Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

白金台のジョンティ・アッシュ

2014年10月30日 | グルメ

(この写真はネットから)

プラチナ通りをちょっと入ったところにあるレストランです。
ラトリエ・ロブションのシェフを務めた新藤氏が、近年開いたお店であるらしい。
ミシュラン一つ星。



白レバーのムース ルバーブのジャム入り
生ハムとアンディーブ
爽やかなフルーツトマトのムース、海老・帆立貝・ムール貝と野菜のジュレ、アスパラガスのエスプーマで覆って
南瓜のスープ 秋トリュフを添えて
特選和牛 希少部位《クリ》のロースト 秋の野菜をあしらって 香り高いジュ・ド・ブッフ
シブースト 紅玉りんごのキャラメリゼ、焼きりんごのソルベを添えて
小菓子 マドレーヌ ギモーブ



フルーツパフェのような3品目には目を見張りましたが
中から魚介類がゴロゴロ、ムースやジュレ、色々な味が楽しめて美味しい。
シブーストはとろけるようでした。



食後の飲物は、このようなものを見せられてあまりにいい匂いだったので
ハーブティを注文。
こじんまりした店内はダークブラウンの落ち着いた色調で
ゆっくりお喋りが楽しめました。



あまりにいいお天気だったので、食後の散歩に近くの自然教育園に寄ってみました。
はるか昔の学生時代に、こちらでデートしたことがあります。
それから○十年ぶりに訪れたのですが
今もここは、野趣に満ちていていました。
人工的な手が加えられてないというか。
こんな雑木林だったっけ?
思い出の中では、もっときらきらと輝いていたのですが。
その時の精神状態によるのでしょうか…

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『手をつないでかえろうよ~シャングリラの向こうで~』@新国立劇場小ホール

2014年10月28日 | 劇、オペラ、コンサート


知的障害を持った青年の孤独と愛、そして罪。
真人は中学の特殊学級に通う生徒であったが、父親に捨てられ、
慈しんでくれた母親も病気で亡くしてしまう。
天涯孤独になった真人は、父親が身を置いていた極道の世界に
自分も居場所を求めてしまう。
やはり知的障害を持つ幼馴染の妻さくらを守るため、殺人を余儀なくされるのだが
さくらもおなかに子供を宿したまま、病気で帰らぬ人となってしまった。

関西弁でつぶやく真人の台詞が悲しい。
「なんでお父ちゃんは、わしを捨てはらはったんやろう?
 わしがアホやからかなあ」
(うろ覚えです、関西弁に自信がないのでヘンだったらご指摘下さい)

このお芝居、今井雅之氏が原作・脚本・演出・主演のすべてをこなされたのだそうです。
真人の切ない慟哭に、私も泣きました。
人間として大事なものは何かを考えさせられる作品です。



友人の紹介で、今井雅之氏とツーショット。
今井氏の手は大きかった…

『手をつないでかえろうよ~シャングリラの向こうで~』
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薔薇のランチョンマット

2014年10月26日 | トールペイント


先週の雨の日、我家に女友達を招いてお茶会をしました。
手作りのケーキやお花などお土産色々。
気心が知れた友人たちと、お喋りは尽きることがありません。
ホールケーキだったのですが、写真は切ってしまった後…



ケーキはアプリコットとピスタチオの2段重ね。
そのケーキとお茶の写真をFBに出したら
下に敷いたランチョンマットの評判が意外によかったのです。

なので、ランチョンマットの全景を出してみます。
ブルーのグラデュエィションのベース4色にスクロールをぐるりとあしらって
ピンク・白・オレンジ・黄色の薔薇を描きました。
しかしこれ、10年ほど前の作品ですが、薔薇をこれでもか!と描いているので
一枚仕上げるのに、何十時間もかかるのです。
今となっては、とても描く気になれません。
注文でも入れば別ですが…

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百花繚乱「仮屋崎省吾の世界」

2014年10月24日 | 社会


目黒雅叙園の「仮屋崎省吾の世界」に行って来ました。
この催しももう、15年目になるのですね。
寒い雨の平日は空いてるかと思えばとんでもない話で、入場するのに長い列が。
私は3回目でしたが、前に行ったのは随分前です。
いつ頃行ったのだろう?と日記を見てみたら(こういう時ブログを書いていると便利です)
7年前でした。
その時はアメリカ人の友人と、そしてその3年前は、義母と行ったのでした。
10年の間に色々なことがあったなあと豪華絢爛な花で彩られた百段階段を見ながら
そんなことを考えていました。



雅叙園は、国内最初の結婚式場兼料亭でもあり
その装飾の豪華さから"昭和の竜宮城"とも呼ばれていた近代建築なのだそうです。
時の名だたる建築家(棟梁)や芸術家を全国から集め
「もっと庶民にも贅を」という経営者の趣向で、豪勢な装飾をてんこ盛りにしたのだとか。
ここの美というのが非常に分かりやすいのは、そういう訳なのか。
何しろきらびやかな、分かりやすい美に溢れているのです。
天井画や螺鈿細工や浮き彫り彫刻、組子障子など…
そこに仮屋崎氏の大胆な自由花がコラボしているのですから
見応えがないわけがない。



お約束の、竜宮城のような入口のトイレにも。
ここのトイレの中には小さな小川が流れ、赤い太鼓橋がかかっていて
確かに素晴らしいのですが、個室は広いだけでちょっとつまらない…



雅叙園に行く前に、白金台の「すし兆」でランチを。
「おまぜ」は海鮮たっぷりのばら寿司に赤だし、白味噌の味噌汁、
それにデザートがつきます。
美味しく頂きました。

すし兆
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父子の葛藤と「ドン・ジョヴァンニ」

2014年10月20日 | 劇、オペラ、コンサート

新国立劇場で、オペラ「ドン・ジョヴァンニ」を鑑賞して来ました。
この劇場ではここ2~3年で「魔笛」「トスカ」「死の都」「ナブッコ」「リゴレット」など
色々観てきましたが、私にはこれが一番印象的でした。
何故なら私は映画「アマデウス」が好きで、何度も繰り返し観て、
「ドン・ジョヴァンニ」はその中に大きく出てきたからです。
タイトル・ロールは、ウィーン国立劇場の人気バリトン、アドリアン・エレート。
指揮はオーストリアの重鎮、ラルフ・ヴァイケルト。

プログラムの中の田辺秀樹氏の解説によると
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」を作曲者モーツアルトの父親コンプレックスと関連付けて
理解しようとするのは、今では珍しいことではないのだそうです。
確かにあの映画の中で、モーツアルトの才能を妬む作曲家サリエリは
「ドン・ジョヴァンニ」の公演に何度も足を運び、ドン・ジョヴァンニが騎士長の亡霊によって
地獄に引きずり込まれるシーンで、こうつぶやくのです。
あの恐ろしい亡霊は、墓から蘇った父レオポルトだと。
父親は死後も息子に取り憑いて、完全に支配していると。
「ドン・ジョヴァンニ」は、父親の死後数か月間で作曲された歌劇なのだそうです。

ザルツブルクの宮廷音楽家であった父レオポルトによって
息子ヴォルフガングの才能は育てられ、花開いた。
しかし息子の就活や恋愛、結婚、仕事について父親はことごとく反対し、
モーツアルトの生涯において、父親との葛藤は最大の問題であったというのです。
その葛藤と心理的抑圧を抱えてこそ、あの数々の名曲は生まれたのだと。

あの映画の中では、モーツアルトは実に軽佻浮薄な男として描かれていましたが
父親への複雑なコンプレックスを確かに抱えていたなあ…
ザルツブルクでモーツアルトの家を訪れました。
そこは観光名所となっており、世界中から観光客が集まっていました。
父レオポルトへの手紙、というのも展示してあった気がする。
天才作曲家のその活動の原動力が、実の父親との葛藤であったとしたら…
親子関係って難しいものだとつくづく思います。

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ラッコ君からのプレゼント

2014年10月18日 | 社会
しばらく前、 私のブログを見たというOtterBoxのPR代理店エデルマン・ジャパンから
メールが届きました。
私のブログにはメール・アドレスは出していないのですが
メールを受け取ることができるようになっているのです。
先日は銀座アップルストア前でラッコのOllieと写真を撮ってくれてありがとう、
お礼にOtterBoxケースをプレゼントさせて欲しいので、HPから好きな商品を選んでくれと。
OtterBoxというのは、iPhoneのケースなどを作っている会社であるらしい。



きゃあああ!
そういえばiPhone6発売の直前に銀座を歩いて、上の写真をブログに出したのでした。
この着ぐるみ、ラッコだったのか。



これは新手のいたずらか?或は個人情報を得るための釣りか?とも思ったのですが
好奇心を止められない私、好きな型番と色を選び、住所氏名を明記してメールしたのでした。
10日以上待っても来ないので、ほぼあきらめていたら…
今日、こんなのが届きました。
在庫がなくて、米国に再発注したので遅れてしまって申し訳ないということでした。



やったあ!
私が撰んだのはCommuter Series Build Your Own Caseというもので、自分で2種の色を組み合わせるのです。
私はピンクと黒を選択。
これでも40ドルほどするらしい。
オリー君、ありがとう。
また宣伝したからね!



OtterBox 
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「ザ・テノール 真実の物語」

2014年10月16日 | 映画


ガンで歌声を失った韓国の天才テノール歌手ベー・チェチョルと、
日本の医療技術で彼を救った日本人音楽プロデューサーとの実話を映画化。
”「アジア史上、最高のテノール」と讃えられ、ヨーロッパを中心に活躍していた韓国人オペラ歌手
ベー・チェチョルは、甲状腺ガンを患い、手術によって声帯と横隔膜の神経を切断。
歌声を失ってしまう。深い絶望におそわれるチェチョルだったが、
彼の声に魅了された日本人プロデューサー、沢田幸司が救いの手を差し伸べ、
歌声を取り戻すため甲状軟骨形成手術を受けることになる。”(映画.comより)
これが事実というのは、本当に素晴らしい。
チェチョルの不屈の根性には感動するし、国境を越えて彼を支えようとする友情は美しい。
「誰も寝てはならぬ」など天才歌手本人の歌声もふんだんに聴けてうっとりします。
ラストシーンでは確かに泣けます。
ただ”泣かせてやろう”という演出が見え見えというか…
うがった見方かもしれませんが。


動画はFaceBookから。
何故にこんなにクルクル廻るのか?
仔犬の仕草の可愛らしさにはお手上げです。

Funny Puppies Can't Stop Spinning While Drinking
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扉の向こうに隠された世界「ザ・ホテル」

2014年10月13日 | 


週末の夜に読んだ本の一冊。
伝統と格式を守り続けるロンドンの超高級ホテル「クラリッジ」のホテルマンたちの知られざる
ドラマを描いた「ザ・ホテル」
作家ジェフリー・ロビンソンがそこに五カ月間滞在し、徹底的に取材して書いたといいます。
韓国の大統領訪英、アラブ首長と英国女王陛下との晩餐会などの大きな行事の裏に
どれだけホテルマンたちの努力が隠されていたか、
あるいは無理難題ふっかけるお客たちとの駆け引きの様子が、19章400ページに渡って
冷めた筆致で描かれていて面白い。

ほんの少しご紹介すると
ある客は、ゾウを手配してくれとコンシェルジュに頼んだのだそうです。
「友人たちをゾウに乗せてリージェンツ・パークをひとまわりしたいと思ってね」
「インドゾウでなくては困る。アフリカゾウならいらないから」
コンシェルジュは動物園に電話をして、ゾウを借り出すことが可能であることを確認。
しかし、それで公園を乗り回すには特別な許可が必要であり、
そのためには役所のあちこちで頭を下げて歩き回り、役人の形式主義と闘わなければならないことが
わかって、その顧客はあきらめたのだそうです。

もうひとつ笑えたのは、ホテルの備品を盗む客とホテルとの闘い。
あるテキサス人が一週間の滞在中に、カップとソーサー、コーヒーポットなど
様々なものを盗んでいったのだそうです。

”キャッシャーの前で客に挨拶をすると、総支配人は慎重にちょっとお話があるといった。
彼はなるべく愛想よく、自分の側に間違いもしくは誤解があったら許して頂きたいのだが、
実はこの週のあいだにルームサービスでお届けしたもののうち返ってこないものが沢山あるのだといった。
テキサス人はすかさず守勢を固めた。
「私が盗んだというのかね?」
これは隠し事がある人の典型的な反応だった。
「いえ、お客様。ただ、お客様が何かご存知ではないか、お伺いしているだけでございます」
「私が盗んだなど、言わない方が身のためだ」
「わかりました」
男が嘘をついておることに自信を深め、総支配人はこれ以上議論を続ける意味はないと判断した。
「きっと何かの間違いだったのでしょう。お気を悪くされたら、お詫び申し上げます」”

さて、名門ホテルの総支配人はこの客についてどう対処したか?
ポーターに、その客のカバンを、階段の上から投げ落とすように命じたのだそうです。
”帰国後、陶磁器ががらくたになっているのを見て、テキサス人はどんな顔をしただろうか?
だれも知らない。”

一泊十万円からという高級ホテルの裏側事情は、紹介したらキリがないほどあって
中々興味深いものでした。
金持ちであっても(或は金持ちだからこそか)、色々な習癖の人がいるものですね。
ちなみにこの本の中に一人だけ、日本人客も登場します。
ロンドン、メイフェア地区にあるこの五つ星ホテルの前を、私も通りました。
分不相応という気がしたので前回は寄りませんでしたが
いつかここでせめて、ランチやアフタヌーン・ティなどしてみたいものです。


ホテルク・ラリッジ (Claridge's)

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「ジャージー・ボーイズ」

2014年10月11日 | 映画

御年84歳のクリント・イーストウッド監督の最新作。
1960年代、米国ではビートルズと並ぶほどの人気を誇ったというポップスグループ、
ザ・フォー・シーズンズの光と影、栄光と転落を数々の名曲と共に映し出す。
ブロードウェイの大ヒットミュージカルの映画化、
ミュージカル同様ジョン・ロイド・ヤングが、バンドのリードボーカル役を担当。

アメリカ東部のニュージャージー州の極貧地区に生まれ育った若者たち。
そこから出る方法は3つ、とその一人が語ります。
「軍隊に入るーでも殺される」
「マフィアに入るーこれも殺される」
「有名になるー俺たちは後の二つだった」
そう、彼らはマフィアの手先となってケチな犯罪を繰り返しながら
名曲を作り出し、世に生み出していくのです。



類まれな美声と曲作りの才能で成功したとはいえ、
その裏には、お決まりの仲間割れや金銭を巡るいざこざが出てくる。
主人公のフランキー・ヴァリはイタリア系移民の理容師の息子として生まれ、
その美しいファルセットでリードボーカルとしてグループを引っ張っていくのですが
ツアーばかりで家を空けることに不満な妻には去られ、
そして最愛の娘も悲惨な道を辿ることになる。
あの有名な「君の瞳に恋してる」(Can't Take My Eyes Off You)は
その娘を亡くした直後に作られていたということに驚きました。
あの軽やかな甘い恋の歌に、そんな悲しいエピソードが秘められていたとは…
美しいものは、時に悲しみのさなかに生み出されるものなのですね。
しかもあの歌が作られた直後は、レコード会社からも
「ポップスにしてはハードすぎ、ロックにしてはヤワすぎる」といって
中々受け入れてもらえなかったのだそうです。

この映画は、この曲のために作られた作品であるような気がします。
本編の中の歌唱シーンをどうぞ。
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ドクターX、タロウの幸運

2014年10月08日 | 社会


高校時代の同級生、林誠人氏による「ドクターX」の新シリーズが
明晩9時から、テレビ朝日で放映されます。
この脚本家、登場人物に同級生の名前をつけるという習性があって
登場人物の中に、私の名前もつけられている模様です。
お暇がある方、是非ご覧くださいまし。

昨日、私は午後から夜にかけて出かける予定がありました。
家族の分の夕食を用意し、先に帰宅した方がタロウにご飯あげてね、と
夫と息子に頼んだのです。
朝、口頭で頼み、忘れたりしたらタロウが可哀想だと思い、
携帯で外出先から更にメールで念押し。

遅くに帰宅して、どっちがやってくれたの?と訊くと…
夫、珍しく早く帰宅してタロウに餌をやり、その後ゴルフ練習に。
その間に次男が帰宅し、また餌をやったと。
タロウ、いつもとまったく変わらず秒速で平らげたそうです。
まったく…

只でさえ体重オーバー気味のタロウ。
私がせっせと散歩に連れ出し、餌を控え目にするよう気をつけているのに。
日頃の努力が水の泡じゃないの…

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