これってやはり化石? 私のライフスタイル!

ひともすなるブログなるものを、われもしてみむとてするなり

テーブルソー ‥‥ ソーがついても 縫物ではなくて

2015-11-23 | いずれは終の棲家
二か月ほど前のこと。
眠れぬままに いろいろと考え事をしていたら、急に木工がしたくなりました

そこで、『 はやりあれが欲しい! 』 と つぶやいたら

珍しくトトさんが反応して 何が欲しいのかしきりに聞くのです

言っても 一笑に付されるだろうと 最初は濁していたのですが、しつこく聞くので

『 テーブルのついた電動丸鋸が欲しい。 あれがあれば、私でも木工が出来そうだから 』 と 言ってみました

すると、実はトトさんも欲しかったのだという

一般的には おとこのすなる木工なのだから、さっさと買って 上手にいろいろと細工をしてくれれば 嬉しいのに どうやら 背中を押してもらいたかった?

翌朝 早くからネットで検索して 私にいろいろと説明しだしました

あまりにも安いい商品だと おもちゃの域を出ないような気がして そこそこの商品を検討

そして読者のレビューを参考にして 一つのテーブルソーを選びました

やっと届いて 梱包を開けて 組み立てに要したこと 半日 ‥‥ トトさんの仕事

傍らで私は 『 一歩間違えば 凶器にもなりかねない道具だから 慌てずに慎重に! ボルトはしっかりと締めて!』

組み立て終わって 試しに板をカットしてみると なんと簡単に綺麗に切れることか ‥‥ 私も簡単に使えそう

カットされた断面もすべすべに近い状態で やすりの必要もなさそうです

私は まずは 味噌麹の発酵器が作ってみたい

棚板も増やしたい

庭用の作業テーブルも作ってみたい

楽しそうなことが次々に浮かびます

で、欲しいと言っていたトトさん 何に使うのか 一言も聞いてないなぁ

ソーイングマシン(ミシン)に 比べてはるかに安い買い物でした


E-Value 木工用テーブルソー 255mm ETS-10KN
クリエーター情報なし
イーバリュー(E-Value)


トップの画像は アマゾンさんからお借りしました 
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11月の着物の覚え書き

2015-11-13 | 11月 着物
11月最初のお茶の稽古は 炉開きと先月のお茶会の慰労会

加えて 私の許状拝受ということで、先生のお宅でしたが 訪問着を着ました

一つ紋を社中の中で自分だけが着るのも少々憚られてのことです

トトの母様から譲り受けた一式です

帯は唐織で 柔らかくて締めやすいお気に入りの一本です

着物は比較的新しいのですが、帯は私が結婚する前から母様が持っていて 締めていたものです

母様の着姿を見て あの帯素敵!と思ったこと覚えていて 私に譲られたときは 感激でした


袖無双の長襦袢に袷という組み合わせは 炉開きには少々暑くて 汗ばむほどでした

しかも袷の道行きまで着て


お茶に関しては 始めたころの思いよりも もっと様々なことに積極的になってきて 楽しく 自分なりにというか我が家なりに続けられることを感謝しています

今指導していただいている先生に出会えたことも とてもよかった




9日 昨日日曜日の冷たい雨が上がっていたので 着物を着ての外出

選んだ着物は 先月末着た菊の花柄を織り出した大島紬 帯は染めの真綿紬の着物から仕立て直した 作り帯です

作り帯は どうしても後ろの太鼓の表情はのっぺらで そこをどうにか工夫したいと思いながら 思っているだけの自分です

長襦袢は 二部式で袖無双 下も居敷当てがついた袷に準じたもので 蒸し暑くて失敗の組み合わせでした

しかも雨上がりの泥除けを兼ねて 単のつい丈のコート
を着て出かけたものの 途中で脱いでしまいました




追記

10日 鎌倉鶴岡八幡宮 巴会へ

鶴岡八幡宮では 巴会という茶会が毎月10日にあります ( 数年前までは1月と8月を除いて すべての月でありましたが、現在は回数が減っているようなことも聞いています)

鎌倉に宗家のある宗偏流 表千家 裏千家 の三席が標準のようです

春には煎茶のお手前もありましたので どの流派とは決まっていないのかもしれません

今回久々に お茶の先生とご一緒して行ってきました

こちらは当日にお茶券を購入すればいいので、行くか、行かないかはぎりぎり当日朝に決めればいいので お気楽なお茶会です

ただし ゆっくり行ってお茶券が完売となっていたら残念なので、行くときはいつも三席のうちのどこかの一番に入れるように 朝早い出発になります

10日は生憎の霧雨でした

気温も下がってきたので、ポリの色無地でも持っていれば好都合なのですが、私は持っておらず、少々の雨でも大丈夫なように大島紬に雨ゴート、カレンブロッソの草履

お天気が悪かったので 出足が悪いのか いつもよりゆったりとした感じでした

最初は 宗偏流 隣の部屋が表千家だったので、続けて表のお茶席へ

今回 裏千家のお席は場所が酒心亭 ‥‥ こちらは 鶴岡八幡宮のゲストハスだそうです

宗偏流のお席では お軸が見事でした

もちろんお道具も素晴らしいものばかりが使われています

表千家の席は 席主のお道具だけではなく、社中の方がみなさん道具を持ち寄っているとの説明でした

裏千家の席では 使われている菓子器が面白く楽しいものでした

炉の釜や炭の様子を最後に拝見したり、正客や次客のお茶碗を拝見して 手に持ってみたり 拝見もいつもよりゆっくりと

大寄せの茶会では 正客が決まらずにもたもたと気まずい時間が流れたりするのを何回も経験していますが、今回は早い時間だったので、予め正客も決めてあったりで その辺の流れもスムーズ

3席3千円の巴会は お茶をいただきながら いろいろと勉強できるありがたい茶会です



前日に着た長襦袢が写真に写りこんでいました

大島紬ですが、お茶会なので せめてもと思って帯は袋帯を締めました

長襦袢は二部式 下着はあしべ織




11日 お茶の稽古

前日とかわって からりといい天気になりました炉開きは先週の土曜日でしたが、私がお手前するのは炉では最初の日です

初炭手前は 7日にしましたが

和巾のお点前と盆点のお点前の準備がしてありましたが、私は半年ぶりの炉でのお稽古になったので、包み帛紗での濃茶の稽古

帛紗から薄器を出した後の帛紗の取り扱いが出来ずに もたもた

お薄は 貴人点

盆点では 拝見の仕方の復讐をして、流し点の客の会話の稽古も




この母様の着物を仕立て直したものは お稽古にはちょうどよいのですが、ひざの部分が擦り切れてしまうかもしれません

にじったりするとき、なるべくひざの当たりで畳とすれないように用心はしているものの お稽古なので 限界があります

二部式の長襦袢は 変え袖を一番薄い生地で仕立てた無双袖をつけました

前回 しっかりと目の詰まった重い生地で仕立てた無双袖を付けたところ、袖が重くてじゃまっけでした





















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単の着物 2枚完成 ‥‥ 夏用と冬用

2015-11-12 | 着物
暖冬と予報されている今年の冬ですが、さすがに今朝は冷え込んで、外の風は冷たく冬が近いことを感じます

今日 ウールの単の着物を仕上げました

仕上げた着物の出番もすぐにありそうです。

先週の水曜日に 反物をスチームアイロンで地直しして、裁ちと印つけを始めて 1週間ほどかかりましたが、私にしては早い方

この着物は 昔母が腕が長くて体が細い私の体用に工夫していた仕立て方を真似ました

背縫いを肩から2尺下がった位置から下は2cmほどの背縫い代をとってあります

こうすると 袖付け部分の傾斜を緩やかになります

背縫いと脇縫いと衽付けはミシン縫い

縫い代の始末は 耳ぐけです

ざっくりした感触のウールの織物なので、すべりよさと防寒を兼ねて 手持ちのキュプラ(ベンベルグ)の裏地を思いっきり使いました

肩当と居敷き当ての間は1寸空いているだけです

この裏地をつけるのに一般的な仕立ての単よりは 二日は余分にかかったと思います

キュプラの裏地は裁ち目からどんどん綿のような繊維がほつれてくるし 滑りやすいし 自分でもなんでこんな厄介なことを考えたんだろうと後悔しながらの針仕事でした

柄は笹の葉っぱのようなものが織り出されていて 地色は青みがかったグレイです

70代まで確実に着れそうな 地味な色と柄です

最初は同系色の裏地を使うつもりでしたが、せめて裏だけでもきれいな色にしたほうがいいように思えて エンジ系の赤を使いました



柄は




もう一枚は 5月半ばから9月頃まで着る縮緬地の単です

こちらは 取り掛かってから3年ほど経過

鎌倉鶴岡八幡宮の巴会の茶会の帰りに 先生と一緒に入ったリサイクル着物の店で見つけたものです

単のお稽古着が欲しいと思っていたころで、着丈は全く足りなかったものの 内揚げがたっぷりあったので、半額で5千円というお値段に惹かれました

もうひとつは 着用感がほとんどなかったことと、お仕立てがうっとりするほど綺麗だったことです

でもアバウトな目測で寸法を読んだのは大間違いで 身幅がどうにもこうにも狭すぎました

街着にはどうにかセーフにも思える身幅でも お稽古には無理でした

そこで 恨めしくも全部解くことになりました

洗い張りの手間とお金をかけるのも悔しくて 解いたあと自分でアイロンかけての仕立て直し

新反から仕立てるより3倍は余計な時間がかかったことになります

解いてほってあったものを 9月の後半からとりかかり のんびりと縫っていたところ 二か月も要してしまいました

お稽古着なので、付いていた居敷きあてをそのままつけました

丈を出す前は 内上げの部分から下全部が覆われていましたが、丈を出したので、衿先から2寸ほど上がったところまでしかありませんが、補強にはなるし 単部分が多いので暑くなくてかえってよさそうです



色といい 柄といい ウールと似ています

こちらも地味な一枚



早くても来年の5月まで出番はないので、しっかり押しが効きそうです


単の仕立ては 165㎝ほどの着丈の着物では くける部分が長くて くけるだけで飽きがきてしまいます

縫いながら 袷が仕立てたいと思うことでした

コメント (2)
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10月の着物の覚え書き

2015-11-10 | 10月 着物
10月からは 着物の暦は袷着用ですが、この温暖化のすすむ中では 袷の着物は出番が少なくなってきています

自分の遊び着や家着では 袷という枠にこだわらずにいるものの、お茶会ではルールに縛られている自分です

10月2日は 妹関係の用があって 宇都宮へ

見かけは袷だけど、胴(背中部分の胴裏を)省いて仕立てた胴抜き袷の着物に長襦袢は 二部式で下は絽 上は袖は紗でした

最近 着て帯を締め終わってから 全体の雰囲気で帯揚げの色が気に入らず 変えたりするのですが、この日は時間切れでそのまま 妹のところへ。

帯と同系色の帯揚げを持ってきたのですが、ミスマッチのような気がしました

そこでバッグに違う帯揚げを入れていきました


 


10月3日 一泊して 帯揚げだけ交換しました 


妹の家は 一階に姿見などなく、リビングの上半身だけ映る鏡をチラ見しながら着付けたら やはりそれなりの着付けにしかならず (2階には 大きな姿見があるらしいのですが、面倒でした)



↑が帯揚げを変えた帯回りです

こちらの合わせ方が 私好みのようです

10月4日 川崎大師で茶筅供養と お茶会

   この時の着画は 別記事

10月7日 お茶の稽古



   今年の夏に 亡き母の帯を持ち帰ってきたものを締めました

   漆箔の名古屋帯ですが、色がシックで しかも締めやすい

   一体どのくらい昔の帯なのでしょう

   長襦袢は やはり二部式で 下は絽 上は紗の変え袖で

   お稽古は 立礼。 18日のお茶会の段取りなどの打ち合わせや準備に追われた一日でした

10月18日 地区の催し物での茶会

   スコッチガード加工してある膨れ織の色無地一つ紋に お茶会御用達の箔屋清兵衛 草木染袋帯

   生襦袢は二部式で やっと単の組み合あせ

   亭主を3回 半東3回 着付けお一人様 お直しお二人様の忙しい一日でした

   大きな失敗なく終わることができて、私の中で節目の一日でした
   

  
   

10月23日 お茶の稽古

   中置の勉強

   流し点と重茶碗

   今年の春先に トトの母様の着物を 洗い張りして マイサイズに仕立て直したもの

   帯は博多八寸を銀座結び風に

   長襦袢は二部式で 単の組み合わせ

   

   いつもあわただしく着画を撮るのですが、この日の一枚を見て わが身の姿勢の悪さにびっくりしました

   姿勢は鏡をチラ見しただけでは気がつかないもので 写真を見て反省することがよくあります
    
10月26日 正倉院展

10月28日 お茶の稽古

   円荘と貴人清次の薄茶の稽古

   着物は大島紬に 亡き母の名古屋帯 色が錦の山のようでこの季節に締めたくなる帯なのですが、ズルズルと滑りやすく お太鼓の形が作りづらい帯です

   それでも洗い張りして 芯を変えて仕立て直したいほど好きな帯です

   


10月31日 卒業以来の中学校の同窓会

   10年ほど前から声をかけてもらっていた中学校の同窓会

   なかなか日程が合わずに不参加でしたが、還暦節目の今年が最後かもしれないと連絡を受けて 初参加してきました

   たまに連絡を入れると 何名か集まってくれる幼い頃の有難い友達です

   一番お気に入りの 雪輪が織り出されている大島紬を 汚れるのを覚悟して着ました

   帯も 汚れてもいい覚悟の名古屋帯

   どういうふうに汚れるか ‥‥ 宴会スタイルだと興にのった友人たちは 私の背中に手をかけたり 肩に手をかけたりしてくるのです

   宴会だから 当然指が汚れていて そういう時にきた着物はしばらく経つと 肩や背中に汚れがシミになっていたりカビていたり  ( 数回経験済みです )

   だから 悉皆行き覚悟の着物です

   四十数年ぶりにあったあのころの同級生は 私も顔を覚えていたり 名札を見れべば思い出したり 楽しい時間でした

   しかし びっくりぽんだったのは タバコOKだったことです

   私の着物は 昔の夫のビジネススーツの臭い(二十代はスモーカー)のようなものがしっかり籠ってしまい

   やはりお手入れ必須になりました

   朝早い出発だったので、まずは着物着て 化粧して

   その後 朝食準備は水屋着を羽織って

   




   洗える着物生地で縫った水屋着の上下は 洗濯も手軽で家で重宝しています

   この日の帯揚げは トナカイを染めたものでしたが、着終わってから失敗だと気づき、ホテルにチェックインして会場に出かける前に 部屋で帯を締めなおし帯揚げを変えました



   着物を着始めたころは 少ない手持ちを一生懸命工夫して 着物と帯と小物の組み合わせを考えていたのに、だんだん横着してテキトーが増えていると思うこの頃です
 
   10月になって さすがに着物を着る回数が増えているのがわかった 着画の記録です 

   
   



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変わらないことの辛さ ‥‥ 映画「アデライン 100年目の恋人」を観て

2015-11-09 | 映画 ドラマ
ひと月も前から 観たいと思っていた映画なのに、なかなか時間が取れなくて

上映情報をチェックしたら、今週木曜日までとなっていたので、今朝映画館まで行ってきました

始まりは 9時15分

朝早い平日の館内は 客は10人にも満たず 静かな中で どっぷりと映画の世界に浸ることができました


主人公はいつくかの偶然が重なって 年を取らない体になってしまうのですが、彼女には一人娘がいました

幼かった娘がどんどん成長していくのに 母親の彼女の外見が変わらないので 国家権力とかが彼女を狙うようになります

Xファイルとかのテレビドラマの内容と重なってくるお決まりのパターンです

そこで 娘とも別れて 一人だけの逃亡の日々が始まるのです

永遠の命を手に入れた人の悲しさというか 絶望は 愛する人と一緒に暮らせないこと

愛する人やペットが老いて死んでいくのに 自分は年をとらない 

自分だけが年をとらないという孤独さを ヒロインがとても感情豊かに 表情豊かに演じていました

主人公のアデラインが100年の間に着る服も 見どころで とても素晴らしかった

彼女の姿勢の美しさも 冒頭から目を奪われてしまいました

ラブストーリーだけど お一人様で見る映画としてもお勧めです


トップの画像は オフィシャルサイトから拝借しています



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足袋の巾詰め … ひと手間をかけてみました

2015-11-03 | 身の回りの小物 手作り
10月4日は川崎大師で 茶筅供養と、お茶会でした

朝 洗い立ての足袋を履こうとしたら 足袋の先がうっすらと擦りきれています 😢

呉服小物のセールで買った足袋を袋から出して はいてみると ブカブカ 

違う袋を開けて、はきなおして出掛けたのですが、その足袋も大き目で 草履の鼻緒も緩い 足袋もブカブカで会場までの往復が歩き辛いものでした

そこで 足袋の幅詰めを自分でしてみようと思い立ち 足袋を手に取ってちょっと思案です



足袋は甲の部分で内側の布を外側の布で挟んで縫ってあるので、そこを詰めることにしました

ぶかぶか足袋を履いて、どの程度詰めればいいのか、寸法を確認です

履き口の縫い目を解いて、裏返しました。

適当な寸法なので、左右が同じようになるよう 左右同時進行です

ミシンで二度縫いして 余分な縫い代をカットし、履き口をくけて完成させました



1時間ほどの作業でできました。その後 お茶のお稽古で履いています

指先はいじってないので 緩いし 足首回りも緩いのですが、履いた時の形はずいぶんよくなったし、歩きやすくなりました。

でも千円ほどケチってお直しする自分が 道化のように見えます

まだ幅詰めをしなければならない足袋(最初に開けたセール品)が もうひとつあるのですが そちら足袋の底も大きくて どうしようか悩んでいます
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2015年 正倉院展 と 興福寺

2015-11-02 | 10月 着物
今年の正倉院展が始まる十日ほど前の夜、急にトトさんが 

『 正倉院展に行ってこよう!』 と言い出し、では一泊で 宇治の平等院も見たいと言ってみたのですが、

『 この時期 京都は外国人観光客で混雑しているし 宿も取れない 』 と 却下されました

さらに

『 朝 早く起きて出かけるから 起きなきゃ置いてきぼり! 早く行って さっとみてさっさと帰ってくる 』 と 意地悪連発です

開催日三日目の26日に行ってきました

正倉院展は 5回目ぐらいですが、何回行っても飽きることなく 満足できる展覧会です

開館とほぼ同時に入ることが出来ました

正倉院の中の宝物は 日本の宝どころか 世界の宝です

聖武天皇と光明皇后の暮らしていた時代(8世紀)の物を 自分の目で見ることが出来るとは ほんとに奇跡といっても過言ではありません

展示された飾り物や道具から 高貴な方の当時の生活がしのばれます

鏡の裏側の装飾の美しいこと

そして 今回はその鏡を入れておく箱も展示されていました

漆皮とよばれる動物の皮で形をつくり 漆で塗ったものだそうです

ちょっとみただけでは 皮とは想像もつきません

紫檀木画槽琵琶の裏面の美しい模様は 見ていてため息が出るほどでした

そして石でできた縦笛と横笛

石の中をくりぬいて音が出るようにしてあり、笛の回りは文様が刻まれていました

石なのに笛のデザインは竹です

一体どのような道具で石の中をくり抜いたのでしょう

七夕祭りで飾り 願い事がされたのではないだろうかと説明のある 装飾用の大きな銀製の縫い針も今回は展示してありました

七夕に お針が上手になりますようにと 針を飾り付ける ‥‥ 七夕生まれの私が 縫物好きなのもちょっとは関係ありそう

何回か前の正倉院展でも展示されてあった古文書の一つは 徴税基本台帳の一部

この台帳の内容の細かさと縦横整然と書かれていることに 日本人はほんとに昔から几帳面だったんだと 前回見たときと同じ感想が出てきます


前回(5年前)の正倉院展よりよかったねと 夫婦で語り合って会場を出ました

予定では地下のレストランで早めの昼食をとるつもりでしたが、西側ピロティに設けてある茶席で一服お抹茶をいただいたら小腹も満たり、どんどん混雑してくるので早々に博物館をあとにしました



奈良国立博物館内の庭園にある茶室 八窓庵を見ながらの一服でした

中は非公開ですが、外観と庭も十分に美しい


興福寺にも立ち寄り 国宝ごろごろの国宝館で 再び阿修羅像にご対面もかないました

なんとも魅力いっぱいの阿修羅像です

まるでサラリーマンの出張のようなあわただしい奈良でしたが、濃い鑑賞が出来て素敵な一日となりました


この日の着物は 前日関東では 木枯らし一番が吹いて 震える寒さだったので、盆地の奈良も寒かろうと 今秋初めての無双袖の袷仕様長襦袢に藍染の縮緬の袷に 袷の道中着にしました

家を出るときは 寒かったものの 日中の奈良はコートは必要なしの気持ちのいい秋晴れでした



朝5時過ぎに撮った着画の後ろ姿はピンボケ

帯は母が締めていた漆箔の名古屋帯 ‥‥ 今回初めて締めましたが 締めやすくてお気に入りになりそうです

どうってことない組み合わせなのですが、帯揚げは鹿ならぬトナカイが染めてあるもの

めったに帯どめは使わないものの 手作りの馬の絵の切手をデコパージュしたブローチ転用の帯どめ

柔らか物を着ての旅行は 初めての経験でしたが、最後まで着崩れることなもなく過ごせました










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