城南宮を出たのが午前10時前
帰るのには早すぎるなあ。
案内板で平等院が近くにあることが
わかったので、行ってみることにした。
来て良かったと思うほどフジの花は
見事に咲いていた。
薄むらさき色は人の心を癒やし、
落ちつかせ和ませてくれる効果が
あるのかも知れない。
高貴な鳳凰堂とむらさきのフジの
コントラストが見事に映え、お互いが
相互効果をもたらしている。
賑わっていた梅の頃と
打って変わってひと気もなく
ひっそりした神苑を歩く
鮮やかなツツジが一層
こころを落ち着かせてくれる
今年のフジの花は
「今いち伸びずでした」と
巫女さんが言っておられた
棚から申し訳なさそうに
短なフジが垂れ下がっている
しばし私だけのフジ棚
思う存分どうぞって言ってくれて
いるようだが、こんな時に限って
ハイ充分です
なんて薄情なやつだ