あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

めまいと鍼灸治療

2019-11-30 23:28:00 | 健康・病気
こんにちは😃今日も好天に恵まれましたね。
空気が澄んできて、日中は遠くまで見渡せるようになりました。
街のイルミネーションもよく映えますね!

当院の患者さまで、多くいらっしゃる症状に「めまい」がございます。
鍼灸とめまいに結びつきを感じないとおっしゃる方が多いようですが、
実は鍼灸はめまいの治療を得意としています。

通常、西洋医学的にはめまいは耳鼻咽喉科領域となります。
主に、良性のめまいは内耳性めまい(三半規管の障害によるめまい、正確には前庭機能障害)
が最も多く見られるとされているからなのです。
最も、これだけが原因ではありません。脳血管疾患から発症するめまいもあるのですが、
こちらになると耳鼻科領域ではなくなってくるのです。

では、東洋医学ではめまいを耳の疾患として捉えているかというと、そうではありません。
身体の水分代謝がうまくいっていないことによって起こってくることが多いと
捉えて治療をすることが多いのです。
身体の中の水分(我々は血液も含めて津液と呼んでいますが)代謝を活性化させ、
めまいを起こりにくくするような治療を行うことが多いのです。

内耳の中はリンパ液で満たされているのですが、水の流れが淀むと
水が濁ってしまうように、我々の身体も水分代謝がスムーズでないと色々な
不調に繋がって参ります。このような病症が起こらないように、代謝をスムーズにさせるのが
漢方鍼治療なのです。

流れが悪くなりかけている状態を、数回の治療で元どおりにすることはなかなかできませんが、
めまいの治療は改善されはじめると、めきめきと良くなることがほとんどです。

あと、めまいを訴える患者さまの多くが水分のとりすぎが見られます。
どうしても水分を取りすぎると、水分代謝が追いつかなくなり様々な症状を引き起こすことになるのです。
なかでも、めまいを起こす方は水分過剰で誘発されやすいので注意が必要です。

水分をしきりにとるように、マスコミなどで言われていますが、
適度が最も適切です。

めまいは辛い症状ですが、鍼灸治療で対応可能な疾患です。
お困りの方、鍼灸の選択肢もお忘れなく!
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保険での治療を受けておられる患者さまへ

2019-11-29 16:42:00 | 健康・病気
こんにちは🌞気温が日毎に下がってきているような感じですが、
日中は日射しが出て、気持ちの良いお天気となりましたね。

健康保険を利用されている患者さまへご案内です。
当月、医師による再同意が必要な患者様へは、同意書をお渡ししてございますが、
次月以降も治療を継続なさりたい場合は、今月中に受診して再同意を得てきていただきますようお願いいたします。

今年より、再同意の際に施術報告書の発行が義務付けられています。
同意書をお渡しする際に、医師への報告書も併せて発行いたしております。
こちらの報告書が、健康保険で300円の算定となっており、
医療費の負担割合に応じて、患者へのご負担をお願いしております。

具体的には、1割負担の患者さまで30円、2割負担の患者さまで60円、3割負担に患者さまで90円と
なっております。

月が替わりましたら、療養費支給申請書(通称レセプト)への御捺印が必要となりますので、
来月以降、初回治療時にお忘れなくご印鑑をお持ちください。

いよいよ師走ですね。
健やかに年末年始を迎えられるよう、鍼灸をご活用くださいね。
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ツボの話〜足三里〜

2019-11-28 23:18:00 | 健康・病気
こんにちは。スタッフの松本です。
木曜日は「ツボの話」です!

今日は足三里(あしさんり)を取り上げてみたいと思います。
とても有名なツボですね。

場所を確認しましょう!
例えば左の足三里を探したい時、左手の親指と人さし指でCの形を作り、左足の膝のお皿の骨を囲います。そして、中指を足先の方に伸ばした時、その中指の指先が当たっている場所が足三里です。どうでしょう?わかりますか?
教科書的に言うと、膝蓋靭帯外方の陥凹部(ここは犢鼻(とくび)というツボ)と、足関節前面中央の陥凹部、長母指伸筋腱と長指伸筋腱の間(ここは解渓(かいけい)というツボ)を結ぶ線上、犢鼻の下方3寸です。難しいですね。

足三里にまつわる話は沢山ありますが、今日は足三里と長寿についてです。

足三里は無病長寿のツボとして昔から庶民に親しまれています。
その足三里にお灸をすることで、実際に長寿であった方をご紹介しましょう。

ひとりは天保15年(1844年)になんと、242歳だったという三河の国の百姓万平さん!
現在、ギネス世界記録で認められている最高齢は122歳ですので、驚きの長寿ですよね。その子供も孫も100歳を超えたとか…。実はこの百姓万平さんと、当院の院長は同じ浜松出身なのですよ!
長寿にあやかれそうですね!

もうひとりは、1991年に108歳で亡くなった原志免太郎博士。原博士は104歳まで現役の医師としてご活躍されました。また、お灸の研究で初めて博士号を取った方としても有名です。

足三里がどうして長寿のツボなのか。
それは、足三里が胃を元気に働かせるツボであること。
健脚のツボであること。
(俳聖と呼ばれる、松尾芭蕉が奥の細道の序文でも取り上げていますね!)
「月日は百代の過客にして・・・三里に“灸”すゆるより、松島の・・・」と詠んでいます。
松尾芭蕉は足三里の灸で江戸を出発地として東北へ向かい、平泉に到着した後は日本海側を旅して、
大垣に到着するまで歩ききることができたのかもしれませんね。
他にも免疫力を上げるツボであることなどが関係してきます!
食事、運動、免疫力…どれも健康の為には大事なことばかりですね。
それぞれを詳しくお話したいのですが、とっても長くなってしまうので…これはまた別の機会にしましょう。

もうすぐ年末ですね!
帰郷されて、ご両親や祖父母にお会いするみなさん。いつまでも元気で長生きしてもらうために、
ぜひ足三里にお灸をしてあげましょう。きっと喜んでもらえますよ。

今、薬局には様々なタイプのお灸が売っています。熱さや香りが選べるので、ぜひお気に入りを見つけてみて下さいね。
使い方にもちょっとしたコツがあります。治療院でいつでもコツを伝授させていただきますので、
お気軽にお声掛けくださいね!

ちなみに当院では、もぐさを捻って直接お身体にのせるお灸で、患者様の治療を行っております。
熱くなくて心地よく、灸痕は残りませんのでどうぞご安心下さいませ。

木曜日担当、松本でした。
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紅葉が見頃ですね!

2019-11-27 23:02:00 | 健康・病気
こんにちは。急に寒くなってまいりました。
名古屋の街路樹の紅葉も本当に綺麗に色づいてまいりましたね。
今日は、水曜でしたので午後は副院長とNHK文化センターの教養講座に行ってまいりました。

道中、本当に紅葉が綺麗で🍁
明和高校の西側の道路はイチョウが綺麗に色づいており、本当に目を癒してくれます!
(とはいえ、私は目で見ることができませんが、家内が教えてくれます。
30代までは少し見えていたので、やはりこういう話は心が躍ります)

イチョウといえば銀杏!ですね🥰
皆さま、もう召し上がりましたか?

この銀杏、漢方の生薬でもあるのです。
肺を温め咳を止め痰を切れやすくして、
毒を消す作用があり強壮強精の効果もあり頻尿、夜尿症咳などに効果があります。
秋は、どうしても空気が乾燥して肺を痛めやすくなります。
秋の旬である銀杏には、こんな効果があるのです。
旬のものは身体を養うだけでなく、癒すこともできるのです。
その土地で採れた旬のものをいただくことが、治療より何よりの養生法となります。

実は、先週あたりより患者さまより銀杏を頂戴する機会が増えました!
毎日少しずつ炒って、熱々をいただいています!
少しほろ苦い香りがたまりません😊
お酒も進んでついつい飲みすぎてしまいます!

秋の夜長と言いますが、そろそろ冬支度もはじめてくださいね!
今週末より一気に寒くなるようです!

治療室もポカポカに温めてみなさまをお待ちしています!


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往診のお話

2019-11-26 21:30:00 | 健康・病気
こんにちは。急に寒くなりました。
皆さま、体調を崩されていませんか?

今日は、当院の往診対応についてお話しさせていただきます。
当院は往診専門治療院ではないために、希望されるすべての患者さまへの往診対応をすることはできません。
しかし、できる限り患者さまの希望に沿った治療が提供できればと考えております。

基本的には、ご通院いただける状態の患者さまに対しての往診対応はいたしかねます。
様々な障がいや、後遺症などでお一人での通院が難しい患者さま。
ガン性疼痛などで、治療院での治療が難しい患者さまなどが、ご自宅で自分らしく生活されるための
応援は精一杯させていただこうと考えています。
現在も、通常は介助者の方と来院され、介助者の手配がつかない日だけ往診対応をさせていただいている患者さまも
おみえです。臨機応変に対応したいと思っております。

現在も、これまでも上記のような病症の患者さまへの往診対応はさせていただいています。
出産直後などで、乳汁分泌不全(おっぱいが出にくい)の患者さまへの往診などの実績もございます。
(産後1ヶ月間は、不要不急の外出は養生の上でも控えていただいています)
抗がん剤による副作用などの治療も対応させていただいています。

副院長はケースワーカーの国家資格保有者も在籍しております。
すべての患者さまが地域で安心して暮らしていけるよう、スタッフ一丸で努力していきたいと思っています。

往診費用は、距離に応じて頂戴しています。
独歩不能で、患者さまの要請がある場合に限りますが、健康保険を利用した往診対応も行っています。
限られたスタッフの中でのご対応となりますので、すべての希望に添えるかわかりませんが、
お気軽にご相談いただければと思います。





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