Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

サル団子

2010年12月30日 | Weblog


昨日の夕方のニュースで、「サル団子」という言葉を耳にしました。
ニホンザルは、寒くなると体を寄せ合って団子のように固まるのだそうです。
多いときには50匹以上にもなるのだとか。
中心には、ボスザルが位置するのだそうです。
ちょっと探してみたら、可愛い画像がいっぱい…



サル社会にも勝ち組とか負け組みとかあるのかしら?
たいして力のないサルが中の方に入ってきて
オマエなんかもっとアッチに行け!と外側に押しやられたりするのかしら?
どっちにしても、一番端っこのサルは可哀想だなあ…

更に検索したら
「ひとりサル団子」というのもあるのだそうです。
”何匹か寄り集まって丸くなるのが基本?ですが、
実はひとりでもやれるのです。
本当に寒くなると、両足を上げて足裏をあわせて、くるっと丸まります。”
http://nontan91.exblog.jp/5217862/


ああ可愛い!
一人はちょっと寂しそうですけど。
そりゃやっぱり一人よりも大勢の方が暖かいですよねえ。

ヒマなこと言ってないで大掃除しようっと。
みなさんもよいお年をお迎え下さい。

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とろけるローストビーフ「鎌倉山」

2010年12月28日 | グルメ

先日、炊飯器で簡単なローストビーフを作るという日記を書いて
そういえば、ローストビーフの専門店「鎌倉山」の日記を
書いてなかったことに気がつきました。
その赤坂店にしばらく前に行ったのです。
赤坂パークビルディングの静かな別館、
一面のガラス張りからふんだんに光が射し込む、明るいお店です。

ランチは非常にシンプルなメニュー。
ホタテとタイの刺身
ローストビーフ
焼き立てのフランスパン、沖縄の海草のサラダ
デザート、コーヒー

ここのを食べると
今まで食べてきたローストビーフは何だったのだろう?と思うこと請合うと
この店を紹介する文章にありましたが
確かに。
焼いた牛肉(ローストビーフ)というよりは、
まわりをさっとあぶっただけのベリーレアのステーキという感じ。
しかも熟成されて甘味を増している。
口に入れると、とろてしまうようです。
和風ガーリックソースと洋風のグレービーソースの二種類から選ぶのですが
私はあっさりとした和風を。
ホースラディッシュの合うこと!

イギリスのあちこちでローストビーフを食べてみましたが
美味しいには美味しいが、ワラジのように大きく頑丈なお肉が
グレービーソースの中で泳いでいる、というものが多かったような。
こんなジューシーなものにはついぞお目にかかりませんでした。
(もっとも向うでは、高級なお店にはあまり入らなかったせいもあるかもしれませんが)
元々あちらから来た料理を、ここまで繊細で味わいの深いものに変えてしまうとは…
恐るべし日本人!
ただ、このあまりにも上品な付け合せに比べて
イギリスの、お皿からこぼれんばかりに乗っかっていたポテト、
(ベイクドポテトやフライドポテトやマッシュドポテト、
とにかくイモがこれでもか!というほどついてきた)
ヨークシャープディングや山盛りニンジンが
ちょっと懐かしいかも…


「鎌倉山」 http://www.roastbeef.jp/
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性格の悪い女の名前

2010年12月26日 | お出かけ

高校時代の同級生、林誠人氏が脚本を書いた舞台劇「安倍内閣」を観に
下北沢の本多劇場に行ってきました。
『日本初の女性総理大臣、誕生!~えっ?! 私が総理大臣ですかっ?!』
元女優のナツミ(安倍なつみ)が、若くして亡くなった政治家の夫(風間トオル)の
幽霊に助けられ、首相になるまでのドタバタを描いたラブコメディ。

この脚本家、登場人物の名前付けに困ると
昔の同級生の名前を使うという習性があって
今まで色々な同級生が殺人犯になったり、殺され役になったりしてきたようです。
で、私もかつてテレビドラマの中で殺人犯になったことはあるのですが
今度はもっと重要な役どころだ!というので楽しみに行ったら…

ヒロインのナツミを苛める、非常に性格の悪い、ナツミの夫の前妻!
しかも突然現れて、貴女誰ですか?とナツミに聞かれて
私は○○○子よ!パリから帰った○○○子よ!とフルネームで名乗っている。
そんな舞台で自分の名前が連呼されるって…
ま、いいんですけど…

モーニング娘。の誰一人顔も名前も知らないという私なのですが
安倍なつみは細くて色白で可愛かった。
風間トオルは顔が小さくてかっこよかった!
普段、映画館で銀幕ばかり観ている私には
唾が飛んでくるような、役者の体温が伝わるような舞台は久しぶりで新鮮。
あちこちで笑って最後にホロリと泣かされて。
そして何よりも大事なことは…



風間トオルに握手して貰っちゃった!



その後、一緒に観に行った他の同級生と脚本家と
ベトナム・レストランで食べて飲んで他愛ないお喋りして…
恰幅のいいオジサンになろうと、家庭持ちのオバサンになろうと
その瞬間は30年前の高校生に戻れる。
同級生の噂とか、同級生の噂とか、同級生の噂とか。
行き当たりバッタリに入ったお店の名前も覚えていなかったのだけど
後から調べたら「コムフォー下北沢店」らしい。
アジアン・ハーブサラダや石焼ガパオ、
焼きバナナのチョコとバニラアイス添えが美味しかった。
バナナって焼くと甘味が増しますねえ。
余ってしまったバナナをウチのオーブンで焼いてみようかな…

同級生に感謝。
楽しい一夜でした。

「安倍内閣」 http://www.gekidan-online.com/news/98.php
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炊飯器でローストビーフ!

2010年12月24日 | 家庭料理

ローストビーフが炊飯器で作れる!という情報を得て
早速作ってみました。
さっぱりしたローストビーフが私は好きなのだけれども
大喰いの息子がいる我家では、高級牛肉を使うとバカ高い金額になってしまうし、
かといって安い輸入肉を使うととってもパサパサしてしまうし…
炊飯器で作るとオーブンで焼くよりも、しっとりと仕上がるというのです。

牛肉の塊り肉500gほどにたっぷりと塩コショウし、
キッチンペーパーに包んで2~3時間常温に置く。
フライパンに油とニンニクを入れ、牛肉を炒めて焼き色をつける。
ジップロックに酒・ショウユ・ミリンを大匙2杯ずつ入れて
そこに肉を入れ、空気をしっかり抜いて閉じる。
それを炊飯器に入れ、被る程度の熱湯を注いで
40分ほど「保温」にする。
肉を取り出して冷まし、薄く切る。
漬け汁を軽く煮詰め、ワサビを混ぜてソースにする。

これにたっぷりフライドポテトとクレソンを添えて。
炊飯器が使えないので、主食はフライパンで作ったパエリヤ。
ポタージュスープ、グリーンサラダと。

確かに、オーブンで焼くよりはパサパサしないようです。
なんといっても焼き加減を気にしないで放っておけるのがよい。
初めてだったので今回は炊飯器で作りましたが
私が持っているシャトルシェフ(真空調理鍋)で充分作れそうです。
レストラン鎌倉山のような芸術的なローストビーフは作れませんが
イギリスのレストランで食べた、グレービーソースの中でワラジが
泳いでいるようなローストビーフよりは
ずっと繊細なものが出来上がります。


「炊飯器でローストビーフ」
(ここから私なりに多少アレンジしています)
http://marron-dietrecipe.com/youshoku/yousyoku_roastbeef02.html
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楽観は悲観に勝つ!「人生万歳!」

2010年12月23日 | 映画

ウッディ・アレンの40本目にして新作の監督作品。
ニューヨークで暮らす落ちぶれた元物理学者と
南部出身のおバカな家出娘が繰り広げる恋愛騒動。
ボリスは、世界はアホと能なしに満ちていると公言している偏屈な男。
厭世的な皮肉屋のくせに滑舌がよく、精力的に喋るわ喋るわ…
メロディは、母親から美人コンテストに打ち勝つ法しか教えられていない
頭空っぽの、しかし素直なサザン・ベル(南部美人)。
ひょんなことから同居が始まり、ボリスの自信に満ちた毒舌に
メロディはすっかり影響され、魅かれていくのだが…
そこに娘を追いかけてきたメロディの母親、父親までが加わり、
周りを巻き込んでのてんやわんや。

知的でシニカルでペシミスティックな男ボリス。
しかしペシミズムが究極までいくと、傍から見る分には
オプチミズムに見えなくもない。
ボリスのこねまくる理屈が観客の笑いを誘うのもそのせいでしょう。
原題の"Whatever works!"が意味する通り、人生なんでもあり!
開き直れば怖いものなんて何にもない!
南部の古い宗教観・道徳観に縛られていたメロディの両親が
NYに来てからの弾けっぷりといったら。
90分たっぷり楽しめる作品です。

これは、来年一月で休館が決まってしまった恵比寿ガーデンシネマの
トリを飾る作品なのです。
恵比寿ガーデンは季節ごとの花で美しく彩られ、
映画の前後にランチやお茶を楽しめたのに。
都内でも好きな場所のひとつだったのに。
ここでしか観られない作品も数多く観て来たのに。
昨日は「ブコ・デ・ムーロ」でイタリアン・ランチ。
ここで昔作っていた「世にも美味しい青菜のジュース」を提唱した
宮本美智子氏も亡くなってしまった。
庭の中央には、毎年恒例のバカラ・ツリーが飾られていました。
バカラ社製の8000ものクリスタルパーツから成るというシャンデリア。
閉館しなきゃならないほど赤字だったのかなあ?
残念です…

「人生万歳!」 http://jinsei-banzai.com/pc/
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絶望の中の希望「プレシャス」

2010年12月19日 | 映画

2009年のサンダンス映画祭でグランプリ、
第82回アカデミー賞で助演女優賞と脚色賞を受賞した「プレシャス」。
この映画を観るには、ある種の勇気が要りました。

主人公の女の子プレシャスは異様に太っている。
150㎏はゆうに超えているような巨体。
昔、ニューヨークの地下鉄やバスで遭遇したこういう人たちの
強烈な体臭を思い出して、息苦しいような気持ちになってしまう。
しかもいつもふてくされている。
予告編で観たそんなアップを、大画面で延々と観せつけられるのは
楽しいことではありません。
という訳で劇場で観そびれ、ようやくDVDで観たのですが…

16歳のプレシャスが置かれた状況は、過酷なものだった。
圧倒的な貧乏(ハーレムで生活保護を受けている)
目を覆いたくなるような無知(16歳で読み書きができない)
父親からレイプされて二度妊娠(先に生まれた子は障害児だった)
母親からの絶え間ない虐待…(精神的にも肉体的にも)
これでは彼女がふてくされた顔しかできないのも無理ないでしょう。

これでもかという不幸の連鎖。
終盤の、ソーシャル・ワーカーに対しての彼女の母親の独白は
聞くに堪えないものです。
父親が娘をレイプするのをどうして止めなかったのか?と
ソーシャル・ワーカーに訊かれて
「あの男に逆らってあの男が私から離れていったら
誰が私を愛してくれるのさ?
誰が私を気持ちよくしてくれるのさ?」
文字にするのもためらいたくなるこの言葉。
無知で愚かな母親を持ったことは、娘の罪ではないのに…

文明社会に身を置きながら、16歳にもなって読み書きができないなんてあり得るのか。
平和な日本に住んでいると、ここまでの不幸があるものかと思ってしまうのですが
ちょっと検索してみたら
原作小説の著者のサファイアという詩人は、実際にNYのハーレムに住んで
児童虐待の調停人や教師をした体験を元に、この小説を書いたのだそうです。
”「プレシャスにモデルはいないが、あえて言えば32才の自分の教え子かもしれない。
彼女には知的障害を持つ20才の娘がいた。
父親に強姦されて12才で娘を産んだのだ。
アフリカ系コミュニティで児童強姦の話題はタブーだが、かなり多くの子供たちが
親族や家族の知人などに性的暴行を受けており、加害者や被害者に男女の別はない」
と語っている。
サファイア自身も被害者の一人だ。
この映画の推薦人を買って出ているオプラやコメディを得意とする映画監督タイラー・ペリーも自身の性的虐待体験を告白している。
ペリーは友達の父親に性的暴行を受け、現在も実父からの虐待が続いている現実も明かし、「この映画は自分自身の体験と一緒だ」と語っている。”
http://d.hatena.ne.jp/doiyumifilm/20091220/1261324588

小さなフリースクールに行くようになったことで
負の要素しかなかったプレシャスの人生に
愛情や友情といったプラスの要素が初めて加わります。
それによるプレシャスの表情、歩き方、そして生き方の変化は
目を見張るものがあります。
せっかく新しく歩き出した彼女を新たな不幸が襲うのですが…
それでもこの悲惨な話は、どんな劣悪な環境にあっても希望はある、
人生は捨てたものじゃないという人間賛歌にも見えてくるのです。

☆4

プレシャス http://www.precious-movie.net/
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「アメリア 永遠の翼」

2010年12月16日 | 映画

大西洋横断飛行に成功した初の女性飛行士アメリア・イヤハートの生涯を描いた作品。
2009年アメリカ映画。

「史上最も有名なアメリカ人10人」に選ばれるほど有名であるというこの人のことを
私が知ったのは、映画「ナイトミュージアム2」の中で。
エイミー・アダムス演じる綺麗で冒険好きな女性飛行士として、
ドジでマヌケな男主人公の危機を勇敢に助けていたのでした。

今回の伝記映画で彼女を演じたのはヒラリー・スワンク。
一面にソバカスが散らばり、ゴツゴツとした骨っぽい顔立ちの彼女が
しかも殆どスッピンで出ていたのには驚きましたが
エンドクレジットで出てきたアメリア本人の写真を見て
あまりにも似ているので、非常に納得したのでした。

本作は、メディア・プロデューサーであるジョージ(リチャード・ギア)と1928年に出会い、
初飛行の交渉をするところから始まります。
ジョージはその後夫となり、生涯に渡ってアメリアを応援し続けます。
少女の頃から空に憧れていた、という独白は随所に挿入されますが
どうせ伝記映画であるなら、どのような成長期を過ごして飛行士になったかと
いうことも描いて欲しかったなあ。
Wikiによると、1897年に生まれた彼女はコロンビア大学の医学部に入るが何故か中退、
その後陸軍病院の看護助手、ソーシャル・ワーカーなどとして働いているのです。
映画ではそういった経緯はまったく省略されているのが残念。

ジョージとの恋と結婚、女性として初めての大西洋横断成功、
一躍マスコミの寵児となった不安と苛立ち、
友人のパイロット(ユアン・マクレガー)との不倫、
そして世界一周飛行への挑戦と失敗。
彼女の人生が淡々と描かれていきます。
大空に馳せる夢、
夢を実現する為のあくなき挑戦、
世界一周飛行が失敗に終わって海原に散った時の絶望と恐怖。
そんな題材であればもっと感動するかと思ったのですが
残念ながら淡々としすぎて盛り上がりにかけて…
感動も共感もできずに終わってしまったのでした。
アメリアと一緒に、壮大な浮遊感を味わいたかったのに。
せっかくこんなに豪華な俳優陣なのに。
う~ん、不完全燃焼。

☆3

「アメリア 永遠の翼」http://amelia-movie.com/
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足を止めて

2010年12月12日 | 社会
もう何年もの間、教会のアメリカ人の牧師さんの説教(sermon)の
翻訳のお手伝いをさせて頂いています。
説教には時によって色々なエピソードが盛り込んであるのですが
聖書からの引用が多いので、クリスチャンでない私には
失礼ながらあまり興味を持てない話が多いのです。
しかし、今回のエピソードは面白かった。

2007年1月12日金曜日の朝、ワシントンポスト紙が面白い実験をしました。
ワシントンの地下鉄の駅の構内で、世界的なバイオリニストであるジョシュア・ベルが
バイオリンを奏でたら、人々はどんな反応をするかというものです。

43分の演奏の間、通り過ぎた人は1097人。
その中で足を止めて小銭を投げ入れたのは27人。
殆どの人は、足を止めもしなかった。
普段着に野球帽を被った音楽家の足元に置かれたバイオリン・ケースに
投げ込まれたお金は32ドルと少し。
その内の20ドルは、聴衆の中で唯一彼に気がついた人からのものだったと。
ジョシュア・ベルが奏でていたバイオリンは3億円以上のストラディヴァリウス、
その二日前には100ドル以上のチケットの、一流ホールでのコンサートを満席にさせた
ばかりだというのに。

牧師さんのお説教は、神様の偉大な愛、神様の尊さに気がつかないのも
ジョシュア・ベルの美しい演奏に気がつかないのと同じことだ、
私たちもイエス様について選択をしなければならないと結ばれていましたが
(Just as people in the subway that ordinary morning had a choice
to make about Joshua Bell,we have a choice to make about Jesus.)
私はすっかりこのエピソードに心奪われてしまったのでした。

後でネットで調べてみたら
ワシントン・ポスト紙は、現代人は日々の忙しさにかまけて珠玉の美を見落としている
という結論を導き、見事この記事はピュリッツァー賞に輝いたのだそうです。
おまけにこの実験の、動画まであるのですね。



しかし金曜日の朝の出勤時間。
そりゃやっぱり足を止めてはいられないだろうなあ…
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強欲なワガママ女か自立した強い女性か?「レオニー」

2010年12月09日 | 映画

彫刻家ノグチイサムの母レオニー・ギルモアの生涯を描いた作品。

1873年、ニューヨークの労働階級の家に生まれ(映画で見る限り父親は出てこなかった)
奨学金で大学を出て編集者となる。
日本から来た詩人の野口米次郎と恋に落ち、彼の子を身ごもる。
さっさと帰国した米次郎を追いかけて日本に来るも男は結婚しており、
妾の立場に我慢できなかったレオニーは家を出、異国の地で一人生きていく…

こんな波乱万丈な生涯の輪郭を聞いたら、それだけでワクワクしてしまうのですが
実際に映画を観ると、驚くほどに感動しない。
言葉も分からない日本で(しかも明治時代!)青い目の女性が
一人で子どもを育てて生活をするということがどれだけ大変であったか。
ニューヨークでは甘い言葉を囁いたくせに自分の国に帰ると
女は男の後ろを黙って歩け、それが日本だ!と豪語する男に
どれだけ絶望し、どれだけ怒り狂ったことか。
アメリカの大学で同級生であった津田梅子を頼って行けば
そんな境遇の人(つまりふしだらということ)に良家の子女の教育は任せられないと
拒絶されて、どれほど屈辱に震えたことか。
しかしそれらのことが、あくまでも淡々と描かれている。

しかも「平凡な人間はつまらない」と言い放つ彼女は
自立心旺盛で迎合しないのはよいが、あまりにも協調性がない。
何年暮らしても日本語を覚えようとしないし
突然長女のアイリスを産むが、その父親は誰なのか最後まで分からない。
息子イサムの芸術的才能を信じる姿は立派だが
アメリカに留学させたイサムの親代わりの学長に対して
あの失礼な物言いはないでしょう…?

という訳で、どこまでもヒロインに感情移入できない、
つまり彼女を好きにはなれないのでした。
この作品に関しては、評価が別れるようです。
一人の破天荒な女性の生涯を淡々と描き切ってお見事とする人。
主人公に共感できない、感動できずつまらないとする人。
どこまでが史実に基づいているのかは知りませんが
伝記映画として、こういうスタイルもあるのかもしれない。
天才彫刻家イサムノグチは、こうして世に生み出されたのだということを知るのは
非常に興味深いことではありました。
でも、せっかくこれだけの題材を使って作品を作るのであれば
私としては、もう少し彼女の内部まで踏み込んで、人間性を描いて欲しかった。
あんなに映像と音楽は美しいのに…
残念に思います。

☆3

レオニー http://leoniethemovie.com/
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2万5千円のサプリが貰える方法

2010年12月06日 | Weblog

「美しく生きるひとBITOKIST募集」という記事を見つけたのは
婦人画報の誌上でした。
ファンケルが、総合エイジングケア・サプリメント「美時」を新発売したのだそうです。
それは”老化の原因となる蛋白質の代謝サイクルに着目した「活性大豆サポニンB型」
をメインに、コエンザイムQ10・HTCコラーゲン・ヒアルロン酸・大豆イソフラボン・
ローヤルゼリーを配合した”贅沢なもので
その”「美時」とともに美しく、健康的に時を重ねる=「美時ライフ」を送る女性たちを
BITOKISTと名付けた”のだと。
で、そのBITOKISTとして採用されると、”日々の輝く日常”を綴ったブログに
「美時」についての感想をたまに織り込むだけで
1本240粒(30日分)4900円の「美時」が5か月分頂けるのですって!

おお、モニターとしての血が騒ぐ。
更年期にさしかかって、少しずつ体の不調を感じてきた私にピッタリのサプリだし。
本当に効くかどうか是非試してみたい!
ちょっとした駄文を書くぐらいならお手のもの。
zooey日記からちょいと書き直して出せばいいじゃん…

ただ、その記事を見つけた11月初めの時点で
BITOKISTと認定された人を「美時」サイトで見てみると
美しい陶芸家、イタリア料理教室の先生、ガーデンプランナー、モザイク・アーチストなどと
やたら華やかな女性ばかりなのです。
タダの主婦である私が、こんなのに応募してよいのか?

いや誰にだってその権利はあるのだし!と
駄目元で応募してみたのでした。
トールペイントのHPを貼り付け、少々自己アピールなどして。
2週間ほどして、採用通知と「美時」一か月分が送られてきました。
(その後BITOKISTはどんどん増えて、普通の人も多くなったようです)

さあ、どう効くか!?楽しみ…♪

「美時ライフ」 http://www.bitoki.jp/
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