Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 6/3夜明け前 月と火星が接近

そろそろ木星は撮り納め?

2018-08-31 23:25:00 | 惑星

木星はまだ夕方の西空に見られますが、薄明終了後は高度も低くなり、
条件良く撮影するのが難しくなってきました。
先日、火星の撮影前に木星にも望遠鏡を向けてみましたが、低空のせいか像が安定せず、
結局撮影を断念したのでした。もう今年中に撮影することはなさそうです。
ということで、これまでを振り返り、個人的な今シーズンベストとなった動画を紹介↓


6月4日に撮影したものです。静止画は既に記事で紹介済みですが、動画は未公開でした。
来シーズンはこれよりイイ結果を出せるかな?


8/26夜の火星

2018-08-28 20:50:00 | 惑星

日曜日の晩に撮影した火星がこちら↓

火星_20180826.jpg

【火星 2018/08/26夜】
 口径18cm望遠鏡+2.5倍バローレンズ+ADC+冷却CMOSカメラ(ZWO ASI1600MC-cool),
 合成F値=30,3分間のキャプチャー動画から約4500コマの良像スタック

空の透明度はまずまずだったものの、気流の状態は良くなかったようで、像の揺らぎは大きく、
細かな模様までは写ってません。地球最接近からもうすぐ1か月になりますので、右端(東側)が
若干欠け気味になっており、火星観測シーズンも後半戦を迎えたことを感じます。
さて、この夜の風の状況はwindy.comによると次のようでした。
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13.5km:W  12.7m/s  5500m:W 11.0m/s  900m:NE  1.9m/s
11.7km:NW14.3m/s  4200m:W 10.9m/s  750m:N    2.6m/s
   10km:SW  7.0m/s  3000m:W 10.2m/s  600m:N    3.3m/s
 9000m:W    9.5m/s  2000m:W   6.1m/s  100m:N    3.4m/s
 7000m:W  12.2m/s  1500m:SW 1.0m/s  地表:NW 1.6m/s
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風速値は高度2000m以下は低めでしたが、3000m以上は少し高めでした。
低層から高層まで風が落ち着く日っていうのは、なかなかないものですねぇ。


8/21夜の火星

2018-08-24 22:35:00 | 惑星

火曜日の晩、久しぶりに火星を撮影しました↓
火星_20180821.jpg

【火星 2018/08/21夜】
 口径18cm望遠鏡+2.5倍バローレンズ+ADC+冷却CMOSカメラ(ZWO ASI1600MC-cool),
 合成F値=30,1分間のキャプチャー動画から約2050コマの良像スタック×5コンポジット

地球最接近は過ぎましたが、まだまだ観測好期が続いてます。
砂嵐はだいぶ落ち着いてきたのか、上の写真上でてっぺんに写る南極冠は白さが際立つようになり、
中央部では細かな暗色模様も写るようになってきました。
今後は視直径が徐々に小さくなっていきますが、天候に恵まれた夜は極力撮影したいものです。
さて、この夜の風の状況はwindy.comによると次のようでした。

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13.5km:W  8.1m/s  5500m:S    6.8m/s  900m:SW 3.4m/s
11.7km:W  8.3m/s  4200m:S    7.0m/s  750m:SW 3.4m/s
   10km:W  5.5m/s  3000m:S  10.1m/s  600m:SW 3.5m/s
9000m:SW 9.2m/s  2000m:SW 7.5m/s  100m:SW 3.4m/s
7000m:SW 6.9m/s  1500m:S    5.1m/s    地表:SW 1.9m/s
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2000~3000mの風速値が若干高めですが、像の揺らぎは割と少なめでした。


ジャコビニ彗星の夜

2018-08-20 12:00:00 | 遠征日誌

18日の夜、上弦の月が沈んだ後の暗夜を狙って山梨県北東部某所まで☆撮りに出掛けました。
目的地に到着した22時頃には北の空を中心に星空も見えてましたが、雲が意外と多めだったため、
機材を出さずに車中で待機。スマホで気象衛星の画像をチェックすると、北西方向にある雲の塊が
徐々に薄くなりながら南東方向へ移動中のようで、少し待てば大きな晴れ間がやってきそうな雰囲気。
夜半を過ぎた頃、予想どおり雲が少なくなってきたところで機材をセットアップし、
鏡筒を向けたのはユーミンの歌のタイトルにもなったこの彗星↓

21p_2018-02.jpg

【ジャコビニ・チンナー彗星】
 キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,F2.8,ISO1600,
 総露出時間36分(3分×12コマ,彗星の動きに合わせて加算合成),
 中型赤道儀使用,トリミングあり,山梨市牧丘町にて

約1か月前に撮った時よりも明るくなり、手持ちの口径5cm双眼鏡でも存在がしっかり分かったんで、
光度はもう7等級台まで上昇している模様です。写真では1度弱ほど伸びた尾が確認できます。
本当はもう少し撮影コマ数を稼ぎたかったんですけど、再び雲が流れてくるようになってしまい、
一進一退を繰り返しながら薄明開始の時間を迎え、結局1時間も撮影できずに終了となりました。
悲しいほどお天気が気まぐれで、空模様に翻弄されまくりの一夜でした。


今朝の富士山(2018/08/18)

2018-08-18 10:45:00 | 富士山

カラッとした晴天で、山肌まで丸見えって感じ↓

今朝の富士山_20180818.jpg
富士山アメダスでは昨夜にマイナス0.8℃と氷点下を記録してました。
北海道の大雪山系では観測記録上で最も早い降雪もあったとか。
このまま秋にまっしぐらかと思ったら、来週は暑さが戻って来るようです。