旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

吉谷桂子さんのガーデニングセミナー in 横浜EG

2012年10月28日 16時38分19秒 | ガーデニングセミナー

昨日、横浜イングリッシュガーデンで催された園芸家&ガーデンデザイナー吉谷桂子さんのガーデニングセミナーへ参加しました。
お題は「英国に学ぶ庭作り~ガーデンライフの楽しみ方

吉谷さんは実物もお綺麗でファッションもお洒落でお似合い。
ガーデニングだけでなく、素敵ライフスタイルの提案も各メディアやご本人のブログで紹介しています。

沢山のスライド写真とともに、様々な庭作りや生活のヒントや考え方など、今すぐにでも生かせそうなお話を一時間半ほど伺いました。
その中から私の心に残った言葉を拾ってご紹介します。

素敵には訳がある

素敵な人生や暮らしを知りたくて英国に渡ったという吉谷さん。
庭や花を取り入れた美しいスタイルのある暮らしを、感じたそうです。
建物の色や背景に配慮(コーディネート)した植え込みの植物選びや、窓の外の風景を考慮に入れたした室内(インテリア)の設え方など素晴らしく、
他人の目も意識し、絵になる景色を作ろうと意識を持つ事が大切だと仰っていました。

背景を考慮しながら花の写真を撮ることで美意識が磨かれる
椅子を一つだけ置くと、仕舞い忘れたのかな?と思われるけれど、同じ椅子を二つ並べておくと、そこにデザインが生まれる
植物を植える際、一か所に二色以上色(の系統)を使わない
「立ち上がる・横に広がる・下に下がる」「面・点・線」で、庭(寄せ植えも)のデザインを考える
色合いが層になって見える景色を作る。
異なる葉や花の形を組み合わせる・・・・・etc

 

人と会うこと。人に見せること。人を魅せること

花を生かすために背景に気を配る
色のグラデーションを考える。
フィリングプランツ、アクセントプランツを取り入れる。
庭を見に行った際、ガーデナーの意図(美しい理由)を私たちが見つけ出す(見い出す)。

絵になる庭を作るには、欲望=植物コレクションに走らないこと。
ただ植物の栽培だけしているしている人は退屈な人「the dullesr」だと、かのべス・チャトー女史が言っているそうです。

植物を育てるガーデニングを10年+美意識を持って育てるガーデニングを10年=20年で初めて(本当の)ガーデナーに成れるのでは。
とのお話の際は、さすがに会場からため息が漏れていました。
長い道のりのようですが、参加者の多くは今からでも、平均寿命には間に合いそうでしたよ

 

セミナー後、横浜イングリッシュガーデンのバラを監修している河合伸志さん作出で、吉谷さん命名の薔薇「ベルベティトワイライト」の前で香りを確かめる吉谷さん。

その後、ガーデンの芝生広場で参加者とで記念撮影しました。

 

セミナーを通して私が感じた事は・・・

庭&花とライフスタイルは、イギリス(西洋)では切っても切り離せないもの=文化
歴史を遡って日本の庭文化は、庭師や旦那衆など男性が中心で、多くの庭が男性の感性で作られてきましたが、これからは女性が生活と同化したガーデニング文化を作る時代になるのではないかしら。
そのためにも、美意識を持ってスタイルある日常生活を送らなくてはね。

まま、難しいことですが、心がければ何とか

素敵なお話、ありがとうございました

 


 


秋の横浜イングリッシュガーデン

2012年10月28日 09時50分49秒 | お出かけ先の庭と花

昨日、吉谷桂子さんのセミナーに参加するために横浜イングリッシュガーデンに行きました。
セミナーの内容はあとでアップします。
まずは秋の草花の咲き誇る横浜イングリッシュガーデンの様子をフォトチャンネルでお楽しみください。

 

秋の横浜イングリッシュガーデン

 

 

今年はどの季節に訪れても、管理が良くて、花が生き生き咲いて美しい横浜イングリッシュガーデン。
ガーデナーさんたちが、どれほど頑張っているか、ヒシヒシ伝わってきて、見る側も感謝です


煉瓦の小道の秋風景

2012年10月23日 10時22分41秒 | 旧庭(~2014March)

バラのアーチの下に置いている小さなコンテナに植えたハシカンボク「さくらこまち」が、今年も咲く時期になりました。
小さな花で、よく見ると蕊が面白い。髭みたい


涼しくなって、アプリコット色のサルビアもチラチラ花をつけ始め、煉瓦の小道に愛らしさが加わりました。


お向かいではテンニンソウ「ゴールデンエンジェル」が穂を立てて咲いています。
フェンス側は、ナスタチウムが驚くほど茂り、カラミンサもまだまだ元気だし、サルビアも大きくなってきました。

 

ワサワサしているのですが、各々の植物が、それなりに存在を示して、ビミョーなバランスで、ナチュラルで良い感じ
テンニンソウのライムグリーンが、他の植物の濃い目の葉色と対照的で、浮いたように地味に目立っています
これもスポットライトと言えるのではないかしら

 

赤紫色のサルビア・バンヒューティも青紫色のサルビア・フェニックスパープルも交じり合って、緑に色を付けています

 

地植え部分は何気にいつもウッソウとしている我が家の庭ですが、春とは違う、秋のウッソウ感は・・・
なんだかチョッピリ寂寥感


 


ポツポツと秋に返り咲く花たち

2012年10月22日 13時52分35秒 | 旧庭(~2014March)

秋の宿根草が気持ち良さそうに風に吹かれる中、春から、繰り返し咲く花や、秋になって返り咲く花など、庭の彼方此方で見られます。

バラ・アイスバーグは、鉢植えのせいか、花がミニバラみたいに小さくなりましたが、良く返り咲いて嬉しい限り。

車庫上のポーチに在るウエルカムボードの後ろ側のハンギングでは、白フェゲリウスが気づくと咲いていたり、


ガーデンテーブルの上のワイルドストロベリーが、花を咲かせ、そして実をつけていたり。
所々で、細やかではありますが、季節の変化が楽しめます。

玄関周りも少しずつ賑やかになってきました。
マーガレット・コスモスは、真夏と真冬以外は、良く返り咲きます。
蔦の葉が落ちているので、秋だと分りますね。


クリーム色のゼラニウムも、小さな花房ながら、涼しくなって花つきが良くなってきました。
赤系と違って目立たちませんが、それ故、周りと馴染みが宜しい。


隣に掛けているミニバラ・グリーンアイスと、可愛らしいコンビに。
一度はすっかり葉を落としていたので心配していましたが、グリーンアイスはミニの中では丈夫な方なのでしょう。

 

昨冬にクリスマスローズと寄せ植えしたアリッサム
春咲いたっきり、全く咲かなかったのに、今になって咲いてくるとは


 

アリッサムの鉢の手前でベンケイソウも秋の蕾をつけ、一部は咲いています。


クリスマスローズの鉢替えをしなくてはいけない時期になりました。
というか、とっくになっているのでしょうけど

あ~、したい庭仕事が一杯だわ

 

 

 


黄オレンジ色のリコリスの風景

2012年10月21日 17時37分50秒 | 旧庭(~2014March)

今日は半袖で過ごせるぐらい暖かく、秋晴れの良いお天気です。

ボーダーガーデンで、ショウキズイセンが咲きました。
球根を注文した際は「リコリス・オーレア」となっていましたが学名はLycoris traubii が正解みたい。
普通の彼岸花より一回り花が大きく、さらに見ごたえがあります。
いくつも植えてある球根の中から、9月に、リコリス・アルビフローラ(白彼岸花)が一輪咲いただけ。
しかしショウキズイセンは植えている球根すべてが咲いてくれたので、ここが気に入ったということなのでしょう。

 


背景にチラリと見えるのはホトトギス。日本原産のタイプ。
実はお隣のフェンスを越えて、我が家で咲いているのですよ


ショウキズイセンが咲くと、ボーダーガーデンにスポットライトが当てられたように、そこだけ明るく華やぎます。
他の花が楚々と地味目だからでしょうけど、そんな一部が浮き上がるような風景も好きで、ここに植えています。


そして、黄オレンジ色のライトが消えるころ、真っ赤なサルビアの花が増え、また違った印象になるボーダーガーデン。

 

 

リビングから見ると、紫に黄オレンジ色が生えて、さらに目立つのですよ

 

 

 

 


秋の宿根草で彩るバックヤード

2012年10月18日 09時52分57秒 | 旧庭(~2014March)

サルビア・レウカンサ(別名メキシカンブッシュセージ、アメジストセージ)が大きな穂をつけて咲きはじめると、秋本番となる我が家の庭。
地植えなので180cmぐらいに大きくなりますが、茎も株もしっかり育つので、全体的なバランスは悪くありません。
もちろん支柱は必要ですけれど
オレンジ色のローズヒップの背景が、更に秋らしさを醸し出しているかな

モコモコのビロードのような質感も色も大好きで、何年も育てています。
お店では季節に関係なく出回っていますが、列記とした秋の花。


前回前々回と紹介してきた宿根草とともに眺める我が家のバックヤード。
鬱蒼とした感じは否めませんが、自然風が気に入っています
庭奥では柿も色が付きはじめています。
名前の入った写真は一番下に


写真手前のラムズイヤーの株もとに「冬咲きアイフェイオン」が咲きました。
冬枯れた庭に、小さな彩りを・・・なんて思っていたのですが、秋に咲いちゃいました
メーカーに問い合わせると「急に寒くなったから」とのこと。
ホンマかい

写真の下方真ん中あたりの低い茂みを作っているのは台湾ホトトギス
涼しくなって、何とか元気を取り戻したみたいで、花が綺麗に咲くようになりました。


これから、更に秋の彩りが加わる我が家の庭。
秋には秋のお楽しみ

 

 


 名前入りの庭の写真。

 

 

 


秋の庭奥に咲く

2012年10月16日 10時09分25秒 | 旧庭(~2014March)

今日も秋晴れ
夏中窓を覆っていた葦簀もなく、毎朝ブラインドを上げて、リビングの窓から庭を見るのが日課です。

今年は繰り返し咲き続けている黄色いハイブリッド・ルゴサ「ゲルベ・ダグマー・ハストラップ
しばらく一期咲きだと思っていましたが、本の紹介の様に「返り咲き」でした。
株の状態や育つ環境によって、バラの咲きようも変わります。


庭奥の新しい住人「姫ヒマワリ ゴールデン・ピラミッド
日当たりが悪いのに、よく沢山咲いてくれたものです
鮮やかな黄色は秋の彩りにお勧め

その奥で白いホトトギスが咲いています。
とても丈夫で花つきも良く、枝が倒れても、倒れたように咲いて、一部グランドカバーとなっています。

素敵な花ですが、どうしても葉焼けを起こすのが難ですね~


ムラサキシキブの実も綺麗に色づいて、秋の風情を醸し出しています。


 

少し前までは、パンジー&ビオラの時期までの間、花の種類は、コスモスなど決まりきった幾つかしか出回っていなかったように記憶していますが、現在はバラエティに富んで、初秋のガーデンも彩り鮮やかに楽しめるようになった気がします。

その季節しかない草花で、四季を感じられる豊かな庭作りができると良いな~

 

 


 


すっかり秋モードな我が家の庭 

2012年10月15日 11時41分33秒 | 旧庭(~2014March)

一週間ぐらい留守にしていましたら、我が家の庭も秋色になってきていました。
私が留守の間に、気温が下がったのですね。
今日は秋晴れの良いお天気です。

玄関脇の法面を覆っているナスタチウムが、俄然元気良く、葉を展開し花をつけています。
涼しい環境が好きなのでしょうね。


ボニカ’82も一輪秋花が。
花とローズヒップの組み合わせは、いつ見ても大好き


シュウメイギク(英名Japanese anemone)も咲き揃ってきました。
白花は今年は一段と背が高くなっています。


庭奥ではピンク色も咲いていますが、こちらは例年通りの背丈。
風に楚々と揺れる姿も奥ゆかしく、一緒に秋風に吹かれたくなります


涼しくなって元気を出したのはぺリシカリア・シルバードラゴン。
花は小さいのですが、一面に広がって、チラチラ雪が降った後みたいです。
秋にこんなに花が付くとは思っていませんでした。嬉しい驚き

 

金曜日のNHKの夜の情報番組をチラ観したら、「主婦の一人旅」が流行っているということで、特集されていました
ムフフ、同じ様な事を考え、実行している方がいると思うと、仲間が増えたようで嬉しい限りです
楽しみましょう、人生は一回きりなのですし。

 


母の庭の秋

2012年10月11日 23時04分18秒 | 帰省~オロロンガーデン

母とお彼岸の代わりのお墓参りを済ませ、母の冬支度のための買い物を済ませ、
母と叔母を連れて近隣の町の温泉へ行き、高校の同級生の果樹園でリンゴと梨を買い、蔵元で湧き水を汲み、
7月に逝った友人にお線香をあげに行き、この度の帰省の目的をほぼ達成しました。

そしてノンビリ眺める秋の母の庭。

色々な小菊に混じって白いシュウメイギクが咲いています。


ピンク色のシュウメイギクは、ずいぶん大株になりました。


アリストロメリアが、まだ咲いています。

夏に上野ファームで買ってきたルドベキアの花を見ることができて嬉しいけど、

同じくガウラも咲いてくれて嬉しいけど


ハッカの花も咲いているし

紫色の小菊も

オレンジ色の小菊も、今年は潮風にいためられずに咲いたので良かったけど、

どの花の写真も、背景に大根が写るのは如何なものか

「ここら辺は花畑にするんだ」と言っていたのに、種があまったから、と言う理由で、庭の彼方此方に秋大根を植えるっていうのは・・・・・ドウヨ

まあね~、母の庭だから致し方ないとはいえ、私の密かな努力と計画は、いつもこんな風にオジャンになってしまうわけで

クレマチスのケブケブが気に入っているらしいのは、ちょっとは良しとしよう

 

にしても、北海道では紫陽花がまだ綺麗な色をしている。
でも、明日晴れたら切ってやらねば。

来年の春まで見納めの庭。
冬前に、糠をまいてもらいなよ~

 


 


秋のハイウエイガーデン

2012年10月11日 22時07分29秒 | 帰省~オロロンガーデン

北海道も今年は残暑が厳しくて、紅葉も遅いようです。
10月6日の都市間長距離バスの中からは、全く見られませんでした。

バスの休憩場所の砂川サービスエリアのハイウエイガーデンは上野ファームプレゼンツ。

友人のお葬式で帰省した際には、アナベルより背の低かったガーデンダリアですが、今ではアナベルを隠すぐらい大きく育っています。

コンテナの中の一年草も、株が大きくなり、見ごたえが出ています。


夏中、殺風景なサービスエリアを彩っていた草花たち。
今月一杯持つでしょか。

 

最低気温が一ケタ台になってきている北海道。
山からは初雪の便りが。

残暑の厳しかった関東地方から来て、一足飛びに秋を感じています。