Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

「坂道のアポロン」

2018年09月30日 | 映画


漫画原作の邦画ということで、失礼ながら気にもしていなかったのですが
友人からの評判を聞いて鑑賞。
60年代の佐世保を舞台に、ジャズに魅了された高校生たちの友情、そして恋。

西見薫(知念侑李)は親を亡くして、長崎の親戚に引き取られる。
秀才ではあるが繊細で、親戚宅に自分の居場所を見つけられない孤独な薫は
学校一の暴れん坊の千太郎(中川大志)、その幼馴染の律子(小松菜奈)に出逢う。
薫は律子に思いを寄せるが、律子は千太郎を思い、千太郎はまた別の女性を。
思うようにならない恋、そして思いがけない別れ。



「あの大嫌いな坂道を、あいつは軽々と駆けて行った」
10年後、医師になった薫の独白で話は始まります。
「あいつ」とは千太郎のことですが、天衣無縫に見える千太郎も
悲しい生い立ちを抱えて、自分の居場所を見つけられず悩んでいた。
秀才の薫と不良の千太郎、二人は反目しながらも友情を築いていくのですが
大きな事故が起きてしまって…
赤い公衆電話、ビクターの犬が飾られたレコード店、やぽったい制服、長崎弁。
そこにMornin、 My favorite thingsなどのJAZZの名曲が絡まります。



高校生のみずみずしい恋心、歯痒い行き違い。
若いタレントの名前もろくに知りませんが、薫役も千太郎役も
ピアノもドラムもまるでできなかったのに、特訓を重ねてここまでできるようになったとか。
吹き替えなしというセッション・シーンは見事なものです。
その原作という漫画も私は知らなかったのですが
画像を見ると、映画のイメージそのまま。
よくこんな役者たちを見つけてきたものです。
久しぶりにド直球の青春ストーリーと熱いジャズを楽しみました。



「坂道のアポロン」 http://www.apollon-movie.com/

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テニス映画と日比谷ブヴェット

2018年09月28日 | グルメ


「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」
1980年のウィンブルドン決勝、5連覇を狙う冷静沈着なボルグと、
短気でトラブルメーカーのマッケンローとの伝説の闘い。
その名勝負に焦点を当て、二人の少年期の様子を散りばめる。
よく、これだけ似た俳優を探してきたものです。
しかも試合の再現シーンが凄い!
往年のテニスフアンにはたまらないであろう作品。



日比谷ミッドタウンで映画のついでにランチを。
ミッドタウンの入口すぐの所にあるブヴェット
どうもお洒落なお店だと思ったら、NY、パリに続いての東京店ですって。
クロックフォレスティエール、ミートボールタジン、タルトタタン。
タルトタタンにかかっているのが、生クリームじゃなくてヨーグルトであるところが面白い。



以前ブヴェットのテラス席で飲んだジンジャーソーダとフレッシュ・レモネード。
これは美味しかった!

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白、黄色、ピンクに赤

2018年09月25日 | 社会


黄色の彼岸花が咲いていました。
黄色もあると話には聞いていたけれど、実際に見たのは初めて。



こちら横浜西方寺には、白やピンクの彼岸花もあるのですが
珍しいピンクの群れは、昨日はもう終わりがけで残念でした。
勿論、赤い彼岸花もあります。



よく見る真っ赤な彼岸花も、それはそれで美しい。
今週あたりインスタやFBには、この豪奢な花の写真で溢れています。
曼殊沙華などというお洒落な名前と共に。
しかし私が子供の頃は、死人花などと呼ばれて嫌われていたような…



かつて日本が土葬だった頃、墓を荒らす動物除けとして有毒の彼岸花を墓の周りに植え、
そのせいで彼岸花と言えばお墓というイメージができあがった、というところらしい。

「インスタ映え」という言葉には、不吉なイメージも勝てなかったのね。



西方寺 http://saihouji-yokohama.com/

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海の中を渡る道

2018年09月24日 | お出かけ


連休の中日の昨日、木更津アウトレットに行って来ました。
川崎の首都高から、東京湾を横断するアクアラインに。
毎週末ゴルフに出かける夫は、千葉方面のゴルフ場に行く時に
よく利用しているようですが、私は何年ぶりだったか。
海底トンネルと橋梁とで、川崎と木更津を一直線に結ぶアクアライン、
そういえば息子たちが小さい頃、海の中を渡るんだ!と喜んでいました。
実際に走ってみると、トンネル部分は普通のトンネルとたいして変わりないように
感じるのですが。



三井アウトレットパーク木更津の広い敷地には、犬連れの姿がいっぱい。
巨大なフードコートの屋内は犬不可ですが、オープンテラスではOK。
日本橋の有名な天丼のお店など、面白そうな店が色々あったのですが
あまりにも並んでいたので断念、結局デキシー・ダイナーでランチを。



マザー牧場のブルーベリー・ソフトクリーム。

買い物を少々して、渋滞する前にと早目に帰宅の途に着きました。
アクアラインを走っていたら、車のナビが「川崎市に入りました」と。
ええ?海の中でも県境があるの?



スマホで調べてみたら
”東京湾の海上に行政上の境界線はないが、東京湾を横断するアクアライン上には、
関係自治体が決めた、行政の「管轄区分線」なるものがある”と。
なるほど。
ちなみに海の中のトンネルであっても、ネットはよく繋がりました。


東京湾に、横浜市と千葉県との境界線はあるのでしょうか?
http://hamarepo.com/story.php?page_no=1&story_id=1119

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早めが肝心

2018年09月22日 | 社会
昨日は世界アルツハイマーディだったとかで
読売新聞では認知症についての大きな特集を組んでいました。
厚生労働省によると、国内の認知症高齢者は2012年に462万人で7人に1人、
25年には730万人と、5人に1人に増える見込みなのだそうです。
私の身内にも、勿論います。

近年、認知症に関して一番ショックだったのは
その病気であるかどうかを判断する「長谷川式スケール」を考案された長谷川和夫医師が
認知症であると公表されたことか。
認知症医療の第一人者が、その病気になるなんて。

新聞記事の見出しには「認知症の予防 早めが肝心」とあり、
期待して読んだのですが…
その予防には、健康を保ち、脳に刺激を与えることが大事。
運動は脳の萎縮を抑える効果があるほか、読書や勉強など知的活動も有効、
家の中に閉じこもらず人とのつながりを保つこと、栄養をバランスよく摂ること、
だそうです。
そんなの常識というか、誰でも知っていることのような…
ちょっとがっかり。



認知症発症を公表、長谷川和夫医師に聞く
https://www.sankei.com/life/news/180404/lif1804040023-n1.html

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奇跡の実話「ブレス」

2018年09月20日 | 映画


1957年、ロビン(アンドリュー・ガーフィールド)は美しいダイアナ(クレア・フォイ)を射止め、
ケニアで茶葉の買い付けをしながら、新婚生活を謳歌していた。
まもなく妊娠が分かり、出産を待ちわびていた矢先、ロビンは倒れる。
ポリオ感染による中枢神経麻痺であり、首から下は麻痺、自力では呼吸もできない。
人工呼吸器をつけられ、余命数カ月と宣告される。



ロンドンの病院に移るも、28歳のロビンは絶望し、死なせてくれと訴える。
ダイアナは生まれて来た息子ジョナサンの為に生きてくれと懇願する。
鬱状態となり、息子の顔を見ようともしないロビンの為に、
ダイアナは病院を出ることを決心する。
医師は、2週間と生き延びられないと怒るが…



なんといってもこれが実話というのが凄い。
余命数カ月と診断されたロビンは、それから36年生きたのです。
人工呼吸器をつけたまま、「自分は世界一幸せだ」と言って。
何故そんなことができたのか?

結局、妻や息子との愛、友人たちとの交流、
そして彼の、ユーモア溢れる前向きの姿によるものなのでしょう。
全身麻痺となってもあきらめず、人工呼吸器付きの車椅子を友人と共に開発し、
それに乗って海でも山でも何処にでも出かけ、海外旅行もするのです。
重度障害者は家や病院に閉じ込められ、社会参加はあきらめるべきだというその頃の風潮を
彼は身を持って打破するのです。



そうは言っても、綺麗に描き過ぎているのではないかという疑問を
私は観ている間、拭うことができませんでした。
いかにロビンが前向きとはいっても、あの境遇で一言も愚痴をこぼさず、
常にユーモアあふれた会話をするなんてことがあり得るのか?
全身麻痺の自分に怒り、世界を呪うことはなかったのか?
妻は新婚で倒れた夫を30年以上家で介護し続けて、恨むことはなかったのか?
映画でははっきりと説明がなかったが、一体お金の問題はどうしていたのか?

しかし、エンドロールで納得しました。
実写フィルムが流れ、活動的な夫婦の実際の姿を見ることができ、
そしてその息子ジョナサンが、この映画の製作者だということが分かったからです。
この映画は、実際に両親の姿を見ていた一人息子から彼らへの、
愛のプレゼントだったのですね。
それには文句は言えません。

原題「Breathe」 公式HP http://breath-movie.jp/

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すり鉢の底の駅

2018年09月19日 | 社会
ほんの数日間帰省していただけで
戻って来たら季節が変わったようです。



先週オープンした渋谷ストリームに寄ってみました。
ずっと工事していた渋谷駅再開発の一部が、ようやく完成。
そういえば数十年前に東京に出て来た頃、ビルの3階に地下鉄が呑み込まれていくという
渋谷駅の光景が、何とも不思議だったのでした。
銀座線は地上3階、JR線は地上2階。
半蔵門線は地下2階、東横線は数年前に地上から地下3階に移動と、複雑極まりない。
それもこれも、渋谷駅がすり鉢の底のような所にあるからなのですね。
東京駅のように平らな所だったら、線路が地面に並列に並んで分かりやすいのに。



渋谷ストリームの前の渋谷川が、綺麗に整備されていました。
川辺には遊歩道とランタンが。
これは昼間の写真ですが、暗くなったらランタンが灯って綺麗でしょうね。
下水処理を加えた再生水を利用し、清流及び水流を復活させたのだそうです。
以前は汚いドブ川で、童謡「春の小川」の発祥地というのが信じられないようだったのに。
この辺りの水辺に遊歩道を造る計画は、まだまだ続くようです。



今秋、渋谷川橋上に生まれる2つの広場
https://www.shibuyabunka.com/phone/blog.php?id=967

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多肉系女子

2018年09月13日 | 家庭


ささやかながら、バルコニーでガーデニングを楽しんでいます。
高台で強風直射という悪条件の下、次々と花を駄目にして腹を立てながらも
とりあえず四季の花を絶やしたことはない。
でも、多肉植物は扱ったことがなかったのです。

この春、友人から多肉植物の可愛らしい寄せ植えを一鉢頂いたのですが
私はほぼ駄目にしてしまったようです。
どうも水をやり過ぎてしまったらしい。



反省を込めて、目下、多肉植物増殖中。
植え替えするときは数日間、そのまま放置してからとか、
差し芽しても1週間は水をやらないとか、
種類によっては水は週1でも多すぎる、月に1回だけとか、
どうしたらいいんだか頭の中は疑問符だらけ。
とりあえずこの子たち、2か月ほど生き延びています。
お詳しい方、是非色々お教えください。



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フォレスト・ガンプのお店と本

2018年09月12日 | 
豊洲のデジタルアート展を楽しんだ後、豊洲ららぽーとの「ババ・ガンプ・シュリンプ」へ。
映画「フォレスト・ガンプ」をテーマにしたアメリカン・シーフード・レストラン。
主人公フォレスト・ガンプが友人ババの遺志をついでエビ漁を成功させるところで終わるが、
もしその後レストランを開いていたらこうなっていただろうという想定のお店。



写真は、ストロベリー・レモネード、ニューオリンズ風シュリンプ、
スパイシーなシュリンプスープ、ストロベリー・ビスケット。
ニンニクやパター、スパイスがたっぷり効いていて美味しい。
デザートは、塩味のビスケットに甘いアイスと生クリームがたっぷり。



懐かしくて、久しぶりに「フォレスト・ガンプ」の原作本を読み直してみました。
前に読んだのは公開時の映画を観たすぐ後なので、1995年頃か。
知能指数は並以下だが、多くの才能に恵まれたフォレスト・ガンプが
紆余曲折を経てエビ漁で成功するという大まかなストーリーは同じですが
原作の方がよりバラエティに満ちた人生を送っています。
宇宙飛行士になったりジャングルに行ったり、チェスの世界大会にも出ているのです。
彼の優しい語り口で物語が語られるという点は同じです。
親友ババは、彼をバカにしないで相手してくれた数少ない友人の一人であり、
エビ漁の楽しさを語り続け、帰国したら一緒にやろうと約束するのですが
ベトナムの奥地、彼の目の前で戦死してしまうのです。

映画では彼は知恵遅れという設定ですが、原作ではサヴァン症候群らしい。
知能指数は70だが、高等数学やチェスなどで特異な才能を発揮するのです。
いずれにしても、大切な人への想いを胸に抱いて無垢な心のまま、
何にでも全力で打ち込む主人公の姿に、我々は感動してしまう。

「人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない」
(Life is like a box of chocolates. You never know what you're gonna get.)
という言葉が、原作の中にはないのがちょっと残念。
このセリフは『アメリカ映画の名セリフベスト100』において第40位なのだそうです。

Bubba Gump Shrimp https://www.wdi.co.jp/restaurants/bubbagump

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チームラボ・プラネッツ豊洲

2018年09月10日 | お出かけ


先月に行ったお台場のデジタルアート展と、どう違うのだろう?と思っていました。
どちらもTeamLaboによるものですが、こちらは新豊洲の駅前、
お台場が常設展であるのに対してこちらは2020年秋までの期間限定。
そして全体としては、お台場よりも小さいようです。
こちらのコンセプトは「Body Immersive」、
”身体ごと作品に没入し、自分の身体と作品との境界を曖昧にしていく”と。
要するに、身体ごとで遊べます。
HPによると”お台場でできなかったことを豊洲で実現している”と。



私が一番感動したのは、これ。
「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング(IZUMI)」。
水深30㎝の巨大なプールに裸足でざぶざぶ入ります。
最初は色とりどりの鯉が寄って来て人にぶつかると花となり、
それが宇宙に広がる光線になります。
無限に動く水面に無限に広がる鯉、花、光線。



水の中にずっと浸かっているので少々不安定ではありますが
この揺れ動く水面じゃないと、この美しさは出ないのでしょうね。
息を呑むほどに綺麗です。



teamlabplanets https://planets.teamlab.art/tokyo/jp/

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