旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

東の魔女の庭

2011年09月29日 17時38分23秒 | ガーデンショウ・レポート

第4回綾瀬ガーデニングフェアに私のグループが出展した庭をご紹介します。
題して『東の魔女の庭
ハロウィーンも近いですし、『西の魔女が死んだ』への私なりのオマージュって言うのでしょうか、思い入れから考えた題名です。
副題は「ハーブ畑でハロウィーンの準備に大忙しの魔女の時計は、いつも真夜中を指しています。

黒猫のオブジェを中心とした全景
副題の意味、お気付きになりますか
影がヒント

左側は全体的に、緑色と銀葉とブルー系の花を植えました。

 

手前は、魔女が魔法の薬を作る材料となる香りのハーブガーデン

奥は明るい森の泉のイメージで、メダカの住むビオトープを。



黒猫のいる中心部
猫の足元には「西の魔女」が植えて実でジャムを作ったワイルドストロベリー

このサークルは何を意味しているでしょう。

右側は、銅葉と赤や暗めの色の花を植えました。

右手前のオーナメンタルグラスとジャコランタン。

右奥の割れた鉢から、胡桃の流れが。寄せ植えの実は、いずれ真っ赤になるはず。

裏には枯れ枝で黒猫用のゲートを。


中心の柱には小さなもとまっています。

煉瓦の穴にはマンネングサの芽を植え込みました。
貝割れ大根ではありません

 

東の魔女の庭には「日時計」が在るのです。写真を撮った時刻は、14時頃でした。
右半分が左半分がを表したつもり。
夜から流れるを胡桃の殻で表現したつもりです。

胡桃はくるカラ.ネットサンで取り寄せました。鬼ぐるみの黒色が効いていると思うのですが、いかがでしょう

 

訪れる方は一番先に胡桃について質問されます。
「どこでこんなに探したの?」とか、「コレをむくのは大変だったでしょう!」とか仰っていただくと、
「通販で買いました」と言うのが、ちょっと心苦しくて
年配の方には
「田舎が岩手だから、胡桃については詳しいんだけど・・・」とか、
「長野では河沿いに胡桃の木が沢山植えられていて、台風の後なんか、川に胡桃が沢山流れてくるのよ。」とか、
「昔はこの辺にも植わってた。」とか、色々教えていただいたり、何かと話題を提供しております。

そうしたコミュニケーションも楽しみの一つな「第4回綾瀬ガーデニングフェア」は10月15日(日)まで、綾瀬市役所裏庭で絶賛開催中
10月2日、3日には市民による人気投票も行われており、先着100名の方に、バラの苗木を無料でプレゼント
お近くの方は是非、足をお運びください

明日は他の方の庭や、コンテナガーデン・コンテストの様子をお届けできればと思います。

 

 


クリーム色のリコリス

2011年09月26日 09時42分30秒 | 旧庭(~2014March)

残暑が終わったら一気に秋になりました。今朝は肌寒い風が吹いています。

クリーム色のリコリスが2本咲きました。
昨年植えたものか一昨年植えたものか、定かではありませんが、植えっぱなしでも何とか花が咲く種類である事がわかりました。
だって、濃いピンクもオレンジ色も葉しか出てこないのですから。
増えた小球根を移植したところにも花が立ってきたので、案外丈夫なのかも。

赤花だと「お彼岸=お墓参り」を想像して、少し哀しい感じがするのですが、クリーム色は単純に秋の花のイメージ。
花色で、ずいぶん印象が変わります。
このリコリスはたぶん「アルビフローラ」。
「白い彼岸花」だと思って注文したのですが、クリーム色でした。「白」じゃないですよね
「クリーム色の彼岸花」という名前にして欲しいです。

 

白龍も咲いてきました。
ヤブランの仲間らしく、花形は同じですが、色は白っぽいです。
葉だけでなく花も気に入りました


昨日何とかガーデニングフェアの庭を完成させました 流石に疲れました
「今年は遊んでるね」とは長女の感想。
お天気の良い日に写真を撮って、後日アップしますね。

今日はこれから自庭の片付け。やっと手が回りそうです。

 

 

 

 


サルビアの季節

2011年09月23日 07時51分33秒 | 旧庭(~2014March)

台風一過。昨日から晴れてきましたが、まだお天気が安定しないのは秋だからでしょうか?
今日は秋分の日。季節の変わり目ですね。

台風前に咲き始めたサルビア・アズレア。(この写真は台風前)
昨秋に地植えにしたので、やたらと背が大きくなりました。
もう180cmぐらいあります。
大きくなるとは知っていましたが、これほどとは

水色の花が清々しいですし、モスグリーンの葉も好み

 

台風前は咲いていた、サルビア・レプタンス「ウエストタックスフォーム」( Salvia reptans ‘West Texs Form’ )
いわゆるコバルトセージです。
こちらも大きくなりますが、込み合った植え場所のせいか、1mほどで咲き始めたのですが・・・

台風一過。この花は全く散ってしまいました。トホホ
復活してくれると良いのですが。
くっきりとした青色にも惹かれます

セージもサルビアも同じ仲間。学名は「サルビア〇〇」が多いみたい。
秋深くなるごとに、宿根のサルビアが咲き始めます。
今は色合いも沢山になりましたし、丈夫な宿根草なので、お勧めですよ


今日からフェアのガーデンを作ります。一寸忙しくなりそうです

 

 


残暑に返り咲く

2011年09月19日 16時43分21秒 | 旧庭(~2014March)

今日も暑いです 本当に夜から雨が降るのかな

真夏、すっかり地上部が枯れてしまった赤いアルストロメリアですが、9月になって急に芽を出し始め、咲きました
初夏しか咲かないのかと思っていましたが、調べると返り咲く品種もあるようです。
それだったのかな

赤いミニバラもチラリと咲きました。
こちらは四季咲きなので、ボチボチ繰り返して咲いてくれます。
アイビーとともにコンクリートの法面を覆うぐらいになった欲しいわ。

夏の花の一つ、ハナトラノオ(カクトラノオ)も咲いているのですが、日当たりが足りないせいで徒長してしまい、此花らしいスクッとした姿になりません。
ウチの庭では無理なのかな

 

ハナトラノオの手前のモジャモジャの葉は銅葉のフェンネル(フェンネル・ブロンズ、ブロンズ・フェンネル)。
1mぐらいの背丈になり、花が咲きました。
緑葉のフェンネルより花が小さい感じですが、それは庭土の栄養不足のせいかしらん

このフェンネル、ネットで調べると食べられるらしいのですが、園芸店では「食べられません」と言われたのです。
どっちかな。

 


カリガネソウ

2011年09月17日 09時52分13秒 | 旧庭(~2014March)

また台風が近づいてきて、その影響か、昨夜は突然強く雨が降ったり止んだりで、お天気が安定しません。
そして晴れている時は残暑が厳しい・・・

フェンス沿いにカリガネソウ(Caryopteris divaricata )が咲いてきました。
我が家のは斑入りの葉。

トレニアとカラミンサとナスタチウムとで、暑い毎日を涼しげに感じさせてくれるコーナーになっています。
「高さ1m」ぐらいと想像していたのですが、ウチでは50cmぐらいかな。
思ったより大きくなりませんでした


我が家のは斑入り葉のせいか、紫色の小さな花が、葉と交じり合って見えるみたい。
コントラストをハッキリさせたいなら、緑葉が良いかもしれません。

花は蘭っぽく、蕾が丸いのが可愛らしい。
雄しべが花の上まで伸びて先がクルッと丸まっているのが面白い・・・不思議

 

昨日は、来週から始まるガーデニングフェアに向けてメンバーと買出しに行きました。
今年は、ハロウィーンをモチーフに、一寸楽しい感じになる予定

 

 


残暑に咲く

2011年09月14日 12時28分05秒 | 旧庭(~2014March)

なかなか涼しさが戻ってきませんね
今日も熱帯夜と真夏日です。

残暑厳しき日々にもかかわらず、1m以上にグ~ンと高く伸びたサイドシュートの先に、5つほど蕾をつけ、咲き始めたグラハムトーマス。

暑くて3日ほどしか楽しめませんし、ただ見上げるしか出来ないし香りも届きませんが、一回り小さくなってもハッキリした黄色。
健気です。

 

香りアザミ「桃色花火」(Vernonia glabra glabra 正しくはCampuloclinium macrocephalum も咲き始めました。
昨年同様一本だけグ~ンと茎が伸びましたが、鉢が根回りしているせいか、昨年ほどの伸びはなく70cmぐらいでしょうか。

お店に並ぶ時は矮化剤が使用されているのでしょうけど、翌年からは本来の姿になり、小指の先ほどの小さな花は、可愛いのですが


夏にすっかり葉が落ちて、枯れてしまったのかと心配していたハニーサックルも季節を感じたのか、咲いて来ました。

一安心

 

「桃色花火」は学名が間違って導入されたようで、正しい学名はCampuloclinium macrocephalum (通称 Pompom Weed)。
YoYoさんに教えていただきました。詳しくはコメント欄をご覧ください


オオベンケイソウと多肉植物のコンテナ

2011年09月12日 14時52分44秒 | 旧庭(~2014March)

今日も残暑が厳しく、朝出遅れたので、水撒き後、ガーデニングはお休みにしました。

真夏の暑さを乗り越えて、多肉植物が元気に育っています。
手押し車風のミニコンテナの中でオオベンケイソウが咲いてきました。

ベンケイソウとして出回っているほとんどが、帰化植物の、このオオベンケイソウなんだそうです。
モスグリーンの葉と淡いピンク色の花が優しいコンビ。

星型の淡いピンク色の花も可愛い
秋が深まると花色が濃くなるみたいなので、それも楽しみ。


春に剪定し挿し木した多肉の枝も、難なく根がついたみたい。
涼しくなったら、コンテナに戻そうかと思っています。


多肉植物も、暑さや寒さに弱い物や、成長の遅いもの早いものと、色々。
詳しく知らずに植え込んだこのコンテナは、まだ何とかバランスを維持しているようですが、今後はどうしたものか・・・

 


タマスダレ

2011年09月10日 14時45分40秒 | 旧庭(~2014March)

9月にはいって一番残暑が厳しい一日となるのだそうです。
確かに、真夏並みに気温が上がっています。でも熱帯夜からは開放されたので、少し楽

出窓沿いのバラの植え込みの株下に植えてある白いゼフィランサス「タマスダレ」が咲いてきました。
ポツリポツリと咲き始めて、ようやく列になってくれたところ。

此花も真っ白ですが、清楚と言うより、野趣
丈夫で、良く増え、良く咲きます。雑草魂を感じるのは私だけかな。
お日様に向かって精一杯花開いている姿が、健気でもあります。


庭ではトレニアがアチコチで大きく育って、全体的には緑と紫と白のコンビネーション。
庭奥のインパチェンスがピンク色で、明るい色を添えています。

 

でも、このトレニアの陰に隠れて、一輪の花が咲きました。
ゲラニウムの仲間で、いわゆるゲンノショウコです。

雑草魂炸裂で、トレニアにとって変わるまで、後何日かしら。

どこからか種が飛んできて咲いて以来、ウチでは庭の一員として、グランドカバーになってもらってます。
このマジェンダ色が好きだってこともありますけどね。

 


韮の花

2011年09月08日 09時38分10秒 | 旧庭(~2014March)

今日も爽やかな快晴です。少し気温が上がりそうですが、朝晩の涼しさには秋を感じます。

韮の白い花が残暑に涼しさを与えています。
小さな白い星型の花が集まって一房に。
野菜の花も可愛らしいのがありますね

煉瓦の小道のアーチの下で咲いていて、フェンス側に咲いているカラミンサと白白コンビ。
韮は花が咲く頃には硬くなって食べられないそう。
我が家の場合、花を見るのが主になっていますが

フェンス側の植え込みの中でコリウスが花を咲かせました。
葉の色が多種あって、カラーリーフとしてガーデンに色を添えます。
コレは挿し木で増やしたもの。
簡単に根がつくので、初夏に一株手に入れて、秋までに増やしても良いですね


そろそろガーデンショップに秋の花が並ぶようになったかしら。チェックに行かなくちゃ

 

 


『極める! 黒谷友香の庭園学』

2011年09月06日 11時58分50秒 | 庭について考えた事

昨夜からNHK教育テレビで始まった「極める! 黒谷友香の庭園学」をご覧になった方はいらっしゃいますか?

第一回目の昨夜は「京都の名園 奥深さ
平等院や高台寺、東福寺等の庭をめぐりながら、名園の楽しみ方等が紹介されていました。

名園の楽しみ方「三つのポイント」
1:時間をかけてお気に入りの場所をさがす
2:作り手の狙いを探り すみずみまで歩く
3:作った人の情熱を感じる

これらのポイントを京都の名園とともに有名な庭師の方が解説されていました。
解説はとても分かりやすく、京都ならではの視点も織り込まれていたように感じます。

そしてこれらのポイントは、和の庭園だけでなく、洋の庭園に置いても、とても重要な事だと思いますし、私も少なからず実践してきた事のように感じました。
庭の見方も知れば更にガーデン巡りが楽しめること請け合いです

全4回のシリーズの最後では、黒谷さんが学んだ事を元に実際坪庭を作るそうです。
こちらも参考になりそうですね。

来週は北海道から「紫竹ガーデン」がオーナーとともに紹介されるようです
確か「富良野の森のガーデン美術館」も、私が訪れた時に、ちょうど取材されていました。
そちらはいつ放送されるのかしら。

一度ご覧になってはいかがでしょう。超おススメです

 

 

東福寺 市松模様の庭