Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

おみおくりの作法

2015年09月29日 | 映画


単館上映で見損なったこの作品、DVDでようやく鑑賞。
風采の上がらない中年男ジョン・メイはロンドンの公務員であり、地区の民生係をしている。
孤独死した人の遺品を調べ、係累を探して連絡し、一人で葬儀に参加する。
僅かな手掛かりからようやく見つけた家族に連絡しても、参列を拒否されたりする。
死者に敬意を込め、その宗教や生き様を調べ、その人に合った弔い方を
丁寧に几帳面にする。
そうした彼に上司は手間のかけ過ぎだと、あっさりと解雇を言い渡すのですが
最後の案件の、亡くなった隣人の弔いに彼はまた、真摯に取り組もうとする。
ロンドンのどんよりとした空、静かな街並みの中、話は淡々と進むのです。

小さな整頓された部屋に住み、判で押したような単調な生活を送る。
夕食は毎日缶詰一つに薄切りトースト一枚、リンゴ一個。
誰と話すこともなく、誰に認められることもなく。
そんな彼にようやくときめくような出逢いがあり、人生が変わりそうな、その矢先。

いや、あの展開はずるいでしょう?
これだけ静かに話は進んできたのに、いきなりこれって。
こんな展開を見るために、私はここまで単調な話を見続けてきたんじゃない!と
誰かに怒鳴りたい気分。
悔しいけれど、やはり込み上げてくるものがある。

あのラストは、真摯に仕事に取組み、誠実に死者に向き合ってきたジョンに対する
御褒美なのだと思いたい。
そうじゃなきゃ、報われないよねえ…

中盤、街なかで見かけた、嫌味な上司の車アウディにジョンがした行為には
ちょっとだけスッキリさせられました。
原題「still life」は静物画というような意味。
色合いの乏しかった、静かなもの悲しいジョン・メイの人生を表しているのでしょうか。

「おみおくりの作法」 http://bitters.co.jp/omiokuri/
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水墨画展とスーパー・ムーン

2015年09月28日 | お出かけ


練馬の大泉学園前ゆめりあギャラリーの「むさしの水墨画展」に行って来ました。
こちらを主宰なさっている古川玉萌さん、
80歳にして今も教室を持たれ、毎年展覧会を開かれています。



読書や海外旅行など共通の趣味も多く、SNSで親しくして頂いているのですが
こんな風に歳を重ねることができたらと憧れます。
躍動感があり、みずみずしく美しい水墨画の数々。
昨日27日から今月30日水曜日まで。
お近くの方、是非どうぞ。



こちらもSNSの友人、由井賢氏が撮られたスーパームーン。
今夜見た、数々の月の写真の中では断トツの迫力。
映画「月の輝く夜に」を思い出しました。
NYのリトル・イタリーを舞台にしたラブ・ストーリー。
ニコラス・ケイジにまだ髪があり、シェールが整形前だった頃。
結構ハチャメチャな話ですけど、あのシェールのお母さん役のオリンピア・デュカキス、
上品で冷めていて、好きでした。
この作品を観ると、NYに行ってオペラを観て恋がしたくなります。
原題は「moonstruck」気がふれた、といったような意味。
lunaticにしろ、英語の「月」の持つイメージは日本とは違うようです。

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「職業としての小説家」

2015年09月26日 | 


この本、売られ方からして変わっていました。
紀伊国屋書店が初版10万冊の9割を出版社から直接買い取り、自社店舗のほか他社の書店に限定して
供給したのだそうです。
これは売れ残りのリスクを抱えることにもなるが、ネット書店に対抗するための策だったのだとか。
新聞広告を見た先週の販売初日、我家の近くの本屋にはありませんでしたが
その翌日の夕方にはありました。

中身は、自伝的エッセィ。
村上春樹がどうやって小説家になったのか、
小説を書くということについてどう考えているのか。
正直言って、もう氏の他の本の何処かで読んだことがある話(あの有名な神宮球場の降臨の話にしても)
が多いような気がするのですが
こうして大系的にまとめるということに意味があるのでしょう(きっと)。

基本的に「誠実に生きていくために心がけるべきこと」を淡々と語ってくれるような内容です。
ストイックでモラリストな著者の姿がよく出ているようではあるのですが
あまりにも偉い人になりすぎてしまったようで、ちょっと寂しい。
私としては、もっと無名の、小説を書き始めたばかりの頃の、
女の子の扱いに戸惑って、ちょっと困った顔して「やれやれ」なんてつぶやいている、
隣にいるお兄さんのようなハルキ君、の頃の方が好きだったのです。
御本人もおっしゃってますが。
(どうがんばったところで)「すべての人を喜ばすわけにはいかない」って。

ジョン・アーヴィング(この人の小説も昔、好きでした)のエピソードが面白かったので
少々ご紹介を。
”昔、作家のジョン・アーヴィングに個人的に会って話をしたとき、彼は読者との
繋がりについて僕に面白いことを言いました。
「あのね、作家にとっていちばん大事なのは、読者にメインラインをヒットすることなんだ。
言葉はちょっと悪いけどね」。
メインラインをヒットするというのはアメリカの俗語で、静脈注射を打つ、
要するに相手をアディクト(ドラッグの常用者)にしちゃうことです。
そういう切ろうにも切れないコネクションを作ってしまう。
これは比喩としてはとてもよくわかるんだけど、イメージがかなり反社会的なので、
僕は「直通パイプ」という、より穏やかな表現を使いますが、でもまあ、
言わんとすることはおおむね同じです。”

大体、表紙からして凄い。
荒木経惟氏撮影の、大文豪のポートレイトみたい。
(実際、何度もノーベル賞候補にもなっているのだから、仕方ないのでしょうが)
かつて彼とよくコンビを組んでいた、安西水丸氏のポップなイラストなんかの
表紙の方がよかったなあ…
ああ、安西氏ももう亡くなっゃったのだった。



「職業としての小説家」 http://www.switch-store.net/SHOP/BO0068.html
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「失われた一日」

2015年09月22日 | 
久しぶりに読み返した村上春樹のジャズに関する本の中で
思いがけず心に沁み込む言葉に出逢いました。

”どんな人生にも「失われた一日」がある。
「これを境に自分の中で何かが変わってしまうことだろう。
そしてたぶん、もう二度ともとの自分には戻れないだろう」
と心に感じる日のことだ。”(マイルズ・ディビス)

”ビリー・ホリディの晩年の、ある意味では崩れた歌唱の中に、
僕が聞き取ることができるようになったのは一体何なのだろう?(中略)
ひょっとしてそれは「赦し」のようなものではあるまいかー最近になって
そう感じるようになった。
ビリー・ホリディの晩年の歌を聴いていると、僕が生きることをとおして、
あるいは書くことをとおして、これまでにおかしてきた数多くの過ちや、
これまでに傷つけて来た数多くの人々の心を、彼女がそっくりと静かに引き受けて、
それを全部ひっくるめて赦してくれているような気が、僕にはするのだ。
もういいから忘れなさいと。
それは「癒し」ではない。
僕は決して癒されたりはしない。
なにものによっても、それは癒されるものではない。
ただ赦されるだけだ。」(ビリー・ホリディ)

いずれも「ポートレイト・イン・ジャズ」から。
これは、昔読んだ若い時には、なんとも思わなかっただろうな…
あれから少しだけ歳を重ねた今だからこそ、しみじみと沁みる。
私にも「失われた一日」があった。
私の意思に関わらず、結果的にそうなってしまったことが。
生きて行くということは、得るものも多いけれど、失うものもあるのだと
当たり前のことを実感して、愕然としてしまう。
私にも「赦し」をもたらしてくれるものがあるのだろうか。
「もういいから忘れなさい」と誰が言ってくれるのだろう?

大学の図書館の文芸誌の新人賞で「風の歌を聴け」を読んで
こんな新人が出たのだと驚いた日があった。
それから勝手にこの人に親近感を持って、ずっと作品を楽しみに読んできたのだけど。
その後どんどん有名になってしまい、ノーベル賞候補とまで言われるようになり、
近年の新作に失望させられ、先週出たばかりの「職業としての小説家」ではもう、
畏れ多い文学界の大先生という感じになってしまったこの著者も
ある意味では私にとって「失われた人」の一人であるのかもしれません。


(お台場で)

「ポートレイト・イン・ジャズ」  http://tinyurl.com/prtjl88

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ウェスティンのその後

2015年09月20日 | 社会
NYのウェスティン・タイムズスクエアで不愉快な対応を受けて
どうにも納得できなかった私は、帰国してからホテルのHPにメールしてみたのです。
実に稚拙な英語ですが、意味はなんとか伝わるでしょう。

when I cheked out of your hotel at 7:53am Augst 19th wednesday, I was told
I had to pay for the drinks in the refrigerator which I never drunk.
Actually the receptionist told me to sign this paper, 2 bottles of coke $14.4,
2 bottles of water $19.2=$33.6. But I didn't drink those drinks.
I just moved them in order to put my own drinks into the fridge.
I explained her that, but she said you have to pay because you moved the drinks.
She was an African American, and her attitude was very unkind,unfriendly,and arrogant.
At last she told me, it's all right, with no smile.
But she never told us thank you for staying for 2 nights.
I've been traveling to the US and Europe so many times,but I never had such
an unpleasant experience at the famous hotel.
I really want to hear your comment about this issue.


しかし何の返事もなし。
一週間以上経ってもうあきらめていた頃、恵比寿ガーデンプレイスで映画を観ました。
その後、友人とその奥のウェスティン東京でお茶を。
久しぶりのウェスティン、真っ白なカサブランカが豪奢に盛られ、大理石はピカピカ。
落ち着いたラウンジで、彩りよくお皿に盛られた秋のケーキと芳ばしいコーヒーを。
従業員たちはニコニコてきぱきと気持ちよく応対してくれる。
その優しい態度に勇気づけられ、そこのコンシェルジュに話してみたのです。
それは申し訳ないことをと謝罪され(いえ、オタクのせいじゃないんですけど)
私が送って無視されたメールをもう一度、ウェスティン東京から転送して貰えることに。
そして3日後。


Thank you very much for your correspondence through our Starwood Customer Service Center.
We are tremendously sorry to learn of the inconvenience you had to endure upon your departure from our hotel, as this is not the service of which we are proud here at The Westin New York at Times Square
and most certainly not the level of service you well deserve as our valued guest.

We have identified the member of our Front Desk staff who interacted with you
and can assure you we will be addressing this serious transgression with her
and her supervisors immediately so that this behavior may not repeat itself again.
In the meantime, we truly hope you may accept our sincerest apologies as you
clearly did not deserve to be treated this way.

Of course, we remain at your complete disposal should there be anything in
which we may be of assistance on your next trip to New York.
In the meantime, please accept our very best regards.


まあなんと表面的な謝罪文!
クレーマーにはこんな風に対処せよという、マニュアル通りといったような。
貰っても心に届かない謝罪メールがあるということを、私は初めて経験しました。
でもとにかく返信してくれた訳だし。
無視されるよりはどれだけましか。

結論。
ウェスティンNYには二度と行きませんが
ウェスティン東京は贔屓にさせて頂きます。
(写真はウェスティン東京にて)
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ニューヨーク旅行15・ビレッジ・バンガード

2015年09月18日 | ニューヨーク旅行2015


グリニッジ・ビレッジにあるビレッジ・バンガードは、1935年創業という古いジャズクラブです。
1935年創業、セロニアス・モンク、ジョン・コルトレーン、マイルズ・デイビス、
チャールス・ミンガス、ビル・エバンスといったモダン・ジャズの巨人たちがここで演奏をおこない、
後年名盤と呼ばれるライブ・アルバムが数多くレコーディングされてきたと。



赤いドアを開けて地下に階段を下りて行くと
こじんまりした薄暗い空間が広がる。
壁には数々のジャズ・ジャイアンツの写真、ぎっしり並べられた小さな丸テーブルとイス。
青山ブルーノートのような豪華さ、きらびやかさはまったくないが
ステージと客席の境目がはっきりせず、つまり客席も一体となって演奏を楽しめるのです。



毎週月曜日に聴けるという、こちら専属のビッグバンド、バンガード・ジャズ・オーケストラの
ライブを、夫は楽しみにしていたのです。
1966年結成というこのバンドは、2009年にはグラミー賞も受賞しています。
ジャズに疎い私でさえ、もうすっかり体に馴染んでしまっている「ワルツ・フォー・デビー」や
「マイ・フーリッシュ・ハート」のあの名盤が、ここで録音されたのかと思うと
やはり感慨深いものが。
村上春樹は「ポートレイト・イン・ジャズ」の中で、この曲についてこう言っています。
「甘い曲、確かにそうだ。
しかしここまで肉体に食い込まれると、もう何も言えないというところはある。
世界に恋をするというのは、つまりそういうことではないか。」

春樹が若い頃、ジャズ喫茶を経営していたというのは周知の事実ですが
「意味がなければスイングはない」「ポートレイト・イン・ジャズ」などを読むと
彼がいかにジャズを愛しているかということがよく分かります。
私の無駄な感想よりも、彼の言葉をもう一つ。

「(ジャッキー&ロイの)このレコードを聴くたびに、これくらい洗練された技術的に
高度な音楽を、汗もかかずにすらすらと日常的に生み出してきたアメリカという土壌
(あるいはニューヨークと限定すべきだろうか?)に対して、またその特別な時代に
対して、僕はあらためて敬服してしまうことになる。」

「ポートレイト・イン・ジャズ」 http://tinyurl.com/prtjl88
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「Dearダニー 君へのうた」「ヴィンセントが教えてくれたこと」「陽だまりハウスでマラソンを」

2015年09月16日 | 映画
相変わらず毎週のように映画を観ています。
最近の3本を、まとめて簡単に御紹介します。



「Dearダニー 君へのうた」
ジョン・レノンが若手ミュージシャンに書いた手紙が数十年後に本人に届いたという
実話をヒントに作られたのだそうです。
曲作りをあきらめ、過去の栄光と惰性で生きていた往年のロックスター。
駆け出しだった43年前の自分にジョン・レノンが書いてくれた、
富や名声に自分を見失わず、音楽と真摯に向き合うようにという手紙を読んで
人生をやり直そうと決意し、一度も会ったことのない息子を訪ねる。
当然ながら、息子にはきっぱりと拒絶されるのですが…
アル・パチーノが「自分の出た作品で初めて泣いた」と言うのを聞いて、
どうしても観なくてはと。
ストーリーは軽め、現代の御伽話のようですが、全編がレノンの曲に彩られて心地よい。



「ヴィンセントが教えてくれたこと」
米国でたった4館から始まったのに2500館に拡大、「全米を笑いと涙で包んだハートウォーミングな感動作」
というから楽しみにしてたのだけど…期待感が大きすぎたかな。ちょっとガッカリ。



「陽だまりハウスでマラソンを」
こんなしょぼい邦題の映画で号泣するとは。
妻と老人ホームに入居した元オリンピックのマラソン金メダリストの老人が、
ベルリンマラソン完走に挑戦するという人間ドラマなのですが、老化、介護、死別、管理側との摩擦、
薬や拘束についての是非と、シビアな問題がぎっしり。
原題は「BACK ON TRACK」、「軌道に戻る」というような意味。
このゆるい邦題に騙されてはいけません。
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家族とともに

2015年09月14日 | 社会


鬼怒川決壊の洪水の中、屋根の上で救助を求めている男女と二匹の犬。
ニュースに映し出されたそのシーンに、釘付けになった方も多いかと思います。
その後、犬も一緒に助けられたと聞いて、愛犬家としてはどんなにホッとしたことか。
今はそれどころじゃない、犬は連れて行けません!と言われたとしても
仕方ないと思っていましたから。
そうしたら、FBでこんな記事が廻って来ました。
Reshareworthyという、犬や猫にまつわるニュースを中心に、世界中の記事を発信しているサイトからです。

"Japanese Couple And Their Dogs Rescued From Rooftop During Terrifying Flash Floods"
(日本の男女と愛犬が恐ろしい洪水の中、屋根の上から救出される)
と題して、その様子を写真と動画で説明しています。

"I’m so relieved to see this family managed to get to safety and was saved in time!
Share this heart-stopping rescue with your friends and family."
この家族がなんとか無事に、同時に救出されて本当に安心した、
どうかこの心臓が止まりそうな映像をシェアしてくださいと結んでいる。



ついでにこんな記事も。
あの時の家族と自衛官の会話が話題になっているというのです。
”自衛隊員さん 「ご家族の方ですよね?」
 ご夫妻 「ハイッ!」
 自衛隊員さん
 「わかりました!ご家族の救助致します!
 小さめのご家族さんなので安全的に袋で救助致しますね!」”

この動画の音声は私にはよく聞こえないので
会話の信憑性については、失礼ながらどうかとも思うのですが
この映像を見ていると、そんな会話があっても不思議ではないかなと思えてきます。

Japanese Couple And Their Dogs Rescued From Rooftop During Terrifying Flash Floods
http://www.reshareworthy.com/couple-and-dogs-helicopter-rescue-flash-floods/#1IvZFQOQ3VItgC0G.99
自衛官と、ペットと屋根に避難した家族の会話が話題に!!
http://9post.jp/23336
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これ何処!?

2015年09月13日 | 社会


FBでこの写真を見て驚きました。
道路に溢れる沢山の鹿。
何処の話?と思ったら、日本の奈良公園だったのですね。
「Horde of deer occupying the road at Nara」
(奈良の鹿達、道路を占領する)というタイトルがついている。

これには動画もついており、鹿たちが道路で寛いでいる様子が長々と
紹介されている(6分半も続くが、ほぼ同じ場面ばかりです)。
そのすぐギリギリ隣を、車や人が行き交っている。
これに対して800件以上のコメントが世界中から寄せられており、
ほんの一部だけ見てみたら、Cute,Funny,Amazing,beautiful,とか
人間と動物が仲良く共存できるって凄いね!といった賞賛の声が多いようですが
なんでこんな危険な所に鹿がいっぱいいるんだ、森に移してやれよなどという
非難の声もある。

しかし、この道路の隣には、広大な奈良公園があるのに。
この記事自体は
”Many deer peacefully enjoys the evening cool on the road at nara park,Funny & Cute!”
(奈良公園の鹿達、道路を占領して夜の涼を取る、可愛いね!)
と、好意的な書き方なのですが
こんな風に隣の公園も紹介して欲しかった。



そりゃ、道路に鹿が溢れていればニュースになるけど
森に鹿がいたって、何の不思議もないのでしょう。
記事の書き方って難しいですね。



Herd Of Deer Rest On Streets Of Nara
http://www.reshareworthy.com/herd-of-deer-rest-on-streets/#tqsdFJYZpLTzwEW2.99
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ニューヨーク旅行13・華氏65度

2015年09月11日 | ニューヨーク旅行2015


8月のNYは昼間は35℃くらいあり、湿度も結構あり、非常に暑かったのです。
しかし建物の中に一歩入ると、冷蔵庫のように涼しい。
涼しすぎて、寒い。
それは前回行った時によく分かっていたので、薄手の長袖のカーディガンを
常備していたのですが、それでも寒い。
ホテルはアンダーズもウエスティンも、部屋に入った時あまりに冷えていたので
エアコンを調節しようとしたら、設定は華氏65度になっていました。
それって、摂氏にしたら18℃。
冷やし過ぎでしょう!?
熱いバスタブに浸かりたくなる訳です。



美術館も、デパートも、スーパーも、レストランも、何処もかもが寒すぎる。
最悪だったのはNYからヒューストンに移動した時の飛行機。
その日の午前中は暑いNYを観光したし、ほんの3~4時間のこと、毛布を借りればいいと思って
半袖のTシャツにカーディガン、下は膝までのパンツ、素足にサンダルだったのです。
ユナイテッド機のCAに毛布を頼んだら、ない、と素っ気ない返事。
ないって…
足先、凍りました。


テキサス・サイズのステーキ

義弟のアパートメントも、当然、全館冷房。
夜など結構涼しくなったし、冷えすぎるのでエアコンを切ろうとしても
窓は開けられないと。
大きなビルの全室、網戸がないのです。
なので、真夏以外の気候の良い時も、締め切ってエアコン使っているのですって。
防犯上仕方ない、と言われればそれまでなのですが。
なんだか勿体ないと思ってしまいます。



それにしても、若い頃行った時も同じ状況だった訳ですが
ここまで冷えがつらくなかった。
となると、加齢によって私の適応能力が落ちたのか?
でもあの国の老齢の男女は半袖短パン姿で平気そうだったのだけど…


写真は、ブッシュ前大統領が贔屓にしているというヒューストンのステーキハウスPappas Bros。
ここは美味しかった。
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