エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

趣味を活かせたボランティア

2023年12月03日 | ボランティア
趣味を活かせたボランティア
★ 庭木の伐採・・・
同じ街に住む妻の友人から草刈りや庭木の伐採をお願いされた今夏・今冬である。
ある意味ボランティアも趣味と言っては、不謹慎かも知れないがそのために草苅機とチェーンソー
の作業免許を取ったと言っても過言では無いくらい好きになった分野だった。とは言え、どこでも
草刈り、伐採が出来る訳でも無く仕事として行うのも色々制限があるので、どこでもOKとはなら
ない。

依頼されたSさん宅の敷地は広く、草苅も一日では終わらなかった。
そして、今回は庭木の伐採で大木に等しい数本を依頼された。それでもただ倒すだけの伐採なら5
分と掛からずに切り倒せるが、枝が電線の上にあったり、倒す方向が限定される木は5分では終わ
らない。

全部で6本の庭木。樹齢は数十年といった中径木で母屋の前にある「スモモの木」は直径40㎝を
越え樹高も10m以上の大木だった。更に延びた枝の一部が引き込み線となる電線の上にあり、単
に倒せば良いとは言えない状況だった。

6本の内三本は上手く倒せたが、昨日から手掛けた「スモモの木」には苦戦した。



家の前にある「スモモの木」を伐倒する事にしたが・・・右奥の電線が要注意。

★ ツリークライミングで木登り・・・
実演は今回が始めて・・。
YouTubeのロープ一本で木登りする動画を何度も見て疑似体験。イメージして必要な装備は
すでに購入済みだった・・。一応ハシゴも使いある程度まで登って太い枝払いから試みる。
枝と言っても直径20㎝前後もあるので落とした時の衝撃は凄い。

その後、より高い枝にスローラインでロープを掛けてクライミングを試す・・。
イメージ通りとはいかず最初は苦労したが、一本のロープを支点に身体を預けて太い枝を分岐から
切った。いずれも思う方向に倒せて安堵したし、下降もアッセンダーを使ってスムーズに降りれた
のが嬉しかった。なんとなくイメージがつかめた気がする・・。

しかし、電線を支障するような枝は木の上部にあり、ツリークライミングで登るには、より高い場
所にロープを掛けなくてはならなかった。何度かトライしたが、細かい枝がどうしても邪魔で上手
くロープを掛けれず失敗。
この枝さえ電線をクリアーして落とせたら・・だっただけに悔いの残る一日だった。



ある程度は落とした枝払いも高所作業はまだ苦手である・・・

★ 見えて来た技術・・・
今回の依頼は、自分なりに学習・勉強した二日間だった。
先ずロープで木に登ることや登った木からチェーンソーで枝を落とす事も始めての経験だった。
障害物をかわして切り落とす難しさ、木に登るだけでも「高所恐怖症」の自分にはしんどかったが
不安定な場所でチェーンソーを扱う難しさも体験出来た。でも何度か試す内にロープへの信頼感と
高度への恐怖心は収まり、あとは空中でのチェーンソー操作さえ習得すればこんなジジィでも出来
るかも知れないと思った。

わが家の居間にもトップロープを設置出来る支点を作ったので、日々練習はこれからの課題になっ
た。

結局、依頼された伐倒の一部しか終わらず、申し訳なかったが新年を迎えてからもチャンスを見て
残りの作業を終えたいと思っている。

切った木は薪に出来る樹木なので大いに助かった・・・。