よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

南国の海と花-静岡県下田市:爪木崎

2013年01月24日 | 静岡
さてさて、静岡県の下田市に初めて訪れたワタクシ達は、幕末の香りを微かに感じつつ街歩きを楽しみました。
その後、ワタクシ達はどこを目指したのかと言いますと
下田の町にやって来るときに「水仙祭り会場はこちら」という看板が気になっていたので、そちらに向かったのでした

ワタクシ達が向かったのは爪木崎という小さな半島の突端ですが、ここには水仙の大群落があるんですよね。
12月20日から1月31日までが水仙祭りだということなので、ちょっと足を伸ばそうと思ったんですよ


入り江には穏やかな穏やかな青い海が広がっておりました
この日が元日だということを忘れてしまいそうな、穏やかな海でした。
ワタクシは山好きなので、あまり各地の海に行くことがありません。
ただ、こういう海を見るとダイビングなんぞもやってみたいなぁ…なんて思ってしまいます


外海は広大な太平洋です。
かつてこの海の彼方にどんな世界があるのか…そんなことを思った若者たちがいたのですね。
もし自分が幕末に生まれていたら、新しい世界に飛び込んでいったのでしょうか。
それとも、古いしきたりを守ることに尽力したのでしょうか。
ワタクシは弱い人間なので、きっと後者でしょうねぇ


この深い藍色が、黒潮の黒潮たる所以でしょうか。
全身が藍色に染まりそうなほどの、鮮やかな色合いに目を惹かれます。


空を見れば紺碧の青空に、純白の灯台が美しく映えておりました


肝心の水仙なのですが、どうやら2分~3分咲きというところでありました
どうも少しばかり早かったようですね。


その代わりというわけではないのですが、アロエの花が満開だったんですよ
ワタクシはアロエの花というものを見た記憶がなく、艶やかな赤い花に驚きました。
ちょっと南国を思わせるような一枚になった気がしますが、どうでしょうか。

ではでは、爪木崎を後にするとしましょうか。


伊豆高原への帰路、白濱神社という立派な神社がありましたので、ワタクシ達はここで初詣をすませました。
そしてそして、お宿に戻って…


お宿で留守番をしていた紋をドッグランで思いっ切り走らせてやりました


去年も一昨年も、紋はペットホテルで新年を一人ぼっちで迎えました
今年は一緒で嬉しかったかなぁ。

使用したカメラ:Canon EOS7D


大阪の海は海岸線がコンクリートで固められ
子供の頃から海はどす黒く、時には悪臭さえ感じることがありました。
ですので私には海に対する憧れや、海への共感があまりありません。
こういう海を見て育ったら、きっと海への思いは大きく違ったでしょうね



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歴史浪漫を感じて-静岡県下田市:ペリーロード

2013年01月23日 | 静岡
さてさて、静岡県下田市にやって来たワタクシ達は下田港にほど近い場所にある
ペリーロードと呼ばれるエリアに足を運びました

ペリーというのはもちろん江戸幕府に開国を迫ったマシュー・ペリーのことなのですが
ペリーは日米和親条約を結んだあと、和親条約の細案を定めた下田条約を締結するために下田にやって来ます
その際、港から締結の場であった了仙寺まで楽隊を引き連れて歩きました。
その時歩いた道筋(港から了仙寺にかけての了仙寺までの参道)をペリーロードと呼んでいるのですね


柳並木の川沿いに風情のある石畳の道が続きます。ここがペリーロードなんですね。
ところでところで、ペリーが黒船を率いて幕府に開国を迫ったという史実を知らない人はいないと思いますが
ペリーが(アメリカ合衆国が)何のために開国を迫ったか、その理由って意外に知らない人が多いのですよね


ペリーが開国を迫った目的は
1-清などの東アジア諸国との貿易のため、燃料や食料を積み込む寄港地が必要であった。
2-北太平洋で鯨油を捕るために捕鯨を行う際、日本に漂着することが考えられる。
ということでした。


ワタクシは子供の頃、自宅のすぐ近くに鯨肉屋さんがあり頻繁に鯨肉を食べていました
鯨を食べることは当たり前のことであり、鯨は牛や豚と同じくらい身近な食べ物でした。
それが突然、「鯨を食べる日本人は野蛮だ」とか「イルカを殺す日本人は許せない」などと欧米人に言われるようになり
すごく驚いた記憶があるんですよ


日本人は肉を食べるだけではなく、鯨のすべての部位を余すことなく使い切りました。
それに対して鯨油を捕ることだけを目的に、鯨を乱獲した欧米諸国。
そんな国から「鯨を食べるな」「鯨を殺すな」と言われることにワタクシは違和感を感じずにはいられません
(「可愛いイルカやクジラを殺すような野蛮な国は嫌いです」と言ったくせに、その数か月後に
日本にコンサートにやって来たオリビア・ニュートン・ジョンなんてどうしようもない奴がいましたな)


ちょっと鯨のことで熱くなってしまいました。申し訳ありません。

ここペリーロードは川沿いにカフェ、レストラン、雑貨屋などが立ち並びちょっとレトロでオシャレな空間になっています。


この下田の町はペリー一行の目にはどんなふうに映ったのでしょうか
ふとそんなことを思いながら、ワタクシ達は下田の町を後にしました。

使用したカメラ:Canon EOS7D


私は食文化というのはその国の、その民族の貴重な伝統文化だと思っています。
どのような人にも他国の、他民族の食文化を否定することは出来ないはずです。
私は一部の欧米人がヒステリックに鯨肉を食べることを攻撃することに怒りすら感じています。
もし、ヒンドゥー教徒が大挙してアメリカに押しかけ
「私たちの神である牛を食べることは野蛮だ」と言ったら、彼らはなんと答えるんでしょうね



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なまこ壁の珈琲店-静岡県下田市:珈琲店「邪宗門」

2013年01月22日 | 静岡
さてさて、静岡県の伊豆高原に宿泊したワタクシ達は、元日の日に伊豆半島の海岸を南へ下り
静岡県下田市へとやってまいりました。
下田というと日米和親条約によって函館と並んで開港された港町であり、総領事ハリスと唐人お吉のエピソードなど、
幕末には歴史の重要な舞台であった町であることは言うまでもありません


下田の街を歩くと、なまこ壁の古い家が集まっている地域がありました。
なまこ壁というのは、外壁に平らな瓦を張り、その継ぎ目を漆喰により接着したもので、
火災や防湿防虫効果に優れていることから、江戸時代の土蔵などによく使われています


ワタクシは下田の街に来るのは初めてですので、どこを歩いても新鮮な発見にワクワクします。


もっと「観光地」という感じの街なのかなぁと思っていたのですが
しっとりと落ち着いた街並みが広がり、なかなかワタクシ好みでありました

そんななまこ壁の民家が集まる一角に、素敵なお店を見つけたんです


珈琲店「邪宗門」という築180年の古民家を改築した珈琲店です。
(このお店の場合は喫茶店、カフェ、コーヒー店という言い方よりも「珈琲店」が似合いますね)
ちなみに「邪宗門」とは「邪悪な宗教」つまり「キリスト教」を表す言葉なんですよ。
江戸時代にペリーやハリスとゆかり深い街なので、そういう名前をつけたのでしょうか


ちょうど開店と同時にお店の中に入りました。店内は思ったよりも広く、古い日用品などが飾られてあったり
御主人の作品が飾られてあったりしていました。


御主人である老夫婦は、かつてのモダンボーイ・モダンガールという雰囲気でありまして、店内にはシャンソンが流れておりました
元日からシャンソンを聞きながらコーヒーをいただくのも、なかなか粋ではありませんか


ワタクシは「カフェカプチーノ」をいただきました。シナモンの香りが大好きなんですよ。


家人は「カフェオーレとチーズケーキ」をいただいておりました。
たまたま入ったお店なのですが、コーヒーの味には満足でした。

珈琲店邪宗門…静岡県下田市1-11-19

使用したカメラ:Canon EOS7D


初めて訪れる町を歩くときは、気分が高揚するというか、ワクワクした気持ちになってしまいます。
思えばいろんな街を歩いてきたように思いますが、まだまだ訪ねたことが無い街がたくさんあるんですよね。
これからも好奇心いっぱいな旅人として、日本各地、そして世界のいろんな国へ出かけて行って
ワクワクしながら街歩きを楽しみたいものです



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穏やかな伊豆の海-静岡県:伊豆半島

2013年01月21日 | 静岡
さてさて、今年の初日の出を楽しんだワタクシは一旦お宿に戻ってまいりました。
まずは冷えた身体を温泉で温めて、その後は朝食ですな


どーですか。「あさりの炊き込みご飯」でございます。むこうには正月らしいおかずが並びます。


どーですか。「アジの干物」でございます。伊豆は干物の生産が盛んなんですよねぇ。


どーですか。元日なので「お雑煮」でございます。お雑煮って地方によっていろいろ違うのが面白いですね。
ワタクシ、大阪生まれの大阪育ちですから、お雑煮といえば
白味噌に丸もち、具はクワイ、ニンジン、小芋、大根というのが当たり前でありまして
日本中どこに行ってもお雑煮というのはそういうものだと思っておりました。
大学生の時に初めて旅先でお澄ましのお雑煮を見たときはビックリ仰天したものでした

朝ご飯をいただいて、紋にはお留守番をしてもらうことにして、ワタクシと家人は車に乗って出かけました
この日は静岡県の伊豆半島の東海岸を南に向かって進んでいきます。


なんとも穏やかな海が広がっております。ワタクシはほんの少し前に荒々しい冬の日本海を見ていたので
同じ海なのに太平洋はまったく表情が違うなぁと、妙に感心しておりました


元日の日差しに煌めく海。日本海側の人には申し訳ないような穏やかな穏やかな海が広がっておりました。


小さな入り江を覗くと、そこには南国のような海が見えました。


「海は広いな 大きいな 月がのぼるし 日が沈む
 海は大波 青い波 ゆれてどこまで続くやら
 海にお舟を浮かばして 行ってみたいな よその国」という童謡がありましたね。
ワタクシはこの歌が好きでして、特に最後の「行ってみたいな よその国」という部分が好きでした
子供の頃から異国への憧れがあったのかなぁ。


音楽の授業で「海は広いな 大きいな 月は登るし 船沈む~」と替え歌にして歌って、先生に頭をどつかれたのも
今となっては楽しい思い出です。あの頃は体罰だなんて思いもしなかったし。

ではでは、もう少し車を南には知らせましょうかね。

使用したカメラ:Canon EOS7D


初めて訪ねた伊豆半島は陽光にあふれ、どこか南国めいた雰囲気を感じました。
沖合を黒潮が流れているからでしょう。海の色は濃紺に近い藍色で、高知県や和歌山県で見る海と同じ色をしていました。
車で走ると次々と温泉地が現れ、風光明媚な観光地であることを実感します。
関東の人にとっては手軽に行けるいい場所なんでしょうねぇ



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初日の出に煌めく富士の頂-静岡県伊東市:大室山

2013年01月20日 | 静岡
さてさて、元日の朝に静岡県伊東市の大室山の山頂から、今年の初日の出を楽しんだワタクシ達でありますが
大室山山頂から東側を見ますと昨日のブログのように、相模灘から昇る初日の出を見ることが出来ました

一方、北西の方向に目を向けますと、そこには威風堂々たる富士山が聳えているのです


空が白々としてくる中に、富士山の秀麗な姿が見えておりました。
元日に初日の出と富士山を眺めるのですから、今年はいいことあるかなぁ。あるだろうなぁ。あるにちがいない。


「好きな山は?」と訊かれると、ワタクシは「北アルプスの鹿島槍ヶ岳、南アルプスの甲斐駒ケ岳、そして八ヶ岳」と
答えるのが常でありましたが、こうして見ると富士山が万人に愛されるのがわかるような気がします


山頂付近に朝日が当たり始めました。やはり朝日に輝く山は美しいものです
ただ、ワタクシはついつい左奥に見えている南アルプスに目が行ってしまいます。


どこで迎えても夜明けというのは美しく、神々しくさえあるものです。
ただ、ワタクシは山の上で迎える夜明けが一番美しく、一番神々しく感じます
そう感じるのは、そこにたどり着くまでの苦労があるからなのでしょうね。


夜も明けきり周囲の山々にも陽が当たるようになりました。


ふと思ったのですが、よく初夢にいいのが「一富士、二鷹、三茄子」と言われますよね。
富士山を夢に見る人というのは、なんとなくいるんだろうなぁとは思うのですが
鷹とか茄子を夢に見る人ってどれくらいいるのでしょうね。
鷹匠の方とか茄子農家の人ならいざ知らず、あまりいないと思うのですがすがね
皆さんは鷹や茄子を夢に見たことはありますか?


寒い寒い中での初日の出でしたが、日の出だけではなく見事な富士の姿を愛でることが出来、満足満足なワタクシ達でありました。

使用したカメラ:Canon EOS7D


前日の大晦日の強風が嘘のように、この元日は風もなく穏やかな朝でした。
この日のように今年一年が穏やかで、自然災害や人災の少ない一年であればいいなと思わずにはいられませんでした。
ここ数年、「今年こそはいい年でありますように」と願うばかりでしたが
「今年はいい一年やったね」と振り返ることが出来る…そんな一年であってほしいな



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