これってやはり化石? 私のライフスタイル!

ひともすなるブログなるものを、われもしてみむとてするなり

両親の法事 ・・・・ 四月の思い出 その1

2017-04-28 | いずれは終の棲家


今月ももう終わりだなぁと思いながら、うれしかったことを二つほど ブログに残しておこうと思います

一つは 母の三十三回忌と父の七回忌を一緒に執り行ったことです

法事は 私たち夫婦と妹とこじんまりと行うつもりでしたが、息子に話すと息子家族も参加するとのことでした

そこで 妹を通して 妹の子供たちにそのことを伝えると 甥っ子たちも来てくれるというのです

母の命日は 三月十二日 父の命日は 四月六日 

法事は いろんな事情で四月一日に決めましたが、年度末で 甥っ子たちは日程の調整に大変苦労したと思います

我が家は夫婦とも同じ県出身で しかも 鹿児島ときているので、喜怒哀楽はしっかりと出てしまいます

子供たちも同じです

私の妹は東北の人と結婚したのですが、性格や生き方が真逆で お互いの求めるライフスタイルが反対方向で 結局二年前に離婚しました

妹の子供たちは 両親のまったく違った性格や考え方のいい面だけを受け継いだようで とてもバランスのいい大人に育っています


妹の長男は新潟住まい 昨年の十一月に子供が生まれました

妹の次男は秋田住まい 二月に入籍し、六月に式を挙げます ( 恋愛だと 一緒に住み始めるのが 挙式よりも早いのも 珍しくなくなりましたね )

長男は家族三人で 参加、 次男も夫婦で参加してくれました

どちらも飛行機を二度乗り継ぐ長距離です

妹の長女は アメリカ人と結婚してアメリカ在住、わがプーさんは今はフランス在住

女の子の翼のほうが 大きくて自由に舞っているようです


日頃住んでいない鹿児島の家に少し早めに帰り、寝具の準備をしたり、庭の掃除や家の掃除など 忙しかったものの 楽しい準備でした


私たち夫婦は 終活も少しずつ進めているのですが、昨年地元のお寺の納骨堂を買ったこともそのひとつです

私も夫も墓参りは義務というより 好きなことの一つですが、自分たちが元気なうちは 今の墓を守って 管理が出来なくなったら 墓をしまうことにしたのです


よって まずは 将来子供たちの曽祖父母や祖父母が入るだろう納骨堂のお披露目と、そのあと、墓参り

お墓は お寺の敷地内ではなく、集落の中の共有地にあります

そして 自宅で法要となりました

集合写真はあちこちで撮りましたが、お寺の前で

 




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帯のお直し 2本 ・・・・・  袋帯と名古屋帯

2017-04-26 | 着物
3月のあるお茶の稽古の時ですが、先生の締められている帯が話題になりました

素敵な帯(お茶仲間からの回ってきた帯だそうです)なのに 垂れより下にお太鼓のあまり部分が見えているのです

『 付け帯にしてあって おかしな帯だと締めながらわかったけど、しょうがないからそのまま締めたのよ 』

そんな話でした

捨てようかなと言われるので、『 もっと締めやすい形に直せると思います 』 と 余計な一言を発してしまいました

そんな流れで次のお稽古の時に 持ち帰ってきました

反物からの着物を一枚仕立て終わったので、気分転換に お直しに取り掛かりました

しかし 預かった帯は 腹(胴部分)とお太鼓に分かれている二部式ですが、手先があとからお太鼓部分に縫い付けてあります

その位置がどうもおかしいようで、取り外しました

柄をうまく出せるように二重太鼓を作ってみるのですが、どうもきれいにできません

柄を優先させれば、お太鼓ぶぶんの余分な長さを折りあげると 枕をする位置よりうんと長くなるのです

ほどよく折りこもうとすると、柄がほとんど隠れてしまいます

知恵の輪を扱うような気分でいろいろと形作ってみたものの うまくいきません

やむえずほどほどの柄だしで 折りこむ分量もたっぷりにして お太鼓の形を作って縫いとめることにしました

手先は お太鼓に縫い付けましたが、こちらも長さが余分にあり、10㎝ちょっと切り捨てることにしました

胴部分を巻いた後、お太鼓に帯枕を入れて背中にしょって、垂れの部分を仮紐で押さえた後に、手先をお太鼓に入れてもいいのですが、もっと簡単に手先をお太鼓の中に通したまま背負って帯揚げで留めてもいいようにしました

 


糸で留めたのは4カ所です

裏から見た様子と 横から見た様子で、糸で留めた部分がかわるでしょうか?

お太鼓の折り返した部分が動かないように4カ所留めました


私も 締めにくい帯を1本 切ってしまいました

この帯はたれの部分を捻じっても 折りあげても 堅くて 私の背中に馴染まず 締めていて締め心地の悪い帯でした

出番がないより 切って締めやすくしちゃえ! です



この二部式の帯の作り方は 和裁の先生に習いました

きれいに畳んでしまえるところと、お太鼓の形が自由に作れるところが気に入っています


帯を胴に巻く部分と お太鼓を作る部分と 手先に三分割したあとに、お太鼓と手先を縫い付けます



三角に畳みやすいように、一カ所糸で帯幅を二つに折った所で綴じるだけです

習ったより お太鼓の長さと手先の長さを幾分長めにして 角出し風にも結べるようにしてあります

二部式にすると、帯をそのまま胴に巻いて締めてお太鼓を作るより どうしても締まりが悪いので 好きではないのですが、柄だしがうまくいかず 着物を着た後、帯結びで時間を取られたりするよりマシかなと割り切るようにしています

もうひとつ、着物からリフォームして作った帯も二部式に仕立てています

こうやって 二部式帯がどんどん増えていっている気がします 
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琉球絣の胴抜き仕立ての着物 ・・・・ 4 / 2017

2017-04-25 | 着物
着物を一枚仕立て終わりました

着物の柄の中で いくつか好きな古典柄があります

一番好きなのは 麻の葉柄

次が 雪輪

そして 七宝や亀甲や燕の柄です

古典柄というか 昔からある柄で 日本独特の美意識で長く日本人の中に受け継がれてきた柄です

ツバメの柄は 置賜紬で一度 袷を縫いました

でも はやりツバメといえば琉球絣か浴衣か

で 数年前に買い求めた琉球絣をやっと仕立て上げることが出来ました

縫ってみて 米流とよばれる山形の紬との違いが自分なりにわかったような気がします

あくまでも2枚だけを比べての話ですが

最初に縫った置賜紬は 手にしなやかで針の進みも軽かったような記憶があります

体にまとってみてもそんな感じです

今回の琉球絣は 置賜紬よりごつい感じで、しっかりとした打ち込みでした

結果、縫いやすさにさほど違いはないものの、肩から脇 そして裾に続く耳のくせとりに苦労しました

毎回 縫うものが違うけど それなりに苦労が生じる私の仕立てです

胴裏はなるべく少ない分量にしたかったので、おはしょりで腰ひもにかかる位置より若干上になる辺りまで

衽の裾回し寸法にほぼ合わせました

しっかりと合わせたつもりだったのですが、仕立て終わると若干違っていました

身頃への止め付けは 表の糸で 表をちょっとすくって、そのまま裏をすくって、一針進むときは胴裏の折り山を潜るやり方です

折りくけよりしっかりと表地に留められるような気がします



同系色の背ぶせを手に入れるのに苦労しましたが、使ったのは後の内揚げより30cm足らず下までです


季節はそろそろ単でもよさそうな陽気になってしまい、この春に出番があるかないか、

それでも いつでも袖を通せるように、しっかりと押しを終わりました

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天ぷら鍋を新しく --- 40年使って限界となりました

2017-04-24 | さよなら mono モノ 物
社会人になったときに、母から 片手鍋を大小二つ、南部鉄の鋳物を月替わりでとっていた物の中から未使用の天ぷら鍋を準備してもらいました。
テフロンのフライパンもありました。

以来使い続けて40年、こびりついた油膜をこそげ落としても、取り切れず、とうとう煙が鍋の外肌から立ち始めたので、新しくすることにしました



揚げ物は場合によっては、多層鋼のフライパンや片手鍋ですることもあるものの、やはり専用が一つは欲しい

悩み抜いてダブル天ぷら鍋に変えてみました

同じサイズの深なべが2つセットで、コシ網が間に挟まるタイプです

揚げたあとの油をコシ網を使ってもう一方の鍋に移すと、次回はその濾された方の鍋ですぐに揚げ物が出来るという説明に、惚れ込んで?
いや、よろめいたような

そこで やはり40年前のオイルポットも処分



ついでに 綺麗だけど、出番のないホーローの鍋も処分です



まるでむかしのホームドラマで使われていたような鍋でしたが、柑橘類の加工やお酢を使った料理もステンレス鍋でやってるし 持ち続ける理由もないと 断捨離となりました

新しい天ぷら鍋は 今はピッカピカですが、いつまでこの美しさをキープ出来るやら



深さがたっぷりあり、揚げ物していると 内側の鍋肌にもたっぷり油が飛んでいます

深い鍋を選んで良かったと思っています

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背伏せなテープが無くて、足踏み --- マイナーな仕事とつくづく思う

2017-04-07 | 着物

先月末から、琉球絣の仕立てにとりかかっています

湯通しを頼んだ時から、胴抜き仕立てにしようと決めていたのですが、背伏せのテープを準備し忘れていました

オカダヤ系列の手芸店に電話で取り扱いを確認すると、正絹は取り扱いなし

蒲田のユザワヤで以前買ったことがあったので、書道の筆などもついでに買いましょうと出かけました

ところが、色がありません
胴裏と同じ白で包むことも考えましたが、白も在庫切れ

徒労に終わりました

帰宅して、背伏せのストックを見ても、やはり白は無し

もちろんネットでも探したのですが、背伏せ一つ買うのに、バカみたいにお高い送料が設定してあります

ベンベルグの白があるので、異素材ですが、これでしましょうと一旦は決めました

でも、ここで一つ手抜きをすると、これから先どんどん手抜きをしてしまいそうです

やはり思い直して、京都のいとやさんに電話をしました

いとやさんは和裁関係ならほとんどの物が揃えてあるし、背伏せも何種類もあります

琉球絣なので少し厚めの背伏せぬのがいいかなと思っての相談でしたが、リボン背伏せを勧められました

リボン背伏せは、私も好きな背伏せです。何しろ縦に反物を裁断して作ったテープでないので、地の目が通っていますし、ほつれません

いとやのウェブサイトは、あまり親切なサイトではないのですが、ご主人はとても親切な方です。
私はここで椅子式の和裁台を作ってもらったのですが、もう14年も前の事になります

それでも顧客名簿と購入履歴はすぐにわかるようになっているらしく、名前を言えば、過去に買ったものや 住所なども直ぐにわかります

今回も裁ち台の話までしてしまいました

折角なので、追い追い無くなりそうなものをついでで注文しました



写真の物が全てで、送料込みで4千円ほどになりました
送料は二百円ほどでした

私はプロの仕立て士ではないので、いとやさんからそんなに頻繁に買い物はしないのですが、買うたびにお値段が上がっているような気がします

どんどん仕立てをする人も数も減って、メーカーさんも単価を上げざるをえないのでしょう

つくづくマイナーな趣味だと思うこの頃です
プロの方はもっと大変な事でしょう

今回は買ったものに一つずつお値段を書き込みました
次回と比較するためです

今朝外に出ると、昨夜の荒らしで満開になる前の桜が風にちぎられて地面で濡れていました

来週あたりから日中の気温も一気に上がりそうです

胴抜き袷をこれから頑張って仕立て上げても、この春に袖を通すチャンスがあるのかなぁとも思うものの、頑張りましょう



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