二鶴工芸のきままなブログ

京都で呉服に金箔を装飾する金彩工芸の職人です。
仕事のうんちくや商品説明等きままな事を更新していきます。

パーティ

2015年06月30日 | 日記

二鶴工芸です。
先週の土曜日の午後、工房見学の前に案内をいただいていたImpact Hub Kyoto でのAS2のイベントに行ってきました。
時間的に慌ただしくもう少し余裕を持って行けば良かった。
能舞台での作品の演出と照明があいまって独特の世界感。


工房見学第2弾

2015年06月29日 | 日記

二鶴工芸です。
土曜日、午後から工房見学第2弾として竹工房 喜節の細川秀章さんの工房へ。
細川さんは竹編みの技術を活かして日常使いできるバッグを制作されています。
竹という素材の特徴やくせを吟味し、材料作りから完成まで一貫作業でバッグを制作されています。
メインの竹編みの材料にする竹を細く、かつ薄く裂いていく作業は圧巻です。
彼の制作に対する情熱がこもったバッグは現在注文しても年内に仕上がるかどうからしいです。
それでも待ってでも欲しいと思ってしまう程の完成度と魅力がつまっています。
見学に行った仲間も欲しいと!!
年月を経てさらに良い味が出てくるバッグです。
その細川さんと私とコラボしたバッグも現在、進行しています。
今年3月の天界での展示会で試作が披露されましたが、また次に向けて動いています。
とても楽しみです。

竹工房 喜節 http://takekisetsu.blog.fc2.com/





試作

2015年06月27日 | 日記

二鶴工芸です。
今まで制作したことのない大きさや形状のものをイメージする場合、おおよそ図面である程度わかるのですが、それでもイメージできない場合は画像のように紙で簡単に形にする方が手っ取り早いです。
これで自分が思ってたよりも小さくした方がいいとか修正する箇所が出てきます。
大体の寸法とイメージを仕立て職人さんに伝え、あとはお任せするのみです。
職人さんの長年の経験で再度修正する箇所が出れば職人さんと話合い最善の方法を模索します。
でもほとんどお任せします。
仕上がりがどうなるか楽しみですが、この商品は二人の職人さんの手に渡って完成させるので、時間との戦いで綱渡りのような作業になる様相です。
間に合うかなぁ~^_^;


横線

2015年06月26日 | 日記

二鶴工芸です。
画像は棒霞といって中太の横線を並べて霞状に見せる加工です。
横線を作る場合、手っ取り早い方法は定規を使って線を引く方法です。
しかしながら、厄介なことに生地というのはまっすぐになりにくいものです。
よっぽど加工するときに固定してやらないと定規で線をひいて加工しても着物に仕立て上がった時に結構斜めになってたりします。
私はできるだけ生地の目(織り目)をひらって加工します。
生地というのは織物ですので、必ず縦(経)と横(緯)の織り目があります。
生地は色々種類があり、地紋の入った難しいモノもありますが、横の織り目の見える生地は必ず目をひらうように心がけます。
画像は霞のボカシが入った部分に棒霞を入れる加工の作業前の状態と加工した後の画像です。
マスキングテープを生地に貼ってデザインカッターでテープを切ってめくります。
この時の太さは生地の横糸2本分の太さです。
約1,5mmあるかないかくらい!?
横糸に沿って切っていく作業です。
今回は銀系の砂子加工です。
仕上がった加工の画像ではバランス良く棒霞が入っています。
実はバックの霞のボカシも生地の目をひらって加工されているので
結果、見た目にもバランス良く見えます。
これがバックのボカシが適当に加工されていますと、私が加工する時にいくら横糸をひらっても結果的に見た目、斜めに線が走ったように仕上ってしまいます。
ぱっと見、簡単な加工に見えますし実際そう難しくはないのですが、今回の加工に関してはボカシの加工された職人の腕が良いからです。
着物は複数の職人の手を通って仕上がります。
その中で意思統一ができてないと、後の方に加工する職人がフォローしながら作業をしないといけないです。
人間がやる事なのでヒューマンエラーというのは避けられません。
ヒューマンエラーを見せないようにするのも職人の技術のひとつかもしれませんね。
でもできるならスムーズに作業を進めるのが一番ですけど。
画像の丸いシールは間隔を決めた印です。


くらげ

2015年06月25日 | 日記

二鶴工芸です。
クラゲのデザインの団扇です。
団扇のデザインコンペに応募したものです。
確か応募作品は仕立てて返品してもらえるコンペだったと思います。
一応入選したので記念に残しておきました。
これからの季節に活躍するアイテムですが10年以上経っていますから、使うとヤバそうなので保管してあります。
今になって思うと、なぜクラゲに!?^_^;


本革製道中財布

2015年06月24日 | 日記

二鶴工芸です。
昨日、発売された雑誌 婦人公論 の一部に商品を掲載させてもらいました。
通販のページの一部分です。
載ったのはいいのですが、昨日の朝はネット関連業者の勧誘の電話が10件くらい!!(>_<)
ある程度は予想してましたが、またかいな!?て。
しばらくこんな状況が続くのでしょう?
良い話ならうれしいのですけど~


Mt.FUJI

2015年06月16日 | 日記

二鶴工芸です。
画像は昨年末から東京のジーンズショップとのコラボで制作していますメッセンジャーバッグにこちらが富士の加工をしたものです。
お世話になっています やきものと趣味の店 むらた さんの要望で制作しました。
外国人をターゲットに富士山が人気があるということで。
以前にも富士山のデザインのものが何点か外国人に売れたようです。
日本らしいイメージなんでしょうね~