エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

雨霧山(509.4m)

2010年02月17日 | 山紀行 (増毛・夕張・芦別)
夕張の手頃な山・・・雨霧山(509.4m)
(往復4時間・・寝坊しても行けちゃう手頃な山は林道歩き99.9%)
■ 山 行 日    2010年2月17日(水) 日帰り
■ ル ー ト    夕張市南清水沢3丁目~雨霧林道~頂上 往復
■ メ ン バ ー    夫婦登山 No.6
■ 登 山 形 態    山スキー
■ 地 形 図   1/25000図  「雨霧山」 「紅葉山」
■ コースタイム   登り 2時間20分  下り 53分


★ またもや寝坊で予定変更・・・
  昨夜は、HYMLの定例オフ会(つぼ岳)が札幌であり参加して来た。いつもなら閉店近くまで飲み続け
誰も居なくなった頃に店を出て翌日の仕事に備えて会社に泊まる・・というのがパターンだったが、今回
は翌日も休日だったのでJRで帰宅するためつぼ岳(つぼ八)を20:45に出る。帰宅駅には21:45に着
きやさしい妻の出迎えが嬉しかった。
 自宅では当然の如く2次会があり冷えたビールの喉越しはいい。テレビでは、開催中のバンクーバー
オリンピックで日本に初のメダルを取ったスピードスケート500mの長島圭一郎と加藤条治選手のVTR
が何度も流れ、ついつい就寝が遅くなってしまった。

 翌日に予定していた山は、夫婦登山No.5のオロフレ山の隠れた名峰1049峰のリベンジだったが、
目が覚めても起きる気にならない二人はようやく7時過ぎに布団から抜け出す始末だ。
 予定変更も近場で未踏となるとなかなか思いつかなかったが、2004.11に今回とは反対側の林道
から車で頂上直下まで来ながら頂上が判らずに帰宅した「雨霧山」を思い出し、八谷和彦氏の新版「ガ
イドブックにない北海道の山々」で紹介されている「雨霧山」を参考に地形図で検討を始めた。


★ 最短の林道から・・・
 八谷氏のルートと今回の南清水沢からのルートで林道の距離だけ計って見ると南清水沢からのルート
が1キロほど短く林道への取り付きも容易で早い・・と計算する。



★ 登山口まで50分の近場・・・
 登山口は、国道274号線夕張市紅葉山からJR石勝線(通称夕張線)と平行して走る道道へ進み、南
清水沢駅手前約1キロの信号機のある変形十字路を左折して約1.8キロ走ると最終民家となりその先
は除雪されていなかった。丁度散歩していた近所の住民の方に駐車の許可をもらい駐車する。

8:50 自宅を出発。9:40 登山口に着く。


道道・南清水沢3丁目最終民家の前まで除雪がされている


★ 林道歩き 99.9%の雨霧山・・・
10:00 登山開始。
快晴、無風の登山日和となってフカフカの新雪が積る林道を歩き始める。10分ほど歩くと「雨霧林道」と
書かれた看板とゲートに出合いそのまま越えて淡々と歩く。ラッセルも足首ほどでラッセルとは言えない
もので軽快に歩ける。高低差もほとんど無い平坦な林道がしばらく続き左手林道下には、熊の沢川が流
れている。単調な林道で変化が出てくるのは、2キロほど進んだところで熊の沢川の左岸に顕著な支沢
がありこれに沿って林道が大きくU字にカーブを切るところがあるので読図の目安となる。ここまで約1時
間かかった。この辺りから林道の勾配も少しずつ傾斜を伴い高度を稼ぐ・・という実感と帰りのスキーが少
しは楽しめそう・・と考えながら間近に迫った雨霧山の稜線が見えて来た。
12:05 稜線上
稜線に出るとすぐに八谷氏が辿って来た西側の林道と出合いようやく頂上が確認出来る場所となる。
林道は、雨霧支線林道となって頂上直下を通り東へ延びている。この支線林道が雨霧山の頂上から真っ
二つに割った形で作られていて可愛そうなくらいの淋しい頂である。
最後は、少し急な尾根上にスキーをデポしてつぼ足で登り12:20 雨霧山 頂上に立った。

(登り 2時間20分)
林道から頂上までは高低差十数メートルなので全行程の99.9%は林道歩きと言う事になる。



駐車地から林道を10分ほど歩くとこの看板とゲートがある





約4キロに渡る林道も間もなく終了し、稜線で他の林道と合流する・・・



雨霧山 (509.4m) 頂上

★ 下りのスキーは半分だけ・・・
頂上からの展望は、西側の栗山方面だけで東側は潅木が邪魔をしてあまり良くない。それでも6年ぶり
の再来でしっかりと頂上を踏んだ満足感はうれしくいつもの山頂コーラで祝杯した。

12:35 下山開始。
頂上から林道までつぼ足で降りてからスキーのシールを外し、12:50往路のトレースを忠実に使って滑
り降りた。
林道中間にある最初の支沢のU字までは何とかスキーを楽しみながら20分足らずで着いたが、それ以
降は平坦な林道で歩くだけでも苦労した。しかし、やっぱり下りは早く53分で車に戻った。
13:43 登山口(駐車地)


トータル的には、往復4時間足らずでそれなりの運動と展望を楽しめる手頃な山となり今回のように寝坊した時には丁度良い山候補となりそうだ。



頂上から東側に栗山町市街地を展望する