親子介護日記

入院している精神障害の弟とレビー小体型認知症、パーキンソン病の主人を介護しています。

終わりのサイン

2012年11月08日 | 介護日記
こんばんはで御座います  マントで~す 



今朝の朝食時に昨日の事を聞いてみました

『水曜日に何処へ行ったかなぁ~?』

『何処も行ってへんよ・・忘れたわ!』と言っていた婆ちゃん

案の定 忘れていましたね

でも・・夕方に聞いた時は覚えていましたよ?

忘れたり思い出したりの繰り返しなんでしょうか



さて。。

水曜日の13時30分 伯母さんの主治医から

病状説明が始まりました

相談室には主治医と看護師さん二人

こちらはホームの介護士さん・私・婆ちゃん

父ちゃんと息子が部屋に入って先生の話しを聞くことになって


そして・・先生が言うには

1年前ぐらいに骨折をして その後に心筋梗塞を起していたと?

その影響で心臓が弱り

今回 胆のう炎を発症して心房細動を起していたのです

1ヶ月前から食事摂取量も減少して貧血もあり

肝機能の数値も高いし尿も出ていなく

今は何とか点滴で尿を出しているが止めてしまうと出なくなる

口からの栄養や薬も一切受け付けない!



つまり・・

このまま治療を続けても回復をしないと言うことなのです・・


私は如何したら良いんだろうと戸惑いながら父ちゃんの顔を見つめ

介護士さんの顔を見つめ そして婆ちゃんの顔を見ても

私がハッキリ言わないといけないのよね


『先生 私は延命治療をしてほしくないのです』


先生は『それでは来週の月曜日に全ての医療行為をやめますので』

『早ければ2.3日後に成るかもしれませんので

心の準備だけしておいて下さい!』


本当にこれで良かったのだろうか?


治療をやめると聞いた時 泣きたい気持ちだった・・


だけど。。

私が泣くと婆ちゃんに伯母さんの死を悟られる感じがしていたの


だから今度 松山へ行くまで泣くまいと決めたのです


そして話しが終わり 

婆ちゃんは また姉さんの病室へ行き喋っていました


私は看護師さんと亡くなった後の説明を聞き

入院している病院は霊安室が無いので

私達が松山へ行くまで葬儀屋さんに預かってもらい

葬儀屋さんから私の方へ連絡するみたいになりました


グループホームも水曜日に退所のかたちになって

家具や衣類などは徐々にホームの方が処分してくださるそうです

細々した物は松山へ行った時に持ち帰ります




私の心はまだ揺れている感じで落ち着きません


ある新聞の介護欄に

食べ物を身体が受け付けないことが本人の意思だと・・

そして命の限りが近づいたのだと確信した

家族は本人の代わりに“老いていく道”を手作りしてきました

最後は本人の“終わりのサイン”をとらえ

旅立ちをたたえることが愛情だったのです

介護は家族ごとに理想の形があり“わが家流の介護”を

見つけるのだと新聞に書いていて


これを読んだとき モヤモヤした気持ちがなくなったようで

チョッと気持ちが安らぎましたね






                      訪問ありがとうございます



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