Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

登り鮎@伊勢丹

2017年05月31日 | 社会


岐阜の親戚、和菓子の玉井屋が、今日から一週間、新宿伊勢丹に出店しています。
今まで日本橋の三越、高島屋での出店はありましたが
伊勢丹での出店は初めてのようです。
ご贔屓のほど、よろしくお願い致します。



オマケ
次男からのプレゼントを死守するタロウ。
誰も取らないってば…

玉井屋本舗 http://www.tamaiya-honpo.com/okashi/index2.html
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赤いイタリア文化会館で

2017年05月28日 | 社会


気持ちの良い五月晴れの昨日。
青山Crisscross(上の写真)で友人とランチして
九段下のイタリア文化会館でアンドレア・バッティストーニ氏の講演を。

バッティストーニ氏は昨年、29歳の若さで東京フィル首席指揮者に就任、
その記念に「ぼくたちのクラシック音楽」という本を出版されたのだそうです。
この本、原題は「Non e musica per vecchi」(シニアのための音楽じゃない)
というのだそうですが、邦題はこのように。
氏曰く、イタリアでも若者のクラッシック音楽離れは甚だしく、
なんとか少しでも食い止めたいという思いで、これを書かれたのだそうです。
赤い水玉のスカーフをお洒落に巻かれたバッティストーニ氏から
折角なのでサインも頂きました。



昨晩のうちに読んでしまいましたが
この本の画期的なこと、随所にQRコードがついているのです。
で、スマホでそれを読み取ると、音楽が流れてくる。
いや、これは凄い!

例えば
”第二楽章の冒頭。最初は金管楽器、それから弦楽器が、陰鬱で荘厳な音楽を奏でます。その音はギリシヤの修道院で聞こえてくる音を思わせ、バルカン半島の小さな村でギリシヤ正教の司祭が行う連祷を聴いているかのようです。けれど同時に、目の前には、アメリカの広々とした空間が、高く青々とした空の下に何処までも広がる草原が開けてきます。イングリッシュ・ホルンが、メランコリックな夜想曲風の歌を歌い始めます。これもまた、チェコの小さな村にも、テキサスの開拓者たちが囲む篝火の情景にも、似合いそうな歌です”

これは言うまでもなく、ドボルザークの交響曲第9番「新世界」の第二楽章のことなのですが
その曲を、読みながらすぐに聴けることの幸せ。
なんとなれば私は、先週「蜜蜂と遠雷」を読んで
次から次へと出てくるクラッシックの名曲への無知加減に、
悔しい思いをしたばかりでしたので。



その後、青山Gallery Sequelで松江川雅美氏の紙漉きアートの個展を冷やかし、
表参道「ル・ブルターニュ」のオープンテラスでシードルを。
昨日も1万5千歩弱でした。





ぼくたちのクラシック音楽
http://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?code=203820
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「マンチェスター・バイ・ザ・シー」

2017年05月24日 | 映画


本年度アカデミー賞主演男優賞・脚本賞受賞。
ボストン近郊の小さな海辺の町を舞台にしたヒューマンドラマ。

ボストンで便利屋として働いているリー(ケイシー・アフレック)は
兄ジョーが亡くなって、故郷のマンチェスターに久しぶりに駆け付ける。
自分が兄の一人息子パトリック(ルーカス・ヘッジス)の後見人に指定されていることを知るが
リーには、この街でどうしても暮らせない理由があった。



リーの過去に一体何があったのか?
彼は何故ここまで心を閉ざして世捨て人のように生きているのか?
回想シーンでその過去が、次第に明らかにされていくのですが
それはあまりにも辛いものであった。

16歳の甥パトリックは青春真っ只中、ガールフレンドを二股かけ、
スポーツにバンド活動に熱中し、自分はここを離れられない、
何処でも仕事ができる便利屋の叔父さんが引っ越してく来るべきだと主張する。
生意気盛りの若者は、定職を持たない叔父をバカにしている節が多分に見えます。
リーは腹を立てながらも、身寄りを亡くした甥を放り出すこともできない。
そんな二人が、何度もぶつかりながら共に暮らし始めるのですが…



ニューイングランド地方の灰色の海の風景。
凍てつく冬景色に、人間の孤独、悲しみ、罪の意識が重く絡まる。
こんなにも辛い思いをしながらも、生きて行かなくてはならない。
生きるのって悲しいなあとしみじみ思えて来る。
でもそこに、叔父と甥、兄と弟、別れた妻との間の愛情が、小さな雪解けをもたらしてくれる。
兄ジョーは、孤児になる息子パトリックのことをリーに託したのだけど
同時に若いパトリックに、一人ぼっちの弟のことを託したのだと分かって来ます。
そして彼らをそっと見守る、周囲の人々。



地味な作品です。
大きな盛り上がりもないし、華やかなハッピーエンドもない。
でもラストに、かすかな希望の光が見えます。
アルビノーニのアダージョが、なんと美しく流れることか。
私はこういう作品が好きなのだとつくづく思いました。

監督・脚本ケネス・ロナーガン。
公式HP http://manchesterbythesea.jp/

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「蜜蜂と遠雷」タイトルの意味は…?

2017年05月23日 | 


昨年度の直木賞と本屋大賞のW受賞。
”ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説”
(本書の帯より)

養蜂家の父とともに各地を転々とし、自宅にピアノを持たない少年・風間塵15歳。
かつて天才少女として騒がれたが、母の死去以来、長らくピアノが弾けなかった栄伝亜夜20歳。
音大出身だが今は楽器店勤務のサラリーマンで、コンクール年齢制限ギリギリの高島明石28歳。
完璧な演奏技術と音楽性で優勝候補と目される名門ジュリアード音楽院のマサル・アナトール19歳。
この4人が挑む、 第1次予選から本選までおよそ2週間に渡るピアノ・コンクール、
その間の悩み、挫折、成長の様子を描き上げたものです。

本書を読む前、この題名についていささか不満がありました。
「ミツバチと遠雷」「ハチミツと雷鳴」なんだっけ?
本の題名といえば、言うまでもなくその看板であるのに、なんて紛らわしい、
印象に残りにくい題名をつけるのだろう?と。
その意味を探すような思いで読み進めました。

冒頭「エントリー」の中に、こんな文章があります。
”明るい野山を群れ飛ぶ無数の蜜蜂は、世界を祝福する音符であると。
そして、世界とは、いつもなんという至上の音楽に満たされていたことだろう。”

重要な登場人物である風間塵は「蜜蜂王子」とも呼ばれており、
蜜蜂という言葉は本書の中に何度も登場するのですが
「遠雷」という言葉は一度も出て来ない(多分)。
第三次予選の前、塵が亡き恩師ホフマンからの「音楽を連れ出せ」という宿題に悩み、
冬の雨の街を彷徨い歩くシーンがあります。

”塵は空を見上げる。
風はなく、雨は静かに降り注いでいた。
遠いところで、低く雷が鳴っている。
冬の雷。何かが胸の奥で泡立つ感じがした。
稲光は見えない。”

「遠雷」に一番近い言葉が出てくるのはここかな。
してみると、蜜蜂は塵、そして遠雷は恩師ホフマンを表しているのかもしれません。
或いは、もっと大きなもの、天命のようなものか。

「世界は音楽で満ち溢れている」
本書の中に何度も出てくる言葉です。
こちらの大きなテーマであるのでしょうけれど
私は亜夜の、この言葉に一番感じ入りました。
”たゆたう時の流れの底に沈んでいるさみしさ、普段は感じていないふりをしている、
感じる暇もない日常生活の裏にぴったりと張り付いているさみしさ。
たとえ誰もが羨む幸福の絶頂にあっても、満たされた人生であったとしても、
すべての幸福はやはり人という生き物のさみしさをいつも後ろに背負っている。”

公式HP http://www.gentosha.jp/articles/-/7081
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驚愕の結末「手紙は憶えている」

2017年05月20日 | 映画


昨年の秋公開されたのを見逃して、DVDで鑑賞。
いや、面白かった!

老人施設で暮らす、アウシュビッツの生き残りの90歳のゼヴ(クリストファー・プラマー)は、
先週妻を亡くしたことを忘れるほど認知症が進んでいた。
同じくアウシュビッツ仲間である友人マックスは頭はしっかりしているが
車椅子生活で、体が自由に動かない。
自分たちの家族を殺したアウシュビッツの看守が「ルディ・コマンダー」と
名前を変えて今ものうのうと生きているとマックスは言い、
その復讐をゼヴに託すのです。



ゼブは只でさえ90歳という高齢で足取りおぼつかず、手先も震えがちなのに
そこに認知症が進んで来ている。
いわゆるまだらボケという状態で、大方はしっかりしているが
朝起きると、昨日の記憶を失くしていたりする。
突然、自分が誰で何処にいるのか分からなくなったりする。
こんな状態で全米に散らばる4人の「ルディ・コマンダー」の中から本物を突き止め、
無事復讐を果たすことができるのか?
ドキドキする思いで見て行くと…

キャッチコピー「ラスト5分の衝撃」の言葉通り、
息を呑みます。
認知症という設定は、この結末のためにあったのかと。
これだけ結末に驚いたのは「ライフ・オブ・パイ」以来であるかもしれません。



「サウンド・オブ・ミュージック」のトラップ大佐を演じていたクリストファー・プラマー、
1929年生まれで今年87歳なのですと。
作中、ピアノで鮮やかにメンデルスゾーンを弾くシーンは
御本人の実演なのだそうです。
お見事!
原題Remember 監督アトム・エゴヤン

公式HP http://remember.asmik-ace.co.jp/
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クリクリVSモフモフ

2017年05月18日 | 社会
表参道は、ブランドショップが建ち並ぶお洒落な通りです。
そこで時々、びっくりするようなものを見かける時があります。



こちらは特製ワゴンに入った5匹のクリクリのトイ・プードル。
毎月トリミングが必要なトイプーを5匹飼うのも凄いが
全員Poloの服を着ているのも凄い。



こちらはモフモフ猫車。
ヒマラヤンとチンチラ、計10匹ですって。
モフモフがくんずほぐれつ、どこがどうなっているのか殆どわからない。

いやはや。
どちらも大勢の見物人が取り囲んで、写真を撮っていました(勿論、私も)。
世の中、見せびらかしやが溢れているということか。
タロウのこんな写真を撮ってブログに載せている私も
まさしくその一人でございます。
トールペイント教室の生徒さんに頂いたお花と。


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エッグタルト東西対決

2017年05月14日 | 社会


渋谷の東急百貨店に、期間限定で「ナタ・デ・クリスチアノ」のお菓子が出ていました。
富ヶ谷にある、小さなポルトガルのエッグタルト専門店です。
香港やマカオで食べた味、懐かしい!と思わず買い求めました。



定番の「パステル・デ・ナタ」、チェリーが入った「ジンジャ・ナタ」、
アイリッシュウイスキー・ミルクリキュールが入った「ベイリーズ・ナタ」、
そしてチキンが入ったオカズ系の「エンパーダ・デ・フランゴ」。

このエッグタルトの発祥は、ポルトガルの修道院なのだそうです。
香港やマカオで食べた味とどうも少し違うと思ったら(あんまりよく覚えてないのだけど)
「ナタ・デ・クリスチアノ」のサイトの説明によると
あちらでは、英国式にビスケット生地にカスタードクリームを流し込んで焼いているらしい。
今回のこちらのは、本家ポルトガル式に、サクサクのパイ生地を使っているのだそうです。
オーブントースターでちょっと温めると、
外はサクサク、中はトロリと、とっても美味しい。
パイ生地がポロポロ崩れ、食べやすさという点では英国式マカオ版の方が優れているけれど
私はバターたっぷり、サクサクのパイ生地の方が好きかな。



今日は母の日。
例によって義母と母とに花を送りましたが
息子たちから私には何もなし。
写真は、次男からタロウへのお土産。

ナタ・デ・クリスチアノ http://www.cristianos.jp/nata/
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「僕とカミンスキーの旅」と「俺のベーカリー」

2017年05月11日 | 映画


無名の青年美術評論家と盲目の老画家の旅を描いたロードムービー。
金と名声欲しさに老画家を連れ出す青年と、伝説的老画家カミンスキーの、
紆余曲折を経た心温まるヒューマンストーリーと思いきや…
その期待感は、ほろ苦い終末に裏切られます。
青年は何処までも俗物だし、老画家は取り戻せない青春に絶望する。
冒頭のフェイク・ドキュメンタリーから著名な絵画を使ったエンドロールまで、
全編虚々実々のブラックコメディ。

「僕とカミンスキーの旅」http://meandkaminski.com/



映画の前に、恵比寿ガーデンプレイスの「俺のベーカリー」でランチ。
ここはいつも並んでいたのですが、昨日はぐずついたお天気のせいか行列なし。
海老フライとアボカドのサンドイッチとチーズトースト。
海老フライのサンドイッチって初めての経験だったかも。
チーズはゴーダチーズとゴルゴンゾーラなど組み合わせてあり、
クルミがアクセントになって、蜂蜜によく合います。
どちらも結構なボリュームです。
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正面顔の戦い

2017年05月08日 | 社会


散歩の途中で時々、珍しい犬に遭遇します。
モコモコの白い毛、耳のすぐ近くに目がついた、なんとも不思議な顔の犬。
飼主さんにお聞きしたら、ベドリントン・テリアというのですって。
目が非常に脇についていて、正面から撮ると写らない!
私は以前、銀座でもこの子たちを見かけていて、どういう犬種なんだろうと思っていたのです。
犬辞典で見てみたら「イギリス東北部ノーサンバーランド州の猟犬で、カワウソ、イタチ、狐狩りに使われていた」
のだそうです。


(銀座のホコ天で)


この写真をSNSにアップしたら
馬の顔のようですね、とコメントが。
しかし、馬の正面の顔を検索してみたら、かろうじて目が写っている。



魚類のようだというコメントも。
ところが、魚類の正面顔も、ぎりぎり目が写っている。



ついでに鳥類の正面画像。
やっぱり目が見える!



という訳で、左右の目の離れ率王者決定戦は
べドリントン・テリアが堂々の第一位でした。

ベドリントン・テリア(ワールドドッグ図鑑)
http://www.dogfan.jp/zukan/terrier/Bedlington/
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播磨坂界隈

2017年05月06日 | 社会
文京区茗荷谷は、夫が学生時代に住んでいたので懐かしい街です。
連休の一日、何十年ぶりかにそちらに行って来ました。




茗荷谷の駅から数分歩くと、播磨坂に出ます。
昔この地に松平播磨守の上屋敷があったから名付けられたという地名。
ここの桜並木は昭和35年に植えられたのだそうで、綺麗な遊歩道になっており、
東京の桜の名所の一つに数えられているようです。
今は目にも鮮やかな、ずみずしい新緑のトンネルになっていました。



播磨坂の途中にMORITZ GROSSMANN(モリッツ・グロスマン)の立派なお店が。
ドイツの高級腕時計のこのブランドが近年、日本に初上陸したって
そういえば以前、新聞で読んだような気がする。
銀座でも青山でもないこんな所にお店を出して
お客が来るのかと余計な心配をしてしまいました。
徹底的にハンドメイドに拘り、ネジを含むパーツ一つ一つが職人の手作業によるという会社。
日本上陸記念モデルの腕時計が280万円という高級ブランドの顧客は、
お店が何処にあろうと来るのかしら?



そしてミシュランのビブグルマンに選ばれたというラーメン屋「もりずみ」。
写真は上から梅塩ラーメン、本枯れ節醤油ラーメン、水餃子。
梅が見事に大きく福々しく、白髪ねぎと塩味のスープと絶妙にマッチしていて美味しい。
私はさっぱりした、梅塩ラーメンとか柚子塩ラーメンとかに目がないのです。
このお店がもうすぐ移転するというので、その前に来てみたのでした。

「もりずみ」 https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132302/13161529/
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