Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

壮大なる予告編「ハプニング」

2008年07月30日 | 映画
映画館で予告編を観る度に、恐怖に震えました。
M・ナイト・シャマラン監督、「シックスセンス」は当たりでしたが、その後「ヴィレッジ」「サイン」など次々と外したので、どうかな?とは思ったのですが…

ある日突然、アメリカ全土からミツバチが姿を消したのを皮切りに、
街で人が次々と倒れていく異常現象が始まる。
その死に方というのが凄まじい。
人間に本来備わっている防御本能を失くすーつまり自殺するのです。
警官は銃で自分の頭を撃ち抜き、高層ビルから人が次々に飛び降りる…

第一の兆候:言葉の錯乱
第二の兆候:方向感覚の喪失
第三の兆候:“死”

全米からミツバチがいなくなるのと、そんな現象がどうつながるのか?
人々を追い詰める”何か”って一体何なのか?
その結果がどうしても知りたくて、我慢できなかったのです。

結論(ネタバレはしていないつもりですが、楽しみにしている人は読まないで下さい)

















この映画自体が、壮大なる予告編です。
この監督の発想は素晴らしいと思うのですが…
こんなオチのない話を作ってしまっていいのか!?
恐怖を煽るだけ煽っておいて、それで放り出してしまっていいの!?と
私は思ってしまいます。

鑑賞中に湧き上がる恐怖感は、折り紙つきです。
私は、1時間半の間に何度も小さく叫んでしまいました。
何度も思わず目を閉じました。
だからこそ、期待感も盛り上がってしまった訳ですが…

更に言うなら、登場人物の描き方も中途半端。
「テラビシアの橋」に出て来たズーイー・デシャネル(私のHNと一緒なので密かに好きなのです)、悩める新妻の役で非常に可愛かったのですが
彼女の抱えた秘密というのはその程度のものなのか。
作品の途中で、何度も思わせぶりなシーンが出てきたので期待したのですが
終わってみれば、何の伏線にもなっていないのでした…

☆2

「ハプニング」
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メゾン・ポール・ボキューズ

2008年07月28日 | グルメ
ミシュランにも載った、メゾン・ポール・ボキューズに行って来ました。

代官山フォーラムの地下一階にそのお店はありますが
地下といっても開口部が広いので、半地下のような感じです。
広いフロアを深紅の色調のウエィティング・バーを始め、いくつかのコンパートメントに分け、長い廊下で各部屋を結んでいます。
全体的にはアール・ヌーボー調のインテリア。
ウエイティング・バーでしばし待たされた後私が通されたのは、赤と黒を基調色としたゴージャスな一番奥の大きな部屋でした。

最初にテーブルにセッティングしてあったのは、Paul Bocuiseの名前入りのナプキン!(写真)
これを拡げて膝にかけると、金の柄のお皿も恭しく下げられました。
してみると、このお皿はナプキン専用であったのか!?

ガスパッチョ
ガンバス海老のポワレ・リゾットと共に
牛頬肉のエストゥーファッド 爽やかなヴィガラードソース
ムッシュ ポール・ボキューズのクリームブリュレ

私は特にガンバス海老のポワレが気に入りました。
牛頬肉の料理は、要するにオレンジソース煮込みのようでしたが、とろけるように柔らかく仕上がっていました。
デザートは三種類の中から一つ選ぶようになっていて迷ったのですが
シェフの名前を冠したクリームブリュレを頼んでみました。
10cmほどの平たいお皿に入ったそれは、水深1cmほど。
パリパリのキャラメルをつつくと、バニラビーンズがたっぷり入ったトローリ濃厚なクリーム。確かに美味しく頂きました(ちょっと単調でしたが…)。

私が頂いたのはプリフィクス・ランチコースでしたが、ここは前菜・メイン・デザートで2680円のコースからあるようです。
しかしこちら、水も有料のようなのです。
私は最初にピーチシャンパンのカクテルを頂いて、口当たりがよくて美味しかったものですから、思わず飲んで少し酔ってしまったので、その後ワインを勧められたとき、丁重に断ってお水を頼んだのですが…
ガスありですか、ガス抜きですか?と訊かれました。
おまけに、コーヒー・紅茶も別料金。

このレストランのゴージャスな雰囲気は、中々のものだと思うのです。
普段の生活とまるで別世界の雰囲気を味わってみたいという、主婦のささやかな願望は、たやすく叶えられます。
お料理も堪能致しました。
しかしこの、料金設定というのは…
例えば、ランチで5千円の店であれば、水が有料であるのは仕方ないと思うのですが、ここは少々中途半端。
2千円台からのランチ・コースを用意して、いかにも庶民にも優しいような顔をして、そのくせ水代やコーヒー代も取るというようなことはやめて欲しいと思うのです。

メゾン・ポール・ボキューズ
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「あなたになら言える秘密のこと」

2008年07月24日 | 映画
静かな悲しい映画です。

2005年スペイン映画。
『死ぬまでにしたい10のこと』のイサベル・コイシェ監督が、
再びサラ・ポーリーを主演に描く、愛と命と再生の物語。

何処の国とも分からない工場の従業員として、主人公ハンナは働いています。
灰色の作業着を着て、髪は無造作に結んで化粧もせず。
誰とも話さず、誰にも打ち解けず、頑なに一人で。
昼食は毎日、タッパーに入れた白米と冷凍のチキンとリンゴだけ。
まるで生きていることが自分への罰であるような、そんな生き方です。

ひょんなことから彼女は、重症の火傷患者の世話をすることになる。
またもや国籍不明の、北の海の油田掘削所で。
ベッドに横たわる目の見えない患者ジョゼフ(ティム・ロビンス)が色々と話しかけてもろくに返事もせず、自分の名前を教えようともしない。
掘削所で働く他の人間が誘っても、頑なに断り続ける。
映画の前半は、そんな彼女に正直腹が立ちます。
そこまで心を閉ざさなくてもいいのに、と。

どんよりと暗い北の海の油田掘削所。
外界から隔絶された孤島のような場所。
果てしもなく、寄せては返す波の音。
そこでの生活はしかし、彼女に少しずつ安らぎを与えたようなのです。
ジョゼフは根気よくハンナに話しかけ、彼女は少しずつ少しずつ自分を開いていく。
ジョゼフもまた、悲しく重い秘密を抱えていた。
そうして、ハンナが打ち明けた彼女の秘密とは…

ここでは、その内容については触れるのは控えます。
ただその頃、クロアチアで民族紛争が起きたとだけ言っておきましょう。
民族浄化という名のもとに、狂気の振る舞いが行なわれていた、と。

あれだけのことを体験してしまったら
ハンナが、自分が生き延びたことを恥じるのも分かるような気がします。
尚も生き続けることを、自分への罰と考えるのも。
その時、彼女は必死に祈ったのです。
同じような目に遭った彼女の友達に、
せめて早く死なせてあげて、と。
これ以上苦しませないで、と。
でも、そんな祈りさえ、叶わなかったのです…
そしてその「友達」とは、実はハンナのことであったようにも思えるのです。
「生きていることを恥じるほどの痛みに苦しんでも尚、生き続ける」ということの意味が、観終わってようやく分かったような気がします。

この映画、原題は"The Secret Life of Words"というのです。
「あなたになら言える秘密のこと」という甘ったるい邦題から
誰が社会派の佳作を想像できるでしょうか?
残念に思います。

☆4

「あなたになら言える秘密のこと」
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16号サイズの準ミス誕生!

2008年07月22日 | Weblog
イギリスで、16号サイズの女性がミス・イングランドの決勝大会で準優勝を
勝ち取って、話題になっているのだそうです。
17歳のクロエ・マーシャルさん、178cm、80㎏、バスト108cmなのですと。

うーん…
この写真、ちょっとギョッとしましたが
スーパーモデルみたいに、あきらかに痩せすぎの身体が求められる現代の風潮に、一石を投じるという意味ではいいかも。

しかも、このクロエ嬢、
中々味のあることを言っています。

"When I studied the other entrants for the Miss Surrey competition
I concluded that pretty as the contestants were,
they were equally all uniformly blonde and Barbie doll like."
「ミス・サリー・コンテストに参加して分かったことは
ミスコン出場者はみんなブロンドでバービー人形みたいじゃなくちゃいけないってこと。」

"People seem desperate to get me to say that I don't,
that deep down I'm not happy and would rather be thin,
but the fact is I wouldn't change myself at all."
「人は私の本心は違っていて、今私は幸せじゃなくてもっと痩せたがっていると言わせたいみたいですが、私は今の自分を変えようとは全く思っていません。」

それにしてもこれで準優勝って…
イギリスって凄いですねえ!

引用元
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ビッグマック930円!

2008年07月19日 | 社会
以前、ビッグマックの価格はアイスランドが世界一高い、という話を聞いたことがあります。

思い出してネットで検索してみたら…
出てきました。
イギリスの経済専門誌「エコノミスト」が1988年に考案した、各国の物価水準を測るための「ビッグマック指数」というのがあるのだそうです。
”ビッグマック指数とは、経済学のPPP(購買力平価)という考え方の一種で、
ビッグマック1個の値段で各国の経済力を比較するというもの。
ビッグマックは日本でも米国でもヨーロッパでも同じビッグマックで、
価格は光熱費や人件費などのコストを元に決定されるため、
その値段を比べれば通貨の実力を比較できるだろうという考え方”なのだそうです。

それによると
日本で280円のビッグマックがアメリカで3.41ドル
2007年7月5日時点でのレート(1ドル=122円)で416円、
世界で一番高いのはアイスランドでなんと930円、
ノルウェー841円、スイス636円、デンマーク621円、スウェーデン594円と続くようです。
最安値は中国の177円。

昔北欧に行った時、何もかもが高い!と感じましたが
これほどだったとは…
しかし、アイスランドってどういう国よ!?
日本って結構住みやすい国だなあ、とつくづく思います。

引用元 

写真 「マダム・トキ」のデザート・テーブル
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暑い夏の午後に…「小説家を見つけたら」

2008年07月18日 | 映画
2000年アメリカ映画。
監督は「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」のガス・ヴァン・サント、ショーン・コネリーがプロデューサーと主演を兼任しています。
伝説的な天才作家と文才のある黒人少年の心の交流を描いたヒューマン・ドラマ。

殆ど話題にもならなかったような、地味な、しかし大好きな作品です。
40年前にピュリツァー賞に輝いた処女作一冊だけを残して文壇から消えた偏屈な小説家フォレスターと、ブロンクスの貧しい黒人少年ジャマールが偶然出会います。
二人の間にはやがて友情が生まれ、ジャマールは文学の才能を開花し、フォレスターは長年頑なに閉じていた心を開いていく。
終章で、フォレスターが窮地に陥ったジャマールを助ける場面があるのですが、あの時実はフォレスター自身も、長い引きこもり生活から、その閉ざされた人生から救われたのですね…
ラストにはジャマールにも、そして我々観る側にも、サプライズ・プレゼントがあります。

私がこの映画を知ったのは、実はその音楽からなのです。
FMを聴いていたら、心地よい音楽が流れ、どうにも忘れられなくて調べてみたら
それがこの映画のサントラだということが分かったのです。
「Over the Rainbow(虹の彼方に)」、「What A Wonderful World(この素晴らしき世界)」が絶妙にアレンジされ、ウクレレの調べに乗って切なく美しく響きます。
これを歌っているのはイズラエル・カマカヴィヴォオレというハワイ人なのですが、調べてみたら、このサントラには、マイルス・デイヴィス、オーネット・コールマン、ビル・フリゼールなども参加しているのですねえ。
贅沢な筈です。
暑い夏の午後、是非一度聴いてみて下さい。

「Over the Rainbow~What A Wonderful World」 
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代官山の一軒家レストラン「マダム・トキ」

2008年07月13日 | グルメ
代官山の旧山手通り、西郷橋に面して建つ小さな洋館が、レストラン「マダム・トキ」です。

おとぎ話の館の門のような小さな黄色の門をくぐると、正面に同じ系列のパティスリー「ラ・コロンバ」があります。
このレストランもパティスリーも私の学生時代からあって、代官山に遊びに来ると、ここで焼き菓子やケーキを少しばかり買ったり したものでした。小さなパティスリーのショー・ケースに上品に並ぶケーキやお菓子は、とても小さくていいお値段でしたが、そういったものを少し位なら買えたのです。
でも、門を入って左側に入口のあるマホガニーのドアのレストランは、若い私には少々敷居が高かったのです。
ようやく、初めてそのマホガニーのドアを開けてみたのでした。

ドラマ「王様のレストラン」のロケにも使われたというその店内は、小さいながらもとてもシックな装いです。
重厚なダーク・ブラウンの木の床と漆喰の壁、真っ白なテーブル・クロスに
テーブル毎に飾られた深紅の薔薇とローソク(写真)。
お料理は正統派フレンチです。

デザートは、円卓ひとつに乗り切らないほどあり、十数種類の中から好きなだけ頂けます。
デザートのこういったサービスは、この手のお店ではよくあることなのですが、ここはお菓子の専門店でもあることを忘れていました。
イチジクのタルト、ダーク・チェリーのパイ、マンゴーのムース、果物のシャンパン漬け、キャラメル入りのシブースト、バナナとチョコレートのパイ…
ほんの一口ずつ3,4種類切り分けて貰ったのですが、どれもこれも美味しくて…
もっと食べたいのに、とてもじゃないが入らない。
残念でした。
ほんの少し取り分けて貰った真っ白でフワフワのヨーグルト・ムース、どうもパンチが効く美味しさだと思ったら、これはグラッパ(イタリアのブランディ)が入れてあるのだそうです。

「マダム・トキ」 
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「告発のとき」巨人ゴリアテの表わすものは…

2008年07月09日 | 映画
元軍人ハンク(トミー・リー・ジョーンズ)のもとに、イラク帰還兵の息子マイクが行方不明との知らせが入り、彼は捜索を始める。
程なくマイクの惨殺死体が基地の近くで見つかり、地元警察エミリー(シャーリーズ・セロン)の協力のもとに真相を探るのだが…
彼が突き止めた真相とは…

ミステリーの要素を持ちながら、戦争によってもたらされる人間の闇の部分を抉り出しています。

反戦映画のひとつではあるのでしょうが、とても静かな映画です。
原題の”In The Valley of Elah”は、旧約聖書のエラの谷の巨人ゴリアテに少年ダビデが戦いを挑むエピソードを表わしています。
聖書の中のダビデは勇敢な少年には違いないのでしょうが、映画の中で、エミリーの小さな息子が、母親に聞くシーンがあるのです。
「どうして大人たちは、子どもを戦いに出したのかな?」と。
子どもを戦地に送り出した親は、その問いにどう答えられるのでしょうか?
そう思うと、これは痛烈なメタファーなのです。
巨人ゴリアテは何を表わしているのか?
私は最初、国家とか軍隊といった強大な体制を表わしているのかと思いましたが、話が進むに従って、これは人間の中に潜む”悪”そのもののように思えて来ました。
それほどまでに、戦争は、善良な青年を狂わせてしまっていたのです。
それほどまでに、ハンクが突き止めた”真相”は苛酷なものだったのです。

マイクが戦地から
「父さん、助けて。ここから連れ出して。」と電話した時
元軍人でもあったハンクは、受け止めてやることができなかった。
「落ち着くんだ。神経質になってるのじゃないのか」が
彼の答えだった。
息子がああなってしまった今、彼はそのことで一生自分を責めるでしょう…

国旗を逆さに掲げるというのは
「もうどうにもならない。助けて!」という意味の国際的なメッセージなのだそうです。
国家を、軍隊を長らく信じて誇りに思っていたハンクが、ラストシーンでそのように国旗を掲げることで、彼の不信・慙愧・後悔の思いが悲しく重く伝わって来ます。

これは、実際の事件を基にしたフィクションなのだそうです。
よい映画だと思いますが、淡々としていて思ったほどには感動しなかったので…
☆3。

「告発のとき」 
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「素人でも月収98万円!」の正体

2008年07月06日 | 社会
このところ大分減ったようですが、ブログに怪しげな人のコメントやTBが時々あった時期がありました。

怪しげな人というのは、辿ってみるとそのサイトに儲け話を載せているのです。
「素人でも一日20万円!」
「主婦の私が月収50万円!」などと…
ご丁寧に、プロフには家族や趣味についても書かれてていて、日記をパラパラ覗くと、ごく普通の主婦の生活の一端がそこにあったりする。
世間知らずの私は、本当にそんなことがあるの?どうやって?などと考え込んだりしたものです。
それでも、どう考えてもそんな上手い話がある訳がないとは思っていたのですが…

昨日の読売に、それについての記事が出ていました。

「詐欺まがい ネット広告 ブログで増殖」と題して
「”初心者でも月収98万円”もうけ話→1万円で購入 稼ぎは80円」

「多くの販売者が”あなたのブログに貼り付けて。売れたら報酬を払います”と持ちかけているのが特徴で、損をした人が元を取り戻そうと誇大広告をばらまき、別の人がまた損をするという構図になっている」のだそうです。

見出しの内容は、”会社員女性(43歳)が「月収98万円」のコピーに釣られて一万円でファイルをダウンロードしたところ、中身は「広告メールをクリックしてポイントを集め換金する」というもの。
指示に従い、一ヶ月間大量にクリックし続けたが、換金できたのはたった80円だった。”
”以来、女性の元には同じような情報商材の広告メールが1日千通以上送られてくるようになり、結局約30種類(60万円)を購入、しかしその中身は
「消費者金融で金を借りまくって自己破産する」
「出会い系サイトのサクラをする」
「売春の元締めになる」など、実行に移せる内容ではなかった。”と。

ファイルの中身というのは他にも
「借金の保証人紹介会社に登録し、他人の保証人になる」
「ネット上で架空の女性になりすまし、友達になった男性を自分のサイトに誘導、商品を売る」「FX(外国為替証拠金取引)に関する市販本のほぼ丸写し」
などだそうです。


やっぱりねえ…(;´д`)ゞ

写真は、先月の六本木ヒルズのタイ祭りのもの。
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共感できなかった「JUNO」

2008年07月02日 | 映画
まわりでやたらと評判の良い「ジュノ」を観て来ました。
16歳の少ジュノが予想外の妊娠を経験し、現実を受け止めながら、成長していくさまを描いたヒューマンコメディー。
全米でわずか7館の上映から始まったのが口コミで火が付き、2000スクリーンでの上映に拡大されたという低予算作品。
本年度アカデミー賞で、作品、監督、脚本、主演女優の主要4部門にノミネートされ、見事脚本賞を受賞。

レビューを少し覗いてみても絶賛の嵐です。
ジュノの前向きの姿に感動したとか、元気を貰えたとか、
爽快な気分になったとか、ジュノを抱きしめたくなったとか。
でも…
結論から言うと、私は好きではありません。
この話も、主人公のジュノも。

”たった一回”であろうが”単なる好奇心から”であろうが、そういう関係を持てばそうなるかもしれないとうことは、幼稚園児ではないのだから分かっていた筈。
十六歳の高校生が、好奇心からそういうことをしたことは仕方がない。
でも、せめてもっと、それに対する羞恥心というものを持って欲しい。
ドラッグストアの店先で、妊娠検査薬の結果を、三回やってもプラス反応だ!と怒って叩きつけたりしないで欲しい。

中絶は断念したものの、実際には自分は育てられないからというので
”赤ちゃんを本当に幸せにしてくれる”里親を熱心に探すジュノ。
しかし…
犬や猫じゃないんだから、と思ってしまうのです。
命を授かるということ、それをおなかの中で育むということは、そんな簡単なことじゃない。
妊娠・出産というもの対して、或いは命そのものに対して、もっと畏敬や恐れの念を感じて欲しい。
実際、低年齢の妊娠・出産はかなりのリスクを伴うもの。
精神的にも、肉体的にも。
そういった”負”の部分にまったく触れずに、ただ軽いノリで描き切ったのは…
アメリカ的文化なのか、それがこの映画の狙いなのか。
実際問題、性の解放と、キリスト教精神が微妙に絡まり合って
十代の妊娠・出産が年々増加する一方というアメリカ社会(アメリカでは中絶反対運動が根強くあり、2006年3月にはサウスダコタ州で、母体の生命に危険がある場合を除いて、人口中絶を禁じる法案が成立。レイプや近親相姦による場合も認めないという厳しいもの)という背景をなくしては考えられないのでしょうが…

引用元

それにしても、軽すぎませんか?
”重いテーマをさらっと軽く”がこの作品の狙いだったとしても、私にはとても共感できなかったのでした。

でも、ひたむきなジュノが可愛かったので☆3

「ジュノ」
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