Zooey's Diary

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五月大歌舞伎、ぐれいぷじゅうす

2024年05月04日 | 劇、オペラ、コンサート

五月大歌舞伎團菊祭、昼の部。
なんといっても、三幕目の「極付幡随長兵衛」が面白かった。
任侠の親分の長兵衛(團十郎)、殺されると分かっていて敵陣からの誘いを受けるのはどうにも切ない。
「いかにも命は差し上げましょう。殺されるのを合点で来るのはこれまで町奴で、男を売った長兵衛が命惜しむと言われては、末代までの名折れゆえ、熨斗を付けて進ぜるから、度胸の据わったこの胸をすっぱりと突かっせえ」
と言って長兵衛は、敵方武士の水野の槍を胸に受けるのです。
一等席の5列目、花道のすぐ隣という席で、丁度花道のその辺りで役者が立ち回りをしてくれるので、老眼にはありがたい限り。



私は水浅黄色の大島に、亡き義母が染めてくれたアヤメの帯を締めました。
義母は紅型染が趣味で、素人の手習いとはいえ個展を開くほどでした。
お昼は、お食事処「花籠」でのお弁当。



幕がはねた後、歌舞伎座のすぐ隣の「茜屋珈琲店」でお茶を。
このお店は私が若かった頃には、赤坂、六本木、目白とあちこちにあり、特に学校があった目白店には何度か行きました。
数年前に旧軽井沢でも見かけたなあと思いながらマスターにお聞きしたら、銀座店は40年前にできたのですって。
私は冷たい「ぐれいぷじゅうす」を。
甘酸っぱく濃いこちらのジュース、懐かしい!



お店のHPを見たら、日本初の高級珈琲専門店として1966年に神戸でオープンということです。
世界中の有名陶磁器のカップを多数取り揃え、炭火焙煎したコーヒーを出してくれるのは嬉しいが、いかんせん、昭和の喫茶店ということで喫煙可。
この煙モウモウはちょっと耐えられないねと、友人とすぐに出てしまいました。




コメント (10)
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