エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

朝里岳(1281m)BC&シニアスキー三昧

2021年01月29日 | 山紀行 (道央・札幌・積丹)
山頂標識の確認で再々訪・・・朝里岳 (1281m)
■ 山 行 日     2021年1月28日(木)   日帰り  晴れ  -7℃
■ ル ー ト     スカイキャビン駅~北東尾根ルート
■ メ ン バ ー      夫婦登山 №6
■ 登 山 形 態      山スキー
■ 地 形 図     1/25000地形図  「余市岳」
■ 三角点・点名    三等三角点  点名「朝里岳 アサリダケ」
■ コースタイム    登り 55分   下り 東斜面滑降のためタイムOFF
<登り>
10:15     スカイキャビン駅終点発
11:10     朝里岳(1281m)頂上

<下り>
11:15     下山開始
          以下 朝里岳東斜面を滑降・登り返し・ランチタイム
          そして、スキー場キャビン5回乗車してスキー三昧のためタイム計測無し・・・
16:00頃    札幌国際スキー場P


★ チーヤンのリクエスト・・・
先日(24日)4年ぶりに再訪した「朝里岳」は快晴・無風・絶景の中で登頂し感激したばかりだった。
しかし、GPSの頂上で山頂標識を見付けられず本意ではないまま、下山になってしまった。その後別のメ
ンバーの登頂写真には朝里岳頂上標識が映っているのを見て、「是非あの標識の前で頂上写真を撮りたい」
と言う思いと毎週木曜日限定シニアデー割引を利用して、「スキー三昧もしたいね」と言うチーヤンのリク
エストに応える形でこの日を選んだ。

通常、一日券シニア料金(55歳以上)は3600円だが、シニアデーは2000円になる。天気を見ながら
是非木曜日に行きたいね!がこの日になった。ただ前日は気温が上がりわが街では一時本降りの雨が降った
ので山とゲレンデのコンディションは心配していた。


★ 貸切の朝里岳・・・
スキー場に着くとやはり車の数は少なかった。でもシニアデーを象徴する熟年者が目立つのはチケット売り
場。短い行列もみなさん「シニア一日券・・」を購入していた。中・高生の団体と自衛隊が居なければスキ
ー場はシニア族の貸切だったかも知れない(笑

スカイキャビンにもほとんど待たずして乗車出来、およそ15分で終着駅となる。
コースから外れて山スキーを履き4日前と同じコースを眺める。あの日は日曜日で快晴だった事もありスキ
ー場も山も人でいっぱいだった。でも、今日はトレースも人っ子一人無く私たちが最初だったようだ・・。

以前のトレースは僅かに分かる程度。雪面は固く氷のような箇所が多かった。展望はあれど遠望はぼやけて
いたが、目指す朝里岳や白井岳は見えていた。ラッセルはほとんど無く固い雪面を淡々と歩く。モービルが
深く刻んだトレースもすっかり埋まり場所によっては吹き溜まりになっていた。時折振り返り景色を見なが
らゆっくり朝里岳を目指す。終始貸切の朝里岳だった・・・。


標識見っけ!





3回目にしてようやく標識をバックに頂上写真が撮れた・・・

★ 50mほどズレた標識・・・
GPSが表示する頂上は、三角点を有する場合そこを頂上として示していると思うが、見付けた頂上標識は、
50mほど南側にズレた木の上に付けられていた。見つけるのに10分ほど掛ったが、第一のリクエストが
叶えられて先ずは安堵する。

特段頂上標識に拘っている訳では無いが、4年前の初登頂時は吹雪のホワイトアウト状態の中、GPSだけ
を頼りに登頂写真を撮った。しかし、もう一度天気の良い日にと再訪を願って先日登ったのに、あるはずの
標識を見付けられないまま下山したのは後悔だった。いつ誰が付けたものか分からないが、本当の頂上付近
には高い木が無く低いハイ松だけなのがズレた理由かも知れない。

さて、次はGTRか東斜面の滑降を楽しもうとその出合まで移動する。長いGTRは、時間的に遅いので登
り返しを考えて東斜面を滑る事にした。最初に私が滑り雪の状態を確認する事にした。はやり雪面は固かっ
たが、10㎝程積もったパウダーに救われ意外にも楽しめる斜面だった。そしてチーヤンが続く・・。
まったくノートレース、誰のシュプールも無く私たちが最初に描いた模様を振り返るのが嬉しい。
同じ面を登り返してからランチタイムを取り、お湯を沸かしてカップ麺を食べた。風は無く誰も居ない静か
な山の食事は美味かった。

休んでいる時、突然斜面下に人影を発見して驚く!
単独の男性で東斜面をトラバース気味に登って行った。少し離れていたので話は出来なかったが、少し経つ
と今度は私たちの上を歩いて戻って来た。よく見ると外国人だったが、きっと滑る斜面を探していたんだと
思う。私たちの食事が終わった頃また戻って来てからスキーモードの準備を始めたようだった。その間私た
ちは再び東斜面を滑降し、そのままスキー場コースに戻った。

パウダー満喫・・では無かったが、貸切の朝里岳に満足したので今度はスキー三昧だ!


<朝里岳GTRとは>
GTR(great ridgeの略) グレートリッジと読み「大きな尾根」の意味らしい。
命名したのは札幌の山岳ガイドM氏で2013年の事。(M氏のブログから) 元々は過激なライディングフ
ィルムを提供し続けるTGR(teaton gravity research)をもじって朝里岳GTRと勝手に付けたものらしいが、
今ではそれが定着した呼び名になっているようだ。・・・参考まで。












★ スカイキャビン5回が限界・・・
スキー場に戻って来たのは13時に近かったと思う。
一度滑り降りるまで約15分ほど掛った。途中で一度は休まないと足がもたない情けなさ。でも楽しい。
キャビンの片道1回券は1440円なので2回乗るとシニアデー2000円分の元は取る計算だ。
2回目以降全コースを滑ろうと挑戦したが、ダウンヒルコースはガタガタの急斜度だから私たちには不向き
だった。以降は林間コース、ファミリーコースなどを堪能し、十分過ぎるほどスキーを楽しんだ。最終キャ
ビンの運行は15:40だが、私は5回乗って終了した。チーヤンが6回目に乗ったのは15:30だった
ので、これが最後だった。

もう4回目くらいから太ももが痛くなり途中で休む事が多くなったのは私。それだけ無理な姿勢で滑ってい
る証拠かもと自覚はしているが、なかなか上手くはならない。

ゲレンデのスキーヤーはほとんど居なくなり4回目と5回目のキャビンは夫婦専用で乗り、感染防止は解除
された・・笑
16時までほぼ一日中楽しんだ朝里岳BCとシニアスキーだった・・・。