旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

庭のゴールデンウィーク その2

2012年04月30日 09時15分50秒 | 旧庭(~2014March)

庭奥からボーダーガーデンに目をやると右手に宿根草の植え込みがあります。

 

一昨年から少しずつ手を入れだし、今年は植物の種類が増えました。

アジュガはスタンダードな銅葉の他に、薄いピンク色と緑のコンビ葉と、アイボリーと緑のコンビ葉の二種類が入っていて、植え込みに明るさを出しています。

宿根アネモネは、華奢な姿に似合わず丈夫で、地植えにしたら、さらに元気に咲きだしました
アネモネの株もとに、一層白い花が目立つように、銅葉のスミレ「ラブラドリカを植えたしました。
隣の黄緑色の葉は、昨秋、地に下したティアレラなのですが、ここではまだ花が咲いていません

ギボウシの間からアマドコロも顔を見せています。
大好きな花の一つですが、梅雨時期に黒い幼虫が取りつき食害に合ってしまうので、春だけしか楽しめないのが残念
背景のシラー・スパニッシュブルーベルも咲きだしそうです。

 

この植込みの一番手前には斑入り葉のエリシマムを植えました。
地植えしてみて、初めて本来の花期がわかりますね。
ナイスタイミング
その隣のアプリコット色の蕾はローダンセマム。こちらも間もなく咲きそうです。

エリシマムの花は咲き始めはオレンジ色で次第に紫色に変わっていきます。
色が変わることによって、その場所の雰囲気も変わります。

エリシマムの手前の芝生の中に、今年もイングリッシュ・デージーが咲きました。
こぼれ種から育つので、場所が不定期なのですが、ナチュラルな感じがして、そんな咲き方も好き

今の時期のボーダーガーデンの主役はバイカラーチューリップの「マリリン」
此処には毎年違うチューリプを植えて、雰囲気の違いを楽しんでいます。
後ろではいよいよクレマチスモンタナが咲きだしましたよ

 

マリリンは元気いっぱい。
白の分量が多いので、見た目より素朴な感じがします

気温が高いので、花たちが一斉に開き始め、「私を見て~」と訴えかけられているよう。

一寸待っててよ~ 皆平等に順番に~

 

続く

 

 


庭のゴールデンウィーク その1

2012年04月29日 10時12分38秒 | 旧庭(~2014March)

昨日、気温がグィ~ンと上がったせいで、庭は一気に春のハイライトシーズンを迎えました。
春の宿根草が作る風景に、大満足のゴールデンウィーク
毎年少しずつ手をいれているし、植物も成長したり枯れてしまったりと、毎年少しずつ風景が違い、それも楽しみの一つ

場所を追いながら紹介させてくださいね



上の写真の右端の赤い石の下で、原種系チューリップ「ブライトゼム」が咲いています。
灰色がかった葉が特徴で、植えっぱなしでも毎年咲く優れもの。

そこから庭奥を見ると、スミレの緑葉とシモツケライムマウントの黄緑葉とブラックパールの銅葉のコントラストが。


更にアサギリ草の銀葉も加わって、葉色のコントラストだけでも楽しめるコーナーに
左奥、葉ボタンの花が先日の雨ですっかりうな垂れているのはご愛嬌
黄エビネも咲いてきました。

 

庭奥のベニバナトキワマンサク「ブラックパール」も満開になり、株もとではアジュガが咲いています。

アジュガからボーダーガーデンを眺めると、チューリップのマリリンが空に向かって花開いています。

全景の写真の真ん中あたりにはライラックが。
地植えしたせいなのか、単に花つきが悪いのか、今年は大きな花は2輪だけになり、期待していた風景にはなりませんでしたが、新芽はグングン育っているので、来年は見ごたえが出るかも。

ライラックの株もとでは日本スズランがひっそりと咲き始めました。

スズランの手前のクルカラのコーナーでも原種系のチューリップ「タルダ」が顔をのぞかせています。
背の低いチューリップで、ラベルはオレンジ色の花だったのですが咲いたらレモンイエローでした。
ラベルの写真の色味が違うのです。「ブライトゼム」もラベルはアプリコット色だったのですよ。

 

華やかではないけれど、私の好きな植物たちが奏でる春の庭のハーモニーが心地よく、庭にいると時間を忘れてしまうのです
自己満足の極みかも

続きは明日

 

 


雨の日の花

2012年04月27日 11時28分54秒 | 旧庭(~2014March)

今日も雨になりました。
せっかく咲いた花が、雨に打たれ、うな垂れている様子を見るのは少し残念

二色咲きチューリップの「マリリン」は、薄黄色から白っぽく色変わりし始めたところ。
まだ咲き始めなので、お天気になれば空を見上げてくれるでしょう

遅く咲いた花芯が紫色のレディジェーンは、もうちょっとダメかも


庭奥の花ずおうは、雨と風とでユラユラしっぱなし


もう一種類のベニバナトキワマンサク「ブラックパール」の赤花では、雨粒が生き生きキラキラしています


クレマチスの蕾は雨粒だらけ~。綿毛が雨を捕まえているのでしょうか。

もちろんバラの蕾にも、シトシト雨が降り続くのでした。

何となくこんな日は手持無沙汰。
本当はやるべきことが沢山あるのに、今一つ元気が出ません。

とことん晴れ女体質か

否、ただの怠け者ですね

 

 


庭奥の風景

2012年04月26日 16時30分40秒 | 旧庭(~2014March)

半日陰で地味な庭奥も少しずつ花が咲いてきました。
お気に入りの黄エビネが開かないので、色気は少ないのですが、ひっそりと、着実に春になっています。

昨年晩秋に植えたミニ葉ボタンが咲いてきました。
ぴかぴかハボタンちゃんは本体が小さい割に花は背が高く大きいです。
星形の花ニラも開花ピーク

その株もとに一輪咲いてきたのはイベリス。
ほんの小さな、枝のような株でしたが、少し勢いを取り戻したみたい

赤い置き石の手前で咲いたのは白いミヤマオダマキ。
こぼれ種でよく増えて、今では庭の彼方此方に咲いています。



うつむき加減が楚々として、大人しい雰囲気。
にも拘らず、結構な強健種

そのお隣はティアレラ・スプリングシンフォニー。
何年か前購入した時は、葉は銅葉でしたが、陽当たりの関係か、黄緑色主体に変化したまま
小さなボトルブラシのような、花火の火花のような、こちらも楚々とした花。


半日陰が幸いする植物たちには、ここはお気に入りみたいで、夏も元気に暮らしております。
植物も適材適所なんですね~。

にしても・・・早く黄エビネ咲かないかな


ベニバナトキワマンサクの風景

2012年04月25日 10時17分37秒 | 旧庭(~2014March)

昨年は玄関前に置いていたベニバナトキワマンサクのコンテナを、今年は隣家との境に持ってきて、ロータス・ブリムストーンとコンビにしてみました。

秋に根を幼虫に食い荒らされてしまったのですが、土替えをしたら元気に復活
常緑とのことですが、今冬は葉がかなり落ちました。
そのせいか花がとても目立ちます

ベニバナトキワマンサクの花は線香花火のようでもあり、チアリーダーのポンポンのようでもあり。

ロータス・ブリムストーンの新芽はフワフワで綿のようでも、ウールの様でもあります。
柔らかい感触が好きで、毎度触って楽しんでいます

 

お隣との境は今、ピンクとアイボリーで、暖かい風景。
ミニ鉢のハイカラ乙女ナデシコが咲けば、さらに華やかになったのですが、時期が合いませんでした

更に家側から見ると・・・
額縁ハンギングは発展途上ですが、色々な寄せ植えがあって、賑やか~。


ピンク・・・甘くなりすぎるような気がして、沢山は苦手なんですけど、花の形や雰囲気によっては、たまには良いかな。

ベニバナトキワマンサクは銅葉が気に入っているので、早く葉が展開してほしいわ~

 


 


ワインレッドな寄せ植え

2012年04月24日 17時40分35秒 | 旧庭(~2014March)

昨日の雨が上がって、半袖で過ごせる、初夏のような暑さになりました。
ガーデニングには一寸暑いかも

一年草が枯れてしまったミセバヤの寄せ植え鉢に、花を足して寄せ植えを作り直そうと、色々物色した結果、銅葉のミセバヤと同系色の花を入れました。

一つはワインカラーの「ベニディオ アークトチス
シルバーリーフとのコントラストで、赤紫色がさらに目立ちます。
多年草ですが、宿根するかは微妙らしいです。でも、しばらくは楽しめるとのこと。

もう一つは「ヘリクリサム シルバーキャンドル
キャンドル状の蕾は開花すると小菊のような感じになるみたい。
今のままでも良いんだけど・・・咲いたら可愛らしくなりすぎるかも。

日当たりが良すぎて写真が少し色飛びしているのですが、陽が当たっていないとアークトチスが閉じてしまうので・・・
ミセバヤの葉は上の写真の様に、もう少し濃い色なんです。上手く補正できませんでした。
写真だとかなり白っぽいのですが、実物はもう少し落ち着いた感じ。
シルバーリーフが暗い花色を明るく見せているのではないかしら。

 

地植えの山紫陽花の側でドクダミを抜いていたら、何やらニュ~ッと動くものが・・
拳大のガマガエルが、地中から丁度出てきたところでした

ギヤァ~~ 思わず叫んでしまいました。

どうやら冬眠から覚めたようです。穴から出て、お隣にノシノシ歩いて行きました。

春は色々目覚めますが、出会いたくない生き物も多々いますよね。 ビックリした~

 

 

 


黄緑色のムスカリとユーフォルビア

2012年04月23日 16時03分40秒 | 旧庭(~2014March)

今日は一日雨です。恵み雨となりますように。

楽しみにしていた黄色のムスカリ「イエローフレグランス」が咲いてきましたが・・・黄色と言える
蕾は紫色で、次第に黄色がかってきます。

しかし、全体的には黄緑色に近いです。
そしてちょっと面白い花の付きよう
ポピュラーなムスカリは茎にびっしり花が付き、茎を隠してしまいますが、これは2年目のヒヤシンスみたいに、茎がハッキリ

そして、花の形はフジツボか ユニーク
名前に「フレグランス」とありますが、花に顔を近づけると微かに水仙みたいな香りがする程度です。
たくさん植えたら香りが漂ってくるかしら。

 

私が「ハクション大魔王の鉢」と呼んでいる面白顔の鉢から、今年も煙が立ち上がりました
ユーフォルビア・フェンスルビーです。
黄緑色の花が奥の紫色のフリルパンジーと一寸強いコントラストになっています。
顔つながりで、隣に顔レンガを置いてみました。

種がよくこぼれ、あちこちで芽を出す、すこぶる強健種のようですから、鉢植えのまま育てています。
ユーフォルビアは様々な種類がありますが、これぐらい小型の方が好みかな。

 

さて、黄色のムスカリのコンテナは、球根を植えこんだ秋の想像とは裏腹に、ちょっと残念なことになってしまいました
その報告は後日に・・・

 


バラの芽

2012年04月22日 17時41分34秒 | 旧庭(~2014March)

日々、着実に植物は成長しています。
今日は「八重ハマナス」と別名のあるルゴサ「ハンザ」の株元に新芽を見つけました。
これはシュートでも台木の芽でもなく、「サッカー」と呼ばれる、根(地下茎)から出て来る芽のようです。

このハンザは昨年も同様に芽を出したので、試しに一年育てて、今冬、土替えの際、株分けしました。
サッカーは本体にはあまり宜しくない現象みたいですが、今では30cmに育ち、なんとなく咲きそうな雰囲気
どんなルゴサになるのかな。本体と同じはずなのですが。

 

マーガレットメリルの蕾が、今の我が家のバラの中では一番はっきりしているかしら。
昨年はパッと咲かなかったので、今年は楽しみにしています。

いよいよ害虫が出てきました。
バラたちが心配で庭でウロウロする時間が増えて増えて、家事がおろそかに・・・・・

そんなローザリアンは、私だけではないはずよ


 


空色のムスカリと遅咲きの水仙と

2012年04月21日 11時42分58秒 | 旧庭(~2014March)

予想外に気持ち良く晴れています。
こんな日には空色のムスカリが似合います

「レディブルー」とラベルに名前がありました。
気持ちの良いぐらい綺麗な水色

半分はワイヤーバスケットに入れて玄関前に吊るしましたが、こちらは若干陽の当たりが少なく、花が咲くのが遅くなりました。
狭い庭でも植え場所によって開花時期が違ってくるのですから、植物は微妙な違いを感じわける天才なのでしょうね。


ミニ水仙のハウエラも咲いてきました。
植えっぱなしにしたので、今年は花が少ない
小さくて華奢な水仙。本当は房咲きになるはずなのに、養生の悪さ故・・・反省

香りの良い(強い)八重の房咲き水仙も咲きました。
こちらも植えっぱなしで3年目。花が少なくなりました。
秋には植え替えねば

 

庭奥で貝母ユリ(フリチラリア 学名Fritirllarias.verticillata)が一輪咲きました。
同様に植えた他の3球はまだ芽が出たところなんですけど、これだけ早くて・・・それとも他がダメだって事かしらん
花も面白いですが、葉先のクルリン具合が可愛らしい。

 

毎日、何がどう成長し咲いているのか、楽しい季節ですね
カレル・チャペック氏も「四月、これこそ本格的な、恵まれた園芸家の月だ。」と仰っています。

 

今朝の朝日新聞のコラムに「読むガーデニング」という記事が載っていました。
丸善丸の内本店の半田純一氏に聞くところ、下記の3冊が紹介されていました。

カレル・チャペック著 『園芸家の一年』(別名『園芸家の12か月』)
庄野潤三著 『夕べの雲』
レイチェル・カールソン著 『センス・オブ・ワンダー』

そして記者さんのお勧めはターシャ・テューダー著『今がいちばんいい時よ』
女性記者ならではのお好みかも。

2冊目以外はすべて読んでいるし持っています。
どれも超お勧めの本ですよ~。

 

 


ケマンソウと忘れな草と

2012年04月20日 11時49分23秒 | 旧庭(~2014March)

昨年株分けしたケマンソウ(または鯛釣り草)(英名breeding heart 学名 Dicentra spectabilis )が咲いてきました。
毎年見ていますが、自然が作り出す面白い形にいつも感心します。

淋しくなる株もとは、もちろんブルーの忘れな草。

このコンビはターシャ・テューダーの庭のワンシーンをまねしたもの。
本物は広々ノビノビと茂った風景なんですけど ターシャへの憧れを込めた一鉢に

株分けした際、ダメもとで地植えしたほんの小さな株だったケマンソウが、なぜか大きく育ってきました。
う~ん、予想外の大きさなので、秋には移植しなければいけないかも
地植えが好きって事でしょうかね~

 

昨年いつものガーデンショップで格安で購入した多肉の苔玉を、ワイヤーグルグルハンギングで吊ってみました。
一度作ってみたいと思っていたの
ソフトなワイヤーなので簡単に作れて、軽いものならこの通り、お利口に収まります

実はもう一種類多肉ちゃんが入っていたのですが、この冬の寒さで枯れてしまい、少し淋しくなりました。
今後どのくらい成長するのかしら。

気まぐれに揺らして、楽しみたいです