二鶴工芸のきままなブログ

京都で呉服に金箔を装飾する金彩工芸の職人です。
仕事のうんちくや商品説明等きままな事を更新していきます。

錫箔仕様道中財布の納品

2022年06月28日 | 日記

二鶴工芸です。
錫箔仕様の道中財布の納品。
先月に投稿したばかりでした(^_^;)
この特別仕様の箔シリーズ(錫箔・焼箔薄色箔・青貝箔・黒箔・虹彩箔)は売れれば補充するという形で販売しています。
在庫で数点置いておくというシステムではないので、タイミングが悪いとお待ちいただくことになりますが・・・。
錫箔はありがたいことに、シリーズの中では早くはけていく商品になります。
また補充の準備を進めていきます。





蜘蛛の巣祭り!!

2022年06月26日 | 日記

二鶴工芸です。
蜘蛛の巣祭り!!
記念品として蜘蛛の巣デザインの道中財布のオーダーをいただきました。
数十個単位。
通常の梱包は透明の袋ですが、記念品ですので化粧箱を用意します。
このような記念品にも対応いたします。





金箔の切廻し2

2022年06月22日 | 日記

二鶴工芸です。
金箔の切廻しパート2
前回は銀箔を着色した着色金箔の断ち落とした切廻しという箔でした。
今回は真空蒸着で着色した金箔の切廻しです。
同じ銀台ですが厚さが薄く、皮膜系の箔になります。
比重が軽く、使う側にすると空中に舞い上がりやすいのが欠点です。
使う職人あるあるかもしれません(^_^;)
この箔は裏表僅かな光沢の差はありますが、色ムラが無く安定しているのが良いところです。
着色金箔はその名の通り、色を付けるので金色と言っても赤味や黄味など色や光沢のバリエーションがあり、私の加工だと地色によって発色が変わりますので金色っぽく見えるように箔を選択します。
私は「純金箔=高い、着色金箔=安い」ではなく金箔の色や光沢のバリエーションのひとつだとイメージしています。
勿論コストの関係もあります。
地金の高騰で私がこの世界に入って最高の価格になっています。

ただし、「純金箔=本物、着色金箔=ニセモノ」という使う側が自ら価値を下げるような発言はしないようにしています。
着色箔が生れた背景というか歴史というものがあり、開発に携わった先達に失礼だと思っています。







 


金泥波ぼかし

2022年06月21日 | 日記

二鶴工芸です。
以前に数点制作し、完売した正絹地の金泥波ぼかしの道中財布の再入荷のリクエストがあったので準備。
レギュラーの商品はコットン地製がメインです。
実は正絹地の商品は実演の際に加工作業した生地を道中財布に仕立てた産物だったのです(^_^;)
なので、価格的にもかなりお得な商品となっておりました。
制作についてはリクエストと言っても購入いただくかどうか不透明ですので迷いましたが、1点くらいは在庫であっても良いだろうと思い準備しました。








刀鍔モチーフの金彩ガラス皿

2022年06月20日 | 日記

二鶴工芸です。
約8年前の作品です。
刀の鍔をモチーフにした金彩ガラス皿。
縦横20cm以上ありますのでやや大きめの作品でした。

中心のガラスのくり抜きは無理だったので加工したベースの黒生地をそのままいかしています。
竹に雀のデザインです。