エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

インナー手袋の山岳検証終了

2024年02月23日 | 山の色々自習コラム
ニトリスト冬山での検証を終える
★ 2シーズン使っての結論・・・
昨年 (23年) の冬から「インナー手袋」として試験的に使用してきたサージカルグローブ「ニ
トリストプラス」の効果について、自分なりの検証結果・結論を伝えたいと思う。

以下の文面は前回の投稿を繰り返した部分もあるが、結局冬山での使用を繰り返して見ると同
じ説明となり、冷たいかそうでないかの違いは個人差があると言う事だった。

前回の投稿 (23.02.21)「サブ手袋の山岳検証 (その1) 」では、日高の十勝岳 (1457m) で実際に
使用して見た結果をお知らせした。
結果としては、「北海道の冬山でも使用可能」と言う事で締めくくったが、その後も冬山や除雪
作業でずっとニトリストプラスの手袋をインナーとして使用して来た。
ただ個人的には昔、厳冬期の山で手の指を凍傷していて少しの冷気でも指が痛くなる症状が出て
来るので健常な方が使用した時の感覚と差があるかも知れない。それを踏まえながら参考にして
頂けたらありがたい。

前回の投稿記事でも紹介したyoutuberのkuriこと栗山氏の説明にもあった通り、ニトリストタフ
プラスを使い、先ず裏返しにして履く。一つの作業が終わるまでは基本脱がない事とし、汗を掻
いても履いたままとする。アウターとして使う手袋は、テムレス02ウインター (下記の写真参照)
だが、予備として防寒手袋も準備すると安心だ。

冬山登山や外作業時、次第に汗を掻き始めた事は自覚出来るし、毎回同じ現象だった。履いてい
るサージカルグローブ内がベチョベチョ感を感じて来るが、冷たくは無かった。アウターのテム
レスはいたって濡れる事は無く快適に使えている。
何度か手袋から手を出して外気に当てると、やはり一旦冷えて指先が冷たく感じるが、再び履い
ている内にまた温かくなった。ベチョベチョ感も次第に薄れて違和感も無かったが濡れている事
に変わりはない。

下山後または作業終了後にサージカルグローブを脱ぐと何滴かの汗が滴り落ちた。手もふやけた
感じだが、冷たさはほとんど無く「いいかも?」と率直に思う事が多い。

つまり検証結果は「最適・合格」のレベルであると言うのが私の結論である。
ただ人によってはビショビショ感を嫌う場合もあるし、やはり冷たかったと思う方もいるかも知
れない。なので万人に推奨するものでなく、参考に・・・で留める。