Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

メキシコ旅行②

2019年11月29日 | メキシコ・キューバ旅行2019

メキシコといえばサボテンのある暑い国というイメージでしたが
メキシコシティは意外に寒いということを、準備の段階で知りました。
標高2250mと高いので、11月の平均最高気温は21.3℃、最低気温は12.3℃。
日本の10月くらいの気温か。
昼は半袖、夜は薄手の革ジャンを羽織って丁度いいくらいでした。


その中心にあるソカロ(中央広場)はメキシコの政治的・宗教的な中心地でもあり、
240㎡の正方形の大広場を囲むように、メトロポリターナ大聖堂や国立宮殿などの歴史的建造物が立ち並んでいます。
私が行った時は革命記念日のイベントとかで、大聖堂の前に蒸気機関車がありました。


(Wikipedeiaからの写真)

そしてここには、アステカ文明の中心都市テノチティトランの神殿跡地もあるのです。
かつてアステカの時代には、メキシコシティは大きな湖に浮かぶ都市だったのだそうです。
それを侵略してきたスペイン人たちが埋め立ててしまった。
それだけでなく、彼らは残虐の限りを尽くして原住民を抹殺したのですね。



カトリックの聖職者であるラス・カサスが、16世紀半ば、これは自分の見聞きしたことであって真実である、とスペイン国王に報告した「インディアスの破壊について簡潔な報告」によると
「1518年にヌエバ・エスパーニャに侵入してから1530年にいたる12年の間ずっと、スペイン人たちはメキシコの町とその周縁部で、この450レグワの領域で老若男女を問わずすべてのインディオを短刀や槍で突き刺したり、生きたまま火あぶりにしたりした。結局、彼らは400万以上の人々を虐殺した」と。


(大聖堂の内部)

1492年にコロンブスがアメリカ大陸に上陸して、ヨーロッパ人によるアメリカ大陸の征服が始まった。
1519年にコルテスがメキシコに上陸して、アステカ帝国を滅ぼした。
ソカロにあるテノチティトランの神殿跡と壮麗なメトロポリターナ大聖堂は
その悲しい歴史を物語ってくれました。


参考文献
「インディアスの破壊について簡潔な報告」 ラス・カサス
「メキシコに学ぶ60歳からの外国語修業」 青山南

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メキシコ旅行①

2019年11月28日 | メキシコ・キューバ旅行2019

2015年の映画「007スペクター」のオープニング・シーンには、度肝を抜かれました。
巨大な骸骨や夥しい死者の仮装の人々が陽気に街を練り歩くメキシコシティの様子が描かれていたのです。


(007スペクターから)

後に調べてみて、メキシコに「死者の祭り」という行事があることは事実だが
あんなパレードは存在せず、映画の中の作り物だったということが分かりました。
ところがその映画で世界中に有名になってしまって観光客が訪れるようになったため、
以来、本当に盛大なパレードが催されるようになったというから面白いものです。


(メキシコシティのカテドラル・メトロポリターナ )

死者の魂が地上を訪れるのを祝う、伝統的なお祭り。
日本のお盆のようなものなのでしょうが、違うのはひたすら陽気で明るいこと。
映画「リメンバー・ミー」の中でも、主人公の男の子が死者の国を訪れるのですが
そこはテーマパークのように陽気で華やかな世界でした。
確かにメキシコの、行った先々で骸骨(ガラべラ)の置物、Tシャツなどのお土産が
売られていましたが、とにかくカラフル!
日本のドクロの不気味なイメージとは随分違います。
ガラベラの置物の、左右非対称だったり、色がはみ出たりしているいい加減さにも笑えます。
そんなメキシコシティ、カンクン、そしてハバナを駆け足で旅行して来ました。


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メキシコ旅行(序編)

2019年11月21日 | メキシコ・キューバ旅行2019



メキシコシティに来ています。
カテドラル・メトロポリターナの正面玄関を撮ったら、その前で熱烈キスをしているカップルが写っていました。
何処でもこんな光景が見られます。
なんて情熱的なんだ、メキシコ人!
ちょっと暑苦しい気もしますが…☺️


留守宅に次男が来て、タロウの面倒を見てくれています。
犬嫌いのタロウをペットホテルに預けるのは忍びないので、ありがたい限りです。
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It's a mansion! 「ドン・パスクワーレ」

2019年11月17日 | 劇、オペラ、コンサート

新国立劇場で「ドン・パスクワーレ」を観て来ました。
ドニゼッティが晩年に手掛けた、オペラ・ブッファの傑作という触れ込み。
オペラ・ブッファというのは、18世紀に栄えたイタリア風の喜歌劇であるらしい。
大金持ちの老人ドン・パスクワーレが、甥エルネストの恋人ノリーナと医師のマラテスタに一泡ふかされるドタバタ劇。
指揮にコッラード・ロヴァーリス、タイトルロールはロベルト・スカンディウッツィ、
美しいヒロインにはノリーナハスミック・トロシャン。



まあ、どうにも軽いドタバタコメディ、その明るいこと。
18世紀のイタリアの豪邸を舞台に、華やかな衣装の登場人物たちが繰り広げる
抱腹絶倒の結婚大作戦。
今回はイタリア語のオペラでしたが、デジタルの日本語字幕と英語字幕がつきます。
時々その二つを見比べると面白い。


何十人もの召使たちがパーティの準備をしながらみんなで歌う場面。
「豪邸だもの!お金はあり余っている!」というような日本語字幕が、英語では
「It's a mansion! There is money to burn!」となっている。
確かにマンションの正しい意味は豪邸なんだから、マンションに住んでいるなんて言うのは
恥ずかしいとも思うのですが
さりとて日本語になってしまっている今、他の言い方もないし。
アパートメントに住んでますというのもピンと来ない。
そんな間違った日本語英語は他にもいくらでもありますが。



新国立劇場のロビーには「アイーダ」に備えて
こんなエジプト仕様の巨大なオブジェが飾ってありました。

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渋谷の新名所

2019年11月14日 | お出かけ

今月オープンしたばかりの渋谷スクランブル・スクエア
渋谷駅直結&直上の地上47階建て、渋谷最高峰約230mを誇る新ランドマークタワー。
長いこと工事していたのが、ようやく出来上がりました。
ミクシーやサイバーエージェント、ZINEなどもこちらに移転したのだそうです。
渋谷で映画を観る前に早速、寄り道。

屋上からの展望を楽しみにしていたのですが
なんと有料。
当日券は2000円ですが、11月は完全予約制なのですって。
12~13階がレストラン街で、日本初出店のお店もあるようで期待していたのですが
何処もやはり、長蛇の列。
お店によっては、20人以上並んでいたりする。
11階のスターバックスが並んでいないので、そちらで軽食を頂くことにしました。
私が好きな、本屋(TSUTAYA)との合体型で、書架の本を読むことができます。
びっしり本が並ぶ本棚の向こう側に、明るい窓がぐるりと取り囲んでいる。
窓際の席に座って眺望を楽しもうと思ったら…



なんと、窓際は有料。
展望台と同じであったか。
しかもスタバのくせに(失礼!)結構なお値段。
普通の席で、サンドイッチとコーヒーを頂きました。



新名所、もう少しホトボリが冷めるのを待つことにします。
14Fには「NHKプラスクロス渋谷」があり、チコちゃんと遊ぶことができました。





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里の鰻

2019年11月11日 | お出かけ


週末から岐阜に帰省しています。
名古屋駅で新幹線を降りて在来線に乗り換える度に
あと30分乗れば京都なのにって思います。
近くて遠い京都。




こちらは関市辻屋の鰻。
岐阜の鰻は蒸さずにパリッと焼き上げる関西風、私はこちらの方が好きなのです。
こればっかりは好みが分かれるところでしょうね。
鯉の洗いは八丁味噌を使ったこってり酢味噌、これも岐阜風。
左下はお店の片隅に泳いでいた天然鰻。
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「イエスタディ」

2019年11月08日 | 映画

「スラムドッグ$ミリオネア」のダニー・ボイル監督と「ラブ・アクチュアリー」の脚本家リチャード・カーティスがタッグを組んだというだけで、映画フアンとしては期待してしまいます。
売れないシンガー・ソングライターのジャック(ヒメーシュ・パテル)は交通事故に遭い、
目を覚ますと世の中にはビートルズが存在しないことになっていた。
ジャックが「イエスタディ」を弾き語ると、周りは感動して言葉をなくす。
彼はビートルズの曲を次々に再現し、世界的スターとなっていくが、
人の褌で相撲を取っていること、最愛の幼なじみエリーに去られてしまうことに苦悩し…



よくこんなおバカなことを考えつくものだというのが、最初の感想。
世の中から消えたものは、ビートルズだけではなかった。
ペプシはあるが、コークはない。
ストーンズはいるが、オアシスはいない。
一体どういう取捨選択基準なんだかw


軽いB級映画ですが、全編、ビートルズ愛に溢れています。
ジャックを発掘する人気シンガーとして、本人役で出ているエド・シーランもいい味出しています。
最後をどう落とすのかと楽しみにしていましたが
まあ、あんなものでしょう。



私はビートルズの大フアンであるという自覚はないのですが
何しろ子どもの頃からどの曲も聞き馴染んでいる。
リバプールの彼らの故郷の町にも、ロンドンのアビー・ロードにも
NYのセントラルパークのストロベリーフィールズ・メモリーにも行っている。
近年のポール・マッカートニーの東京公演には3回行っている。
そして、今回ジャックのソロで改めて聴くビートルズの楽曲、
どれも本当に名曲揃いであることに感動してしまう。
ビートルズの世界に酔いしれることができる、楽しい音楽ファンタジーです。


(2016年アビーロードで)
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エルメスの「夢のかたち展」

2019年11月07日 | お出かけ

六本木ヒルズでは、エルメスの展覧会が開催されています。
夢のかたち Hermes Bespoke Objects」というもの。
Bespokeというのは特別注文、つまりオーダーによる誂え品ばかりを集めたという展覧会。
世界中でこれ一つしかないという、まさに夢を形にした品々たち。



”スペシャルオーダーチームとメゾンの高度な職人技によって具現化された夢のオブジェの数々”が、
それぞれの誕生ストーリーと共に展示してあります。
大小様々のバッグ、ボクシンググローブやアイスホッケー用のスティック、サーフィンボード、
自転車やバイク、釣竿セットやカヌーボート、プライベートジェットのシート。
なんと人力車まである!



これは、エルメス京都店に来店する際に人力車に乗ったマダムが
それを気に入ってオーダーしたのだそうです。
そしてVoisin C28 Aerosport(ヴォワザン)というクラッシックカー、
これの内装をエルメスが手掛けたのですって。
私の周りのクラッシックカー・マニアの友人たちが、この車を日本で見られるとは!と
色めき立っていました。



いやいや贅沢極まれり。
驚きいっぱいの夢を具現化できるのはエルメスの職人の高度な技術あってこそ、
という説明がありましたが、それと勿論、経済力も。
普通に売られているエルメスのハンドバッグ、バーキンは100万円以上します。
中には815万円というものも(ポロサスPorosus Lisseのバーキン35)。



展示してあったこれらの特別注文品が一体お幾ら位するのか、想像もつきません。
エルメスは私は、スカーフや香水で十分かな。
近年の香水の「庭」シリーズ、中でも「モンスーンの庭」が爽やかで大好きです。
ちなみにこの展覧会も無料でありました。

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シャネルの世界「マドモアゼル プリヴェ展」

2019年11月05日 | お出かけ

クラッシックカーのお祭りが行われた天王州では、期間限定のシャネルの展覧会が
開催されていました。
開幕前に3万人の予約が入ったというこの展覧会、どんなものだろうと興味があったのですが
HPを覗いてみても非常に分かりにくいのです。



”いつの時代もメゾンのエスプリを体現し、コレクションごとに刷新されるオートクチュール、1921年に誕生した伝説的なフレグランス「シャネル N°5」、そして1932年にマドモアゼル シャネルがデザインした「BIJOUX DE DIAMANTS」の復刻版をはじめとする唯一無二のハイジュエリーから成る、シャネルの3つのクリエイティブな世界に迫る冒険の旅へと誘います”という説明(HPから)。



いや、もっと分かりやすく書くことはできないのかしらん?
シャネルのイメージを神秘化するために、わざと分かりにくく書いているのかと穿ってしまう。
何はともあれ、行って来ました。
こちら無料ですが、事前にネット予約が必要です。



館内に入ると、案内のアプリをスマホにダウンロードしろと迫られます。
シャネルに関する音声案内や、館内を撮影するときの特別なフレームなどが
用意されているらしい。
しかしこちとら、スマホの画面を見ても小さな文字でよく見えない。
普段、美術館に行っても音声案内に頼らず、直感で観るのが好きなのに。
という訳で、結局私はそのアプリ、DLしただけでろくに使いませんでした。



そして館内には強烈なシャネルNo.5の香りが。
あまりにも有名なこの香水、少女の頃憧れていましたが
長じて実際に手に入れて、がっかりしました。
キツく、下品にすら感じられる、押し付けがましい香り。
あくまで個人的な感想であって、世界的に有名な香りであることは事実なのですが。
しかし私の周りの香水好きな友人の中でも、これはあまり評判がよくないようなのです。
No.19 は上品で優しい香りで好きなのですが…



といった多少の不満もありましたが、館内に展示されたシャネルグッズの数々は、絢爛豪華の一言。
帰りには、大判ポーチのお土産も。
無料でこれだけのことをしてくれる、トップブランドの実力に感服するのみです。

シャネル展 

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首里城と天王洲CCCG

2019年11月04日 | 社会



首里城が全焼するという衝撃的なニュースと共に、10月は終わりました。
あんなに見事に、映画のシーンのように燃え落ちるなんて。
昔、小さな息子たちを連れて行きました。
その時、先の大戦で焼き落とされたものを復元したということは知りましたが
以来ずっと修復が続いていて、今年の1月に終わったばかりとは夢にも知りませんでした。
30年続いた修復がようやく終わったその年に、焼け落ちてしまたなんて。
遠く離れた我々でさえショックなのに、関係者や沖縄の人々の嘆きはいかばかりか。




城内にあった琉球王朝時代の美術工芸品など約1500点のうち、耐火性収蔵庫に
入っていた約1千点が焼失を免れたというのが、唯一の救いか。
那覇市がふるさと納税サイトを利用して集めている寄付が、3日の時点で
1億円を突破したというのも、大きな慰めになります。
開始からたった2日間で目標金額を突破したのですって。
寄付期間は来年3月まで、ささやかながら我家も協力させて頂くつもりです。
沖縄、頑張れ!
どんなに困難な道であっても、あの赤くきらびやかな首里城の完全復元を、心から願います。




昨日、天王州で開催されたクラッシックカーのお祭りC.C.C.G(Classic Car Carnal Gallery)。
運河沿いの道に希少な美しいクラッシックカーが展示され、いつものメンバーが集合。
中華の「青蓮」でランチして、わいわいお喋りしました。




昨日は薄曇りながら、結局夕方まで雨は降らず助かったのですが
国際クラシックカー連盟の別のイベント「La Festa Mille Miglia」は10月25日金曜日に行われ、
土砂降りの雨の中で、明治神宮から出発したクラシックカー約100台が代官山まで走ったのだそうです。
あの雨でオープンカーの計器は大丈夫なの?シートは革なのでは?と私など心配してしまうのですが
その多くが内部を水風呂のようにさせながら走り、それを多くのフアンが大雨の中、称賛の目で見送ったのですと。
クラッシックカー・マニアの情熱には、いやはや…。




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