楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

タブレット純 〜レトロな異端の芸人〜

2024年06月09日 | 日記

沼田町の『夜高あんどん祭り』 2011.8.28


文化放送の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」の木曜日に「タブレット純」という一風変わった芸人が登場する。

浅草の寄席でムード歌謡漫談、声帯模写など今は聞かれなくなったレトロな芸を披露していて、ネタに入ると野太い声に変わり、そのギャップで笑いを取る。


ラジオを聴いていて、突如、沼田町のほたるの里キャンプ場でのことを思い出したことがあった。

2011年の8月に自転車旅で青森のねぶたを彷彿とさせる沼田町の「夜高あんどん祭り」を見て町の公園にキャンプ泊し、次の日にほたるを見にキャンプ場に向かった。

夜の8時頃に高い闇を舞うほたるの大群を眺めた後、祭りのイベント会場を通りかかり、大きな帽子を目深に被り、足を組んでギターの弾き語りをしている歌手の演奏に引き込まれた。

甘いムード歌謡とギターのテクニックが素晴らしい。会場にはファンのペンライトが蛍のように揺れていた。誰だろう、こんな山の中に・・・。

翌日の帰路、街のポスターで〝元マヒナスターズ〟の文字を見つけ納得したのだった。


〝マヒナスターズ〟にリーダーの和田弘が亡くなるまでの2年間、和田が名付けた「田渕純」という名で所属していた。その時のニックネームの〝タブ純〟から芸名を決めたという。当時27才、今50才。

最近、発売になったタブレット純の『母よ』を聴いて〝あの時の声〟だと確信している。


「ゴールデンラジオ!」では女性のようにか細い声で〝街頭録音〟的なコーナーを担当し、大竹まことの突っ込み全開だ。

今は寄席の漫才中継も無い。このような芸人がいることにホッとする。



※漫談芸などはユーチューブで見ることが出来きます。



寿都町の希少な丼

2024年06月07日 | 日記










田植えが終わってJAの農作業支援は暫く無い。
天気も良いので道内で獲れるのはここだけという寿都湾のしらすの丼を食べに行ってみた。

余市町まで高速道路を使って2時間半、途中、トンネルを出るたびに空模様が変わって小雨にも2度遭遇したが目的地の寿都町「しらす会館」の前浜はきれいに晴れ上がっていた。


しらすが揚がった時は〝黄色い旗〟が上るそうだがこの日はあいにく無し。
店主に聞くと、最近は獲れなくなっているが、冷凍流通技術が発達して本州産のものが生と変わらない品質で提供できるようになったとのこと。
この日は和歌山産だった。

しらすは魚の稚魚の総称で、寿都町ではコウナゴの稚魚を指す。一般的なイワシのしらすと比べ油乗りがよく、苦みが少ないなど希少価値が高い。
漁期は4月25日から始まり7月末まで。


早速、「しらす海鮮丼」と「しらすマグロ丼」を注文。どちらも2,000円とレアな丼にしては安い。海を眺めながらトロっと甘味の広がるしらすを味わった。

帰りに黒松内町のぶな林の中にある温泉に浸かり、支笏湖を眺めてプチ観光ドライブだったが、気温も少し上ってきて、そろそろ自転車で近郊にキャンプに出掛けたくなった。



カキ



支笏湖 風不死岳 2024.6.6  18:30


茶番の極致

2024年06月05日 | 日記
政党のトップ同士が合意したのに提示する法案は違っていた。
そんなことがどうして起きるのだろうか不思議でならなかった。

維新の会が要求する政策活動費の公開を受け入れるかわりに、その対象を50万円超とすることは実務者が岸田首相に念入りに説明したはずだ。
にも拘わらず・・・。岸田首相が説明を理解出来なかったか、無視したか、何らかの〝手違い〟があったかの何れかだろうと考えていた。


しかし、謎が解けた。〝手違い〟だったのだ。
自民党は50万円超のまま維新の反対があっても衆院で可決し、参院で修正後、手続きに基づき衆院で再び審議し、50万円超を外した法案で可決し直すというシナリオを描いていたが、茂木自民党幹事長から反対されてドタバタ劇になったというわけだ。TVニュースショーの政治部記者が明かした。

岸田首相のグリップが全く無くなっていてガバナンスが崩壊している。


このような国会対策は岸田首相も「合意」の際に知っていたはずである。維新も、政治部記者もこうしたことは知っていたはずだから関係者総掛かりの茶番の極致である。

事程左様に政治資金規正法の改正は裏金問題の解明を置き去りにし、国民無視の政局決着をしようとしていたわけで、こうした「自民党政治」に決別しようと蓮舫参院議員が東京都知事選に立ち上がった。政権交代のためにも重要な決戦である。


岡田幹事長もようやく「連合は自民べったりの小池都政を認めるのか。」とけん制した。蓮舫参院議員が共産党の支援を受けている点を連合の芳野友子会長が問題視していることを踏まえた発言だ。

立憲は連合などに捕らわれず、国民を向いた市民連合を組織して大同に就くべきだ。








免許更新

2024年06月02日 | 日記
後期高齢者の仲間入りをして、免許更新に認知検査が加わった。
第二の職場が自動車学校だった友人Sから「ネットに問題が出ているから目を通しておけ。」と言われて調べてみたら警察庁のHPに検査内容と〝暗記絵柄〟が4タイプ出ていた。

今年から点数は知らされないことになったが、講習・検査を受けた12人全員が別の日に行われる場内実技に進めることになり、過日、通過した。


先週でこの辺りの田植えが終わった。
T農場に出掛けた時に無理して狭いところを通ろうとしてトラクターのウェイトの鉄球にドアを擦ってしまった。色番のペイントを買ってきて、まぁ目立たないようになった。

次は3年後なので78才になる。
今乗っている車は走行距離はまだ6万キロ台だが2年後に車検を迎える。
ペンキの筆先を往復させながら、そろそろ免許返納の時期かなと思った。



2024.6.2  6:45    恵庭を囲む山々   右から恵庭岳、紋別岳、風不死岳、樽前山













長谷川岳参議院議員の威圧的行為

2024年05月31日 | 日記
自民党の長谷川岳参院議員(北海道選挙区)の官公庁職員への威圧的な言動、行為が連日の報道で明かになっている。

かつての職場の道は昨年度までの5年間で、知事や職員が出張して長谷川氏と面談した回数が計1488回、旅費が計約1億2387万円に達したとの調査結果を明らかにした。


長谷川氏のみとの面談は276回、計約2031万円。
単純平均すると週1回、長谷川議員だけのために上京して説明、打ち合わせを行っていたことになる。

もし、吉幾三氏が航空機内でキャビンアテンダントに威圧的な言動を取っている長谷川議員と遭遇し、自身のユーチューブで取り上げていなければ今も続いていたのではないか。


在職中、道議会の開会中に道議会議員に呼ばれて案件の説明等を求められたことはあったが国会議員に直接呼ばれることは相当の上層部は分からないが、周囲で見聞きしたことは無かった。

むしろ農業団体とともに選出議員に農業振興案件で地域情報を提供し、バックアップをお願いすることの方が多かったように思う。


副知事、部長が呼ばれれば案件に詳しい担当課長らが随行するし、課長が呼ばれれば補佐、係長らが随行する。

当然、庁内では都度、内部打ち合わせが行われるので恐らく〝長谷川マター〟などと話題になっていただろう。

5年間、表に出なかったことも驚きだし、今の横暴な政と隷従する官の関係を如実に物語っているように思う。


BBCが報道して国内メディアが堰を切ったように報道し始めた芸能界の事件があったばかり。

鈴木直道知事がここにきて長谷川議員に2回の是正申し入れを行っているが、税金の公平な使い方として適切かどうかの判断はもっと早くに出来たのではないかと思いながらニュースを見ている。

すわ、詐欺メールか・・・。

2024年05月29日 | 日記
巧妙なネット詐欺が横行している。注意しなければと思っていた矢先、数日前に使っているカード会社から不正使用を思わせる連絡メールが届いた。

利用時間は午前6時43分、金額は7,700円、利用先は「Visa加盟店(買い物)」。
いつもは〝Amazon〟とかの具体的な利用先が明示されているのでヘンだなぁと思った。


全く覚えはないが、メールの宛先がカード会社に登録しているハンドルネームになっているので詐欺メールとも思えず、「身に覚えのない明細でお困りの方」のバナーをクリックした。

ページは普段見ているものと変わらず、進んで行ってカード番号を打ち込んでから不安になって中止。
念のためカード発行会社の対策ページを調べたら、「カード番号は絶対に記入しないこと。」とある。

しまったぁ!
直ちにカードの停止措置を行い無効化。

ひと息入れて、Myページから利用履歴を見ると該当は無いが、時間差がある場合もあるので疑いは消えない。


朝食を食べながら妻と話をしていて突然思い出した。
6月末に期限が到来するパソコン・セキュリティソフトの自動継続料金の引き落としだったのだ。
翌日、マイクロソフト社から手続き完了のメールが届いた。

やれやれ、高齢者には生きづらいネット社会だ。
新しいカードは1週間で届く。

井上道義さん、楽しませていただきました

2024年05月27日 | 日記
今日は農作業支援もなく、井上道義さんの札響定期演奏の余韻に浸った。



札幌交響楽団661st  定期演奏会2024.5.26  円形配置


名古屋フィルのスタッフさんが札幌Kitaraホールに遠征して、音の素晴らしさに驚いたそう。

オーケストラは通常は指揮者を中心に扇形に演奏者が配置されるが、5月26日の札響定期演奏会は指揮者を真ん中に、取り囲むような円形配置で演奏が行われた。

曲目に昨年の5月に名古屋フィルでも井上道義氏の指揮で演奏されたクセナキスの作曲による「ノモス・ガンマ」あった。名古屋フィルのスタッフさんは円形配置のアドバイスと聴き比べで来ていたのだろう。
満席だった。


武満徹作品も初めて見る配置で、「地平線のドーリア」は雅楽のような静謐さがホールに満ち、「アステリズム」はピアノとの静けさがやがて音の爆発となり、Kitaraで初めての経験だった。

「ノモス・ガンマ」の作曲者のクセナキス(ルーマニア)はフランスで活躍した数学者・建築家にして第二次世界大戦の反ナチスの闘士であり、曲は何となくそんな雰囲気。円形配置は指揮者の指定である。

最後はラベルの「ボレロ」。
円形配置で初めて聴いた。音の洪水の中で札響との指揮が60回に亘る道義さんが躍っていた。

カーテンコールが鳴りやまず、最後にステージから飛び降りようとポーズして会場を沸かせた。いつもサービス精神が旺盛である。


井之上道義氏は今年末77才で引退する。14才の時に指揮者を目指し、その時の自分のままで終わりたいという願望があったという。

推測だが、複雑だった両親との関係の中で、育ての父に感謝の気持ちを伝える機会を失い、作品にしたかったオペラを企画・上演し終えたこともあったのではないかと思っている。

反骨精神旺盛で天才的な閃きを感じる人だ。



「地平線のドーリア」




「アステリズム」





「クセナキス」






「ボレロ」







※写真は札幌交響楽団公式Xより掲載。



我が家の〝田植え〟

2024年05月25日 | 日記
昨日(24日)、T農場さんの田植えが終わった。まだ育苗ハウスのビニール撤去などの作業が残っているが、当方の作業支援は終了。
来週はもう一軒のT農場さんだ。

久しぶりにAさんと朝の自転車散歩をした。気温はかなり低い。


2024.5.25



2024.5.25

今日は貰った苗を例年の如くプランターに植えた。
昨年は初めて正月のしめ飾りにしてみた。8月の一瞬の小さな白い花を観るのが楽しみだ。


ラジオによれば本州ではお米が不足していて値段が急騰しているようだ。
昨年の酷暑で暑さに弱いコシヒカリの品質が良くなかったことやインバウンド需要などが原因という。さる牛丼チェーンでは輸入米とのブレンドも考えているとか。

先日改正した「食料・農業・農村基本法」は国の安全保障の最も基本となるべき「食料自給率」をいろいろな「指標」のひとつに〝格下げ〟してしまった。
ミサイルに回す金はあっても農業政策の優先度は低い岸田政権だ。

今でもカロリーベースの食料自給率は38パーセントと低いが、タネと肥料と飼料穀物が海外から入ってこない事態になれば10パーセント程度に落ちるという試算もあるようだ。

異常気象や国家間の紛争でいつそうなるかも分からない不透明な時代。
次の選挙では農業政策をきちんと訴える政党、人物を見定めたい。

田植えに太陽フレアの影響 ?

2024年05月24日 | 農作業ヘルパーの記

    小型トラックの苗と田植え風景  2024.5.22


猛烈な南東の風の中で田植えが進んだ。
上空を航空機、自衛隊戦闘機が向かい風の中、新千歳空港をめがけて飛んでゆく。

田植え作業は育苗ハウスからの苗の運び出し、田植え機への積み込み、空の苗箱の洗浄、納屋への運搬などが分担して繰り返される。


昨日(5/23)、残り田んぼがあと5枚となったところで田植え機が自動運転の信号を受けられなくなって中断、午前中はハウスの片づけを行い、午後から手動運転で田植えを再開した。

自動運転では田植え機の上で苗の補充を手作業で並行して行えるが、手動運転では一旦、田植え機を止めなくならず効率が少し落ちる。


急遽、機械屋さんが呼ばれたが、近隣で同じような現象が起きているとのこと。原因不明。〝太陽フレア?〟で話はもちきりになった。
そうだとすると身近なところにも影響を及ぼしているということか。


今日で田植え作業は終了し、12棟ある育苗ハウスのビニール撤去作業が3日間行われる。
当方のT農場の作業支援は本日で終了。さて、ガンバルか。







【参考】農業新聞




今日から田植えの手伝い  

2024年05月22日 | 日記
周りの水田で田植えが始まっている。例年並みだ。
JAの作業支援事業で先週15日だけ〝ゴミ上げ〟に出掛けた。

水田に水を入れて代掻きをすると前年の収穫の時に出来た細かい藁くずが風下の角に集まる。それを大きな熊手で掬う。指にマメが出来た。


昨日(5/21)から24日まで、この4年間ずっと出掛けているT農場さんの手伝いの予定だったが、雨と風で中止になった。

20ヘクタールの水田の半分以上に苗が植えられ、今週いっぱいで苗づくりのハウスの撤去も含めて今年の田植え作業は終わる見込みとのこと。

今朝は霧が立ち込めているがさて、頑張ろう。