Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

ソニービルの美ら海水族館

2015年07月31日 | お出かけ


有楽町で映画を観た後、酷暑の中銀ブラ。
ソニーピルに美ら海水族館が来ていました。



ここでは毎夏このイベントが開催され、銀座の夏の風物詩となっています。
サイトに「48th Sony Aquarium」と書いてあるということは
もう48年目なのかな?
私はここ10年位、毎年楽しみにしているのですが。



ビルの前に巨大な水槽が設置してあり、様々な熱帯魚が百花繚乱。
今年はオオテンジクザメが見ものなんですって。
1メートル以上のウツボも岩の隙間に隠れています。
係りのお兄さんが色々説明してくれたのですが
この巨大な水槽、週に一度徹底的に洗い、海水も全取り換えするのだそうです。
ソニービルの涼しい館内にも熱帯魚の水槽などがあり、
8階にはソニーの最新技術を持って撮影した美ら海の映像が観られる
「“α”ムービー&ハイレゾ体感シアター」があります。
なんといってもすべて無料というのが素晴らしい。



48th Sony Aquarium http://www.sonybuilding.jp/event/
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「奇跡の2000マイル」

2015年07月30日 | 映画


24歳の女性が、自分の居場所を何処にも見つけられなくて
旅に出たい、と思う気持ちは分かるような気がします。

しかし何故それが、オーストラリアの砂漠横断という無謀な計画となるのか?
4頭のラクダと愛犬を連れて、徒歩で、一人で。
オーストラリア大陸中央部からインド洋までの3000キロを歩き通すという。
しかし、1977年、ロビン・ディビッドソンはそれをやり遂げたのです。
その自伝を元にジョン・カランが映画化したのが、この作品です。



子どもの頃の切ない場面ー母親が自殺したとか、愛犬を安楽死させられたとかーが
所々にフラッシュバックして、彼女の心の闇の理由を多少解明してくれるような気がする。
積極的に人と関わろうとせず、誰とも距離を置きたがる孤独なヒロイン。
それでもあくまでも淡々と、荒涼とした砂漠地帯を歩く姿を画像は描いていく。
灌木やごつごつとした岩、赤土と砂ばかりの世界。
どうしてそんなことをするの?というこちらの疑問は置いておかれたまま。



何度も生命の危険に脅かされ、
”こんな旅は馬鹿げているし、まったく意味も無い”
”最初からやらなきゃ良かった”
と、本人も何度も後悔するのです。
特に、一番の親友であった愛犬が、あんな運命を辿った後は
さすがに彼女ももうあきらめようとするのですが…



それでも彼女はやり遂げた。
1日30キロを歩き、7か月かけて。
その自叙伝は世界的ベストセラーになり、そして今の彼女があるのでしょう。
”凡庸な人間にもこんなことができるということを示したかった”
という台詞もあったような気がしいます。
しかしそれでは、こんな大冒険ができない凡庸な人間は
あくまで凡庸に生きるしかないのか、という気もしてしまいます。

http://www.kisekino2000mile.com/

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カルガモ騒動

2015年07月29日 | 社会



FBでこの動画を見つけて、なんともほっこりしました。
道路の端の排水溝に、制服を着た男たちが顔を突っ込んでいる。
傍らには、カルガモの母親に一羽のヒナがぴったりくっついてピィピィ鳴いている。
やがて男たちが、次々と排水溝からヒナを取り出し、母鳥の元に返してやる。
その数、7~8羽。
最後には、全部まとめて川に運んで放してやる。
よかった…

この動画、言葉もまったく分からない。
どうもスロバキアの話らしいが
しかしこうしたドラマに言葉は要りませんね?

そういえば大手町の三井物産のビルの池にカルガモがヒナを産み、
交通の激しい大通りを渡ってお堀に引っ越すのが夏の風物詩のように
ニュースで報じられていました。
最近聞かなくなったと思ったら、その池、2013年に再開発のために
閉鎖されてしまったのですって。
残念です。


ネットで見つけた写真
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「まるごと佐野洋子展」

2015年07月26日 | お出かけ


港の見える丘公園の薔薇の花壇の奥に、こんな立派な文学館があったのですね。
”『100万回生きたねこ』から『シズコさん』まで”のまるごと企画展というだけあって
佐野洋子の多彩な活動と人生の軌跡を、様々な作品を通して紹介しています。
キーボード伴奏付きの「百万回生きた猫」の朗読も堪能できました。

「100万回生きた猫」を自分がいかに好きだったか、
そんな優しい絵本の著者の、実母との凄まじいまでの葛藤を書いた「シズコさん」を
読んでいかに驚いたかは、こちらに書いています。
http://blog.goo.ne.jp/franny0330/e/b54dd8251ed090fdfb74ff2905635a23



今回は展示品の中の「空とぶライオン」に心惹かれました。
目にも鮮やかなオレンジ色の大きなライオンが主人公の絵本。
”あるところに、りっぱな たてがみと、いさましい声をした ライオンがいました。
 ねことライオンは しんせきで、いっしょに くらしていました。
 ライオンは、あつまったねこたちに、まいにち ごちそうをしてやりたくなります。 
 「ウォ~~」と いさましくほえて、じめんをけって、えものをとりにいきます。
 空をかけのぼるように 見えました。
 ねこたちは、「ほうっ」とためいき。
 「さすが!ライオンだ~」 まいにちまいにち、ごちそうを たべます。”



でもライオンは、疲れてしまうのです。
それでも猫たちは、ライオンが御馳走を取ってくるのを当たり前だと思って待っている。
ライオンは、自分に鞭打って頑張るのだけど…

”その夜、ライオンは「つかれた~~」といって、さめざめとなきました。”



ついにライオンは動かなくなり、金色の石になってしまう。
何十年も何百年も石のままでいるのだけれど、ある時やさしい子猫の一言で生き返るのです。

”「どうしてねているの?」
 「きっとつかれたんだ。」
それをきくと、きんいろのいしのライオンは、「ウォー」とほえ、
また、えものをとりにいきました。”

なんだか切なくなります。
これで話は終わりなの?と次のページを確認してしまいました。
そんなに頑張らなくていいんだよ、と
ライオンに声をかけてあげたくなる。
疲れた時は疲れたって言っていいんだよ…

「まるごと佐野洋子展」 http://www.kanabun.or.jp/exhibition/3179/
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ギリシャ旅行⑪アクロポリス

2015年07月22日 | ギリシャ旅行2015


クルーズ船から降りて、最後にアテネを観光しました。
それまで廻った地方やエーゲ海の島々のノンビリさに比べて
確かにアテネ市内は、多少違うような雰囲気を感じました。
銀行は閉鎖され、ATMの前には人々が長い列を作っている。
シャッターが下りた店も多く、そこには酷い落書きがされている。
ほんの一泊しただけで何が分かるかとも思いますが。



アクロポリスというのは「上の都市」という意味なのだそうです。
BC12世紀頃から造られ始め、BC5世紀の頃最盛期を迎えたという、
小高い丘の上にある歴史遺産。
古代ギリシャ建築の最高峰といわれるパルテノン神殿を始め、
アテナ・ニケ神殿やディオニッソス劇場など、巨大な遺跡が広がります。
しかしまあ、人が多いこと。
私が今まで見て来た建物だけの写真はどうやって撮ったのだろう?と
不思議になるくらい、世界中からの観光客で溢れている。



その近くに「アクロポリス博物館」があり、遺跡の中の彫刻などの
本物はこちらに移してあります。
大英博物館に取られてしまった部分も多いようですが。
この博物館はまだ新しく、エントランスの辺りの地下はこんな風になっていて
驚かされます。



中野京子著「名画の謎ギリシャ神話編」の中に、こんな言葉が紹介されています。
「人間には二種類ある。ギリシャ人と、それを羨む奴ら」
古代文明を発祥させ、その哲学・芸術・科学を通してヨーロッパ文化の礎を築いた
ギリシャ人は、国の栄えたのが古代のみということもあり、いっそう気位だけ
高くなった、という皮肉たっぷりのジョークなのだそうです。
この巨大な遺跡を見て、そのジョークがほんのちょっぴり分ったような気がしました。


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ギリシャ旅行⑩イアの夕陽

2015年07月20日 | ギリシャ旅行2015
連休中、同窓会に出かけたり、我家にお客を招いたりしていました。
早くギリシャ編を終わらせなきゃ…
それでサントリーニ島で私は、世界一と言われる夕陽を眺められたのか?



サントリーニ島一日目。
イアの街の中のKASTROという、夕陽絶景ポイントのレストランに。
ここはかなり前からでないと予約も難しいのだそうです。
日没は20時40分頃というので、テラス席で食べながら待っていたのですが…
これがシーフード・コースのメイン(二人分)。



その日も抜けるような青空。
食べている最中に陽が段々と落ちて来ましたが
最後の最後に、雲が出てしまいました。



こちらは海に落ちる夕陽だけでなく、白い家が並ぶ街並みがそれに赤く
照らされる光景も見ものらしいのですが…ちょっと残念。
しかも夕陽を見るために、近くの砦跡にはこれだけの人々が。



二日目。
断崖の上にあるイアの町の、今度はその崖の下。
海辺にある、その名もSUNSETというお店。



もう本当に、下手すると海に落ちそうなテラス席です。
こちらの看板メニューという「ロブスターのパスタ」。



こちらでものんびり、2時間以上かけて食べているうちに
陽はゆっくりと落ちて来ました。



こちらに行くには、ホテルから車で30分ほど。
行きはホテルのフロントでタクシーを頼み、
帰りはお店で頼みましたが、行きは二人、帰りは相乗りで4人。
それでも払ったのは同じ30€。
例によってレシートは出ませんでした。
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ギリシャ旅行⑨サントリーニ島

2015年07月17日 | ギリシャ旅行2015


エーゲ海に数ある島の中でも、サントリーニ島は一番人気があるのだそうです。
そこのイアという町から見る夕陽は、世界で一番美しい夕陽とも言われているらしい。
そのサントリーニ島に二泊。

白く塗られた民家に青いドームの教会。
そんな街並みが傾斜に沿って何処までも続いている。
ところどころに鮮やかなブーゲンビリアの花が咲き乱れ、
狭い路にはロバがのんびりひかれて歩いている。
確かに美しい。



島の中で一番大きな町フィラのホテルに宿泊。
そこから車で30分ほどのイアという町が、その夕陽の絶景ポイントと言われている所なのですが
しかしどちらも、実は断崖絶壁の上にあるのです。
港から車でかなりかかります。
しかもここは、活火山を抱えた火山島でもあるのです。
有史以来、何度も噴火を繰り返しているといいます。
紀元前1600年頃の大爆発で今の様な地形になり、
1956年の地震でも、建物の大半が崩れたのだそうです。


(港から見るとこんな感じ)

ローカルガイドの女性は、この島がどんなに素晴らしいかということを
熱心に語ってくれました。
どんなに美しいか、自分がいかにこの島を愛してるか。
しかしこちら、映画館もディスコもデパートもないのです。
断崖の上にあって町の中では車も使えず、水も年中不足しているというのです。
地震国から来た私、つい意地悪な質問を投げかけてみました。
噴火が心配ではないのか、ここを出て行きたいとは思いませんかと。
答えは、神様に守られているから大丈夫、ここに満足しているというものでした。
パトモス島のローカルガイドの女性も
"I love Patmos!! Sooooo beautiful island!!"と繰り返していました。



無論、彼女たちは観光で生活している人たちです。
仮に不満を持っていたとしても、一見の観光客などに
それを漏らしたりしないでしょう。
それでも、私は自分の住んでいる所をそんな風に言えるだろうかと
つい考えてしまいました。
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ギリシャ旅行⑧クレタ島

2015年07月15日 | ギリシャ旅行2015


6日目。
上の地図の、一番下にある横長の大きな島が、クレタ島です。
ここには紀元前18~16世紀頃に栄えたミノア文明のクノッソス宮殿の遺跡があります。
クノッソス宮殿!
子どもの頃親しんだ、ギリシャ神話に出てくる巨大な宮殿。
そこには入ったら二度と出られないという迷宮があり、その奥に住む牛頭人身の
怪物ミノタウロスは、アテネの子どもたちを生け贄として食べていた。
その怪物をやっつけようとアテネの王子テセウスが向かうのですが
クノッソス王の娘アリアドネが、彼に一目惚れするのです。
複雑な迷宮から脱出できるようにと、マリアドネは彼に糸玉を渡す。
テセウスは怪物を倒し、入り口に結び付けられた糸を手繰って無事に迷路を脱出。
そこから、難問解決の道しるべのことを「アリアドネの糸」と言うようになったようです。



しかし、その後、アリアドネは酒の神ディオニッソスに手籠めにされ、
テセウスは恩人アリアドネを簡単に見捨ててしまう。
子ども心になんだかなあと思ったことを覚えています。



このクノッソス宮殿にはまた、ダイダロスとイカロスの話もあります。
この迷宮を設計した科学者ダイダロスは、迷宮を破られてしまった罪で
息子イカロスと共にミノス王によって、塔に幽閉されてしまう。
科学者ダイダロスは鳥の羽を使って巨大な翼を作り、そこからの脱出を図ります。
決して高く飛びすぎてはいけないと息子に忠告するのですが
大空に舞い上がる嬉しさにイカロスはつい高く飛びすぎ、
接着剤に使った蠟が太陽の熱で溶け、哀れまっさかさま。
「イカロスの翼」という言葉が人間の傲慢さや科学への過信を批判する言葉として
使われるのは、そこから来ているようです。



1000以上もの部屋があったとされる宮殿跡は、今は殆どが崩れ落ち、
大半は土台が残っているだけの、広大な土地でしたが…
あの神話の舞台が、実在していたなんて
それだけで感激ものでした。
広大な遺跡の片隅に、クジャクがいたのが印象的でした。


(遺跡にも犬がいた)

参考にさせて頂いた本
「ギリシア神話を知っていますか」 阿刀田高
「名画の謎ギリシャ神話編」 中野京子
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ギリシャ旅行⑦クサダシ、そしてパトモス島

2015年07月13日 | ギリシャ旅行2015

クサダシの商店街

5日目。午前中、トルコのクサダシに寄港して、バザールなど冷やかす。
トルコ商人のアクティブ(しつこいとも言う)な客引きは
やる気あるんだかないんだかというギリシャ商人との違いがありすぎて面白い。
トルコ商人はお店の前に立っていて、日本人と見るや、安いよ、おまけするよ!と。
交渉次第では言い値の半額以下になります。
(いかに言い値がボッタクリであるかということでもありますが)
それに引き換え、ギリシャの店ときたら
例えば、これ10個頂くから1個オマケして?と聞いても、No!と素っ気ないこと甚だしい。
無論、お店によりけり人によりけりでしょうが。


聖ヨハネの洞窟の入口


丘の上の聖ヨハネ修道院

午後、パトモス島に。
小さな島ですが、紀元95年にここに流された聖ヨハネが神の啓示を受けて
黙示録を書いたという謂われがあります。
そのヨハネが住んでいたという洞窟、丘の上にはヨハネに捧げるために
11世紀に建てられたとという修道院があり、世界中から観光客が集まっています。
ここにも風車があり、そしてやはり、犬や猫がわんさかと。




数えたら12匹いた!
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ギリシャ旅行⑥ミコノス島

2015年07月12日 | ギリシャ旅行2015


11時にピレウス港を出た船は、夕方6時頃ミコノス島着。
あちらでは21時頃まで明るいので、夕方といっても昼間と同じ眩しい陽光。
海辺にはオープンテラスのカフェやレストランがどこまでも続き、
飲んだり食べたり喋ったり、多くの人で賑わっている。
海岸線をずっと歩き、南極の氷の塊でできたようなパラポルティア二教会の前で記念撮影。
小さな丘の上には5其の風車が。



海岸線からちょっと中に入ると、細い通路、白く塗った家々の商店街が
迷路のように続いています。
観光客でごった返す中、時々不意に、リードなしの犬や猫が現れる。
ネコはともかく、結構大きな犬が繋がれておらず、その辺にいるのです。
これはミコノス島に限らず、ギリシャ本土でも、これ以降訪ねた他の島でも何処ででも。



現地ガイドさんに訊くと、その辺の家の飼い犬であるか、
或いは近所の人が残り物などを与えて、町で飼っている犬なのだそうです。
道理で道端に寝そべっている犬、結構いい体格なのです。
インドで見かけた痩せこけた犬とは大違い。
犬好きの私、つい撫でたくなりましたが、狂犬病の注射はしてないだろうと我慢。
しかし拘束もされず、飢えもせず、自由に過ごせるなんて
ギリシャの犬って、相当幸せなんじゃないの?
それって人間も同じなのかも。
「ヨーロッパ幸福度調査」によると、経済危機にあえぐギリシャは2位なのだそうです。
(これは少々古いデータですが)






ヨーロッパ諸国における「幸福度」(Personal Happiness in Europe)
http://www.quon.asia/yomimono/business/global/2011/09/18/2844.php
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