折にふれて

季節の話題、写真など…。
音楽とともに、折にふれてあれこれ。

来年もよろしくお願いいたします 2017年晦日

2017-12-31 | 折にふれて

仕事の整理もついた。

そして年賀状も出した。

あとはこころ穏やかに新年を迎えるばかり...

あいかわらず、すっきりしない天気が続く金沢だが、

東京で出会った快晴冬枯れの光景で2018年を締めくくっておこうと思う。

11月25日 小石川植物園  Sony α99 Planar 50mm(f/2,1/2000sec,ISO100)

 

そして、今年最後の折にふれての選曲も明るく元気なこの曲で。


 R.Kelly - Party Jumpin'

 

 

今年もあとわずか。

コメントをくださった方はもちろん。

のぞいていただいた方にも心から感謝申し上げます。

どうかよい年をお迎えください。

来年もぜひよろしくお願いいたします。

                                             juraku-5th

 

 

 

※コメント欄は閉じています。

 

 

 

 

 

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冬晴れで締めくくり By空倶楽部

2017-12-29 | 空倶楽部

「9」のつく日は空倶楽部の日。

     ※詳しくは、発起人 かず某さん chacha○さん まで


早いもので今年最後の空倶楽部。

あらためて、発起人のchacha○さん、かず某さん、そして、コメントを寄せてくださる皆様に心から感謝申し上げます。

来年もよろしくお願い申し上げます。

 

2017年の空倶楽部は東京勝鬨橋から眺めた冬晴れの空で締めくくりとします。

来年もすてきな空に巡り会えますように。


Sony α99  Planar 50㎜(f/5.6,1/500sec,ISO100) 

 


快晴の空を眺めていてなんとなく思いついた

エリック・カルメンの名曲。


All by myself-Eric Carmen 

 

 

 

 

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銀座ライオンビアホール

2017-12-23 | 舌づつみ

東京そぞろ歩きが続き、今回は「味処」編。

 

東京での食事は大衆的な老舗が多い。

また行動範囲が限られているので、偏った店に重ねて訪れることが自然と多くなる。

その中で勝手に常連と思っている店をいくつかあげるなら、

浅草、デンキブランの「神谷バー」、神田の老舗、蕎麦の「まつや」、

そして銀座ならここ「ライオンビアホール」である。

いわゆる「銀座ライオン」は東京の主要繁華街はもちろん、

空港や駅、そして全国各地に出店している。

何か事情があって撤退したのかもしれないが、

かつては金沢にも2店舗の銀座ライオンがあった。

全国の銀座ライオン、その数170店舗とのことだが、

銀座7丁目中央通り沿いにあるこのライオンビアホールだけはまったくの別格と思っている。

その歴史は大正7年(1918年)に遡る。

「銀座ビアホール」として開店したものの、関東大震災でいったんは焼失。

昭和9年(1934年)に再建され現在に至っているというから、写真中に見えるように今年で83年。

日本に現存する最古のビアホールとして今も老若男女多くのファンに愛されている。

 

さて、そんなライオンビアホールでのオススメを独断的にご紹介。

 

まずは、エビス スタウト クリーミートップ。

コクとうまみ、そしてクリーミーな泡はスタウトビールの代名詞、ギネスにもけっして劣らない。

「黒ビールは苦手」という方にもぜひお勧めしたい。

 

そして食べ物なら、フィッシュ&チップス。

白身魚のフライにフライドポテトが添えてある。

本場イギリスと違って日本人好みにカラっと揚げてあり、

さらにタルタルソースがついているのがうれしいが、

そこはやはりイギリス風にビネガーをふって頬ばりたいところ。

ただし、調子に乗ってビネガーをふんだんに振りかけると

あたり一面に、あのツンとくる匂いが充満し、隣近所迷惑となるのでご注意を。

 

さて、ライオンの料理は種類が豊富。

ソーセージなどドイツを思わせるものもあればピザやガーリックトーストなどイタリアンも。

さらには焼きそばや枝豆など多国籍だが、総じていうならオールドファンが懐かしがる「洋食」ということだろう。

その中でちょっとハマっているのが...

「炒めスパゲティ ナポリタン」。

「炒め」という語感にソースが焦げた匂い、

さらに、いかにも日本風アレンジという目玉焼きが「洋食」をこよなく愛するシニアの食欲中枢を直撃する。

 

休日の昼下がり、とうに昼食時間は過ぎているのにこの賑わい。

新鮮なビールに懐かしくおいしい料理。

それぞれのテーブルで上がる歓声にてきぱきと動くホールスタッフたち。

その好循環が長い歴史を支えてきたのだと思った。


ライオンビアホールの雰囲気から思いついた曲がある。

第二次世界大戦のヨーロッパ戦線。

ラジオ放送から流れ、敵味方問わず愛された曲が「リリー・マルレーン」であった。

それぞれの国の言葉で歌詞がつけられ、

それぞれの国の好みに合わせて編曲された数多くの「リリー・マルレーン」が生まれたが、

中でもオリジナル的存在といえるのがドイツの歌手ララ・アンデルセンが歌う勇壮な「リリー・マルレーン」だった。

LALE ANDERSEN, "Lili Marleen" (1938).

 

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新宿副都心 乾いた空 By空倶楽部

2017-12-19 | 語りかける街

「9」のつく日は空倶楽部の日。

     ※詳しくは、発起人 かず某さん chacha○さん まで


 

12月9日土曜の昼下がり。

高層ビルがその長い影を副都心に落としはじめていた。

 

Sony α99  Planar 50㎜(f/5.6,1/320sec,ISO100) 

 

この時期、厚い雲が空を覆い、

連日のように冷たい雨や雪が吹きつける北陸を脱出して東京へ。

冬晴れの中、

あてもなくそぞろ歩きを楽しんだ後、

最後に眺めたかったのが、

この乾いた空の風景だった。

 


今月の初め、「心が風邪をひいた日」の記事でCSN&Yを紹介した。

どちらかというとカントリー系の土臭い楽曲が多いが、

中で洗練された都会的な作品を残しているのが「C」ことデビッド・クロスビー。

CSN&Yとしての活動を休止した後、

「N」ことグラハム・ナッシュと競演アルバムを残しているが、

今回はその中から選曲した。


Crosby and Nash - Homeward Through the Haze

冬枯れの都会の風景の中にいると、

つい、このジャジーな曲を思い出してしまう。

地味でシングルカットもされていないが、

それでもyoutubeの中に複数の投稿があることを思うと、

私同様、この曲に惹かれる人が多いのかもしれない。

 

 

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東京 冬枯れの風景

2017-12-17 | 郷愁的東京

東京、冬枯れの表参道

この時期、プライベートで東京へ出かけることが年中行事となっている。

月に数回、仕事で上京していて、

どうかすると、金沢にいるよりも東京にいるほうが多いこともある。

自分にとっては珍しくもない東京だが、

プライベートで常用の一眼レフを携えてということになると

見慣れた場所も格別の風景となる。

さらにこの時期を選ぶには理由があって、それは天候である。

12月に入ると北陸の降水確率は9割前後、

四六時中、冷たい雨か雪が降っている。

また、たとえ降らないとしても厚い雲に覆われて陽がさすことはほとんどない。

それに比べて東京は一日中青空が広がり、

それも快晴であることが多い。

週末を利用したわずかな時間といえども

それが大きな気分転換になるのであり、

この気持ち、北陸人なら誰もが理解するところだと思う。

 

それで今回の東京、師走の風景を何回かにわたって紹介することとしたい。

ただし、なにぶん緩慢なブロガー。

賞味期限切れとなって「お蔵入り」という事態も過去よくあった話。

できるだけ12月中に投稿したいとは思っているが、

保証の限りではない。悪しからず。

ということで今回は表参道付近から。


 

師走の東京といえば当然ながら街はクリスマス気分。

そこで、以前よく聞いたケニー・ロギンスのクリスマスソングを探してみた。


Kenny Loggins - The Bells of Christmas

ケニー・ロギンスの楽曲もさることながら、

スライドショー仕立ての画像がすばらしい。

完封負け、しかもコールド、大敗である。

 

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地下鉄丸ノ内線の話  鉄写同好会

2017-12-11 | 鉄道写真

毎月11日は「鉄写同好会」の日。

詳しくは発起人てくっぺさんのブログ「高橋さんの写真記念館」をご覧ください。


 唐突だが...

その昔流行った春日三球、照代の「地下鉄漫才」を覚えているだろうか。

そのキメ文句が「地下鉄の電車をどこから入れたか考えると...一晩中寝られないのね」だった。

最近の地下鉄はほとんどが私鉄との相互乗り入れなので悩む必要もないが、

今でも単独線の銀座線、丸ノ内線、大江戸線については寝れないことはないにしろ確かに悩ましい。

...が、その睡眠不足を解消する答えのひとつがこの写真だ。

             

後楽園~茗荷谷駅間の地上を走る地下鉄丸ノ内線。

その後方に車両基地が見え、基地から伸びた線路がやがて本線に合流している。

つまりここが三球、照代が思い悩んだ丸ノ内線への入線経路というわけだ。 

かなりマニアックな話だが、さらに丸ノ内線にはもうひとつ秘密のルートがある。

007シリーズ「007は二度死ぬ」での話。

舞台は日本。

ジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)に味方する日本人、タイガー田中(丹波哲郎)の秘密基地が地下にあって

そこには丸ノ内線で向かう...というもの。

...というなんともオチ切らない話で今回の同好会を締めくくっておく。

 

ところで...。

銀座線、大江戸線の入線経路についてはいまだ謎のままである。

もちろん自分に限っての話であり、どなたかご存知の方があれば教えてほしい。


 


  地下鉄にのって  猫

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東京駅 50㎜F5.6 の空 By空倶楽部

2017-12-09 | 語りかける街

「9」のつく日は空倶楽部の日。

     ※詳しくは、発起人 かず某さん chacha○さん まで


東京丸の内を一望するJPタワー「KITTEガーデン」。

そこから見下ろす東京駅を50㎜の画角に閉じ込めた。


Sony α99  Planar 50㎜(F5.6,1/250sec,ISO100)

東京駅丸の内駅舎の周囲をぐるっと見わたすと、

丸の内オアゾに丸ビル、新丸ビル、そしてJPタワーと200m級の高層ビルが林立している。

一方の丸の内駅舎、間近に見えるドームの高さで35m、まさに都会の谷底である。

その駅舎に目線を合わせ、

肉眼に最も近いとされるレンズ50㎜F5.6を通して眺めると、なんとその空の小さいことか。

しかしその小さい空もかつてここが終着駅だった自分にとっては思い出深い大都会の空でもある。


東京駅といえばもうひとつ思い出がある。

バブル期の毎週末、丸の内の仕事先を出て20時の新幹線に飛び乗る。

満席、立ちっぱなしでへとへとになって金沢へたどり着くのが24時。

それにもかかわらず、妙に高揚した気分と充実感を味わっていたなつかしい日々。

その頃の冬の日、よく流れていたのがR東海のこのCM。 

 

 

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心が風邪をひいた日

2017-12-06 | 折にふれて

晩秋、東京の街角でふと見かけた紅葉。


Sony α99  Planar 50㎜(f/2.8,1/640sec,ISO100)

 

さて、前回の記事「Station」を投稿した時にふと思いついたことがあって、

それは「木綿のハンカチーフ」にはふたつのバージョンがあるということだった。

冬へと向かう東京駅の景色を眺めながら、選んだ曲が「木綿のハンカチーフ」だったが、

ふだん耳にする曲とイントロが違うぞ、と気づいた人がいたかもしれない。

ふだん(...そういってもすでに40年以上も経っているが)聴いているのは

ストリングスアレンジをとり入れた華やかなシングルバージョンで、

それに対して、前の記事で紹介したのは至ってシンプルなアルバムバージョンと呼ばれるものだ。

当時売出し中の新進気鋭の作詞家、松本隆が全ての曲の作詞を担当した太田裕美のアルバム。

それが名盤「心が風邪をひいた日」であり、「木綿のハンカチーフ」はそのトップを飾る曲だった。

心が風邪をひく...、この情緒豊かな表現を「感傷」という言葉で理解することは難しくない。

そして、この青春の日にありがちな心の在り様をテーマとしたアルバムだからこそ、

トップを飾る「木綿のハンカチーフ」は華やかである必要がなかったのではないかと思っている。

一方で、売れることが目的のシングルバージョンが華やかなアレンジになったことも当然の結果と思えるのである。


ともあれ「心が風邪をひいた日」のこと。

「木綿のハンカチーフ」、そして荒井由美が曲を書いた「袋小路」、

さらに、これもシングルカットされた「夕焼け」と名曲が続くが

個人的に特に印象深い曲が「青春のしおり」である。


青春のしおり 太田裕美

   若い季節の変わり目だから 誰も心の風邪をひくのね

終盤にでてくる歌詞から、この曲がアルバムのタイトル曲であり、

中でも「感傷」というアルバムコンセプトからも重要な歌詞だということは察しがつく。

しかし自分にとってはそれよりももっと思い入れが強く、

遠い日のことを思い起こさせてくれるフレーズがある。

   CSNY聞き出してから あなたは人が変わったようね

   髪をのばして授業をさぼり 自由に生きてみたいと言った

   みんな自分のウッドストック 緑の園を探していたの

   夢ひとつずつ消えてゆくたび 大人になった味気ない日々

4人それぞれが強烈な個性をぶつけ合い、時には激しく、そして時にはやさしく心を揺さぶったCSN&Yの音楽。

髪をのばしたり授業をさぼったりはしなかったが

彼らの音楽と詩にはずいぶんと共感したもので、

それを持ち出す松本隆のしかけに「まんまとやられた」、そんな気分になったものである。

 

木綿のハンカチーフからあちこちと話が飛んでしまったが、

最後に彼らの代表曲で締めくくっておきたい。

スリリングな4人のかけあいが印象的、懐かしくもあり、今聴いても新鮮な「ウッドストック」。



Crosby, Stills, Nash & Young - Woodstock

1969年、ウッドストックでの伝説のロックコンサートをモチーフにしたもので

「夢ひとつずつ消えてゆくたび 大人になった味気ない日々」

の歌詞にあるように一時代を締めくくった曲といえるかもしれない。

 

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The Station

2017-12-01 | 語りかける街

週末の仕事を終えた後、

いつもならそのまま金沢へ帰るのだが、

今回はもう一泊して東京での休日を楽しむことにした。

カメラ片手にふだん仕事では縁がない場所や、

縁があったとしても日中うかうかと写真など撮ってはいられない風景など

心おきなくファインダー越しに東京を眺めたわけで、

訪れた先のひとつは先に「午後の群像」(銀座の歩行者天国)として投稿している。

その他の様子は折にふれてご紹介するとして、最後に選んだ場所がここ東京駅だった。 


   Sony α99  Planar 50㎜(F5.6,1/250sec,ISO100)

東京駅に縁がないわけではないが、それはホームからホームなどあくまでも交通機関としてのこと。

風景としての東京駅を時間をかけて眺めるのはずいぶんと久しぶりとなる。

 

小春日和の昼下がり。

ふだんならビルの谷間で窮屈そうな東京駅だが、

傾いた陽がその谷間に深く射しこみ、

東京駅を取り囲むビルを照らしてくれたことで、

ごちゃごちゃとした背景の気配をいくぶんか薄めてくれたようだ。

東京の玄関口として浮かび上がる堂々たる存在感はまさに「The Station」。

世界に誇れる「駅の中の駅」だと感じた風景でもある。 


もう40年も前のこと、「東へと向かう列車」で着いたのが東京駅。

「木枯らしのビル街、体に気をつけてね 」とのフレーズがそう思わせるのか。

冬の景色の中で東京駅を眺めると思いだすのがこの曲。


木綿のハンカチーフ(アルバムバージョン) 太田裕美

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