Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

エニシダの思い出(あるいは思い込み)

2008年04月29日 | Weblog
丁度今の時期に咲く花のひとつに、エニシダがあります。
鮮やかな黄色で、小さな花が密集して咲きます。エニシダというと群れて咲く、という全体のイメージが強くて、ひとつひとつの花はちゃんと見たことがなかったのでした。

友人のブログから、エニシダの一輪の花の写真を見つけて驚きました。こんな花だったのだすね! これは白も入っていますが、小さな金魚のような、蝶のような、なんとも可愛らしい姿です。

ついでに、それによく似た赤い花の写真を見つけて、エニシダって赤い色もあるのかとググッてみたら… ありました。

赤いエニシダ

エニシダは黄色いものだとばかり思い込んでいたのに… 目から鱗です。

子どもの頃、愛読していた児童文学のひとつに、バーネット作の「秘密の花園」というのがあります。
イギリスの古いお屋敷に来たものの、外に出たがらないお嬢さんメアリーに、女中のマーサが、荒野にはエニシダやヒースの花が咲き群がって、春になるとそりゃあ綺麗ですよ、というシーンがあるのです。(何しろ暗記するくらいしつこく読んだので今でも覚えている)
私は黄色く群れ咲くエニシダに顔を寄せて、はるかイギリスの、見たこともないヒースという花や、百も部屋があるというメアリーのお屋敷に思いを馳せたものでした。

エニシダ 江戸時代に中国を経由して渡来した地中海地方原産の落葉低木 金雀児とも書く
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67歳の最高齢五輪選手

2008年04月27日 | 社会
今日のよみうり寸評に、馬術の法華津選手のことが載っていました。

67歳で北京オリンピック出場が決まり、東京五輪以来44年ぶりの出場。
日本人最高齢の選手となる氏の言葉。
「僕は今でも、乗り方が上手くなっていると感じる。
少しずつ、間違いなく進歩している。」
この歳でそんなことが言えるなんて… なんて素晴らしいのでしょう!

そういえば少し前に、凄い歳で五輪出場が決まった人がいると騒いでいたけれど、私はその記者会見も見逃したので、どんな顔の人だか知らなかったのでした。

Wikによると
”法華津 寛(ほけつ ひろし、1941年3月28日 - )は東京都出身の馬術選手、実業家である。私立武蔵高等学校を経て慶應義塾大学、デューク大学大学院卒業。
12歳で馬術を始める。1964年に開催された東京オリンピックに出場し、障害飛越個人40位、同団体12位。
その後、実業家としても活躍していたが、定年退職後にオリンピック再挑戦を決意し、2003年から家族を日本に残し単身でドイツ・アーヘンで馬術修業。”

デューク大学という名前は日本ではあまり知られていないけれど、ノースカロライナの名門私立と聞いたことがあります。
アイビー・リーグや、こういった米国の名門私立大学に行くと、授業料だけで年間4~500万円かかるとも。(米国では奨学金制度が発達しているから、一概に金持ちしか行けないとは言えないでしょうけれど)

12歳で馬術を始め、日本人でそんな大学まで行ったような氏が、余程恵まれた境遇に生まれたとは間違いないでしょうけれど、それにしても、この生き方、この言葉は素晴らしい。
世の中には偉い人がいらっしゃいますねえ!
ほんの僅かでも、見習いたいものです…
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どろんこハリー

2008年04月21日 | 
グランべりー・モールでのワンコ・ウオッチングその2。

なんとも笑えたのが写真のワイヤー・フォックス・テリア。
モコモコの毛と、下ぶくれの顔が可愛い。
これって…
幼い頃私が愛読し、息子達にも何百回となく読み聞かせたアメリカ絵本「どろんこハリー」の犬種なのじゃないでしょうか?
ハリーは黒ぶちのある白い犬なのですが、お風呂が大嫌いである日家を逃げ出し、散々遊びまくって、白ぶちのある黒い犬になってしまうのです。
夕方帰っても、家の人は誰もハリーだと分かってくれない。
ハリーは必死に、得意のチンチンやお座りや宙返りなどの芸をして、自分だと分かって貰おうとするのですが、それでも気がついてくれない。
困ったハリーが何をしたか…?
なんともほのぼのした絵本でした。

どろんこハリー
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少女の嘘がもたらしたもの…「つぐない」

2008年04月17日 | 映画
中々見応えのある作品でした。

ブッカー賞作家イアン・マキューアンのベストセラー小説を、『プライドと偏見』のジョー・ライト監督が映画化。
第65回ゴールデングローブ賞作品賞と第61回英国アカデミー賞作品賞受賞。
第80回アカデミー賞では作品賞を始めとする7部門にノミネートされ、作曲賞を受賞。
”幼く多感な少女のうそによって引き裂かれた男女が運命の波に翻弄される姿と、うそをついた罪の重さを背負って生きる少女の姿が描かれる。(Yahoo!映画より)”

1930年代イギリスの上流家庭を舞台に、美しく華やかな姉セシーリア(キーラ・ナイトレイ)と、作家志望の多感な13歳の妹ブライオニー(シアーシャ・ローナン)は、幼馴染で使用人の息子ロビー(ジェームズ・マカヴォイ)に思いを寄せる。
姉セシーリアとロビーは愛し合うようになり、
そしていくつかの不運な誤解が重なり、妹ブライオニーは決定的な過ちを犯してしまう。

嘘と一言でいっても、その時はブライオニーは本当にそう思い込んでいたのでしょうね。
思春期ゆえの潔癖さに、嫉妬と妄想が入り混じって。
けれども、その嘘が引き起こした結果はあまりにも重いものだった。
ここに、イギリスの階級社会が厳然と存在しているような気がします。
いかに幼馴染であろうとも、ケンブリッジを出ようとも、所詮ロビーは使用人の息子であり、彼の弁明はまったく聞き入れて貰えないのです。

しかしその嘘によって、ロビーは刑務所送りとなり、セシーリアは家族も裕福な暮らしも捨て、そしてブライオニーも全てを捨てて、一生苦しむことになる。
姉妹は二人とも(別々に)、ヴィクトリア調の美しい邸宅を出て、野戦病院の看護婦となるのです。
あの当時、イギリスの上流階級の娘が看護婦になるということがどういうことなのか、容易には想像できないと思います。
しかも、時は戦争の真っ只中。姉妹の仲は二度と戻ることなく、引き裂かれた恋人達も結局…

この映画の題は「つぐない」(atonement)であり、原作の題は「贖罪」(原題同じ)です。
しかし、あれだけの罪を犯してしまったブライオニーは、果たして、何をもってしてつぐなうことができたのか?
何をしてもつぐなうことができない、その罪の意識を一生抱えて苦しむということ自体が「つぐない」に他ならなかったのかもしれません…

原作が読みたくなりました。

「つぐない」公式HP
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「この犬、チャウチャウちゃうんちゃう?」

2008年04月13日 | 社会
南町田のグランベリー・アウトレット・モールは、郊外にあるせいか、そしてその中にペット・ショップもあるせいか、やたらとペットを連れて歩いている人が多いのです。カフェなども、テラス席はペットOKのお店が多いようです。
可愛い犬を見かけて、写真撮ってもいいですか?と声をかけると、大概どうぞどうぞ!と言われるので、携帯で撮らせて頂きます。

写真は、チャウチャウ。有名な関西弁ネィティヴ・テストの「この犬、チャウチャウちゃうんちゃう?」のチャウチャウですね。
巨大なフワフワのタワシのようです…

この可愛いチャウチャウ、確か中国では食用犬なのですよね?
そういえば韓国でも犬を食べる風習があって、88年のソウル・オリンピックの際には、欧米からの批判をかわす為に、犬肉店は大通りから隠されたという新聞記事を読んだ覚えがあります。
でも、あくまで”隠された”というだけであって、全面禁止になったという話は聞いたことがない。今はどうなったのだろう?と思ってちょっと調べてみたら…

なんと韓国では、今月から”犬を正式に「食用家畜」として分類”するのだそうです。

ニュース

”この方針を受けて、国内の動物愛護団体は反発を強めている”そうですが…
国外の動物愛護団体の反応はどうなのでしょうか?
日本の捕鯨はあれほど世界中から非難されているのに、いまだに犬を食べ続ける中国人や韓国人は、非難されないのでしょうか?
私は犬食は好きにはなれませんが、だからといって異民族の食文化にケチつける気はありません。なのに捕鯨問題に関する反対派は、どうしてああもヒステリックになるのでしょう?
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甘く優しい「マイ・ブルーベリー・ナイツ」

2008年04月10日 | 映画
ウォン・カーウァイ監督の「恋する惑星」(1994年)はあまりにも有名ですが
私はあの軽快な歌、フェイ・ウォンの『夢中人』(クランベリーズ『ドリームス』のカバー曲)と、断片的なシーンしか覚えていないのです。やたら場面がくるくる変わり、全体にポップでお洒落なイメージの作品でした。
95年の「花様年華」は、妙にもったいぶって官能的なイメージ。
これも、断片的なシーンしか覚えていない。
自分にとって印象的な映画は、しつこく覚えている私なのに… つまり、この監督の作品というのは、私にとってはあくまで映像的なものでしかないのでしょうね。
そして、今回の作品も、正にそうでした。
ポスターでも使われた上の写真、これは映画のラスト・シーンでもあるのですが、この作品のすべてを物語っているような気がします。このシーンのために作られた映画のような気さえします。

NYで失恋した女性(ノラ・ジョーンズ)が、いたたまれずに旅に出る。
あちこちで傷ついた人に出会い、そして長い旅をして自分を取り戻す。
帰り着いた先は、ブルーベリー・パイを用意して待っていてくれる
優しい店主(ジュード・ロウ)のいる小さなカフェだった…

これだけの話です。
旅先で出会う人々も、いかにも訳ありなのですが、結局みんなそこそこいい人。
それほど掘り下げて描いているわけではないので、なんとなく物足りない。
そして、ヒロインのエリザベスの描き方も、非常に浅い。
演技的にはド素人の歌手ノラ・ジョーンズを起用した理由が分かるような
気がします。だって、演技というほどのもの、要らないんだもの…

それでも、NYの下町の古びたカフェ(ダイナー)が非常にいい味を出しています。
売れ残りのブルーベリー・パイに溶けかかったアイスクリームがついて、なんと美味しそうなこと!
髪の毛ボサボサの店主ジェレミーも。
あんなカッコよくて優しい店主がいたら、そりゃ通いたくもなりますよ…
まだ失恋したばかりのエリザベスが、お店の床に座り込んで泣くところで、ジェレミーが遠慮がちに抱きしめるシーンがあります。
エリザベスの肩に手を回し、彼女の頭をそっと撫でる。
いいなあ…ドキドキ感が、こちらまで伝わって来るようです。

「マイ・ブルーベリー・ナイツ」
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「忠犬ハチ公」ハリウッドへ

2008年04月08日 | 映画
今日4月8日は忠犬ハチ公の日なのだそうです。
そしてなんと、今度アメリカ版ハチ公の映画が作られるのだそうです。

その名も"Hachiko a dog's story"
飼い主の上野教授役はリチャード・ギア。監督は「ギルバート・グレイプ」「サイダーハウス・ルール」のラッセ・ハルストレムに決定。

なんだかハリウッド映画、ネタ切れどこまで?という感じです。
大体、このR・ギアと日本犬の写真、なんとも違和感を覚えてしまうのは私だけでしょうか? 舞台がアメリカなのだから、犬種もラブラドールとかハスキーとかにした方が自然なのでは?
でも、そうなるとHachikoの名前にそぐわなくなるか…
仲代達矢が演じた、無愛想で気難しい、しかし実はハチへの愛情に溢れていた上野教授も、あの陽気なイタリア系のR・ギアがどう演じるのか?

それに町の風景も。
ハチ公が上野教授亡き後、雨の日も雪の日も渋谷駅まで毎日通ったことはあまりにも有名ですが、その周りには、ゴチャゴチャした渋谷の街並みや狭い住宅街の通りや、暖かく見守る屋台の焼き鳥屋のオヤジや交番の巡査の存在があったのです。
アメリカだと一体どうなるのか?
郊外だと、車で送り迎えする広々した駅しか私の頭には浮かんでこないし、例えばNYの地下鉄だったら、犬が迎えに行って待ってるような場所なんてないし。

なんて文句言いながら
公開されたら私はやっぱり観てしまうのだろうなあ…

忠犬ハチ公アメリカ版
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Richardの家

2008年04月06日 | お出かけ
Richardは、私が日頃行き来している鷺沼教会の、以前の主任牧師です。
新しい赴任地である千葉県のK市の、彼の家に行って来ました。

彼にとって家探しというのは、非常に難しいことのようです。
限られた予算で快適に住める家を東京近郊で探すということ自体無理があるというのに、アメリカ人であること、牧師であること、更に5人の子持ちであることから、次々に断られてしまうのだそうです。
しかも、彼の家への拘りというのが並大抵のものではない。アメリカ人の、家や家族に対する思いが実感させられます。

K市の、桜が咲き誇る小さな公園の目の前に、その家はありました。
8ヶ月間かけて探し回ったというだけあって、それは素晴らしい家でした。
しかし、Richardの家を訪れて、なんといっても心打たれるのは、その家族愛のすばらしさです。
13歳、11歳、8歳、5歳、そして5ヶ月のニ男三女がみんな素直で愛くるしく、そして助け合っている。
家の前の公園でお花見しながらお昼を頂いたのですが、例えば5ヶ月の末っ子がむずかり出すと、親が頼んだわけでもないのに、4人の子どもたちが代わる代わる抱っこしている(5歳の子でさえも!)。

彼らは、一人も学校に行っていません。
彼の家では、ホーム・スクーリングを行なっているのです。

アメリカでは、ホーム・スクーリングは合法的に認められていて、それで高校までの課程を終え、大学に行くこともできるらしいのです。
そのための教材や、バックアップ・システムも豊富にあるらしい。
それでも、本来は学校で教えてくれることを自分の家で教えなければならないので、両親の負担は相当なものと思われます。
しかし、宗教観のない日本の学校に行かせることは、敬虔なクリスチャンである夫妻にとっては耐えられないことであるらしいのです。

それでも、その子どもたちに社会性がないかといえばまるでそんなことはなく、彼らは自然に協調性を身につけている。
午後のうららかな時間を公園で過ごしましたが、見ていると4人の子どもたち、近所の子どもたちとも実に自然に遊んでいるのです。

彼らの生き方に接する度に、いわゆる日本風の価値観が、なんだかばかばかしくなる気さえします。
有名大学を目指して小さい頃からせっせと塾に通わせることは、子どもたちにとって本当に望ましいことなのだろうか?
助け合い、愛し合って生きている彼らの姿を見ると、人間の本当の幸せとは何だろう?と思わずにはいられません。
無論、彼らには神という絶対的な存在があるからこそできることであって、神を信じない私は、所詮、蚊帳の外なのですが…

写真 5ヶ月の末っ子
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生命の神秘

2008年04月03日 | Weblog
以前、某SNSの中でアマゾンのピパピパというカエルが話題になったことがあります。
背中にビッシリと卵を産み付けて孵化させるという、この不思議なカエルの画像が入っているサイトを、私ははじめ見ることができませんでした。
我家のPCに入れている「青少年を有害サイトから守るフィルター」に阻止されてしまったのです。 なんと”ブロック状況 : 犯罪・武器凶器 ”と出ました。

武器凶器に分類されるカエルってどんなんよ!?と思っていたら、画像だけのURLを貼り付ければ見られるということを教えてくれた人がいて、そうして見ることができたのが上の写真です。

これだけでも十分に鳥肌ものなのに、なんと今回、その背中から赤ちゃんが飛び出してくる画像を見つけてしまいました(泣

この動画を見た第一印象は
そんなにたいしたことないじゃん、短いし、というものでした。
そしてゆっくりと総毛立ち、ついで鳥肌が…
そして全身がムズ痒くなりました。
体温が一度くらい上がったような感じです。
まだ治りません…


ピパピパ動画

「人によっては不快に感じる場合もありますので、
心臓の弱い方などは特に注意してください」とあります。
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