Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 6/3夜明け前 月と火星が接近

今朝の富士山(2022/09/30)

2022-09-30 12:30:51 | 富士山

視界不良でしたが、辛うじて初冠雪を確認できました。

富士山アメダスの今朝の最低気温はマイナス2.9℃。未明から急に低くなったようです。
今月中の冠雪は無いかと思っていたら、すべり込みで降雪になるとはねぇ・・・
積雪量は少なく、日差しが強いので、すぐ消えてしまうかもしれません。


新周期彗星をパパラッチ(2022/09/25)

2022-09-29 12:27:22 | ほうき星

月曜日を有休にしていたので、乗鞍高原に出向いた翌日は伊豆稲取へ連夜の☆撮り遠征。
出発が少し遅れたため、目的地到着は21時くらいになってしまいました。
台風15号は東の海上に去って、台風一過の晴天に期待していたんですけどね、
北天側を中心にあまりスッキリしない空模様でした。
この時期はもう夏の天の川が南西~西に大きく傾き、撮影したい対象は北寄りに集中してくるので、
ちょっと残念な状況の中、南東天に昇ってきていた新彗星をまずは狙ってみることに。
それがコレです。


【ネオワイズ彗星(C/2022 P1)】
 キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO6400,ASTRO LPR Type2フィルター,1.6倍クロップ,
 総露出時間20分(1分×20コマ,彗星核基準加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
 口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,トリミングあり

コイツは先月発見されたばかりの新彗星です。赤外線天文衛星による発見で、その衛星名が付いてます。
2年前に同名の別な彗星が大彗星に成長して話題になりましたが、今回のものは小振りであるため、
残念ながら肉眼で見えるレベルにはなりません。
これまでの観測データから周期約80年の軌道を持つことが分かりましたが、前世紀の出現記録はなさそう。
発見光度は18等でしたが、地球にそこそこ接近中ということで10等台の光度に達しています。
上の写真のとおり中央集光が強く、周囲には青緑色のコマが広がっている姿になっていますが、
尾は確認できません。今後は南天に移動していってしまうため、日本からは観測困難になる見込みです。
ということで、個人的にはこれが最初で最後の撮影になりそうです。
80年後の再会とかも考えられませんしね・・・


乗鞍高原でライオン狩り(2022/09/24)

2022-09-27 20:56:53 | 遠征日誌

24日の土曜日に、台風15号が去った後の好天に期待して☆撮り遠征を敢行。
なるべく西へ向かった方が晴天域に早くありつけるだろうと予想して、久々に乗鞍高原を目指して夕方に出発。
とりあえず元スキー場だった所に到着したのが20時台。しかし、天候回復が遅れ気味なのか上空はベタ曇り。
でも、雲はあまり高くない感じだったんで、もう少し標高が高ければ低層雲の上に出られると踏んで、
その場所をすぐに諦めて乗鞍エコーラインの最終ゲート手前を目指して上っていきました。
すると目論見通りのクリアな晴天に出逢えたものの、さらに高いところの雲が流れてくる不安定な状況で、
メッシュ予報でも日付が変わる頃までオレンジ色と灰色が入り混じる微妙な様相でした。
それでも22時台後半くらいから晴れ間が大きく広がってくれたので、いつもの撮影機材をセットアップ。
比較的スッキリ晴れていた北西天の一角にあったこの天体を狙ったのでした(結局コレだけでしたが・・・)。


【Sh2-132】
 キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO1600,ASTRO LPR Type2フィルター,1.6倍クロップ,
 総露出時間28分(7分×4コマ,加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
 口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,トリミングあり

ケフェウス座にあるマイナーな散光星雲で、「ライオン星雲」の異名を持つ天体です。
星雲の東寄りの部分(上の写真では中央やや左のエリア)にある暗黒部がライオンの目と鼻と口のように
見えることから付いた愛称みたいなんですが、んーどうだろう?って感じ。
10ショット撮った中で雲の影響がなかったのは4ショットだけだったんで、コントラスト不足なんでしょうね。
淡い部分をもっとあぶり出せれば胴体や尻尾も分かるようになり、南西部(右下方向)の緑青色の広がりも
はっきりしてきそうですが、画像数が足らないのでS/N的に厳しいです。構図の再検討も必要なようで・・・
ということで、完全には仕留められなかったため、またハンティングチャンスを作りたいです。


今日の太陽(2022/09/22)

2022-09-22 20:50:00 | 太陽

昼頃に雲が切れて、今月2度目の太陽面撮影ができました。


EOS60Da+EF70-300mm F4-5.6ISⅡUSM(@300mm)+ND10000太陽撮影用フィルター(コレ無しでは危険!) 

薄くて小さいのが集まった黒点群が4つくらい捉えられました。北半球は何故か寂しい感じです。


きぼうの光をCatch!(2022/09/16)

2022-09-19 11:22:52 | きまぐれ日記

先週の金曜日の宵にISS(国際宇宙ステーション)が見えると予報されていたので、動画撮影してみました。

結構明るくて、肉眼でもバッチリ見えました。多分マイナス等級に達していたと思います。
撮影場所は視界が限られていて全経路は捉えられず、また、レンズの画角も不足していたんで、
途中から水平方向に手動でパンすることになり、その動きがちょっとぎこちなくなってしまいました。
で、前半部分から連続した3000フレームを比較明合成した画像がコレです。

 

北斗七星と北極星が写っており、それらに文字を入れてみたのがこちら。

ISSはその光跡から、見掛け上、北極星をかすめていったことが分かります。

本記事タイトルにある「きぼう」はISSの一部で、JAXAが開発した宇宙実験施設のことですが、
日本ではISSの観望チャンスがあると「きぼうを見よう」っていう呼び掛けが多いので、
それに合わせてみました。ちなみに、東京で次によく見える日は10/4のようです。


今朝の富士山(2022/09/17)

2022-09-17 15:08:18 | 富士山

今日は僅かな時間に、上下から雲に挟まれたような姿が見られました。

大型の台風14号は、中心気圧が910hPaまで下がり、猛烈な勢力になっている模様。
明日から日本列島を縦断する最悪コースを辿る可能性があり、被害の多発がかなり心配されます。
ノロノロ台風なので、3連休明けまで気を付けないといけません。