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2024年5月18日に訪れたギャラリーは11カ所

2024年05月18日 23時20分56秒 | つれづれ日録
 gallery ESSE(横山隆雄彫刻展 石+木)

 岩手の70代彫刻家が、ヒバなどの木と、花崗岩などの石を組み合わせて作った小品の人物。
 平滑でスムーズなかたちをした女性の坐像や首など。ひらがなの「を」をかたどった作品もありました。
 話し好きのようで
この作品は背中の曲線を見てもらいたいので、後ろに回ってほしい。でも、作った側が強いるのではなくて見る人が自然に横や後ろから見るようになるのが理想だね。マリノ・マリーニの彫刻を撮った写真にすごいのがあって、実物はどんなにすごいだろうと思っていたけど、その角度だけがすばらしくて、ほかはたいしたことなかったんだよな―
等々。たしかにうまいのだが、うますぎて置物的な感じがなくもないです。
 19日まで。

→土屋グループ札幌ショールーム(かわいえみ・シモッカ展。19日まで)

→サリサリ市場(SANO TETSUYA “I walk to work II”。18日一日限りのスライドショー)

→ギャラリー大通美術館(新林裕子陶芸展「草花のうつわ」/第51回光画会展/第23回木耀会展など。19日まで)
 「草花のうつわ」は別項。
 光画会は2018年に指導者の山崎幸治さんを失っても続いている絵画グループ展で、5人が出品。今回はネコの絵などがなく、半抽象やフォーブの絵が並び、原点回帰のよう。
 
→富士フイルムフォトサロン札幌(江口愼一写真楽園作品展「光の森」。22日まで)
 花のマクロ撮影を中心とした教室展。
 どれもモチーフのごく一部にしぼって、色数も少なくして撮っているので、夢幻的な美しさです。
 
 江口さんは「ソリスト」「光の森」「妖艶」「プレリュード」「みずいろのロンド」の5点。

→カフェビストロ+ギャラリー・オマージュ(高橋玲香・眞理子・米田和子三人展「シアワセノカタチ」)
 絵画。20日まで。
 ここでスパゲティの昼食。
 

→札幌市民ギャラリー(第41回一線美術会北海道支部展/第32回教職員OB美術展/北海道植物画協会展)
 一線展は今回も半数ほどが旧作でした。
 西村司さん、田仲茂基さんは新作の大作を出しています。

→0地点(宮向井奈桜個展「太郎」/和田住乃個展「おとうさんすいっち」。26日までの土日月曜)

 バスセンター前駅まで歩く元気がなく、東橋からバスで時計台前へ。

→茶廊法邑(Bee hive 展。19日まで)
 壁面の左は吉成翔子さん「ころころくるくる」。
 今回は壁掛けタイプになりました。
 右側、上川管内幌加内町の佐々木仁美さんは「展開図」など刺繍作品。
 手前は佐々城けいしさん「金族」。

→札幌市資料館
 写真グループ展「シピリカ」が出色です。
 星景写真や支笏湖の流木を撮った作品が美しい。
 画像は稚内の佐藤さん。利尻島の姫沼の水面に星空が反射している作品に驚きました。
 礼文島の木造校舎(じつは映画のセット)に天の川が覆い被さるように輝く1枚もすてきでした。

 細川久美子四世代家族画×教室展 和紙染色画「色波」は、細川さんが会場にいました。
 細川さんにはめずらしい、ヤマボウシの花の具象的作品も。

 ほかに、玉根誠一人展/プリシラ木彫展「全部、太郎」。
 いずれも19日まで。

→カフェエスキス(河野菜穂子展『遠近(えんきん/おちこち)の折り合い』。20日まで)
 白と黒の油絵によるダイナミックな世界。
 厚くなりすぎて、重たくて壁に掛からなくなった作品も。
 別項で書きます。

 ここで時間切れ。
 以上11カ所で、5月に入ってから回ったギャラリー・美術館など展示会場は計61カ所になりました。

 積み残しが出てしまったので、あすも少し回ります。


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