北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

令和六年度六月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2024.06.01-2024.06.02)

2024-05-31 20:00:08 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 明日からいよいよ六月という事で梅雨の気配と共に今年はそれ程気温が高くないのが助かるなあと思う今日この頃ですが、今週末の行事紹介です。

 上富良野駐屯地創設69周年記念行事、6月2日には今週末戦車行事として最も注目行事が執り行われます。第2戦車連隊、第3地対艦ミサイル連隊、第2特科連隊第4大隊、第1特科群第131特科大隊、第3施設団第14施設群、つまり90式戦車に10式戦車と99式自走榴弾砲にMLRSから88式地対艦誘導弾まで一式揃う重装備の記念行事です。

 北宇都宮駐屯地創設51周年記念行事、6月1日に行われます。SUBARU宇都宮製作所と隣接する飛行場には陸上自衛隊航空学校宇都宮校と第12ヘリコプター隊第1飛行隊が駐屯していまして、TH-480練習ヘリコプター、UH-1J多用途ヘリコプター、UH-60JA多用途ヘリコプターが配備、編隊による祝賀飛行と飛行展示などが行われるとのことでした。

  第1施設団創設63周年古河駐屯地祭、施設団の記念行事が6月2日日曜日に行われるとのこと。第1施設団は東部方面隊直轄の施設部隊で、ただ隷下の施設群は第4施設群が座間駐屯地と第5施設群が高田駐屯地に駐屯しているので古賀には団本部と施設器材隊やダンプ中隊が駐屯、 このほか第2高射特科群第337高射中隊のミサイル部隊も居ます。

 入間基地ランウェイウォーク2024、入間基地の一般開放が6月1日土曜日に行われます。滑走路を自由に歩くことができるといい、飛行展示は行われないのかとよく聞かれますがいや滑走路に人が入っているんだから、と。退役が年度内というC-1輸送機などが綱引き大会に登場するという。事前応募などは必要なく、行けば歩ける行事とのこと。

 大宮駐屯地創設67周年記念行事、6月2日日曜日に執り行われます。化学学校が置かれるとともに中央特殊武器防護隊の中央特殊武器防護隊本部中隊と第102特殊武器防護隊と第103特殊武器防護隊、1999年から市ヶ谷駐屯地より移駐した首都防衛を担う第1師団隷下の第32普通科連隊が駐屯、ここでしか見られない装備、というのが意外と多い。

 第43回横浜開港祭護衛艦ゆうぎり一般公開が6月1日と6月2日に予定されています。みなとみらい地区一帯で行われる祭事の一環として護衛艦が一般公開されるといい、土曜日は1300時から1600時まで、日曜日は1000時から1600時まで公開されるとともに岸壁での装備品展示も行われる。会場は大さん橋、いずも一般公開が行われたところ。

 奈良基地航空自衛隊創設70周年記念祭が明日6月1日に行われます。航空自衛隊幹部候補生学校が置かれている、奈良県では唯一の自衛隊基地です。滑走路はなく術科学校ではないので地対空ミサイルやレーダーなどは置かれていませんが、例年、白山分屯基地などの装備が展示されるほか、F-15戦闘機の展示飛行がおこなわれるとのことでした。

 徳島駐屯地創設12周年記念行事が6月2日に予定されています。第14旅団隷下の第14施設隊が駐屯、2個施設小隊と器材など2個小隊基幹、陸上自衛隊で最初に07式機動支援橋を装備した部隊として知られている。徳島駐屯地ですが徳島市徳島空港に在るのは北徳島分屯地であり、徳島駐屯地はもっと南の阿南市にありますのでお間違えなきよう。

 防府北基地航空祭2024、日曜日の6月2日に予定されている、飛行場が置かれている方の航空祭です。基地にはT-7初等練習機を運用する第12飛行教育団と第13旅団隷下の第13飛行隊が駐屯する防府分屯地とがありまして、T-7練習機などによる編隊飛行や機動飛行が行われる。C-2輸送機やF-2戦闘機にF-15戦闘機やAH-1Sヘリコプターが飛ぶ。

 防府南基地創設70周年記念行事が明日6月1日に行われます、こちらは航空基地ではないほうの防府基地ですのでご注意ください。防府南基地には航空教育隊司令部が置かれています。防府南には第1教育群の第1教育大隊と第2教育大隊が展開、なお先日行事を行いました熊谷基地には第2教育群が。この二つの基地で自衛官候補生の教育を担う。

 湯布院駐屯地創設68周年記念行事、6月1日に行われる。例年は冬の寒い季節に行われるのに、と思われるかもしれませんが今年は忙しかった、それは3月に西部方面特科隊が第2特科団に拡大改編され創設されたためで、そう、第2特科団が創設されて最初の駐屯地祭でもある。このほか湯布院には水陸機動団特科大隊も駐屯しています。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・6月2日:上富良野駐屯地創設69周年記念行事
・6月1日:北宇都宮駐屯地創設51周年記念行事
・6月2日:第1施設団創設63周年古河駐屯地祭
・6月1日:入間基地ランウェイウォーク2024
・6月2日:大宮駐屯地創設67周年記念行事
・6月1日6月2日:第43回横浜開港祭護衛艦ゆうぎり一般公開
・6月1日:奈良基地航空自衛隊創設70周年記念祭
・6月2日:徳島駐屯地創設12周年記念行事
・6月2日:防府北基地航空祭2024
・6月1日:防府南基地創設70周年記念行事
・6月1日:湯布院駐屯地創設68周年記念行事

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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令和六年度五月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2024.05.25-2024.05.26)

2024-05-24 20:15:40 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 今週末は戦車と輸送機と師団祭という自衛隊行事が並びます。

 第7師団創設69周年記念東千歳駐屯地祭、自衛隊唯一の機甲師団である第7師団の創設記念行事は今週末最大の自衛隊行事と云って過言ではないでしょう。東千歳駐屯地は創設70周年、節目の年です。師団祭の迫力は第71戦車連隊に順次配備される10式戦車とともに兎に角数が多い戦車、自衛隊の機械化部隊と云えば第7師団、という一大行事です。

 第4師団創設62周年記念福岡駐屯地祭、こちらも日曜日に挙行されます。九州北部と壱岐対馬を防衛警備管区とする第4師団祭、雑餉隈駅という難しい駅名の駅が最寄駅です。全国の師団ではいちはやく戦車大隊を廃止し偵察戦闘大隊を編成した師団となっていまして、かつての10式戦車に代わり16式機動戦闘車がマンションに囲まれた駐屯地で頑張ります。

 美保基地航空祭2024、巨人機時代到来というべき鳥取県境港市の航空祭です。山陰地方の航空祭は第3輸送航空隊がC-2輸送機とKC-46A空中給油輸送機を配備している基地で、陸上自衛隊中部方面航空隊第3飛行隊のCH-47が配備される美保分屯地なども隣接、C-2とKC-46Aのオープニングフライトは0900時から、これは是非おみのがしなく。

 第4施設団創設63周年記念大久保駐屯地祭、日曜日に執り行われます。宇治市の近鉄大久保駅ホームからも見える駐屯地には方面施設部隊である第4施設団と第3師団隷下の第3施設大隊が駐屯しています。もともと陸軍飛行場として整備された式典会場では毎年様々な工夫の展示が行われまして爆発に度肝抜かれるなどここは京都が誇る駐屯地祭のひとつ。

 青野原駐屯地創設48周年記念行事、兵庫県小野市の駐屯地祭です。03式中距離地対空誘導弾システムを運用する第8高射特科群が駐屯していまして、また駐屯地には03式中距離地対空誘導弾試作機なども置かれている。訓練展示には16式機動戦闘車も参加するとのことで、これ大津に千僧に大久保とお座敷が多いなあと一個中隊の多忙ぶりを考えてしまう。

 高田駐屯地創設74周年記念行事、日曜日に執り行われます新潟県の駐屯地祭です。第12旅団隷下の第2普通科連隊が駐屯していまして、冷戦時代に日本海の対岸にソ連軍を睨んだ自衛隊は二が他県に二つの普通科連隊を置き沿岸防備を強化しました。観閲行進と普通科部隊戦闘訓練展示が行われるといいまして、16式機動戦闘車は来年のお楽しみ、かな。

 えびの駐屯地創設43周年記念行事、宮崎県の第43普通科連隊が駐屯しています駐屯地で、土曜日に市街パレードを実施し日曜日に駐屯地祭を行います。装備品展示にはAAV-7水陸両用車や19式装輪自走榴弾砲などが参加するということで、近年南西防衛強化を受け続々と揃う新装備を土曜日日曜日めいっぱいに見学する事が出来る行事といえるでしょう。

 艦艇広報について、土曜日と日曜日に高松サンポート掃海母艦うらが掃海艇みやじま掃海艇あおしま一般公開が行われ掃海母艦は土曜日のみですが午前と午後に艦内が公開される。門司港掃海艇とよしま一般公開も土曜日と日曜日に予定されてまして、こちらは門司港一号岸壁にて土曜日は午後のみで日曜日は午前の部と午後の部に分かれて公開されるという。

 鹿児島港潜水艦一般公開、日曜日に予定されていまして潜水艦運用秘匿の観点からその艦名までは当日まで内緒のようですけれども潜水艦上甲板を事前予約などなしで見学する事が出来ます、場所は鹿児島港本港地区北埠頭一号岸壁にて午前と午後に分かれて実施されるとのこと。艦艇広報全般に言える事ですが滑り難い靴を準備の上お出かけ下さい。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・5月26日:第7師団創設69周年記念東千歳駐屯地祭
・5月26日:高田駐屯地創設74周年記念行事
・5月26日:第4施設団創設63周年記念大久保駐屯地祭
・5月26日:青野原駐屯地創設48周年記念行事
・5月26日:美保基地航空祭2024
・5月25日26日:高松サンポート掃海母艦うらが掃海艇みやじま掃海艇あおしま一般公開
・5月25日26日:門司港掃海艇とよしま一般公開
・5月26日:第4師団創設62周年記念福岡駐屯地祭
・5月25日26日:えびの駐屯地創設43周年記念行事
・5月26日:鹿児島港潜水艦一般公開


■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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令和六年度五月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2024.05.18-2024.05.19)

2024-05-17 20:02:44 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 今週末の行事紹介です。

 第3師団祭、今週末に最も注目の行事と云いますと中部方面隊の京阪神紀州地域の防衛警備及び災害派遣を担当する陸上自衛隊第3師団の記念行事をお勧めします。第3師団隷下の第7普通科連隊、第36普通科連隊、第37普通科連隊、第3偵察戦闘大隊など隷下部隊が一堂に会し、また特科隊など年度末改編を受けて最初の師団行事となっています。

 第3師団創設63周年記念行事、かねて千僧駐屯地創設73周年記念行事、一般開放の予定は0900時から1500時まで、またシャトルバスがJR北伊丹駅から運行されるとのこと、伊丹駅や阪急伊丹駅ではないとの事ですのでご留意ください。師団祭では観閲行進や訓練展示と共に多く暖簾例の方にも楽しめる展示があるとのこと、天候だけが心配ですよね。

 横田基地日米フレンドシップフェスティバル2024、土曜日と日曜日に挙行されます。在日米軍司令部と航空総隊司令部の置かれている横田基地の一般公開行事となっていまして、派手な飛行展示こそ行われませんが広大な横田基地のエプロン地区が広く開放されまして様々な米軍機が、それも在日米軍以外の航空機も含めて展示される注目の行事です。

 横田基地、ゲートは第五ゲートのみが開放となりまして、ここは拝島駅から徒歩20分と牛浜駅から徒歩10分となっています、ただ牛浜駅からの経路は大変混雑する為に拝島駅からの分散を米軍側が呼びかけています。注意事項としまして、16歳以上の方は旅券かマイナンバーカードか運転免許証が必要で運転免許証は暗証番号を確認の上、とのこと。

 静浜基地航空祭2024、19日日曜日に挙行されます、何と今年の航空祭はブルーインパルスの飛行展示が実施されます。晴れていれば管制塔と富士山にブルーインパルスを絡める構図で撮影できる静浜基地、航空祭プログラムによればブルーインパルス展示飛行は午前中に行われる予定とのことで、混雑度合いに注意して移動計画を立てて頂ければ、と。

 第11飛行教育団の静浜基地、T-7練習機が配備されているとともにT-3練習機時代には芙蓉部隊という彗星を駆使した夜間攻撃専門部隊を置いた事で知られ、最近ようやく芙蓉部隊がNHKなどで注目されているところ。最寄駅はJR東海道本線焼津駅で、焼津駅から徒歩15分の場所にシャトルバス乗り場が設置され、0700時から1200時まで運行されます。

 西部方面航空隊創設63周年記念行事、高遊原分屯地創設53周年記念行事が、熊本空港に隣接した高遊原分屯地にて挙行されます。北熊本駐屯地の分屯地という位置づけではありますが、熊本空港の航空祭といえる行事では輸送ヘリコプターに戦闘ヘリコプターから数が少なくなった観測ヘリコプター、第8飛行隊の多用途ヘリコプターが配備されている。

 高遊原分屯地では編隊飛行に訓練展示と装備品展示が行われます。なにしろ西部方面航空隊は冷戦時代の早い時期から対馬防衛へのヘリボーン研究を実施している部隊で、沖縄返還と共に空中機動混成団の研究、西部方面普通科連隊時代の空中機動や、近年では南西防衛の為のヘリコプター運用や装備の充実などで知られ、展示は派手さが期待できます。

 松山駐屯地創設69周年記念行事、5月19日日曜日に行われます。第14特科隊が第14旅団の即応機動旅団改編と共に編成から中部方面特科連隊へ移管される事と成り、短い間ではありましたが中部方面特科連隊本部が置かれていました松山駐屯地ですが、中部方面特科連隊第四大隊の置かれる松山駐屯地として新しい出発をはじめました最初の行事です。

 第75回東京みなと祭護衛艦おおよど一般公開、ついさっきまで護衛艦おおなみ一般公開と勘違いしていましたが、あぶくま型護衛艦おおよど一般公開が18日と19日に東京国際クルーズターミナルにおいて行われます、巡視船や浚渫船など、護衛艦の他にもなかなか見る事の出来ない艦船が一般公開されるという事ですので、ご興味のある方は是非どうぞ。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・5月18日・19日:横田基地日米フレンドシップフェスティバル2024
・5月18日・19日:第75回東京みなと祭護衛艦おおよど一般公開
・5月19日:静浜基地航空祭2024
・5月19日:第3師団創設63周年記念行事
・5月19日:松山駐屯地創設69周年記念行事
・5月19日:西部方面航空隊創設63周年記念行事

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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令和六年度五月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2024.05.11-2024.05.12)

2024-05-10 20:00:48 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 GWも明けましてこれからはGWといえば核燃料交換を終えて日本に向かう原子力空母ジョージワシントンの季節となりますがいかがお過ごしでしょうか、今週末の行事紹介です。

 あすか来航。もうタブレット投げつけたくなるのかもしれませんがこれ、はるなさん考えたわけではなく、大阪地本のポスターにでっかくかかれていたものです。アスカ来日、と多分地本のかたもエヴァンゲリオン世代なのでしょうねえ。堺泉北港大浜埠頭第五岸壁にて日曜日に試験艦あすか一般公開が予定されています。結構珍しいかな。

 堺泉北港大浜埠頭第五岸壁での一般公開、日曜日の午前の部と午後の部にわけられて一般公開されていまして、午前の部は0900時から1100時まで、午後の部は1300時から1500時までとのこと。あすか一般公開、防災フェスタの一環として執り行われるようでして、南海本線堺駅から会場までシャトルバスが運行されるとのこと。

 一般公開の大浜埠頭には駐車場もないようですのでシャトルバス利用が呼び掛けられ、シャトルバスについては随時運行されるとのことでした。試験艦あすか、海上自衛隊の様々な施策装備品や防衛装備庁の実験装備を試験するための試験艦となっていまして、特筆すべきは昨年、世界初の海上でのレールガン発射実験を行い話題でした。

 あわじだよ全員集合!、ぶん殴りたくなるかもしれませんがこれも、はるなさん考えたわけではなく、淡路にあわじがやってきた、と銘打って兵庫地方協力本部のポスターにこう書かれているものです。事前応募による特別公開と一般公開が11日土曜日と12日日曜日に予定されています、場所は兵庫県淡路市、淡路島に掃海艦あわじ、という。

 あわじ一般公開は志筑新居浜の津名港で予定されていまして、一般公開の時間は11日土曜日と12日日曜日とも1000時から1600時まで、受付終了が1500時という。特別公開の応募は昨日9日までおこなわれていたのですが、こちらは艦艇広報というよりも募集広報の一環として兵庫県在住の学校教職員と中学生から52歳までが対象とのことです。

 今週末の自衛隊関連行事はそれほど多くはないのですが、考えてみますと過去五月の第二週でこれだけ行事が少ないというのも不思議な印象でありまして、今年度は行事を行わない駐屯地も出てくるのではないか、と危惧してしまうところです。COVID-19新型コロナウィルス感染症がひと段落してから一年となりますが、考えると幾つか。

 COVID-19新型コロナウィルス感染症の基幹には自衛隊行事が全く行えないか、行った場合でも一般開放せず非公開のまま部内行事として執り行った事例がいくつかあります、これは言い換えれば大量の一般見学者が探訪する行事をどのように行うのかというノウハウが継承できていないのかしれません、安全に式典を実施するだけでも、ね。

 働き方改革、こういうものも影響しているのだろうなあ、と。これまでスタンド席を設置していた行事であっても設置できない事例が散見されるようになりまして、このスタンド席の組み立てというのは非常に手間がかかるものでして、しかも方面隊単位で保有しているものですから次の駐屯地へ資材を移動などをさせなければなりません。

 休日出勤には変わりないのですがもう一つ、中部方面隊の行事を中心に撮影していますと考えさせられるのは能登半島地震、いや案外金沢や久居に大津と既に実施してしまった駐屯地も多いのですけれども、この災害派遣により訓練計画への影響がありますから駐屯地記念行事で代休を確保しにくい部隊、という事情もあるのかもしれませんね。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・5月11日・12日:掃海艦あわじ津名港一般公開
・5月12日:試験艦あすか堺泉北港一般公開

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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令和六年度四月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2024.05.04-2024.05.05)

2024-05-03 20:00:10 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 みなさまゴールデンウィークをいかがお過ごしでしょうか。

 今週末、自衛隊行事はありませんが、アメリカ軍行事が執り行われます、岩国日米フレンドシップデイ2024、日本最大の航空祭です。それは過去、厚木基地航空祭が日本最大の航空祭であったのですが2004年を最後に引こう展示を騒音問題への配慮から執り行わないようになりまして、地上展示中心に、このため来場者が飛行展示終了後は減少している。

 岩国日米フレンドシップデイは大規模な機動飛行や編隊飛行なども展開する迫力の航空祭となっています、もっともなかなか行くことが難しい航空祭でして、その背景には広島市という大都市近郊に所在する岩国市、広島でのゴールデンウィーク中の行事などにあわせて相当市内の宿泊施設が混雑し、ホテル確保の難しさという事情があったりするのです。

 岩国、ブルートレイン富士はやぶさ号現役の時代には夜明け前に岩国に到着するということで、深夜に出発して夜明け前に到着するのだけれども夜行バスと違って寝台を利用できるので疲れず時間を有効活用できる、という利点があったのですが、新幹線で当日ゆくにはちょっと新岩国からが混雑が厳しく、シャトルバス行列も、という混雑の航空祭という。

 岩国基地は、しかし滑走路を瀬戸内海側に新設した関係で騒音問題がかなり改善されるとともに2000年代以降沖縄国際大学への普天間基地ヘリコプター墜落問題をうけての安全性への取り組みということもありまして、海上への滑走路移設で安全性についても解決しました、そして同時に有料席の設置されたことでも話題になったものですが、それがいまは。

 岩国の有料席は最初に設置されたのが当日先着順でしたが、徐々に前売り券、チケットセンターなどで購入できるようになってゆきましてその後はかなり写真撮影席で10000円と高額となってしまった、アメリカ本土のエアショーと比べても割高であり、そして数もかぎられていたことから少々難渋する航空祭となりまして、渋滞などでも知られる航空祭だ。

 最近いっていない航空祭だけに、毎年開催される時に入っているという方の話を側聞しているだけというちょっと不明瞭な話題で申し訳ないのですが、ナパーム爆破がアメリカ本土の航空祭並に迫力があるといいまして、航空祭では珍しく訓練展示、海兵隊地上部隊による模擬戦闘もおこなわれるとのこと、混雑に強い方は是非、飛行展示は迫力の行事です。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・5月5日:岩国日米フレンドシップデイ2024

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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令和六年度四月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2024.04.27-2024.04.28)

2024-04-26 20:12:54 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
ゴールデンウィークがいよいよ始まりますが皆様連休の予定はお決まりでしょうか、連休は混雑するところも多いのですけれども自衛隊行事等もいくつか予定されていますのでお近くのかたは是非どうぞ。

 第14旅団創設18周年善通寺駐屯地祭が4月28日の日曜日に行われます、全国で最初に即応機動連隊を編成した旅団でして、第8師団の改編と第14旅団の改編で即応機動連隊が一日違いでふたつ新編されたという、自衛隊の歴史の戦車からの転換点を示すような旅団改編となっていましたが、大量の16式機動戦闘車配備に国家の本気を垣間見たおもいです。

 善通寺駐屯地祭は観閲式と観閲行進に訓練展示という予定であり、訓練展示は模擬戦闘を行うとのこと。過去には第15即応機動連隊を中心に観閲行進を市街パレードの形で実施した事が有りまして、善通寺市の地名の通り善通寺の五重塔を借景に迫力ある行進を撮影出来ましたが、音階は市街パレードではなく駐屯地での観閲行進を行うかたちというもよう。

 中部方面混成団創設17周年大津駐屯地祭、明日4月27日に予定されています。昔撮影しました際の第2教育団は中部方面混成団となりまして早くも17年、教育大隊に加えて即応予備自衛官主体の第47普通科連隊と第49普通科連隊も隷下にありまして、昨年は同じ滋賀県は今津駐屯地より展開した16式機動戦闘車とともに訓練展示を行っていました。

 大津駐屯地祭ではポスターに“戦車の太淵市場はございませんので予めご了承ください”と、そりゃあ戦車部隊はもう本州の師団旅団には無いのですからと思いつつ、この書き方は将来的には富士学校の機甲教導連隊から式典に一両や二両は参加する事もあるのかなあという期待です、只この代りに高機動車体験試乗が行われるとのこと、自衛隊体操も凄い。

 関東補給処創設26周年霞ヶ浦駐屯地祭、日曜日4月28日に予定されているのですが、なにをやすのかポスターは文字だけで何をやるのかは明確にされていませんが、航空学校霞ヶ浦分校も置かれていますので航空祭の良なものとなるのか、フォークリフトだけなのかは不明です。飛行場地区は1200時から、本部地区は0900時かた開放されるとのこと。

 鹿追駐屯地創設67周年記念行事、4月27日に予定されています。第5戦車隊が駐屯している駐屯地、90式戦車を装備している戦車部隊です。かなり移動が難しい駐屯地ですが、前に第5旅団祭に言いました際に帯広駅バスターミナルを観ましたらば鹿追行バスという路線が運行されていまして、周りには温泉などもあるという心躍る地名といえますね。

 第5戦車大隊は戦車隊に拡大改編された後で戦車大隊に縮小改編され更に戦車隊に縮小改編という、自衛隊にとって隊という名称が便利に使われている事を示すような難しい歴史の戦車部隊です。地名の鹿追とはウサギ追いし、と童謡のような牧歌的な響きではありますが、ヒグマが鹿を追っているという。任務は道東へのロシア軍侵攻を叩き潰すこと。

 多賀城駐屯地創設70周年記念行事、4月27日土曜日に予定されています。第22即応機動連隊の駐屯地となっていまして観閲行進や訓練展示では即応機動連隊らしい大量の装甲車両による展示が期待できるところです。駐屯地へはJR仙石線多賀城駅からシャトルバスが運行されるもよう。16式機動戦闘車の空包射撃は74式戦車並の迫力、ご期待を。

 金沢駐屯地創設74周年記念行事は4月28日に行われます、第14普通科連隊の駐屯地祭となっていますが、ポスターを見る限り師団の新装備である16式機動戦闘車は参加しないようでして普通科部隊の直接火力支援を担う昔の60式自走無反動砲のような装備を新しく開発するか、対装甲戦闘能力を多少持つ30mm機関砲装備の装甲車を配備してはとおもう。

 久留米駐屯地創設72周年記念行事、明日4月27日開催予定です。西部方面混成団の駐屯地なのですが此処は戦闘部隊も数多く、元々は第4特科連隊等も駐屯していました、ただ第4特科連隊は西部方面特科連隊第二大隊と第四大隊となっていますので連隊旗などはもうありません、そして第二大隊は玖珠駐屯地に移駐しているといい、規模は減っている。

 西部方面混成団は隷下に即応予備自衛官主体の第19普通科連隊と第24普通科連隊が配属されていまして、第19普通科連隊は福岡駐屯地と第24普通科連隊はえびの駐屯地に駐屯しているのですが式典に参加、この他に第4師団隷下部隊として第4高射特科大隊等が駐屯しています。また、4月27日には函館駐屯地観桜会も予定されているとのことでした。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・4月27日:鹿追駐屯地創設67周年記念行事
・4月27日:函館駐屯地観桜会
・4月27日:多賀城駐屯地創設70周年記念行事
・4月28日:関東補給処創設26周年霞ヶ浦駐屯地祭
・4月28日:金沢駐屯地創設74周年記念行事
・4月27日:中部方面混成団創設17周年大津駐屯地祭
・4月28日:第14旅団創設18周年善通寺駐屯地祭
・4月27日:久留米駐屯地創設72周年記念行事

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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令和六年度四月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2024.04.20-2024.04.21)

2024-04-19 20:22:49 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 中東で始まってしまいましたが分析は詳細情報を待つとして本日は金曜日ですから毎週の通り今週末の行事紹介としましょう。

 イスラエルのイラン報復作戦が開始され緊張度の増すさなかですが今週末の自衛隊関連行事及び在日米軍関連行事の紹介です。自衛隊関連行事については中東情勢の影響は薄いと思われるのですが在日米軍関連においては念のための警備強化の可能性がありますので、保安検査が強化される可能性があります、この点身分証明準備などご留意ください。

 第6師団創設62周年記念神町駐屯地祭が4月21日の日曜日に予定されています。第6師団は第22即応機動連隊を隷下にもつ即応機動師団改編を受けており、山形県東根市の神町駐屯地に司令部を置いています。即応機動連隊には2個中隊を基幹とする機動戦闘車隊が配備されており16式機動戦闘車などを多数装備、高度に機械化された部隊です。

 駒門駐屯地創設64周年記念行事、明日土曜日4月20日に行われます。本州最後の戦車部隊が富士学校となっていますが、その戦車教導隊を拡大改編した機甲教導連隊が駐屯しています。戦車部隊の駐屯地ですが東富士演習場が隣接しているために駐屯地そのものは狭いのですが、かなりの数の戦車は迫力です。このほか、第1高射特科大隊もいます。

 水陸機動団創設6周年記念相浦駐屯地祭、4月21日の日曜日に執り行われます。自衛隊唯一の水陸両用部隊であり、先日第3水陸機動連隊が編成されついに3個連隊へ編成完結した部隊です。第4戦車大隊の要員を中核に上陸戦闘大隊が編成されAAV-7水陸両用車などを多数装備しています。佐世保市からも松浦鉄道で直ぐ、佐世保基地にもちかい。

 下志津駐屯地創設69周年記念つつじ祭、4月20日に挙行されます。戦車は居ませんが87式自走高射機関砲が配備、されていますし限定的な弾道弾迎撃能力を持つ03式中距離地対空誘導弾なども。ここまで凄い装備が並ぶのは此処には高射特科職種の教育と研究を担う陸上自衛隊高射学校が置かれ、高射教導隊が数も規模も大きな装備を有するゆえ。

 北富士駐屯地創設64周年記念行事、明日4月20日に予定されています。東部方面特科連隊という、第1特科隊と第12特科隊を編合した新しい特科連隊が2023年3月に新編されました、連隊は2個大隊編成ですが北富士には第1大隊のみが駐屯、第2大隊は宇都宮駐屯地に駐屯しています。礼砲を運用する105mm榴弾砲があるのも、ここ。

 弘前駐屯地創設56周年記念行事、4月21日の日曜日に予定されています。第39普通科連隊が駐屯、第9師団は青函地区南部を防衛するために冷戦時代には戦車大隊と特科連隊が強力な編成でしたが冷戦後は2009年の師団改編まで高機動車も充足せず伝統的な普通科連隊として銃剣突撃が名物となっていました。戦車大隊廃止後の普通科連隊行事だ。

 新発田駐屯地、第30普通科連隊の駐屯地ですが今週末は色々見どころが多い、先ず4月20日に新発田駐屯地創設71周年記念市中パレード、そして日曜日の4月21日に新発田駐屯地創設71周年記念行事が行われます。第30普通科連隊は先週旅団祭を行いました第12旅団隷下部隊、旅団は冷戦時代には師団、新潟へのソ連軍侵攻を警戒していました。

 松本駐屯地創設74周年記念行事、こちらも明日4月20日に予定されています。第13普通科連隊が駐屯していまして、山岳レンジャー教育も行われていて、第13普通科連隊は日本アルプスを防衛警備隊区として受け持つ山岳連隊としても有名です。第12旅団の隷下部隊となっていまして、旅団普通科連隊ではありますが工夫の展示が行われます。

 信太山駐屯地創設67周年記念行事、4月21日の日曜日に予定されている。第37普通科連隊が駐屯していまして、第3師団隷下部隊であるとともに大阪府唯一の普通科連隊となっています。例年来場者が増えるので観覧席を増設したとのことですが、訓練展示などにどう影響するかということと、あと日曜日のお天気だけが心配なのですよね。

 厚木基地日米親善春祭り、明日4月20日に執り行われます。海上自衛隊の航空集団司令部が置かれる海上航空の一大拠点であるとともに、岩国基地へ転出する前はアメリカ海軍第5空母航空団 の永らくの拠点でした。第5空母航空団は哨戒ヘリコプターや攻撃ヘリコプター部隊が厚木に残り地上展示などを行う。旅券や本籍地記載免許証のご用意を。

 航空祭や展示訓練ではありませんがこのほかに幾つか行事がありまして、4月21日には航空自衛隊浜松広報館T-4給油特別展示が行われます、広報館から展示区画にて行われる。このほか艦艇一般公開として、4月20日と21日に串木野新港水中処分母船5号一般公開、4月20日と21日に加治木港掃海艦ひらど一般公開が予定されています。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・4月21日:弘前駐屯地創設56周年記念行事
・4月21日:第6師団創設62周年記念神町駐屯地祭
・4月20日:下志津駐屯地創設69周年記念つつじ祭
・4月20日:新発田駐屯地創設71周年記念市中パレード
・4月21日:新発田駐屯地創設71周年記念行事
・4月20日:厚木基地日米親善春祭り
・4月20日:北富士駐屯地創設64周年記念行事
・4月20日:駒門駐屯地創設64周年記念行事
・4月21日:航空自衛隊浜松広報館T-4給油特別展示
・4月20日:松本駐屯地創設74周年記念行事
・4月21日:信太山駐屯地創設67周年記念行事
・4月21日:水陸機動団創設6周年記念相浦駐屯地祭
・4月20日・21日:串木野新港水中処分母船5号一般公開
・4月20日・21日:加治木港掃海艦ひらど一般公開

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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令和六年度四月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2024.04.13-2024.04.14)

2024-04-12 20:24:10 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 第二世代戦車である74式戦車が完全に姿を消して第三世代戦車以降の戦車だけが揃ったものの戦車数が減っている寂しい初めての春です。

 第8師団創設62周年記念北熊本駐屯地祭、4月14日に予定されています。西部方面隊唯一の機動師団として即応機動連隊を隷下に置くと共に全国に先駆けて20式小銃の配備を開始した師団の記念行事です。師団には西部方面戦車隊の10式戦車も平時配備されていますので、16式機動戦闘車や19式装輪自走榴弾砲とともに大きな展示が行われるもよう。

 第12旅団創設23周年記念相馬原駐屯地祭、4月13日に開催されます。旅団は第12ヘリコプター隊にCH-47輸送ヘリコプターやUH-60JA多用途ヘリコプターを装備すると共に、旅団改編によりもともと2000年に廃止された戦車大隊はそのままですが第12偵察隊は第12偵察戦闘大隊へ拡大改編され、16式機動戦闘車が配備されることとなりました。

 陸上自衛隊幹部候補生学校創設70周年記念前河原駐屯地祭。4月14日に挙行されます。福岡県久留米市に所在する幹部候補生が功は陸上自衛隊の幹部自衛官養成を一手に担う教育部隊です。創設70周年という節目であり、記念式典と共に観閲行進と装備品展示が行われるほか、音楽演奏では地元中学校高等学校との合同演奏なども実施されるとのこと。

 八戸駐屯地創設68周年記念行事、4月13日土曜日に挙行されます。第4地対艦ミサイル連隊と、かなり縮小されていますが第2対戦車ヘリコプター隊、再編成された第5高射特科群、第9師団隷下の第9施設大隊や第9後方支援連隊と第9飛行隊等が駐屯しています。第4地対艦ミサイル連隊は射撃中隊1個という寂しい編成ですが、再編予定もあります。

 郡山駐屯地創設71周年記念行事、4月14日に予定されています。駐屯地には第6師団隷下の第6高射特科大隊と東北方面特科連隊第1大隊と第3大隊などが駐屯している。東北方面特科連隊は第6特科連隊と第9特科連隊を再編し編成した部隊ですが、特科連隊の名にふさわしい4個大隊編成は一応維持出来ている部隊、FH-70榴弾砲を装備しています。

 令和6年神町駐屯地さくら一般開放、4月13日から4月22日にかけて実施されています。装備品展示などが実施されるわけではなく、師団祭までの観桜一般公開となっていますが、神町駐屯地には駐屯地広報センターが置かれていまして、此処から退役した74式戦車などが余生を送る保存展示地区までが0900時から2000時まで、ライトアップで公開される。

 多用途支援艦ひうち新潟岩船港一般公開、4月14日に執り行われます。新潟県村上市の岩船港、多用途支援艦ひうち母港は舞鶴基地となっていまして輸送や訓練支援から哨戒任務や災害派遣など地裁ながら様々な用途に対応する艦です。一般公開は日曜日のみで午前の部は0900時から最終受付1120時、午後の部は1315時から最終受付が1520時とのこと。

 砕氷艦しらせ横浜港山下埠頭一般公開、4月13日と14日に開催されます。土曜日の一般公開は1300時から1600時までとなっていまして、日曜日は0900時から1200時までの一般公開、土曜日は午後のみで日曜日は午前中のみが一般公開、尚日曜日には1030時から音楽演奏が行われるほか、1115時から南極観測に関する乗員の講話もおこなわれるもよう。

 水中処分母船1号沖縄石垣港一般公開、4月13日と14日に予定されています。場所は石垣港第一岸壁となっていまして、事前予約等は不要で自由に見学できます。時間は土曜日が1300時から1600時までで受付終了は1600時まで、日曜日には0900時から1200時まででこの日は1145時に受け付け終了、水中処分母船は機雷を狩る水中処分員の母船です。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・4月13日:八戸駐屯地創設68周年記念行事
・4月14日:郡山駐屯地創設71周年記念行事
・4月13日:第12旅団創設23周年記念相馬原駐屯地祭
・4月14日:陸上自衛隊幹部候補生学校創設70周年記念前河原駐屯地祭
・4月14日:第8師団創設62周年記念北熊本駐屯地祭
・4月13日-4月22日:令和6年神町駐屯地さくら一般開放
・4月14日:多用途支援艦ひうち新潟岩船港一般公開
・4月13日・14日:砕氷艦しらせ横浜港山下埠頭一般公開
・4月13日・14日:水中処分母船1号沖縄石垣港一般公開

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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令和六年度四月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2024.04.06-2024.04.07)

2024-04-05 20:24:45 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 さくら開花から満開まで一気に四月を祝う様な装いですが新年度の始まりとともに今週末は師団祭を筆頭に様々な行事が執り行われます。

 第1師団創設62周年練馬駐屯地祭、4月7日日曜日に挙行されます。首都防衛の重責を担い、コロナ前には第1戦車大隊に第1特科連隊、10式戦車さえ配備されていた師団ですが、戦車大隊は廃止され特科連隊は東部方面特科連隊へ改編し師団から離れ、寂しくなりました。ただ、第1偵察戦闘大隊など新しい部隊と16式機動戦闘車の中隊も配属されました。

 第1空挺団創設66周年記念習志野駐屯地祭、こちらも4月7日日曜日に行われます。ただ、式典は満開の桜を背景に行われる事となるのでしょうが、空挺団は訓練転移などを一月の空挺団訓練始めの際に実施していますので、式典と観閲行進が主体となります。一方、空挺団とは言うものの軽装甲機動車等相応に機械化されていて、なかなかの迫力の行事だ。

 霞目駐屯地創設67周年記念行事が土曜日に行われます。霞目駐屯地といえば東日本大震災前には東北方面隊記念行事が執り行われていました駐屯地で広大な飛行場地区を縦横無尽に74式戦車やMLRSが駆け回ったものですが、現在は方面隊行事が仙台駐屯地で行われる。しかし東北方面ヘリコプター隊などヘリコプター部隊行事でにぎわう駐屯地祭です。

 船岡駐屯地創設63周年記念行事、4月6日と7日の土日に行われまして、土曜日は桜並木の一般公開となっていて日曜日に式典が行われるもよう。第2施設団という方面施設部隊が駐屯していまして、施設科部隊は兎に角機械化されているとともに装備品の種類が、一般建機のようなものを含めて多種多様というのは特色で、一見の価値がある行事という。

 宇都宮駐屯地創設74周年記念行事、4月6日土曜日に行われます。よく飛行場の置かれている北宇都宮駐屯地と間違われる方が居ますが。宇都宮駐屯地は中央即応連隊の駐屯地です、昔は第12特科隊が駐屯していましたが現在は東部方面特科連隊第二大隊という。中央即応連隊は、かなり減ってしまいましたが96式装輪装甲車などで高度に機械化されている。

 久居駐屯地創設72周年記念行事、4月7日日曜日に行われます。第33普通科連隊の駐屯している駐屯地で近傍に航空学校本校の置かれている明野駐屯地が所在しまして、ヘリコプターの展示も迫力がある駐屯地祭、しかも近鉄久居駅の目の前だ。そして新編間もない第10偵察戦闘大隊の16式機動戦闘車が恐らく初参加する行事という点で注目でしょう。

 高田駐屯地自衛隊パレード、4月6日土曜日に実施されます。高田駐屯地には第12旅団隷下の第2普通科連隊が駐屯していまして、新潟県にはこの他に新発田駐屯地の第30普通科連隊が駐屯し日本海側の防衛重視を示しています。旅団普通科連隊ということで編成規模は師団普通科連隊よりも二回り小型ですが、旅団ヘリコプター隊などの参加も期待ですね。

 新町駐屯地創設73周年記念行事、4月6日土曜日に行われます、群馬県で花見というと此処を示すらしい、お前はまだグンマを知らない、という漫画作品の話なのですが。第12後方支援隊と第12施設隊が駐屯しています。前は第12対戦車中隊が置かれていましたが79式対舟艇対戦車誘導弾を運用する最後の部隊として2023年に廃止改編されてしまいました。

 観桜一般公開は、4月6日に仙台駐屯地令和六年観桜一般公開、4月6日と7日福島駐屯地さくら一般開放、予定が延長されているかたちで4月6日に大久保駐屯地さくら散策、そして4月5日と6日と7日に青野原駐屯地さくら一般開放が、こちらも開花時期が遅くなった関係で期間延長の形で執り行われています。お近くの方は是非探訪してみては、と。

 在日米軍関連では4月6日にキャンプ座間日米親善さくら祭、4月6日に横田基地サクラフェスティバル2024が行われます。装備品展示なども期待されるところですが、キャンプ座間は国連軍指定基地であり横田基地は航空総隊司令部とアメリカ第五空軍司令部が置かれる施設でもあり警備は厳重、旅券や本籍地照明運転免許証などを手元にご用意ください。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・4月6日:霞目駐屯地創設67周年記念行事
・4月6日:仙台駐屯地令和六年観桜一般公開
・4月6日・7日:船岡駐屯地創設63周年記念行事
・4月6日・7日:福島駐屯地さくら一般開放
・4月6日:高田駐屯地自衛隊パレード
・4月6日:新町駐屯地創設73周年記念行事
・4月6日:宇都宮駐屯地創設74周年記念行事
・4月7日:第1空挺団創設66周年記念習志野駐屯地祭
・4月7日:第1師団創設62周年練馬駐屯地祭
・4月6日:キャンプ座間日米親善さくら祭
・4月6日:横田基地サクラフェスティバル2024
・4月7日:久居駐屯地創設72周年記念行事
・4月6日:大久保駐屯地さくら散策
・4月5日・6日・7日:青野原駐屯地さくら一般開放

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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令和五年度三月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2024.03.30-2024.03.31)

2024-03-29 20:24:44 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 新年度直前には桜の開花宣言が続々と、続々と、続々。ううむ。そんな年度末ですが自衛隊関連行事は色々と執り行われまして多くは観桜や桜並木一般公開なのですが駐屯地祭などもいくつかある様です。

 石垣駐屯地創設1周年記念行事、1年行事というのはある意味中々見ることがありません、そう2023年3月16日に創設されたばかりの駐屯地です。駐屯地は沖縄県石垣市字平得大俣に所在しまして、第15旅団隷下の八重山警備隊などが駐屯、警備隊は本部管理中隊と普通科中隊に後方支援隊という、編成としては第4師団の対馬警備隊とおなじ。

 石垣駐屯地には第2特科団第7地対艦ミサイル連隊第3地対艦ミサイル中隊の12式地対艦誘導弾システム、第2高射特科団第7高射特科群第348高射中隊の03式地対空誘導弾システムが装備されています。第2特科団は先週新編されたばかりの新部隊で、地対艦ミサイル部隊と防空砲兵に実質普通科大隊というのはアメリカの海兵沿岸連隊のよう。

 飯塚駐屯地創設57周年記念行事、さくら祭の様なものかと思っていましたが駐屯地SNSを見ますと式典の様子が示されていまして、例年築城基地航空祭に前後して行われる印象がありましたのでちょっと驚いています、第2高射特科団本部の置かれている九州南西諸島陸上防空の要衝といえる部隊、ひと昔はホークの巣のような駐屯地といわれた。

 第2高射特科団本部とともに第3高射特科群主力が駐屯しています。団隷下には第7高射特科群と第102高射特科隊が置かれていまして、第7高射特科群は南西防空部隊という印象で竹松から先日宮古島に群本部が移駐し、その際に第102高射特科隊が独立し西九州の野戦防空にあたっています。変化激しい九州の部隊の記念行事というかたちだ。

 観桜一般開放について。まだ開花宣言の出ていない都道府県の駐屯地も数多いのですが、今週末は北から順番に観桜一般公開が行われる駐屯地は以下の通り。勝田駐屯地観桜一般開放が3月30日と3月31日の土日、 3月30日土曜日に土浦駐屯地春の一般開放、翌日3月31日は朝霞駐屯地観桜一般開放、3月30日と31日が下総航空基地さくら祭で。

 さくら祭は、下志津駐屯地観桜一般開放が3月30日と3月31日、3月30日が久里浜駐屯地桜まつり、中部方面隊管区では3月30日に豊川駐屯地桜まつり、3月30日と3月31日には京都で桂駐屯地さくら並木一般公開、3月31日に宇治駐屯地さくら祭、3月30日と3月31日に大久保駐屯地さくら散策、航空自衛隊では3月30日奈良基地一般開放が。

 中部方面隊管区内では更に3月30日と3月31日に久居駐屯地さくら祭、式典や訓練展示などはないのですが3月30日に伊丹駐屯地創設73周年記念行事、3月30日に米子駐屯地春季一般開放、3月30日と3月31日に旅団司令部のある海田市駐屯地桜まつり一般開放、そして西部方面隊管区では3月31日に目達原駐屯地桜一般開放がおこなわれます。

 西部方面隊管内ではもう一つ、3月30日に久留米駐屯地桜の一般開放追加日が充てられまして、これは先週あまりにも開花前であったということで臨時措置、ということになるのでしょう。一般公開、という事で駐屯地祭と混同される方がいるのかもしれませんが、さくら祭は駐屯地の桜並木を一般公開するのみですので、お間違えの無いようご注意を。

 潜水艦一般公開in長崎水辺の森公園、もうひとつ面白い行事が長崎県で行われまして明日土曜日、潜水艦の上甲板を見学できるという。時間は午前の部が1000時から1200時、午後の部が1300時から1600時まで。このほか、練習艦隊近海練習航海部隊は本日那覇入港、予定では31日に出航予定となり次は佐世保基地へ向かうとのことでした。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・3月30日・3月31日:勝田駐屯地観桜一般開放
・3月30日:土浦駐屯地春の一般開放
・3月31日:朝霞駐屯地観桜一般開放
・3月30日・3月31日:下総航空基地さくら祭
・3月30日・3月31日:下志津駐屯地観桜一般開放
・3月30日:久里浜駐屯地桜まつり
・3月30日:豊川駐屯地桜まつり
・3月30日・3月31日:桂駐屯地さくら並木一般公開
・3月31日:宇治駐屯地さくら祭
・3月30日・3月31日:大久保駐屯地さくら散策
・3月30日:奈良基地一般開放
・3月30日・3月31日:久居駐屯地さくら祭
・3月30日:伊丹駐屯地創設73周年記念行事
・3月30日:米子駐屯地春季一般開放
・3月30日・3月31日:海田市駐屯地桜まつり一般開放
・3月30日:久留米駐屯地桜の一般開放追加日
・3月30日:飯塚駐屯地創設57周年記念行事
・3月31日:目達原駐屯地桜一般開放
・3月30日:潜水艦一般公開in長崎水辺の森公園
・3月30日:石垣駐屯地創設1周年記念行事

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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