枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

気温の変化に・・・

2011年03月31日 | Weblog

 今朝は、気温がグングン上がって、汗ばむような陽射し。午後からの仕事だったので、やっと布団が干せた。風呂水をバケツに汲んで、水遣りもした。明日から多忙な日々が始まるのだ。エネルギーを溜めておかねば。深呼吸をしながら、生きていることの幸せを感じた。ありがたいことですね。何がなくても、生活ができるということは、感謝のみです。

 風邪と言うより、扁桃腺炎の症状には、アケビの焼酎漬けがよく効く。鼻汁を一気にまとめて出す。痰が絡んだり、しょっちゅう洟をかむのがなくなる。ドバッと出てくる。咽喉に下りない。解熱にはきらん草が効いた。36℃くらいが、一番しんどいのだが、数回飲めば熱が下がる。然し苦いのが難点である。病院で待つのも厭だが、そこまで行くのが面倒である。

 前回の時にも、これで治った。インフルエンザでないので、吐き気もない。ご飯は美味しく食べれます。枇杷葉茶をガブガブ飲んだ。水がいいので殊更に美味しい。子どもの熱が高い時のは、キャベツの葉がいいよ。あまり冷たくないので、おでこに当てるといい。なんと葉が、真っ黒になるよ。足が冷えてはいけない。頭寒足熱を守ってね。

 子どもが小さい時には、枕元で転寝をしていた。或いは、抱きかかえて寝ていた。母乳で育てていれば、熱があれば直ぐにわかった。確かに免疫力がないので、高熱を出すことが多い。けれどもそうやって抗体を作るのだ。温室育ちにしてはいけない。人工の設備には、盲点が潜んでいる。いざという時に、役立たないことがある。

 明日の弁当のおかずと、今晩の夕食を兼ねて、じゃが芋を蒸かす。Aさんに教えてもらっていた、マヨネーズとレモンを合わせる。塩胡椒も少々入れる。レタスを千切った。じゃが芋がレモンでさっぱりしている。栄養はつかなくていいから、美味しいのがいい。マヨネーズを単品で使うとしつこいのだ。油分が食べられない。弁当は偏るが、質素でできるのがいい。

 暖かな陽射しに、のこのこ出て来た銀河。縁側で日向ぼっこです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

扁桃腺炎

2011年03月30日 | Weblog

 昨日のこと。早朝、酷く体がだるい。寒気もする。冷え込んだのか?何だか震えながら、やっとの思いで起きて、ストーブを点け、体温計を持って、もう一度布団に潜り込んだ。37.1℃??頭がクラクラする。最後の気力を絞って、休ませてほしいことを上司に伝え、その後は眠ってしまった。気づいたら昼を過ぎていた。

 体温計を当てる。37.5℃!なんでこうなるの?腹が減った。白菜と鶏肉のスープが残っていた。卵を落として温める。美味しい!!鶏肉は、Aさんが手当てのお礼にくれた、名古屋コウチンだ。塩味だけの、素材を生かした旨さがたまらない。ストーブを消し、蒟蒻を温めた湿布をする。枇杷葉も載せる。

 夕方まで眠った。嫁が忘れ物を取りに来、わけぎをいりますか。と、聞くので、切って湯がいておいて。と、頼んだ。更に2時間布団に居たが、腰が痛くなってきたので起きる。おきたら掃除だ。いやいや、そんな元気はない。ご飯とわけぎの酢味噌和えに、漬物で済ます。薬草のお茶を飲み、湯たんぽを取り替えて眠る。

 今朝は、3回くらい測った。布団の中だと下がらない。起きようとしたら、腰が笑った。いかんなぁ、寝過ぎだろう。体温が36℃になったので、急いで弁当をこさえて出勤した。今日は買い物がたくさんあるのだ。(私は行かない)風呂当番でもないから、したいことがあるんだ。仕事の流れを見ながら、やっととりかかる。

 はい。トイレ掃除です。床が汚れているのが気になってしかたない。Rがしているのは知っているのだが、体は一つなので、上手く調整がいかなかった。ほんとうは上司の許可がいるのだが、外出中で居ない。勤務者にやっていいかを尋ねてみると、OKが出た。4ヶ所のトイレの床を磨き上げた。あ~気持ちよくなった!

 私は、自分の仕事として、きれいにするのは厭わない。誰かに命令されてするものでもない。特に、トイレや台所は、生活の基盤となる所だ。いつも清潔でなければ、億劫にもなるし、食欲も湧かない。確かに資格上の仕事はやらねばならない。誰もが何時も心がけることなのに。と思う反面、私が黙ってすることのようにも思う。

 トイレ掃除の醍醐味は、やった者にしかわからない。あの爽快感、満足感。加えて達成感の充実は、自分の心を磨くことにもなるんだ。ピカピカに磨かれたトイレに座る人が、気持ちよく使ってくれれば、どんなに嬉しいことだろう。同時に、こんなに綺麗なトイレは汚せない。って、思わないかな?そう思ってくれたら尚更うれしい。

 今年の雪で、霜焼けた枇杷葉。これは淡路田中です。未だ花芽がつかないので、寒冷紗はかけていなかった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水が届いたんだ。

2011年03月28日 | Weblog

 昨日、Aさん地の水を、ポリタンクに入れて、放射能で水が飲めない。というリエさんに送った。本当はペットボトルがよかったのだが、何処を探しても見当たらない。Aさんは快く分けてくださり、クロネコで発送した。いつ着くか心配していたんだけど、電話がかかってきたの。ああ、よかったぁ!これで枇杷葉茶が飲めるね。宅配の小父さん、ありがとう。

 水を送って喜んでもらえるとは、なんという世の中になったのだろう。それでも、送れる水があり、手段があるからいいんだ。連絡も絶たれ、水も食べ物も、一切がなければ、どうするのだ?食べれる野草を知っていたりしても、中々口にはできないだろうに。米を寒中に干して、保存していれば、水に戻すことができる。或いは、火を熾し粥が炊ける。

 古人の知恵を、高齢者の人は思い出して、また原始的なやり方も、ある程度知っておかないと、誰も助けてはくれない時、どうするんだ?自然の恵みを分けてもらうことは、あらゆる意味で感謝し、恩返しをしていくことだと思う。そうしていかなければ、この先、生きていくのは難しい。それなのに、同じ事を繰り返してしまうんだ。羹に懲りて膾を吹く。

 この1ヶ月ほど、左半身の腎機能が低下して、しんどくてたまらなかった。仕事は休めない。病院へは行きたくない。散々考えた挙句。枇杷葉温圧療法をやってみよう。と、思い立つ。蒟蒻は冷蔵庫に買い込んである。鍋に水を張って、ガスを点け、弱火で温めるのだ。それを取り出して、タオルに包み、生葉の枇杷葉を患部に当て、その上に載せる。

 最初は、熱いのだが、辛抱していると、じんわりと温かいのが伝わってくる。仕事の時には、帰宅してからやり、休みの日には、温めては載せを繰り返した。鈍痛があった患部が、徐々に和らいでいき、寒さで凍り付いていた体が、息を吹き返した。腰痛も治まり、体調も戻って来たのがわかった。自然治癒能力の素晴らしさを知った。

 災害時に必要な物の中に、湯たんぽと蒟蒻は必須です。今更ながら、自然の恵みを、枇杷葉にもらっていたことを、深く感謝しました。信じることも大切なことです。私は、何を於いても、神の御標の枇杷葉を、これからも伝えていこうと思います。見えないものを、心の眼でみていきたい。感じていきたいものです。

 今年の寒中にかけた、寒冷紗です。今の時期には、殆どが霜にやられていましたが、今年は花芽が咲いている。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

扉を開けて・・・

2011年03月27日 | Weblog

 今朝は寒い。彼岸を過ぎたら、少しは暖かくなるのが例年であるが、ここ数年の気温の不安定さが、拍車をかけているとしか思えない。被災地の心痛は異かばかりであろうか。北国の寒さに慣れていても、住まいがなければ暖は取り難いのだから、自然の日当たりが、少しでもあるように願っている。夜空の星が、殊更に美しい。

 昨日は、久々に掃除機を使っての掃除をする。枇杷葉茶で、雑巾掛けを済まし、塵を寄せておいて吸い込んだ。どうしても隅っこが埃に埋まる。それにしても寒い。布団を干していたが、早々と取り込む。洗濯物は、風があるので良く乾いている。夕方、除湿機をかけ湿気を飛ばした。衣類は特に湿っているのは病気になりそう。

 庭は、春の装いに変わっている。クリスマスローズが満開になり、水仙は咲き終っている。次々と新芽をのぞかせる桑の木や、小手毬。薔薇の枝も挿し木のついたのは、新芽をだしている。海棠も緑色がつき始めた。チューリップも、ずい分葉を伸ばしてきた。ヒヤシンスは咲き出し、アネモネの茎も蕾を持ち上げた。

 小さな草花にも花が咲いている。それなのにこの寒さは、どうしたというのか?Aさんに枇杷葉温圧療法を施しながら、不安で一杯になる。肩には自分で載せていた。足の裏と、腰はできないので当てる。枇杷葉の硬くて冷たい葉が次第に熱くなる。まだ蒟蒻が温かい中に、枇杷葉を見ると、機能回復使用とする患部が真っ黒だ。

 Aさん地の枇杷葉は、樹が太く、青々と茂っている。葉を採りながら、太陽の光を、存分に浴びていることに感謝する。花芽もたくさんついているのがわかる。20年は経っていようか。庭師の方が植えてくれたらしいが、しっかりと根を張って、すこぶる成長がいい。20枚ばかりの生葉を採って、使うのだけ洗う。残りはナイロン袋で冷蔵庫での保管です。

 寒さは、眼に見えませんが、蒟蒻を当てると、実によくわかる。熱さを感じる程度により、体に伝わっていくからです。蒟蒻を莫迦にしてはいけません。体は温めてやることです。電気では芯まで温もらない。また温まっても、直ぐに冷めるのです。ほかほかとしてきて、とても気持ちいいですよ。足の痛みも、膝の曲げも、根気よくしていれば歩けるようになりますよ。

 数年前の枇杷葉の花芽。12月に咲いていると、どこからともなく漂ってくる。至福の一時ですね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春休みに

2011年03月26日 | Weblog

 私の、小学生時代の春休みは、遠くの山まで、焚き物をしに行く、家族総出の遠出である。しかし、全工程が歩きなので、行きは元気で威勢がいい。帰りは反対に意気消沈の体たらくである。祖母や母は、せっせと焚き物をこさえている。兄や二つ違いの妹は、実におとなしく、笹舟など作って、水に浮かべて遊んでいるが、あちこちに興味が湧いて、じっとしていなかった。

 春の山には、春蘭が咲き、ツツジも蕾で立っている。蕨が日溜りで採れる。薇やイタドリも芽吹き、到る所に土筆が生えていた。山瀬水は透き通っていて、乾いた喉を潤す。あちこち引っかき傷をこしらえ、犬ころのように走り周っていた。蝮はいたかもしれないが、動きが鈍く、襲い掛かってはこなかった。蜘蛛の巣に引っかかるのが癪だった。

 昼食は、朝早く起きて作ってくれたおむすびで、これを持ってきた鉄の網に載せて焼く。おかずは味噌に漬けた瓜や大根の漬物。或いは、梅干である。卵焼きなど、食べさせてもらえなかった。卵は、売り物である。腹立ち紛れに鶏を追い駆けたら、油断している時に、飛びけりを入れられた。正面から顔を狙ってくるのだ。卵を拝借しようとすれば、手を突く。

 祖母は、焚き物を括るのに、蔓や藤の蔓を鎌の背で叩いて、軟らかくしていた。縄は持って行ってはいたが、これも売り物なので、極力使わないよう工夫していた。祖母が括るとばらけないのが、父や母だと解ける。どうやら結び方に、コツがあるようだが、子ども心に不思議でならなかった。夕方、押し車に焚き物を乗せ、山の幸を積み、再び徒歩で帰る。

 遊び疲れているので、歩きながら眠っていた。片道1時間以上かかっていた。自分の足なのか、何処を歩いているのかわからない、帰宅の路であった。これは、日曜日のことで、父が休みの日でないと行かない。普段は、近くの山の木を伐りだし、家の門まで引きずって帰り、鋸で小さく挽き、斧で薪割をする。1年分の燃料の確保だ。

 手伝いが主な生活であり、自分のしなければならない分担があった。貧しくはあったが、祖母が居たし、構ってはもらえなかったが、母の姿もあった。父の帰宅がないと、ご飯は食べられなかった。どんな親でも、先に食べるなどできなかったのだ。いつもお腹を空かせていた。今は、ありがたいことに空腹感はない。

 リエさんが先日の旅行のお土産を、手紙を添えて送ってくれた。ブローチかな?それと、何にでも効く、民間薬もです。ありがとう♥使わせてもらいますね。

 今年の寒中に、糠を入れた状態です。枇杷苗(2年目)と昨年発芽したもの。向うは猿梨。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

命の源・・・

2011年03月25日 | Weblog

 地球の資源で、一番大切な物は水だ。それが原発で汚染されて、飲むことができない。大都会では人口が密集していて、お金があっても品物がない。他の物は代用できるが、水だけは駄目ですね。雨水をろ過しようにも、装置は愚か、家庭では無理です。水道の水にしても、汚染の度合いが不明です。

 どの放送局も、同じ内容で、真実知りたいことを、報道してくれません。加えて、しつこいくらいに同じ事ばかりです。だからどうなんだ?という腹立ちを覚えます。今回のことには特に、自然災害よりも、人為災害を思うのは、私だけでしょうか?起こり得る予告を、災害に備える準備を書いていても、信じる人は僅かであった。

 地球の資源には限りがある。況してや、それらがいつまで持つか?地球が泣いている。哀しみに震えている。人類に対しての憤怒を吐き出している。我々は、悔恨の想いで、今後は暮らさねばならないのでは?今一度、自分たちの生き方を考え直そうではないか。快適で住み良い暮らしの落とし穴には、必ず甚大な犠牲を生む。

 昔の生活にも、いいところはたくさんあった。何時の間に、アメリカに倣えになってしまったのか。日本には、其々の土地で、培われた生活や習慣があった。伝染病は流行らせてはいけないが、漢方薬での治療にも、優れた物は多かった。病を癒すことが優先であった。心を病ませれば体も病む。

 Aさんの膝や、肩に手当てをしながら、感謝の想いを受け取ると、私でも役に立つことがうれしい。或いは、枇杷葉茶を飲んでくれることが、資源を大切にすることに繋がり、自然に感謝している。命は何処から来て、何処に向かうのか?神のみぞ知る。無限大の宇宙の摂理に、操られる己が命を想う。

 今日の強風にすっ飛んでいた枇杷葉。プランターに植えているが、根が伸びていないので、またしては倒れている。4年目になっているが、場所が西なので、あまり成長が見られない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遙かなり・・・

2011年03月24日 | Weblog

3月のお彼岸が明けた。水温み、風暖かく感じる季節に、たんぽぽやすみれが道端に咲き、れんげやクローバーが地面を敷き詰める。私の子どもの頃には、到る所に咲き乱れて、牛の餌になり、鶏の餌でもあった。それが今は、農薬で影もない。

 祖母は、未だ明けきらぬ早朝に、身支度を整えて、しょい籠を背に鎌を手に、田んぼの畦や、畑の道に草を刈りに行く。私が、眠い目をこすって起きて行くと、汗びっしょりになって、牛の世話をしている。食べ残しの残飯は、糠を混ぜて牛が食べる。

 祖母は百足を掴んで刺されたり、蜂に瞼を腫らしたりしていた。祖母の草刈は、大雨以外は毎日だが、いつも刺されている訳ではない。体調が思わしくない時、油断から生じていた。それでも、風邪を引いているからと休めない。かといって、医者にかかろうにも無医村だ。

 イタドリの根を掘って、すり鉢で擂って食べたり、生姜や茗荷は植えていた。雪ノ下、山椒、梅や李も育てていた。それらは医者にかかる前の予防で、外科的な処置も施していたように記憶している。柿の葉も桃の葉も、枇杷葉も用途に依って使い分ける。桔梗もそうだった。

 薬草の適量と用途を、実によく知っていて、祖母のすることが、まるで魔法のように見えた。どこでその知恵を覚えたのだろう。先祖伝来であったものか。そういえば、安倍清明の話を聴いたような・・・。明見山が故郷にはあり、子供心にふしぎな話であった。

 福島原発が、放射能漏れ事故を起こしていますが、ほんとうに人体には影響ない数値でしょうか。想定外と言い逃れをして、隠していることが多いのではないか。アメリカに落とされた原爆の恐ろしさとは違うが、手ぬるい処置が事を大きくしている。

 昨年の猛暑に、種から育てたパンジー。プランターに移植したのが、そろそろと咲き始めた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原発はいらない!

2011年03月23日 | Weblog

 地震が起き、津波が押し寄せれば、否応なく海辺の建物は破壊される。そういった一連の作動がわかっていて、海から近い所に設置した原発の施設だ。想定外とは言語道断。冗談ではない。人間はおろか、そこに生息している生き物を、命をなんだと思っているのだろう。

 宮部みゆきの『レベル7』。あれは、原発ではなかったが、こっちは逃げられない段階の放射能汚染だ。人間よりも哀れなのは動物達、植物である。軽々しく、人体に及ぼす影響は少ないなど、見当違いも甚だしい。鉛に閉じ込めてしまってくれ!しかしきっと何処からか漏れる。

 山口県の祝島に、中国電力が原発を設置しようとしていた。今回の地震と津波で、鳴りを潜めているが、数年先にはきっと持ち出すだろう。その、祝島をテーマにした、島の様子と近辺の映画が上映されている。リエさんからもお薦めです。

 その映画には、祝島の枇杷が映っているそうです。昔は、枇杷になど、農薬はかけてはいなかったようですが、ここ数年は、売らんかなの儲け主義から、農薬を使うようです。枇杷よ、お前もか!と言いたくなる現状ですね。

 自然栽培での農薬は、栴檀の木があれば、農薬の代わりをします。枇杷葉自体が、殺菌作用をもたらすので、神経質にならなくても、美味しければいいように思う。生産者よりも消費者が、そういった品物を買わなければいいのです。そこんところが間違っている。

 放射能が通常より数倍もの数値だと報道しています。そのために、被害のない野菜にまで、悪影響が出て、農家の人はトラクターで根こそぎひっくり返していました。野菜になんの罪がある。自然災害ではなく、人為災害に他ならない。

 怒り心頭に発するが、広島と長崎に原爆が落とされたことなど、自分に関係がなければ、それでいいのだろう。けれども、今回のことで、じっとしてはいられない。祝島に原発を造らせてはならないのだ!唯でさえ島国の危機に瀕している日本を、原発の恐怖に曝してはならない。

 阪神大震災は17年前です。今回の地震は2週間が経ちました。今後も、地震や津波は何度もくるでしょう。来てから慌てふためくのではなく、覚悟を決めておくことです。地球は、自ずと自らを再生しようと試みているのです。宇宙の意思に因って。

 枇杷苗です。1昨年の苗ですが、今年の寒さで、葉が霜焼けになりました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

満天の星

2011年03月22日 | Weblog

 帰宅して、宇宙を観あげたら、満天の星が輝いていた。久々の星空の美しさに、眼を奪われる。木星は既に隠れてしまったが、今宵の星の煌きは、地震から10日振りに観えたもの。自然災害と言いはするものの、人災でもあるのかもしれない。

 人々は、この宇宙の美しさや、自然の摂理を、何時の頃から忘れてしまったのであろう。星を観るのに、ある程度の知識は必要かも知れぬが、専門的な学問がなければ、観れなかったり、天文台に行かねば観えないのも、何か哀しい気がする。

 星を観るのに、なんの気兼ねがいろう。どれほどの知識が必要か。心のままに、或いは静かに眺めることも自由でいい。どんなに優れた望遠鏡でも、その記録のデータを生かせるのは、人間の経験と、感にしかないようにも思う。

 旧暦を生かし、その季節の出来事や、習慣を見遣って、これはおかしい。とか、近々異変が起きる。というのを感じた人も居たであろう。人間の特殊な能力の、第六感は、極普通の人にでもわかることがある。正しく、人間の本能であろう。

 現代社会は、情報に振り回されて、真実が却って見えない。わかりにくい。膨大な資料の中から、自分の探している事柄を見つけるのは、至難の業。探し当てる方が難しい。ところが、長年の感と、地域にしかない事柄は、命を救ってくれもする。

 自然農法の薦めは、まさにこれで、災害を教えてくれるのは、小さな生き物たちである。人間は、その異変を見過ごさないことである。どんな偉い博士も学者も、事が起きてから慌てるのではなく、注意することを間違えないことだ。

 雪の止んだ朝、皮を脱いで出て来た。ふわふわの感触が銀河のしっぽです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

咄嗟の一品

2011年03月21日 | Weblog

 勤務先での昼食は、日曜と祭日に限り作る。今日も、祭日なので献立を決めていた。それにしてもちと少ない。咄嗟に思いついたのが、じゃが芋を小吹芋にして、レモン汁をかける一品。じゃが芋の皮を剥き、一口大に切り、塩を少々入れ湯がいた後、水分を飛ばす。レモンを切って、汁を絞り、マヨネーズと塩胡椒、砂糖を入れて和えた。

 何時もは野菜嫌いの方も、黙って食べている。高齢者に食べてもらうには、その時の体調や季節の雰囲気もあり、余程気をつけていないと食べない。或いは残す。最もこの一品は、Aさんからのアドバイスで、野菜は、じゃが芋とブロッコリーであった。ないので、刻み海苔を乗せた。何でも食べる割には、好き嫌いがある。そこは知恵と工夫でやってみるのです。

 私は、基本的には料理は苦手です。でも、安全で安心な、美味しい物は食べたい。また同時に、作ってよろこんでもらえる物は何か、工夫をしていきたい。或いは、シンプルで、素材を生かした旬の物を使いたい。今回は、ある材料で、一品足したかったので、作ってみたのです。意外と箸が伸びていたのが、とてもうれしかったですね。

 どんな物にも、命が宿り、誰の心にも、それらは届くのです。作っている時、おいしくな~れ。と、魔法の言葉を呟きました。ほんの少し、秘伝の呪文を唱えます。作ればいいのでも、何でもいいのでもなく、どうか命を永らえて。という想いを込めました。些細なことかもしれません。それでも、退屈で一日を過ごすのでなく、小さな驚きの数分があってもいい。

 テレビを一日つけているだけであったり、自分のしたいことができなかったりでなく、一日を過ごせることは素敵です。特に、自分の趣味の範囲が可能なら、どんなに充実した日々でしょう。私は、本を読んだり、CDを聴いたりして過ごしたい。皆一緒の生活は真っ平です。日向ぼっこや、沢庵を食べながらお茶を飲み、走馬灯のように昔を回想するのもいい。

 右に倣えでもなく、気をつけでもない。あちこちの次元に行き来して、恐竜にも遭って来たいし、清少納言や菅原道真にも、教えを請いたい。江戸時代の枇杷葉を活用した治療にも、お目にかかりたい。平賀源内、藤原不比等、時代を思うままに生きてきた、その人たちに、書籍は想像を膨らませてくれるのだから。

 庭の中央。南天の葉が赤くなっている。でもこれって、緑の葉だったような気がする???

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする