点在するのがそれらだが、

500mmで引き寄せるとこうなる。


  三国港(福井県坂井市)2023.10.22 17:02  Sony α7S2    E150-500㎜  f5.6-6.7

 

誰が撮ってもこうなると思いつつ、オレンジ色に染まる空の背景に見入った次第だ。

カメラ講釈など不要だが。

24mmの広角と500mmの望遠、同じ方向を向いていながら、

これだけ見え方が違うという写真教室のような話が今回のオチ。

 

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夕焼け日和 By空倶楽部

2023-11-09 | 空倶楽部

「9」のつく日は空倶楽部の日。

     ※詳しくは、発起人 かず某さん chacha○さん まで


空倶楽部。11月のお題は「夕焼け空」。

冬に向かうにつれて北陸の天気は荒れ模様の日が多くなる。

11月のお題ということもあったが、穏やかな空を撮り溜めしておこうと向かった先が三国港だった。


   エッセル堤(福井県坂井市)  2023.10.22 17:10   Sony α7S2 E150-500mm   

水平線近くに雲が張り出し、寄せる波は強く飛沫を上げるほどだったが

夕暮れの風景としては穏やか。

まずまずの夕焼け日和だったと思う。

 

 

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