Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 6/3夜明け前 月と火星が接近

富士山撮影2021 総集編

2021-12-31 20:32:20 | 富士山

大晦日は残念ながら富士山を撮ることができませんでした。2017年以来のことです。
ということで、今年は12/30までにウチから撮れた富士山をスライドショーに纏めました。

で、勝手に選んだ年間ベストショットはコレ。

少し分かり難いんですけど、富士山に虹が重なったシーンを捉えたものです。8/19のことでした。
来年はどんな姿を撮れるでしょうかね?
では皆様、良いお年をお迎えください。


これで撮り納め? レナード彗星(2021/12/30)

2021-12-31 17:03:07 | ほうき星

昨日の夕刻、また静岡県某所にてレナード彗星を撮影しました。


【レナード彗星 12/30】
 EOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO3200,ASTRO LPR Type2フィルター使用,
 総露出時間2分40(20秒×8),タカハシEM-200Temma2M赤道儀にて恒星時追尾,トリミングあり

18時における地平高度は約6度とかなり低くなってしまい、見つけるのに少し難儀しました。
光度は5等程度で、大化けはしてませんでした。双眼鏡による見え方は25日の方が良かった感じ。
主砲の望遠鏡を使って狙うのは、夕空に回ってからは初めてでした。
薄明終了前の撮影なので背景が明るく、コントラストがイマイチでしたねぇ。
強風が吹いていてブレた画像を量産し、使える画像が少なかったのが残念です。
個人的にはこれで撮り納めってことになりそうですが、再度バーストして急増光したら、
スクランブル出撃して狙ったりするかも?


日々変化するレナード彗星

2021-12-28 21:57:03 | ほうき星

過日の記事で25日に撮影したレナード彗星の広写野画像を紹介しましたが、
ズームレンズの望遠端でも撮っていた画像をようやく処理しました。


【レナード彗星 12/25】
 EOS Ra+EF70-300mm F4-5.6ISⅡUSM(@300mm),F5.6,ISO6400,総露出時間45秒(15秒×3),
 タカハシEM-200Temma2M赤道儀にて恒星時追尾,トリミングあり

イオンテイルと思われる青っぽい尾が複数のスジに分かれたイメージになってます。
後に判明したことですが、どうやら24日くらいに再びバーストして明るくなったらしく、
翌日まで尾も顕著な姿になっていたようで、いいタイミングで撮影できたみたいです。

実は翌26日にも同じ場所で同一のシステムで撮影しており、その画像がコレです。


【レナード彗星 12/26】
 EOS Ra+EF70-300mm F4-5.6ISⅡUSM(@300mm),F5.6,ISO6400,総露出時間4分(15秒×16),
 タカハシEM-200Temma2M赤道儀にて恒星時追尾,トリミングあり

前日とは打って変わって尾の写りが悪いです。この日の方が雲が少なく、空の透明度も良好で、
しかも総露出時間が長いのにも拘らず、なんでかなーって感じ。バーストが収まったんですかねぇ。
で、よく見ると尾が伸びた先の左端に少し明るい塊のようなものが写っているのが分かります。
それは多分、バーストで一気に放出された物質が少し高密度で見えているんだろうと考えられます。
実はこの日、並行してもう一台のカメラでも撮影していて、その画像がこちら。


【レナード彗星 12/26】
 EOS60Da+SAMYANG135mmF2 ED UMC,F4,ISO1600,総露出時間2分40秒(20秒×8),
 タカハシEM-200Temma2M赤道儀にて恒星時追尾,トリミングあり

尾が途中から太く明るくなっている様子を捉えていました。ちょっと不連続な感じにも見えます。
明け方に見えていた頃よりも変化が激しいのは、太陽に近づいていって熱せられてるせいでしょう。
年内は何とか追跡できそうなので、撮影チャンスを逃さないようにしたいものです。


そろそろ見納め? レナード彗星(2021/12/25)

2021-12-26 02:30:02 | ほうき星

1週間ぶりにレナード彗星を狙いました。


【レナード彗星】
 EOS Ra+EF70-300mm F4-5.6ISⅡUSM(1枚目は70mm,2枚目は135mm),F5,ISO6400,露出5秒,
 タカハシEM-200Temma2M赤道儀にて恒星時追尾

南西の視界が開けている静岡県某所まで遠征して撮ってきました。
雲がなかなか途切れずにヤキモキしましたが、何とか捉えることができました。
明け方に見えていた頃より頭部が明るくなり、カメラの電子ファインダーで簡単に見つかりました。
口径5cmの双眼鏡を用いて眼視で2度弱の長さの尾を確認。光度は4等くらいでしょうか。
薄明でバックの空が明るいせいもあり、残念ながら肉眼では見えませんでした。
18時の高度は約7度。同じ空に見えている金星の高度が4度弱でしたので、それより少し高いです。
方位的には木星とほぼ同じで、その真下の低空に位置していました。
もう地球から遠ざかっていく一方なので、明るさは低下していくとみられますが、
太陽には近づいていくので、炙られて再度バーストを起こし、また増光するかもしれません。
明日以降は高度が徐々に下がっていくので、見納めの時期が近づいてきた感じですが、
天候さえ良ければ、年内にもう2~3回くらい撮影したいところです。