枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

夏は、暑いのが普通です。

2010年06月30日 | Weblog
 今の季節は、夏の筈なのに、寒くて堪らない。人間の我儘と言うべきである。何故、汗をかかないのだろう?暑いのを嫌うのか?可笑しいではないか。冬に暑く、夏が寒いなど。季節が逆転するような、温度設定にも困るが、体の不調、変調を訴える人数が少ないと、とんでもないことになってしまう。従って、私は夏分に、腹巻を離しません。笑われようが、驚かれようが、自分の体を守るためですよ。何で替えられましょうか。

 勤務先を出て、駐車場まで歩いていると、近所の方に声をかけられました。いかん。挨拶をして、通り過ぎようとしたのが、呼び止められたよ。それでも、無下には素通りできないでしょう?枇杷葉のことを聴いてこられるのです。お茶にする方法や、湿布の仕方を尋ねられた。明日、ファイルを持って行ってあげよう。説明に時間がかかってしまうし、間違って伝えても困るから。職場でお八つに枇杷の実を食べていたが、恐らく種はゴミ箱でしょう。

 知らないことがいいこともあるが、それを私だけが知っているということが、他の皆には許せないのだろう。空気が変わるのがわかる。世間の常識と言うが、結局は、自分自身の物差しである。身勝手なものだ。敢えて言うなら、疑問を感じて、調べてみよう。とか思ったり、何故そうなるか?の発想をしてみなくっちゃ。後にも還れないが、先にも進まない。可笑しい!と感じた時点で、附に落ちるまで、とことん追求してみること。

 がやがやと賑やかであったり、騒がしいだけなら、何等、井戸端会議の延長です。間違っていることは、過ちを認めなければなりません。同時に、人間としての振舞いをしてでないと、こういった事実は曲げられます。何人であろうと、平等であるのです。然し神さまは、全てを同じには創られなった。何等かの変化を、微妙にもたらせた。生きることへの差をつけた。けれどもどのような変化があっても、地球での人類の滅亡はやってくる。

 夏は暑い。暑いから、暑中なのです。それで鰻を食う。冷たい麦湯を飲む。冷房の行き届きすぎた場所で、冷たい飲み物を注文する。今昔の違いには、背筋が凍りつく。風情も何もあったものではない。あるのは見栄ばかりです。冷房を必要としない、グリーンカーテンを作りましょう。人間は、自然の付属なのに、いつの間にか勘違いを繰り返すようになった。とても哀しいことですね。知恵と勇気の使い方を誤った。

 甘くて果汁たっぷりの、我が家の枇杷の実。小さいのが難点ですが、この先、枇杷の実が生るのが増えたら、食べ切れなくなる。何という有り難さでしょう。その日も近い。枇杷葉の不可思議な力を信ずる者は、やがて新たなる世界の覇者となる。我と共に来り。
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枇杷の実の感想・・・

2010年06月29日 | Weblog
 勤務を終えて帰宅すると、窓を片端から開ける。外の夜気が侵入してくる。銀河が、今までほったらかしで、暑かったと抗議をする。え?窓、ちょっとだけだけど、開けてあったでしょ?ふんぎゃ!あ・らら。ごめん!出窓の所閉まってた。外には出せない観葉植物を置いているので、風通しに少し開けているのですが、今日はそのまま行ったようです。まあ、それでも何処かしら、涼しい場所を探しては、寝そべっているようです。

 人間の体の部分には、入浴して洗えば汚れが落ちる場合と、温まらないと角質が溜まってしまう場合とがあるのですね。このところ、どうにも足の角質が気になって、お湯でふやかしては、剥してあげているのですが、信じられないくらいに、洗面器に溢れてしまう。これは汚れではない。垢だったら、黒ずんでいるのでわかる。私の手が触れば、たちまちにして剥がれていく。顔もそうらしい。ポロポロと剥がれていく。

 顔も、額・鼻尻・顎等には、思いの外溜まっている。タオルで擦れば、赤くなったりするし、皮膚が破れてしまうので注意が要る。けれども、私の指先と手の平でするのには、緩やかな曲線を描く訳だから、痛みは全くなく、却って心地好いらしい。目を閉じてもらうため寝入ってしまう。マッサージって気持ちがいいのね。汗びっしょりになったけれど、喜んでもらえたからいいかな?お世辞かもしれないけど、お礼を言われてしまった。

 リエさんからの、我が家の枇杷を食べた感想。『みずみずしくて甘かった。オレンジ色に近い色で、丸くてかわいいね』とのことです。りささんは、『家族と二人、早速頂いてみると、とてもみずみずしく、やさしい味でした!おくゆかしい、静かな夜のような、とても穏やかな味です』との品評を頂きました。お二人とも、我が家の枇杷を食べてくださり、ありがとうです。ほんの少しのおすそ分けです。

 サンタさんからは。今日の午後、美味しい枇杷が届きました。なんかもったいなくて食べられないくらい…。でも、冷やしてひとつ、だいじにいただきました。美味しかった!!。という品評をコメントして頂きました。○谷さんは、秋田においでなのですが、今度、なまはげ、見に行きたいです。あ・でも。孫が引き付けを起こしそう。私の少ない髪が、禿げてしまったら困るな。

 我が家の枇杷の美味しいのは、無農薬はもちろんですが、木でギリギリまで熟しての収穫ですから、瑞々しいのです。加えて、糠と塩です。それと枇杷葉エキスの散布です。後は、枇杷葉との交信をすることでしょうか?エネルギーの放出と取り込みです。このバランスが保たれていないと、甘くならない。枇杷葉には、祈りにも似た心で、話しかけています。

 リエさんは、枇杷の種をそのままかじったらしい。我が家のは甘かったそうです。本体、種の味は、苦味が多く、生の状態では怯みます。Aさんは、かじっていたけど、結局吐き出したからね。それで思い出したんだけど、娘が交通事故に遭った時、枇杷の種を擂って食べさせた。毎日1粒を7日間ほど。立ち眩みや、吐き気が治まったのです。どうやらムチ打ちにも効果があるようですね。

 ヘリオトロープ。この香りをかいだら、虜になってしまった。心を奪われた。

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雷が鳴ると梅雨明け

2010年06月28日 | Weblog
 今日は、蒸せて暑い一日でした。低気圧が張り出しているのか、不快指数が高かった。汗が噴出しました。仕事の内容が、脱水症状を引き起こしそうだった。冷やしておいた枇杷茶を飲みました。それにしても、エネルギーの消費が激しい日でありました。明日も、明後日もですが、体が持つでしょうか?枇杷茶のたすけを借りますかね。

 それはそうと、顔のマッサージをしてあげると、人間は誰でも、角質が剥がれてくるものですね。その後には、艶々のすべすべになりました。これは新発見でした。足のマッサージもですが、顔の方も覿面でした。加えて、年齢は関係ないようです。体を洗うことと、角質を剥すことは、同じようで違います。私は、自分でできますが、殆どの人は、誰かにしてもらわなければできません。しかも、30分が¥3500だというのですから、ぼろもうけです。

 リエさん。我が家にお越しの節は、マッサージをしてあげるね。きっとびっくりするよ。ひと皮剥けちゃうかな?へんし~ん!!なんちゃって。私には、そういったことができちゃうのも、何かのお蔭かな。って想いますよ。最も、勤務料金には入ってないことですから、余計なことになるのですが。でもね、皆のうれしそうな笑顔を見ると、そういった損得はどっかに吹っ飛んでいっちゃう。

 皆、自分が可愛いから、それなりの代償を求めてくる。払う気はないし、口先だけだってのもわかっている。覚言う私は、自分の未来に対して行なっているのだ。己に還ってくるとわかっているが、役目を終えたその時に、瞬時にして消滅したい。そういった想いがあるから、他人が何と言おうと構ってはいられない。わが道を往っている。

 我が家の枇杷の実を食べながら、甘くて美味しいのだが、残念な想いがしてならない。寒肥を鶏糞しか入れてなかった時には、甘酸っぱい味で、それは昔懐かしい、祖母との思い出が重なるものだった。今年は、酸っぱさが消えてしまって、甘いだけになったようだ。ふ~む・・・。どっちを取るかなぁ?捨て難い感じもする。

 今年、数本ある淡路田中に、花がついたら、甘酸っぱさを残しておこうか?あの味は、木で熟しているから、本当に美味しいんです。これも、リエさんやりささんに食べてもらいたい。え?お礼ですか。そうですね、皆さんの書かれる著作が、どんどん売れちゃうようになれば、それがお礼になりますよ。私は、肝心のエネルギーを供給する役目なのですから。

 一躍、有名にならなくても、じわじわっと売れていく方がいいですからね。それって、枇杷のようでしょ?枇杷の薬効も、直ぐには効かないからね。命の源になる枇杷葉茶、花芽茶や種茶を、今後、益々続けて飲まれてくださいね。花粉症の方にも、この時期にちゃんと飲まれていたら、春先の症状は比較的、軽くなりますよ。夏には、しっかり汗をかいて、毒素を体外に出していてください。

 ドクダミ茶もいいですよ。昨日、○谷さんにお送りしたアケビ酒は、咳や痰が、喉に絡んだ時に、ティースプーンに少量をコップに入れ、枇杷葉茶の中に落として嗽するか、ゆっくり喉に下りるよう、飲み下してください。中耳炎や扁桃腺にも効果があります。くれぐれも症状に対しての飲用になさって、自棄酒にはしないでください。苦いのが特長です。

 今年の、クリスマスローズです。先日、鉢の下を何気なく見ていたら、小さな苗がたくさん芽を出していました。
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期待は、液体と個体に・・・

2010年06月27日 | Weblog
 お天気に恵まれて、枝に残していた枇杷の実を採る。空の袋が多い。これは、蟻んこ軍団の侵略に遭った結果で、見事に何もなかった。枇杷の実の青いのに、袋をかけた当時には、80袋あり、全体で90強かな?と目論んでいたが、いざ、袋を外すと空や、果汁を吸われた形に変わっていた。自然を敵にはできない。反対によかったのは、表面の痛みや傷がなかったこと。リエさんにも、りささんにも誉めてもらったけど、艶々の肌でしたよね。

 これは、花芽の状態での、枇杷葉エキス散布をしたからです。甘酸っぱいのが食べたかったのですが、甘くなり過ぎました。糠と塩の加減に注意しなくちゃ。滴下をしたため、粒は大きくなっていました。1枝に1粒から2粒がいいようです。りささんが、花芽茶は何処にも売っていませんね。と教えてくれました。そうです!これは私だけのオリジナルです。もし誰かがするとしたら、私の真似です。リエさんに飲んでもらって好評だったので、以来袋に詰めている。風味がいいんです。

 りささんの友人さんに、宅配で送らせてもらいましたが、明日の夕方かな?秋田って、何時着くんだろう?ちゃんと聴いておけばよかった。受付の態度の悪いオネエさん。電話に夢中で、急いでいるのですが、と言えどほったらかし。慌てて外から、お兄さんが応対しに来た。天地無用で送りましたが、中に何が入っているのか、気にされました。ガラスだって言っておきました。絶対!投げるな!!と、釘を刺しておきました。

 サンタさんには、明日。ゆうパックでお送りいたします。(嫁に頼んでおきました)生物なので、取り扱いに注意せよ!と言っておきました。ということで、ここに書いている通り、20粒ばかり枇杷の実の数が減りました。このもう1つの原因は、ヒヨドリがやって来て枝に停まって突くのです。すると袋ごと実は落ち、割れてしまいます。奴さん、大きくて美味しいのをちょろまかせて、食い逃げしたようですね。

 さあ、ここから再び試行錯誤の、1年が始まります。お礼肥えをやって、枇杷の木をねぎらいましょう。育ち往く枇杷の苗にも、充分な声をかけてやりましょう。種から発芽して、小さな苗に育ち、年々伸びていく様には、感慨深いものがあります。実際に、育てていっていると、わが子のように愛しいのです。語りかけ、水を与え、そのうれしそうな様子には、心の中が温かくなり、何度援けてもらったことだろう。

 人間は生きていくために、人間だけでは成り立たない。自然との共存には、相手を侮らないで、素直な心で接していくことにあるようです。手をかけ、眼をかけてやれば、絶対に裏切りません。けれども、人間ばかりが取ってはいけないのでしょうね。今回は特に、我が家の味を知った生き物が寄ってきました。言い換えれば、どんなに恵まれた、環境であることでしょう。感謝の想いです。

 昨年、種を植え、8ヶ月経った時点の、苗の状態です。1年近くなった今は、15cmくらいに成長しています。旧暦を活用しましょう。あらゆることに、知恵を貸してくれます。剪定も、移植も、種蒔でさえ、重要なポイントが含まれていますよ。
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枇杷、収穫する。

2010年06月26日 | Weblog
 今朝、勤務先に着いた途端、思ってもみなかった展開に、動揺する。一瞬だが、怯んでしまう。いかんなぁ・・・。しかしだ、一番困っているのは他でもない待っている方だ。心を反転して任務を遂行する。ちょっと萎えそうな心に言い聞かせて、気取られないようにしました。以前はこういった行動ができなかった。即座に顔に出てしまったり、不満を抱えてやっていた。今は、何とか気持ちを切り替えてやれる。できるだけ平静を保ち、笑顔で接することに重点を置けるようになった。

 主任の励ましには、いろんな意味があるように思う。逃げてはいけない。結果として、なす術がないようになれば、そこで考えればいい。きっと方法が見つかるのだ。自分に自信を持っていれば、必ず転機は訪れるのだ。と、独りで想い悩んでいたことも、幸いしたのだろうか?何はともあれ、自分を信じていなければ、仕事はできないということもわかったよ。幾つになっても、其々にハードルを越えて、往かなければならないのですね。

 リエさんにも、りささんにも我が家の枇杷の実が到着した。とのメールが入りました。味もよかったらしく、とてもうれしいです。枇杷冥利につきます。この日のために、364日間丹精込めて携わってきたのです。収穫はあっという間ですが、届けた相手から、美味しいや瑞々しい、との言葉をもらうのは、私自身の喜びより、枇杷に援けてもらえたうれしさが大きい。リエさんは今年で2回目ですが、りささんには初めてでした。

 今年の新発見は、何と20粒ばかりを、蟻んこ軍団に乗っ取られました。袋の中で、蛹が孵化しており、無残な枇杷の姿と、食べれなかった悔しさに、がっかりしました。でも、我が家の枇杷の実が甘いのを、何故わかるのだろう?って、蟻んこだから触覚で感知するのか?袋をかけた時点では、ほくほく顔だったが、この結末では、次回には考えねばならない。勤務先にも、数粒持って行ったが、好評であった。

 Aさんには、淡路の田中と、我が家の枇杷とを食べ比べてもらった。味も果汁も、我が家のがよかったらしいです。問題は大きさですね。品種が違うので、仕方のないことですが、1枝に3粒くらいがいいようです。枇杷の実が生るのは、1本だけですから、今後は増えてくれることに期待したい。淡路田中に実が生れば、3本になり、茂木ももう1本に生れば、収穫は見込めます。息子や娘の所にも、期待していたいです。

 職場にスタッフに、何でこんなに甘いかわかる?と尋ねましたが、即答してくれません。ヒントを出して、塩?と答えてくれました。我が家のは、糠も入れていますから、とても甘いのです。肥料は、糠と塩と鶏糞です。後は、石灰や枇杷エキスですね。お茶で飲んだ後を風呂に入れ、その後、堆肥として入れています。枇杷は、ほんとうに捨てる箇所がありません。とても環境にやさしく、有意義に利用できます。

 りささんのお知り合いの娘さん。アレルギーがひどいらしく、枇杷茶を差し上げた。とメールにありました。おおっ!!何という親切でしょうか。りささん、あなたの分はありますか?なくなる前におっしゃってくださいね。そうだ。○谷さんに、我が家の枇杷の実を送ってあげよう。泳げ!にコメントを書いてくれないかしら。いや、これは賄賂ではありませんぞ。袖の下です。種茶と花芽茶も送ってあげよう。

 初夏に咲いたスズラン。今年の花は何となく、少なかった。寒かったせいだろうか?季節の区別が、つかなくなってもいるんだろうな。
 
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自分を磨き続けていけば・・・

2010年06月25日 | Weblog
 金星と上弦の月が並んだ、5月21日の夜空の様子。携帯で撮影しましたが、意外と綺麗に撮れました。勤務先からの途上でのシャッターです。我ながら、上手く撮影できた。と、思いますよ。何でも、好機を生かすやり方に、トライし続けていきたいものです。出版社の応募小説に限らず、相手の意図することが、理解できていなければ、ストーリーは支離滅裂。どんな短い文章にも、起・承・転・結は必要です。小説以外でも同じで、内容をまとめていなければ、言いたいことが伝わってきません。

 私は、幸いにも、自分でも本は好きだし、活字がなければひどく疲れる性分で、本のない生活は想像だに辛い。友人、知人の類は、物書きが多い。加えて、編集者も、画家も居る。自分でも描くのは元より、創作もする。最近は、このブログを更新するのが愉しく、必ずタイトルを重複しないようにしている。内容にはかなり同じことが書かれているが、どうしても、強調しておきたいことがあるのです。

 今日、図書館でふと、思ったのは、意外とこちらの意図することを察してくれない。と言う事実です。読んでおいででない。ものわかりが悪い。ほんとにがっかりします。私は、小学校の時になった、図書係では、本の内容を、誰に、どんなことを聞かれても答えられるように、読んでいたものだ。従って、卒業する時にはその殆どを読んでいた。(*お断り・昭和40年代の田舎の小学校の図書室です)

 学校へは、勉強が楽しくて通ったのではない。否応無しの時間稼ぎ。当時の農作業は厭だったが、勉強もきらいだった。先ず、先生が贔屓をする。袖の下がまかり通った。家では腹ペコだったが、学校では給食があった。然しながら、脱脂粉乳の冷えたのは不味かった。パンも硬くて美味しくなかった。おかずは珍しい物だった。鯨が頻繁に出ていた。

 中学校は、牛乳だけが出る。弁当持参で、おかずは有り合わせで、隠して食べた。我儘なのか、貧しかったのか、出るのはため息だけだった。今日の給食のメニューや、教科書が無料など、皆無に等しいもの。あらゆるものが、お下がりや貸し借りで済ませていた。私に合うサイズがなかったから、いつも浮いていたように思う。同級生が覚えているのは碌な話がない。

 その頃から、視力が落ちた。人違いは無論のこと、黒板の字が読めない。必死で見続けているから、極端に疲れる。見えない故に、人違いをする。無口になった。自分以外の世界に居る全てを恨んでいた。ばら色の人生など有り得なかった。人は、環境で性格が変わると言うが、私がいい例である。でも、唯一路を外さなかったのは、本の援けがあったから。

 手塚治虫、水野英子、桑田二郎、石森章太郎、里中満知子、忠津陽子、竹宮恵子、萩尾望都、文月今日子、木村みのり。漫画本を収集した。作品の全てに想いがあるよ。小説も御伽噺を始めとして、世界名作全集、怪盗ルパン、シャーロック・ホームズの物語等、冒険物や探偵物には憧れた。偉人伝も読んだ。中でも、牧野富太郎、野口英世、北里柴三郎には、圧倒された。

 どんな人間でも、紆余屈折していようが、生きていく勇気とエネルギーは、自分で見つけなければ、誰もくれない。くれないからと拗ねたところで、生きていかねばならない。せめて今日と明日を、生きられればいいように思うよ。リエさん、明日の午前中には、枇杷が着く。と思うのですが。りささん、ぜひ感想を教えてくださいね。
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収穫開始

2010年06月24日 | Weblog
 前日の疲れが抜けず、起きたのは午前10時過ぎ。カーテンを開けると、眩い光に満ちている。慌てて布団を干して洗濯をする。イマイチ眼が覚めていなかった。ぼんやりとしていたのだが不意に、おお!そうだ。枇杷の熟れ具合は?と、袋を除いてみると、いい具合になっていた。味見をしてみたら、う・美味しいではないか!!急遽、幾つか袋を外してみた。色づきも見た目もいいのを選んで、箱に入れた。リエさんとりささんに先ずは送る。

 郵便局のゆうパックで贈ったよ。土曜日には着くと思うので、届いたら食べてください。リエさんは、種も食べておいてください。我が家の枇杷は、葉もいいのですが、花芽や実も甘くて美味しいよ。それが証拠に、蟻んこが巣穴に運んでいるもの。昨日の添乗員さんが言っていたけど、昔は、枇杷の木は算盤の枠に使われていたらしい。そう言えば、何でだかぼろぼろになって、虫食いになっていたっけ。納得しました。

 今夕は、市内まで娘夫婦と出かけ、定期的になっている落語を聴いて来ました。桂文我さんの噺には、何処かしら人情味が見え隠れして、笑ったりしんみりします。今日は、思いつきで枇杷の実を持って行きました。丁度採ったのがあって、ラッピングして、係りの方にお渡ししました。食べてくれたかな?と、心配です。味には自信があります。きっと我が家の枇杷の実を食べたら、スーパーでは買えなくなります。

 古川農園さん。枇杷の皮が硬いし、味にばらつきがありますね。我が家のは、品種は茂木ですが、味は濃厚ですが、果汁はたっぷりで、口に入れると甘さがふわっと広がります。大きさは摘果の時に、摘み加減をすればいいので、改良の余地はあります。また、田中の木も上手くいけば今年には、花が咲やもしれませんから、形や味では自信があります。我が家のこの一角は、神のご加護があるのです。ほんとうに不思議な空間なのです。りささん、是非感想を教えてください。

 ゆうパックを出すのに、局の方にも食べてもらいましたが、驚かれるは、びっくりされるはで、こんなに美味しい枇杷は、今までに食べたことがないわ!!と。糠と塩を寒肥で入れるだけですが、基本は旧暦参照です。これでやらないと、全くもって味が違ってきます。潮の関係も切り離してできません。種を植えるのも、移植をするのも、全てのことが旧暦で行ないます。心を込めると言っても、旧暦を知ってするのでなくては成り立ちません。

 私は、祖母との拘りで、何をどうするとかのことは、一切知りません。でも、祖母のしていたこと。何気ない記憶が覚えているのです。それらを旧暦によって、思い出しただけですが、きっと神さまのお導きがあったのだと感じています。それとも、祖母の魂が、私にのり移って、一心同体となっているのでしょうか?祖母の時代を生きることはできませんが、私なりに今を生きたいものです。

 小椋桂の歌う、シクラメンの香りに出てくる花色が好きですね。特に、白は一等好きですが、なかなかピュアな白にはお眼にかかれません。やっと見つけた。これが毎年、花をつけてくれます。

 
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旅は道づれ

2010年06月23日 | Weblog
 今日は、淡路島まで何たらのツアーです。初っ端から、くじけた。何ということであろうか!バスが到着時間になっても現れず、従って出発もできない。待つこと30分。過通りされたかと思いきや、不手際があったらしい。言い訳はいいから、さっさと行ってくださいね。バスに乗り込むのに、ひざ掛けや上着を持ち込む。寒いんですよ。窓を開けたくなりましたが、友人が煩いので諦める。しかし今になって後悔している。肩の血液が凍結した。

 昼食は、立食だったが、各自が思い思いに行動するから、遅々として進まない。品物の前で悩んだり、後ろを振り返って談笑するな。中には、皿を持っていたのを、元の場所に置いて、トイレに行ったよ。???子どもじゃないんだから、食事のマナーくらいはちゃんとしてよ。皿に盛っているのもてんこ盛り。1回で済まそうという魂胆か?ああ、肉が別にくるのはよかった。これが並んでいたら、最悪である。

 極めつけは、食後の珈琲(私)と紅茶(友人)の不味さ。最も、無農薬の商品を頂いていては、何処で飲んでも不味いだろう。枇杷茶を持って行っていてよかった。口直しに飲む。その後、直ぐ近くの枇杷農園に出向く。古川農園さんは、芳しいお天気ではなかったが、雨が降らなかったので、張り切って出迎えてくれる。ここでしっかり長靴に履き替えておく。園内の食べ放題、というのも何本かの木にかけている袋から、熟れた実を採るのだが、これは捥いでいる本人によって、当たり外れがある。心がけ一つです。

 私の捥いだ枇杷の実は、その殆どがあたって、とても美味しかった。鶏の卵大の大きさですから、たくさんは頂けません。それでも12・3個は食べたかな?もちろん種は持ち帰りました。枇杷園の小父さん曰く、先日有馬温泉から、種を取りに来た。という話を教えてくれました。おお~!さぞや美人が多いのであろう。その場に居た数人が、種をどうするのか?と聞いてくるので、化粧水にするのよ。と答える。小父さんも、葉もええんじゃぞ。と力説されていた。土産に3Lを3箱買って帰りました。

 枇杷の効能を、以外に知らない方が多い。枇杷狩りより、食べ物か?と少々がっかりするが、先を争っての自分だけの取り方は、見た目がよろしくありません。慎みましょう。枇杷アイス、というのを食べたが、シャーベットのようでした。ソフトクリームは、時間の関係と、食事前だったので友人に却下されました。残念!昨年に嫁が作ってくれた方が、枇杷らしくて美味しかったな。

 枇杷葉エキスは、外科専用にしています。花芽茶というのは、やはり私の専売特許です。古川農園の方が、え?とびっくりされていました。枇杷の種を焼酎に漬けるというのも、砂糖を入れるの?と真顔で聞かれました。入れません!そんなものを入れて、顔につけられますか。飲み物にされるなら、飲む時に入れてください。枇杷葉エキスを全身にスプレーするようになって、シミとソバカスが消えたのよ。と手の甲を見せましたら、驚きの顔をされました。でもって、種を持って帰って作るということでした。

 帰路に向いたのはよかったのですが、四国に渡って、鳴門の渦を見つつ、瀬戸大橋を渡って帰りました。家に着いたのは8時でした。冷房で左の肩から背中にかけてと、こめかみがガンガンします。同じ姿勢だったからですが、枇杷葉の湿布をしていたから、この程度ですんだのです。足もとてもだるい。バスにしろこうなんだから、新幹線も飛行機も、似たり依ったりなんですね。やはり出かけるのを控えよう。つくづく考えて反省したよ。

 空中を泳ぐ金魚草。昨年、種から育てて大きくした。色は濃いピンク、黄色が多かった。種が落ちて、来年、苗が生えるかな?
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体は正直ですね

2010年06月22日 | Weblog
 以前のアルバイト先からの電話で、枇杷茶を作っているか?との問い合わせがあった。あと4パックしかない。と言うものだったが、自分で作る訳にはいかないらしい。犬の訓練をしているのだ。所謂警察犬の訓練の類や、躾もやっている。昨今は、子どもの躾ができていない親が多いから、こういった施設も繁盛するのだ。先日など、親に苦言を呈したら、『学校では言っているのにね』ときた。え?違うだろ。学校じゃなくて、あんたが躾をするんだろ!!

 梅干を漬けるのも、ネットで検索してやった。と言うのだが、その経過や、土用干しを知らないことに唖然とした。何時の土曜にしようか?等と、言われては、マジキレしちゃいます。検索の仕方が基本から間違っている。そういうことは、近所のお年寄りか、経験者に聞くべきもの。日本の四季を頭においていないし、行事の意味をわかっていないのだ。そもそもが新暦で行なって、本来の意味を忘れているよ。

 七夕も然り。面白可笑しくすればいい。という昨今の風潮もどうだろう。外国には通じないことだが、アジアの国々では、何等かの役目が似通っている。古くから農耕を祈り、恵みを感謝するお祭りだ。メディアが余りにも派手に取り上げるから、その行事の目的を無視した形になったのだ。今年の七夕は、8月の16日。子どもの頃に、縁台に寝転んで観た、夜空の美しさと流れ星は、この時期の風物詩だった。旧暦でしなくてもいいが、せめて8月の7日に替えてほしい。梅雨の真っ最中に、織姫と彦星が出遭うことは有り得ない。

 日本の古典を齧るくらいなら、旧暦を知っていてほしい。季節感が全く違う。星座の位置も、太陽の輝きも、潮の満ち引きも読めない。一番に、月の満ち欠けがわからない。人間の体に及ぼす影響を考えたら、この事実を失くしては成り立たない。花の咲く時期、種の発芽にしてさえ、密接な関係がある。畏れるのは、犯罪に使われてはたまらないが、未だ犯人が捕まらない事件には、大いにこういったことがあるように思う。

 事故が起きる原因は説明できないが、集中する要因に、月の満ち欠けが関係しているのも事実らしい。一体に、かぐやが地球に降り立って、何をしようとしたのか?また、何を達成して月に還ったのかが不可解だ。その謎が解ければ、人類の破滅が救われるのかもしれません。どういったプログラムをセットして、かぐやは月に還ったか?はたまた何故、どんな指令を受けてのことだったのだろう?う~ん・・・。わかるようで、さっぱり解明できん。

 明日は、淡路島までツアーで、枇杷狩りに行ってこようと思います。友人が何処かに行きたいらしく、誘ってくるののだが、是非とも一人で出かけてほしい。と、言ったのだが、何としても行こうコールが止まず、然も、全部お任せの口ぶりです。何処にするか選び、日にちを決め、申込をした。これで友人が私の分も、料金を払ってくれればいいのだが。行こうと誘う割りには、気づいてくれない友人です。

 レースフラワーが咲きました。今年は、花が心なしか少なかった。カナブンが花に止まってきれいに食べてしまいます。サラダ感覚かな?
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夏至

2010年06月21日 | Weblog
 シベリウスの曲には、静かだが心の底に訴えかけるような想いがある。と言っても、水野英子の漫画で、『トゥオネラの白鳥』を読んだからだ。貧乏学生の五郎が、レコード屋で、古いレコードを買う。友人が悪戯に針を曲の反対から下ろしてしまい、不思議な世界に紛れ込む。そこで出遭ったのは、白鳥。いや、違う。人だ。それも美しい・・・。五郎は、仕事にも疲れ、生きていくこと事態に諦めを抱く。

 美しい人は言う。五郎に、ずるく生きよ。だが、五郎は必死で生きているのに、何等その甲斐がないことに絶望していく。その度にレコードを逆に回す。そして、運悪く訪ねて来た友人が、五郎の居ない部屋で、レコードだけが回っているのを止めようとして、壊してしまうのだった。五郎は、二度とその世界から還って来られなかった。タイムパラドックというのだろうか?水野英子のペンタッチに心が躍った。

 旧ソビエトの革命を描いた、『白いトロイカ』これは、農民が人間ではなく、地主の持ち物だった時代の、一人の歌姫の話だが、くじけず、絶望せず、心を奮い立たせていく女性の姿に感動した。ロザリンダ・フョードル。革命に生き、皇帝に刃向かった勇気ある両親の子どもである。彼女の描くコマの中で歌うロザリンダの歌声は、耳の奥底まで響いた。フィガロの結婚の一節、『恋とはどんなものかしら』小姓のケルビーナが歌う。その声は紙面から聴こえてきた。

 壮大なロマンの、『星のたてごと』。水野英子の作品の中でも、ここまで多彩な物語を自分流に解釈して、書き上げた作品はないと思っている。特に、プレアデス星団の、星の由来を軸に織り成す人間模様には、度肝を抜かれた。短編では、『セシリア』がいいなぁ。『みかげ石』も。昨年には東京で個展をされたようですが、あの遙か彼方を、見つめているようなカバー裏の写真を、忘れることができません。

 勤務先から帰宅して、車のエンジンを止めたら、枇杷の実をちょっと触ってみます。小さいのや大きいのが、どうにか無事に色づいているようです。枝によっては、何故か育ちが悪いのもある。そうかと思えば、随分と大きくなっているのもある。袋の上からなので、はっきりとはわからないけど、摘果する方がいいのかしら?どの道、寒中に霜にやられるのだから、採っていたのがいいのかも。試しに取った袋のは、花芽が育たないで、そのまま枯れていた。

 枇杷のことは何一つわかってはいないから、五里霧中だし、手探りである。どちらかと言えば失敗することが多い。数年間やってみてわかったのは、寒中の塩と糠はよかった。甘味が程好く、果汁もたっぷりです。プランターのまま根が張ったので、土壌改革はできないのが難点です。木丈もこれ以上は伸ばせないので、横に枝が出てくれればいいのだが。なかなかこちらの思惑通りにはいきません。ほんとうに1年、1年が試行錯誤なんですね。

 コリウスです。最初は、種を買って来て植えました。次の年からは、種が自然発芽して、色とりどりの花を咲かせます。今年は、どんな色が咲くんだろう?
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