Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 6/3夜明け前 月と火星が接近

スーパームーン 撮れた!

2015-09-28 23:56:00 | 天文現象

巷で話題沸騰中のスーパームーンとやらを一応撮りましたよ↓

スーパームーン_20150928.jpg

 キヤノンEOS60Da+400mm超望遠レンズ,ISO100,F8,1/1000秒露出
 連写画像10コマをコンポジット,2×2ビニング後にトリミング

雲がようやく途切れたところで、何とか撮れました。
昨晩とはカメラが違いますが、こちらの方がナチュラルな仕上がりかも?


シルバーウィーク中の☆撮り(3)

2015-09-26 12:00:00 | 遠征日誌

前記事の続編です。
時刻は2時を過ぎ、薄明開始まで残り時間が少なくなってきたところで
天頂付近に昇り詰めていたこの天体に照準を合わせました↓

m033_15_blog.jpg

【さんかく座の銀河 M33】
 キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,ISO800,F2.8,
 総露出時間50分(5分×10コマ),中型赤道儀使用,トリミングあり

我々のいる銀河系を含む局部銀河群(The Local Group)の主要構成メンバーとなっている天体です。
見掛け上の大きさは、国内から見える銀河としてはアンドロメダ大銀河(M31)に次ぐもので、
長軸方向は満月の直径の2.5倍もあります。明るさは約6等で、肉眼で辛うじて見えるとされてます。
大型で明るい天体ですけど、望遠鏡を使っても眼視では写真のようなイメージには見えません。
☆撮り屋にとってもメジャーな被写体ですが、個人的には実に10年ぶりの撮影となりました。
複数本ある渦巻き腕に散らばる恒星密集部とピンク色のHⅡ領域が綺麗に捉えられたと思います。

で、最後に撮影したのは、こんな天体でした↓

ic59-63_15_blog.jpg

【カシオペヤ座の散光星雲 IC59&63】
 キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,ISO1600,F2.8,
 総露出時間50分(5分×10コマ),中型赤道儀使用,トリミングあり

画像右下寄りの輝星はカシオペヤ座のWを形作る真ん中の星で、
その星の光を受けて輝いている2つのガス星雲を狙って撮りました。
とても淡い星雲なので、これも望遠鏡を使って眼視ではっきり見える天体ではないです。
どちらの星雲も魔女の帽子みたいな恰好をしてますが、特にニックネームなどはありません。
両方を合わせると、ギリシャ文字のΩ(オメガ)に似ている感じがしたり、
上下逆さまにして見ると飛んでいるコウモリのようにも見えたりします。

ということで、シルバーウィーク中の☆撮り成果はこれでおしまい。
来月は体育の日絡みで3連休があり、しかもちょうど新月期にあたっているため、
今から晴れて欲しいと祈っているところです。


シルバーウィーク中の☆撮り(2)

2015-09-24 07:00:00 | 遠征日誌

シルバーウィークど真ん中の月曜日も出掛けてしまいました。3連荘ということになります。
月が満ちてきて日毎に月没時刻が遅くなり、月曜は暗夜になるのが23時台以降ということで、
暗い天体の撮影は概ね夜半過ぎからが勝負って感じ。
この日はGPV予報をよ~くチェックして、最も晴天が期待できそうな新潟方面を目指しました。
で、目的地の魚沼市某所に到着したのが22時台。月は西の低空でまだ頑張ってました。
肝心の天気は、全天の8割近くが雲に覆われていて厳しい状況だったんですけど、
月が沈んでから急速に晴れ間が広がって、23時半には天の川がしっかり見えてきました。
即行で撮影機材をセットアップし、最初に狙ったのはこのマイナーな天体でした↓

sh2-119_blog.jpg

【はくちょう座の散光星雲 Sh2-119】
 キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,ISO1600,F2.8,
 総露出時間50分(5分×10コマ),中型赤道儀使用,トリミングあり

有名な北アメリカ星雲の東にある淡い散光星雲で、見掛けのサイズがかなり大きいです。
そのためフレームアウトしてしまいました。天の川の中なので、微光星が煩いぐらいですね。

次に鏡筒を向けたのは、こんな天体でした↓

ngc7023_blog.jpg

【ケフェウス座の散光星雲 NGC7023 アイリス星雲】
 キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,ISO1600,F2.8,
 総露出時間50分(5分×10コマ),中型赤道儀使用,トリミングあり

この星雲はアヤメ科の花に似ていることから名付けられたようですが、知名度は低いです。
☆撮り屋の注目ポイントは、その中心の青く輝く部分より、周辺に広がる泥水のような色の
モヤモヤした分子雲と呼ばれる星間物質の方で、それを如何にして描出するかが画像処理を
含めた腕の見せ所になってます。色彩の乏しい部分に拘るっていうのは一般には理解し難いかも?

その後、さらに2天体ほど撮ったんですけど、まだ画像処理が終わってません。
準備ができ次第、続編記事にして紹介したいと思います。


シルバーウィーク中の☆撮り(1)

2015-09-22 18:00:00 | 遠征日誌

土日は2晩連続で☆撮りに出掛けましたが、意外と雲が多くてあえなく撃沈。
一応、星空にはありつけたんですけど、ひっきりなしに流れてくる雲に邪魔されずに
撮るのが難しい状況でした。とりあえず、1コマ画像としてはこんなのが撮れました↓

m2_150919.jpg

【みずがめ座の球状星団 M2】
 キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,ISO800,F2.8,
 露出時間5分,中型赤道儀使用,トリミングあり,伊豆天城高原にて9/19深夜撮影

雲の通過で滲んだ画像ばかりを量産し、撮影後は消去の嵐で、
満足に撮れたのはたったの1枚と惨憺たる結果でした。
週末の予報では、この連休は好天に恵まれ、絶好の行楽日和となるでしょう・・・
ってことでしたけど、それはどうやら日中に限った話のような気がしてます。
このままだとグレちゃうぞー!