Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

川越、そして巾着田

2022年09月29日 | 国内旅行

昨日は、お得日帰りバスツアー第二弾。
文句なく広がる青い空、30℃に近い好天の中を、まずは川越へ。
こちらのシンボルとされる「時の鐘」。
4百年前に川越藩主によって創建され、その後、何度もの焼失、建て替えを経て、現在のものは明治の川越大火の後に再建されたのだそうです。



緑のドームがついている建物は、元りそな銀行。
1918年(大正7年)に第八十五国立銀行本店として建てられ、今は有形文化財。

  


この街では、あちこちで着物姿のお嬢さんの姿が見られました。
基本的に化繊のペラペラの着物であり、季節感のない七五三の大人版のような着物、全身総レースの着物とまあ色々ありましたが、街を彩るという意味ではいいのじゃないかしら。
真夏のようなお天気の中を、着物に挑むお嬢さんたちにエールを送ります。



そして日高市の巾着田へ。
巾着田という変わった名前は、蛇行する高麗(こま)川によって囲まれたこの土地が、巾着のような名前であることからつけられたらしい。
これだけの膨大な数の彼岸花を、一体誰がいつ植えたの?と不思議でしたが、パンフレットによると、河川の増水時に流れ着いた球根から、長い時間をかけてできたのだそうです。

  

500万本の彼岸花、夢のように綺麗でした。
もう3割方は枯れていましたが、ギリギリセーフ。
今週いっぱい、10月2日まで彼岸花祭りが催されているようです。



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「親のトリセツ」「ドキュメント女子割礼」

2022年09月27日 | 


「親のトリセツ」カータン著
元CAのカリスマ主婦ブロガー、カータンが描く、コミックエッセイブログ。
コミックというので失礼ながらあんまり期待していなかったのですが、共感できることばかりでした。
「健康以下、介護未満」という言葉が示すように、医療的な介護が要るほどではないけれど、物忘れ、鬱、思い込み、頼り切りが激しく、自分だけでは生活できない親とどうつき合うか?
「年老いた親とのつき合いは、切なさと苛立ちの連続」という言葉、私が日々痛感していることです。
自分を保護してくれる大きな存在だった親が、いつか自分が保護しなくてはならない弱い存在になってしまったということ。
その現実を認めた上で、どうしたら明るく相手をすることができるか?
そのノウハウ(経験談)が具体的に書いてあってありがたい。
しかしこの著者には、助け合い励ま合い、共に戦ってくれたお姉さんがごく近所にいらっしゃるのです。
羨ましい限り…




「ドキュメント女子割礼」内海夏子著



女子割礼(FGM)という野蛮な習慣については、以前から私は憤りを覚えていたのですが、この本でその実態、背景、歴史などを詳細に知ることができました。
少し古いですが2000年のエジプト人口健康統計調査では、既婚女性の97%がFGMを受けて、11〜19歳の未婚女性でも、既に78%が受けていたと。
そして今も、アフリカの28ヶ国、そしてアラビア半島の一部で広く行われていると。
その具体的な方法についてはあまりにも生々しいので省略しますが、つまるところ、クリトリス切除も陰部封鎖も、”女の性欲を取り去り、処女性を守るため”という男性優位社会から生まれたものに他ならないようです。
そうしないと結婚できない、淫乱と思われる、地域社会に入れて貰えない等という理由から、その地域の女性たちには、選択の余地はないようです。
それによっての健康被害、精神的なダメージで一生苦しんでいる女性は少なくないというのに…

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タロウ異変

2022年09月25日 | お出かけ

西方寺の彼岸花は今年はもう、終わりがけでした。
以前来たのはいつだったのだろうと日記を検索してみたら、2年前の10月4日でした。
この時もタロウを連れて行ったのですが、階段を元気に駆け上っていたなあとつい思ってしまう。



いえ今も元気なのですが、寝る時間がやたら増え、動きが少し鈍くなってきました。
先月15歳になったのだから、仕方ないか。
人間で言えば80歳くらいのようですが、この2年の違いは大きいようです。



今のところ、食欲はまだ旺盛なのでありがたい。
というか旺盛すぎて、最近困ったことをするようになりました。
キッチンのゴミ箱を荒らすようになったのです。



我家のキッチンのゴミ箱は、高さ50㎝程の三種の分別式で、食器棚の下に組み込まれています。
左が普通ゴミ、真ん中がプラスチックゴミ、右がビン・缶類。
プッシュ式の蓋つきゴミ箱なのですが、ある日私が外から帰宅したら
タロウが蓋を外し、生ゴミの袋を引っ張り出して、生ゴミを食べ尽くしていました。
ゴミが部屋中に散乱して、大変なことに。
以前はこんなこと、したことなかったのに。



タロウが後ろ脚で立つと、丁度ゴミ箱の上に口が届く高さ。
どんなに𠮟っても効果ないので、最近では出かける時には、こんな風に伸縮棒で対策しています。
出かける時には必ずこれをしているのですが、昨夜はお風呂に入っている間にやられてしまいました。
しかし14年間気が付かなかったのに、15歳になってするようになるとは…!?
可愛いバカタロウ、シニア犬になってもバカさ加減は変わらないのでありました。



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成田山からドイツ村

2022年09月24日 | お出かけ

先週末に続いてこの三連休も台風接近で天気は大荒れと、天気予報は前から騒いでいました。
そうは言っても「県民割」に釣られて、日帰りバスツアーをとっくに申し込んでしまっている。
まあバスの中でゆっくりして、鰻食べてくればいいよねと、昨日友人と行って来たのでした。



朝家を出た時には細かい雨が降っていたのですが、バスで首都高を走っていると空がどんどん明るくなり、アクアラインを通って成田山に着いた時には薄ら晴れていました。



久しぶりの成田山新勝寺。
息子たちが幼い頃に来て以来です。



こちらで一番衝撃的だったのは、弁財天の池の中の亀の山盛り。
こんなに沢山の亀の、有効活用法はないものだろうか?



お昼は参道の「近江屋」で鰻を。
美味しいけれど、私はやっぱり直にこんがり焼く関西風の焼き方の方が好きだなあ。
生まれ育った岐阜は関西風の焼き方なのだということを、上京して知ったのでした。
クーポンが出たので、お漬物や鮎の甘露煮などを購入。



酒々井アウトレットに寄り、買い物を少々と夢牧場のソフトクリームを。
そして袖ケ浦のドイツ村へ。
ここは何しろ広いのですが、何処がドイツ村?というのが率直な感想。
広大な敷地の奥の方に、ドイツ風の建物があり、ドイツビールやソーセージが販売され、ドイツ風音楽が確かに流れてはいました。
マリーゴールドやケイトウが彩る中に、いきなり恐竜やジョーズのオブジェが。
テーマが散漫というか、しかし触れあい動物園あり、巨大なワンワン広場あり、小さな子どもや犬は大喜びしそうです。




今回のツアー料金は1万円、そこに県民割が5千円、そして買物に使えるクーポンが2千円。
なので実質3千円で、これだけ廻れたことになります。
アウトレットで色々買ってしまったとしても、確かにお得ではあります。


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イッタラ展、ドゥ・マゴ・カフェ

2022年09月22日 | お出かけ

イッタラというのは、ヘルシンキの北部にある村の名前なのだそうです。
1881年、そこに小さなガラス工場が作られたのが始まり。
そのイッタラの140年におよぶ軌跡を、450点の作品を通して紹介するという文化村の展覧会です。



イッタラというと、実用的でシンプルなガラス器というイメージを持っていたので、まるでキノコのようなふんわりした形のグラスや、沢山の鳥類のガラス器に驚きました。



イッタラバードの一つにはコアジサシという名前がついていましたが、色々な鳥がいるようです。
このコーナーは撮影可。



イッタラを堪能した後、文化村のカフェ・ドゥ・マゴでタルトタタンを。
アメリカから一時帰国中の友人と、4年ぶりに会えました。
お互いコロナ禍をなんとか生き延びて来たねえ、としみじみと。
私はこの文化村には、映画館、コンサート、美術館、カフェと、どれだけ通ったか分からない位なので、来春ここが取り壊しになる前に、是非お連れしたかったのです。
渋谷で落ち着ける希少なカフェの一つのここがなくなってしまうのは、つくづく残念です。





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行きはヨイヨイ、巻き毛の少女

2022年09月20日 | 社会

「過去最強クラス」という、大型で強い台風14号が18日夜から九州に上陸後、縦断。
丁度この週末、私は17日から恒例の介護帰省をしていました。
行きの新幹線は久しぶりに最新型のN700Sで、やったあ!という感じ。
私はJRエクスプレスという会員サイトからいつもネット予約しているのですが、型番までは、ホームに来るまで分からないのです。
席は9割方埋まっていて、コロナ禍以降、ようやく活気が戻ってきたようです。



岐阜ではずっと非常に蒸し暑く、時折スコールのような雨が。
そして19日月曜の午後は東海道新幹線運休というニュースが流れたので、19日夜に取っていた復路の席を、慌てて早目の時間に変更したのでした。
例えば夕方から運休ということが決まると、その日は早くから新幹線は激混みとなり、運行時間も当てにならないのです。
ということが今までの経験上よく分かっていたので、とにかくネットで探す傍から埋まってしまう席をなんとか確保し、荒れ狂う天気と、あの巨大な名古屋駅のコンコースもホームも人が溢れる中を、どうにか戻って来たのでした。
やれやれ…



お陰で昨夜中継されたエリザベス女王のお葬式の様子を、部分的ながら見ることができました。
在位70年、96歳で倒れる直前まで現役だったなんて、なんと素晴らしいことか。
そして、9時からBSで放映された映画「英国王のスピーチ」も。
2010年のこの作品を私は劇場で観たので、じつに12年ぶり。
吃音に悩まされたイギリス王ジョージ6世とオーストラリア出身の平民、言語療法士ライオネル・ローグの友情を描いた、史実に基づく作品。
その年のアカデミー賞作品賞を取った感動的な作品なのですが、この中に出て来たジョージ6世の幼い娘、父親にまとわりつく巻き毛の可愛い少女が、後のエリザベス女王だったのですね。



にしてもエリザべス女王のお葬式は、荘厳で素晴らしいものでした。
今更ながら、アベさんの国葬はやめた方がいいのに。
全国民から慕われた女王と、世論の過半数が国葬反対と言っているアベさんとでは、もう格が違い過ぎる。
お願いだからこれ以上、世界に恥を晒さないで…


(実際の写真、少女エリザベスとジョージ6世)

「英国王のスピーチ」

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李禹煥(Lee Ufan)、シチリア料理

2022年09月15日 | お出かけ

国立新美術館開館15周年記念、李禹煥(Lee Ufan)展覧会。
「もの派」の中心的作家として知られるアーチストなのだそうです。
石や鉄板や点や線やストロークがそこにありました。



この屋外展示物は撮影可。
侵入も可で、この巻紙みたいなのの中に入ると、中心は鏡仕様になっていてクラクラしました。


(これはネットから)

会場には音声ガイドがあり、アプリを導入してスマホから解説を聞くことができましたが…
解説を聞いても凡庸な私には尚、分かりにくい。


(ネットから)

こんな奇天烈なものを生み出すアーチストはどんな生まれ育ちなのだろうと思ったら、「李禹煥鑑賞ガイド」によると、氏は1936年韓国生まれ、高校時代は文学に熱中。
ソウル美術大学に入学の後、”横浜に住むおじさんの家に漢方薬を届ける為”来日、色々と物珍しく、そのまま日本に残って日大文理学部哲学科に編入。
その後、演劇、日本画などを経て美術に熱中、今に至ると。



こちらは撮影可、ベルサイユ宮殿にも展示されたのだそうです。



美術館の近く、乃木坂のシチリア料理店ダ・ニーノでランチを。
お客もスタッフもイタリア人が多い、陽気でカラフルなお店でした。


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外側トロトロ

2022年09月14日 | 家庭料理

前日記の「虐待と微笑」という本についての感想日記が、気が付いたら削除されていました。
”アフィリエイト、商用利用、公序良俗等の規約違反により、又は、法令上規定された手続により、記事を公開停止させていただいております”という、gooブログ事務局からのお知らせが。
あれは、イラクのアブグレイブ収容所での虐待を暴いた、実に真面目な本であり、真面目に感想を書いたのに残念です。
あの衝撃的な写真だけではねられちゃったのかしらん?
「いいね」やコメントを下さった方、申し訳ありません。


百均で「温泉卵メーカー」というものを見つけました。
温泉卵というのは、黄身は固まり白身は柔らかいという茹で卵。
和風サラダに入れたり、麺つゆと青紫蘇の千切りをかけたりして、たまに食べたくなります。
でも自分で作ったことはないので、簡単に作れるならと買ってみました。



黄色い容器に卵を2つ入れ、シンクに置いた容器いっぱに熱湯をに注ぐ。
底に小さな穴が開いていて、13分かかって熱湯が抜けた時には温泉卵ができているというもの。
簡単にできました!

ただ…
殻がどうにも剥きにくい。
できあがった直後、氷水で冷やしたりしてみましたが、ツルリとは剥けない。
大体白身が固まっていないのだから、殻を剝くうちに白身と混じってグチャグチャになってしまう。
最後にはスプーンで白身を掻き出す感じ。
効率的に殻を剥く方法を御存知の方がいたら、お教えください。

そもそも何故、外側が固まらず中身だけ固まるということができるのだろう?と思ったら
”卵黄の凝固温度(約70℃)が卵白の凝固温度(約80℃)より低い性質を利用して作られるもので、約70℃に保った湯に浸けておくことでこの状態に調理される”のだそうです。
殻が剝きにくいとは言えども、温泉卵が簡単にできるのはありがたい。
ただ、殻の剥き方を追求するためにこの4~5日、毎日これを作っていたら
夫からもう温泉卵はいい!と駄目出しが出てしまいました。

(見出し写真は水菜、タマネギ、キュウリ、トマトに温泉卵のサラダ)
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「姑の遺品整理は、迷惑です」「月の満ち欠け」

2022年09月10日 | 

「姑の遺品整理は、迷惑です」垣谷美雨著

郊外の団地で一人暮らしをしていた姑が突然亡くなり、嫁の望登子は遺品整理を始めるが…
膨大な数の物、物、物、エレベーターのない4階の上り下りに五十代の望登子は悲鳴を上げる。
「お義母さん、どうしてこんなに溜め込んだのですか?なんで少しは捨てておいてくれなかったのですか?」
という言葉が何度も何度も彼女の口から出てくる。
それに比べて実母は、癌を宣告されてから見事に身辺整理して何一つ残さなかったのにと。
何十回も通う内に、姑の知らなかった人間臭い顔が見えてきて、それが故に近所の人たちから片付けを助けて貰ったりもする。
そして完璧だったと思っていた実母の、意外な面も見えてくるのですが…
表題通りの中身が、サラリと書かれた作品でした。



「月の満ち欠け」佐藤正午著

2017年直木賞受賞、そして映画化決定というので読んでみました。
「あたしは月のように死んで生まれ変わる」
目の前にいる、この七歳の娘が、いまは亡き我が子だというのか?
「瑠璃も波瑠も照らせば光る」という諺から「瑠璃」と名付けられた少女。
その少女と三人の男の、三十余年に渡って複雑に絡み合う人生。
輪廻転生、時空を超えた愛、これは好みが分かれるだろうなあと、読んで思いました。
場所と時代が何度も交差した後にいざなわれたラストは、私にとっては残念ながらあまり衝撃にはなりませんでしたので…
しかし緻密に計算された設定、幾重にも張り巡らされた伏線には、読み終わってから唸らされます。
大泉洋、有村架純、目黒蓮、柴咲コウなど出演の映画が、今年12月に公開されるそうです。

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銀座和光

2022年09月09日 | 社会

御高齢でいらっしゃるからいつかこの日がと思ってはいましたが…
在位70年、96歳まで現役でいらしたって、本当に凄いことですねえ。
改めてご冥福を申し上げます。
それを思ったら、日本の元A首相なんて言っちゃ悪いけれど比べ物にならないのに、これだけの世論の反対を押し切ってまで、国葬をしなくていんじゃないの?


銀ブラで次に行ったのは、銀座和光ホールでの太田慧香日本画展でした。
テーマは「自然との共生と感謝のこころ」、美しい色彩で四季を鮮やかに切り取った絵の数々。



ポスターにも使われたこの水色の透き通ったような絵が、なんといっても目を惹きました。



この大きな絵は撮影可でした。
和服の女性がいるあたり、銀座らしいですね。

 
(これも撮影可)

銀座和光、最近名前が変わって「セイコーハウス銀座」になったのだそうです。
どうして?と思ってしまう。
「和光」の方がずっと馴染みがあってしっくり来るのに。


亡き夫の母が和光が好きで、息子たちが生まれた時の内祝いに選んでくれたのが和光の製品でした。
そして息子たちの誕生に寄せて、和光の銀のスプーンのプレゼントも。
長男次男のイニシャル入りです。



”born with a silver spoon in mouth”で生まれつき裕福、幸せに生まれるという意味があるのですよね。
これは実際に赤ちゃんが使えるような仕様になっているのですが、息子たちは乳幼児の頃、食が細くて食べる意欲が全くありませんでした。
小さな手に持たせてみたら、テーブルをガンガン叩いたりして遊ぶばかりだったので、プラスチックの幼児用スプーンに替え、こちらは片づけてしまったのです。
何十年ぶりかに出してみたら少々黒ずんでいましたが、銀磨き剤でこんなにピカピカになりました。
よく食べるチビ姫にあげればよかった…
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