Friends of Valves 自作真空管アンプ

自作真空管アンプを中心にいろいろ載せていきたいと思います。

関西真空管オーディオクラブ(仮称)型回路のプリアンプの製作(6)

2024-06-09 18:27:40 | プリアンプ

しばらくプリアンプから遠ざかりましたが、ようやくプリアンプの製作が少し進みました。

当初は、イコライザアンプも一緒に入れようと思いましたが、それはあきらめ、フラットアンプのみにすることとしました。

その場合、内部の構成はおおよそですが、下記で考えています。

ところで、第1回目で検討したのですが、サブミニ管を用いた基板(縦横100mmX100mm)が入らないので困ったと記載しましたが、上記構成だと余裕で入ることになります。また基板の回路は電源が、B電源の他、ヒータに約20V、サブ電源に15Vと3つも必要なので、トランスの巻線がない状況だったのですが、今回特注したトランスで何とか工夫すれば、この3つの電源を取り出せそうなので基板を使っても良かったのですが、折角持て余していた球を使用できますし、どんな音がするのか楽しみでもあるので、とりあえず、フラットアンプはE90CC、E92CCを使用したもののままとすることにしました。

電源回路は、まだきちんとできていませんが、おおよそ下記のような回路になります。

 

あとはもう少し細かい部品を図面に載せて、穴あけ場所などきちんとした図面を書きたいと思います。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NVMe SSD 延長アダプタ

2024-06-08 21:14:24 | パソコン・モバイル

最近、512GBのNVMe SSDを入手しました。しかし、512GBもあるにもかかわらず、すごく小さくてノートパソコンに付けようとするとネジが止めらなくてそのままでは使えない状態です。

そこで、amazonで取り付けるようなアダプタがないか探していたのですが、なんと!延長アダプタなるものが販売されているではないですか。

これは販売されているうちのほんの1機種ですが、いくつかあるようです。

そこで、早速ぽちっとしようかと思ったのですが、ちょっと待てよと。なんだかこんな延長するだけの基板って、アルミ板などで作れるんじゃないか、と思いやってみることにしました。

早速アルミ板を切り出します。長さはまだ適当ですが、幅はそんなに必要ではないと思い、15㎜としました。

薄いアルミ板なので、カッターナイフで切り欠きを何回か入れてプライヤーで切り込みを入れた部分を山折り谷折りを繰り返して切断できます。

そして表面を磨いて、塗装します。磨く際は切断面などはなるべく丸くなめらかになるようにします。また、塗装はどうでもいいかもしれませんが、一応やっておきます。

プラサフが良かったのですがなかったので、銀色を塗りました。

次にネジ穴の位置を決めて穴あけを行いました。

うまく止めることが出来ました。しかしよく見るとSSDの基板と反対側で基板のネジ穴に干渉しています。これは裏蓋のネジを止める部分になりますが、この余分にはみ出た部分をカッターナイフとプライヤーを使って切り取り、めでたしめでたしとなりました。

ちょっと頑張ればこの手のものは簡単に作れるようです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビクター2ウェイスピーカーシステム BLA-104B

2024-06-02 20:23:55 | スピーカシステム

ただいま、プリアンプの設計をしていますが、まだ、あーだこーだと悩んでいるところですので、別の話題で。

ということで、今日もスピーカの話題です。

以前、ビクターの古い小型スピーカを入手したのですが、これはちょっと勘違いで入手したものでした。

入手したのは、BLA-104Bです。本当はBLA-103が欲しかったのですが、入札時はビクターの古い小型のやつだった、ぐらいの記憶しかなく安かったのでついポチっとしてしまいました。確か、BLA-103のウーハーはでっかいアルニコが付いていたと思いますが、さて、このBLA-104(以下、104)はどうなのでしょうか。

早速中を見てみました。

この104もアルニコです。ぱっと見結構大きい見た目のように思います。

ウーハは写真のような10㎝ぐらいの口径のもので、アルニコはそれほど小さなものではなく、よくある大きさのものです。ヨーク内のマグネット部分は、ダイアトーンのP610とほぼ同じくらいの口径ですので、10㎝程度のスピーカにしては大きい方に入るのではないかと思います。

しかし、前回紹介したColumbiaの10RW01と比較してみると・・・

大人と子供くらいの違いがあります。

104の箱に10RW01を入れようとしてみたのですが、ねじ穴が合わず無理でした。

ツイータも確認してみると、こんな感じです。

ツイータは残念ながら、エッジがボロボロで切れていました。

早速鳴らしてみたのですが、以前お試しでお借りした小型スピーカとは鳴り方が全然異なりました。この違いは何かと考えましたが、鳴り方がどうも紙臭いような音質になっているように思えます。特にツイータがそんな感じなのですが、コンデンサー1個で低域をカットしているからなのでしょうか。もう少し、シャープな高音が出ればなり方も変わっているのではないかという気がしています。

機会があれば一度試してみたいと思います。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

正体不明のウッドホーン

2024-06-01 18:45:24 | スピーカシステム

もう1月以上前ですが、前々回のオフ会で最近会に来られるようになった、大阪のS氏から、謎のウッドホーンをお借りしました。以前、JMTECのH45Uを入手しホーンがないので、まだ試せていない旨をブログに記載しましたが、それを見ていただいて、ちょうど使っていないのがあるから、ということでお借りしたものになります。

お借りしたものは、写真のようにかなり薄いホーンになりますが、材質はわからないものかなり堅い木で作られています。栗の木かな?と思っていますが、よくわかりません。

S氏によればこのウッドホーンはebayでアフリカから購入したそうです。つまり、海外で生産されたもののようでレアなものだと思います。

今日はこれを試してみることにしました。

まずは、ホーンに取り付けるためのアダプタとスロートを接続します。

先日堺市のA氏にいただいたスロートアダプタを取り付けます。

こんな感じで取り付けました。

いざセッティングです。

案の定、奥行きが長いので、エンクロージャからはホーンの前面がかなりはみ出す形になりました。しかも開口部の幅が広いので、ちょっと不格好な感じです。

肝心の音ですが、ホーンの形状が薄いだけあり上下の指向性がきつく、頭の位置を上げ下げするとシャカシャカ音が聞こえたり聞こえなかったりします。狭い部屋なのでスピーカに近い位置で試聴しているため余計指向性がきつく感じるのだと思います。

ということでちょっとバランス的に当方の部屋での使用は厳しそうです。残念ですがこればかりはどうしようもなく、これが豪邸だったらなー、と嘆くのでありました。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

堺市A氏宅でのオフ会

2024-05-26 21:43:13 | オーディオオフ会

今日は月1回のオフ会です。堺市のA氏宅にての開催となりました。

今日はアンプの数は少なかったものの、球の数が多い状況となりました。

また、DACも色々改造されているようで、その確認も行いました。まずはアンプと真空管です。

エントリーは、地獄耳の異名を持つ伊丹のYさんのアンプです。

球は6550が刺さっていますが、ピン配が同じ下記の球の試聴を行いました。

左から、KT-66、EL37、EL34です。EL34はMullardの古いやつです。今日はこの内でどの球が聴きやすいか確認されるようです。

そして、拙作のアンプですが、今日は5998用に配線を変えて試聴に臨みます。

球は、Chatham製、WE製の5998と、GE製の5998Aです。上記写真に写っているのがChartham製です。

GEとWEのものは上記になります。Chartham製はなんと、WEとトップマイカが所謂おにぎり型で、WEと似たような作りになっており、音も良かったので今日は持ってきました。

そして、番外は16A8のシングルアンプで大変小型にまとめられているアンプです。たまたま昔からA氏宅に西宮のH氏のアンプが置きっぱなしになっていて、鳴らして見たようです。

どのアンプもそれぞれ善し悪しがありましたが、回路構成的に伊丹のY氏と西宮のH氏のアンプは似たような回路で音も似ていました。拙作のアンプは、基本回路は同一であるものの、初段の素子や、パワー管のカソード、NFBの構成など各部でこれらとはかなり違っており、音質の傾向がガラッと変わります。

結局拙作のアンプは、GEの5998Aが一番良かった印象がありました。WEやChathamの5998は若干高域で歪っぽく、5998Aには及びませんでした。この理由を後ほどよく考えましたが、アンプの調整は5998Aで行っていたので、それが原因かもわかりません。

次にDACですが、MJ誌でおなじみの明石のI氏で何か試作をされたようです。

いまいちよくわかっていなかったのですが、何やら、DACのIV変換か?と思われる部分の抵抗を今までのものより10倍高い価格の日本製に置き換え、ゲインも低めにされたようです。

単体で聞いてる分には音的にはあまりよくわからなかったのですが、この後、CDからの同軸入力部分のカップリングコンデンサをメーカがよくわからないスチロールコンデンサからSOSHINのSEコンデンサに変更したところ、まろやかで聞きやすい音になったような気が・・・本来とは異なる部分での確認になったのでしょうか。

なんだか色々収穫があったようです。

そして最後は、A氏の職人技!

EL152をお持ちのようです。ソケットが特殊なためあまり作例も見かけない球ですが、なんとこの右側のソケットは自作されたようです。

ピンを挿す部分は、真鍮の丸棒から旋盤での削りだしで、10文字に縦に切り欠きを入れてピンを四隅からつかむように加工されたとのこと。それを10個並べて上記写真のように寸分のずれもなく並べています。ミリ単位のかなり細かな仕事です。

さらに小野市のS氏によればこのピンの形状に並べるのがすごく難しいとのことで、少しでもずれると、ガラスが割れてしまうことになるので、買ってきたものだろうと当初は思っていましたが、お尋ねしたところ、自作とのことで皆びっくりしました。

そんなこんなで、今日も皆さんの職人芸を垣間見るオフ会は、時間もあっという間に過ぎ去り、終わってしまいました。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする