二鶴工芸のきままなブログ

京都で呉服に金箔を装飾する金彩工芸の職人です。
仕事のうんちくや商品説明等きままな事を更新していきます。

工房見学ツアーパート3

2015年08月31日 | 日記

二鶴工芸です。
土曜日の午後、滋賀県南草津の銀峰工房(ぎんほうこうぼう)伊庭拓也さんの工房見学ツアーパート3でした。
初の府外での工房見学でした。
主要なメンバーは京都駅で待ち合わせ南草津駅で合流、駅からタクシーで工房まで。
伊庭さんは金属工芸をされていて私と同じ”京もの認定工芸士”です。
彼の作品は以前に何度か見ていて、凄い印象がありました。
主にかんざしや帯留めなどの和装小物を中心にジュエリーも展開されています。
作品に使う材料作りから仕上げまで本人が一貫作業。
何と言っても目を引くのが、約0.1mmもの金線・銀線細工を取り入れた繊細な加工です。
もう超絶した技術に一同、感嘆の声!!
ルーペを使って見ないとわからないくらいのパーツもあります。
本人は華道の師範だそうでモチーフになっている花の作品はその花独特の微細な特徴が表現されています。
凄く繊細で綺麗な作品。

百貨店等の個展や催事販売もされていますので、是非実物を見てください。
銀峰工房:http://www.takuyaiba.com/


期間限定セール

2015年08月30日 | 日記

二鶴工芸です。
web販売サイトiichiにてデニム製の角帯を期間限定でセールします。
BASEにてカード入れ。

全て1点ものですので完全早いもの勝ちです。
ご興味あれば訪問してください→http://www.iichi.com/shop/huduru
http://huduru.thebase.in/


トートバッグ

2015年08月29日 | 日記

二鶴工芸です。
過日に記載しました金魚玉図と像図の商品が仕上がってきました。
トートバッグです。
A4横が入るサイズ。
元々、セルヴィッチデニムに加工したのでバッグ後部の貼り付けポケットはセルヴィッチを見せるように加工しています。
ジーンズのバックポケット風にしています。
裏地は波柄です。
琳派のイベントの時に売れないと困る^_^;
最近はユニクロが低価格のセルヴィッチジーンズを販売してるから、希少性が薄れてきた。
ノムラテーラーでも計り売りしてるくらい。
でもやはり旧織機で織ったモノは違う。
拘りだしたらキリがない。






結婚祝い

2015年08月28日 | 日記

二鶴工芸です。
昨日は従兄弟の誕生日だったということで。
従兄弟は先月、結婚しました。
お祝いに画像の額を贈りました。
別にいわれはないですが、季節感の無いほうが年中飾ってもらえるだろうと。
実は彼は仙台に転勤中に東日本大震災に被災しました。
家族のものがなかなか連絡がとれない中、私の携帯が奇跡的につながり無事を確認でき、ほっとしたのを覚えています。
学校の体育館へ避難してたようでした。
彼は現在、広島へ転勤!
忙しいようです。






金泥

2015年08月27日 | 日記

二鶴工芸です。
金泥の摺り込み加工です。
丸刷毛を使って全体に摺っていきます。
この加工は私が独立して家に帰った頃、約20数年程前に一時ブームになり、この加工がよく出回っていました。
同業者もよく加工していました。
箔みたいな光沢はないけれどもまったりとした鈍い光沢が特徴です。
ただ、やたらめったらやればいいのではなく濃い地色には効果のある発色なんですが、薄い地色に加工すると逆に汚く見えますので気を付けないといけません。
なので薄い地色用の色目も作っていました。

色目で例えると真鍮が経年変化で変色した色。
茶筒が経年変化で渋くなったような色目です。
この色目を作るのに各職人が苦労してた訳で。
たまたま私は作れたので、つてを使ってかぎつけた他の業者がやってくれと仕事を持ってきましたが全て断わりました。
あまりにも安易な!!
同業者が金泥の色がなかなか上手く作れない嘆いていましたが、作れなくて当然だと思います。
そもそも加工工程に他とは違う順序があった訳で。
勘の良い職人さんはもうわかります。
ではここまで!
※画像の色目は通常の金色です。


SHIN-SETSU クリームソーダカフェ

2015年08月26日 | 日記

二鶴工芸です。
京都寺町京極商店街の錦小路上る SHIN-SETSUに。
珍しいクリームソーダカフェです。
24種程のメニューの中から選ぶのに迷います。
画像はストロベリーとパインです。
店内はレトロな雰囲気。
次は何にしようか?!とまた行きたくなるお店です。
2階は鉄板焼きのパンケーキをおススメします。
SHIN-SETSU:https://www.facebook.com/pages/Shin-Setsu/259252897476858


紅葉

2015年08月25日 | 日記

二鶴工芸です。
画像の作品は2013年の京都オークション(京都茶寮)に出品したもので、秋に向けての参考にと。
画像のように背景の色によって作品の雰囲気が変わります。
という事は透け透けの薄い生地を使って加工しているからです。
また紅葉のデザインも陰・日向で加工しているため結構根気のいるマスキングテープのカッティング作業が必要です。
この作品は一部に螺鈿(ラデン)も使っています。
加工は大変なのですが、仕上がりは見た目あっさりしています。



前掛け

2015年08月24日 | インポート

二鶴工芸です。
 久しぶりに広げてみました。
オリジナルの前掛けになります。
と言っても締めて使うのではなく、催事等で店の看板用に数年前にオーダーしたものです。 
セミオーダーで作ってくれるお店があるんです。
たまにフリーマーケット等で似たようなものを見かけたりします。
考えていることは同じなんですね。




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ネームタグ

2015年08月21日 | 日記

二鶴工芸です。
画像はバッグの外部や内部に縫い付けるネームタグ類です。

色々ありますが、もう使っていないものもあります。
ワッペンも制作しました。
ネーム類が以外とコストがかかるんです。
最近は刻印した革のものをよく使っています。


2015年08月20日 | 日記

二鶴工芸です。
画像は川で拾ってきた石に加工した置物です。
修業時代に遊びで制作したもので、もう20数年前のもの。
玄関にずっと置いていました。
ウレタンコーティングしたものですが、経年で黄変しています。
魚は実はアルミホイルを使用しています。
学生時代にルアーフィッシングにハマってて自分でもルアーを制作してた時期がありました。
現在、釣り道具は全て売り払って何も残っていません(>_<)
当時のルアーの制作テクニックのひとつにアルミホイルを使う方法がありました。
鱗を表現するのにアルミホイルにデザインカッターのギザギザの部分を押し付けると画像のように鱗みたいな模様が付きます。
エンボスみたいな感じです。
それを利用してエアブラシ等で着色して表現してたようです。
ヒレもシャープペンシルで描けば線を表現できます。
目玉だけホログラム箔を使っています。
それらの方法を使って小魚を表現してみました。
魚の背景は箔を使って加工しています。
当時を思い出す作品!?です。