これってやはり化石? 私のライフスタイル!

ひともすなるブログなるものを、われもしてみむとてするなり

雨の日の着物 … ウールの単衣に雨コート

2012-03-25 | 着物
よく当たる天気予報が土曜日は若干ずれたようで 昼過ぎまで霧雨でした

水曜日の買い物で揃わなかったもので デパートで取り寄せてもらった物を受け取りに行く予定がありました

久々にプーさんと横浜です

シャワー浴びたり 化粧したりとおしゃれに一生懸命なプーさんを見ていて ちょっとからかいたくなり 
「わたしも 着物なんぞ着て行こう」 と 言うと

「外見てご覧なさい! 雨降っているでしょ。 今日は着物はダメ」と かなり強く反対するのです

しかも数年前のことまで持ち出してきました。

二人で外出したときに (私は普段街着ぐらいの民芸紬を着ていました)楽器屋さんでピアノを見ていたら とんでもなく高価な輸入物を盛んに勧められて 二人とも大汗かいたことがあるのです

その時は 私が着物着ていたから 私たちの懐具合を大きく勘違いされたのです(そうとしか 考えられませんでした)

プーさんは 「こんな日にまで着物なんか着て出かけると またまたとんでもない高価な物を勧められる」というのです

そこで 「ハハハ 大丈夫 ウールの着物着るし コート着るから」と言ってなだめて 強引に着てしまいました

うーんと身軽に長襦袢も省略し 帯も先月縫った半幅帯締めて 雨コート着ました

用を済ませて 二人でコーヒー飲んで デパ地下でちょっと試食しながら買い物するだけの 簡単な外出でした

それにしても 横浜はいつもすごい人です

その喧噪にいささかうんざりしてしまいました

「ねぇ みんなショッピングバッグ持って 買い物した人ばっかりよ。 しかもこんなに人が多くって。 一体どこが不況なのかしら」 とは プーさん

土曜日だし 新学期が始まる前だし そんな色んなことが重なっての人の多さかもしれませんが ちょっとしたもの(靴のインソール)を買おうとしたプーさんは レジの長ーい行列にすっかり買う気をなくして また棚に戻してしまうほどの混雑ぶりでした

夕方はさすがに雨も上がり ちょっとひんやりした夕暮れの中の帰宅になりました

そこで またも急いでセルフで写真



後ろ姿は 割り角だしなのですが コーヒー飲むときも 電車の中でも背もたれにもたれていたので 案の定つぶれていましたし 締めたときより下に幾分下がっていました

これも腰に補正をしていると 防げたのかもしれません



このウールの着物は三十年ほど昔のものです

母が着ていました

それを私サイズに丈と裄を出したのですが 体に沿いにくい生地なので いつも着る着物と同じ裄でも 短めに見えています

上に羽織るものを考えると これ以上裄だしは無理だし 長い腕が恨めしいところです




 
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名古屋帯結びのお助け道具 … フィッシュクリップと伸縮包帯で手作りしてみました

2012-03-23 | 着物
なかなか帯のお太鼓柄が決まらない名古屋帯を 道具を使って工夫してみました

この八寸の名古屋帯は柄がとても好きなのに うまく柄を出せずに これまでも途中で諦めたこと数回

色んな理由があるのでしょうが 自分で思うに 太鼓のタレがきちんと決まらないのもその一つに思えました

枕をして背負った後 タレの位置を決めてお太鼓を形作っていくうちに タレが動いてしまうのです

そこで タレが動かないようにしたらどうだろうと思い 枕をして背負った後 タレの両端を包帯を結んだクリップで挟んで前で仮止めしてみました

すると これまで決めにくかった柄が簡単に決まったのです



太鼓のタレの両端をはさんだ包帯は 帯の胴部分の下側(おはしょりの辺り)で仮結びしておくので 手の始末も楽に出来ました

月曜日に着た着物に合わせたときと比べて きちんと柄があいました



鏡で後ろ姿を確認して 満足して出かけた昨日のお茶のお稽古でしたが…

帰ってきて 『そうだ 写真撮らなきゃ』と また帰宅直後にセルフで撮りました

それを今日確認して またも唖然



衿あわせの胸元が無惨に崩れている

お茶のお稽古で何回も懐紙出したり 袱紗出したりしたからでしょう

最近はコーリンベルト無しで 帯の下は博多の伊達締め一本だけなのですが それも胸元が崩れている原因でしょうか

しかし 一度やめたコーリンベルトを また使いたくはないし … コーリンベルト無しだと ほんとに着物をゆったり着ることが出来ることをここ一年近くの着付けで実感しているのです

ほかにも色々と気になるところは数あり 着物着てお手前の練習は かなりの修行が必要と痛感した一枚です


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今日の着物 … 楽しんで着てはいるものの 

2012-03-22 | 着物
朝一番に横浜のデパート行く用があり 着物を着ました

家の中から見る空は 冷たさもさほど感じられないので 白い結城紬です

帯は 柄ゆきが好きで買った物の なかなか綺麗に結べない八寸の名古屋帯

コートは 一度も長着で着ることがなかったものを解いて 道中着に仕立て直した物

自分ではまぁこんなものかなぁとそこそこに満足し 横浜で用を済ませて帰ってきたところで 着替える前に写真をセルフで撮りました

そして 撮った写真を見て びっくり

サザエさんばりのおっちょこちょいの私は 昨日プーさんが出した彼女のカメラを使っていました

私とプーさんは 1年違いで買い求めた同じメーカーの同じ機種なのですが 設定が違っていて 全部白く写っているではありませんか

ソフトで修正しても 随分違ったイメージというか 色が違っていて残念

それに 何を慌てていたのか 風にあおられたぼさぼさ頭に 歩いて少々着崩れた着物姿

まあ それはいいとして 自分で好きな着丈と決めた道中着が正面から見ると 思ったより短めなので 残念



さらに 後姿は
コートを羽織っているときに 気になって後ろの襟元を何回か直したのですが 着ているうちに衿が後ろに抜けるのです

洋服の場合は 衿が後ろに抜けるときは 後ろ着丈が不足しているのですが 着物でも同じなのかなぁ

製図というか 裁つ時に ちょっと考慮しなければならないなぁと 思っているところです

そして 帯。



今日は 自分ではお太鼓部分の柄を合わせられたつもりなのに 写真を見ると 少々ずれている



この帯は 太鼓の柄を合わせると 胴の前の柄がずれる困りものです



今日は道中着は着たままだったので 帯は一目には触れていないのですが 明日のお茶のお稽古にもこの帯を締めたいと思っているのですが きちんと決められるかちょっと不安になってきました
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着物に合うバッグ … おけいこバッグを作ってみました

2012-03-18 | 身の回りの小物 手作り
先月に縫った半幅帯の残りでバッグを作ってみました

裏全体に厚めの接着芯を張り 裁断

さらにバッグの口部分の裏側には インサイドベルトの接着タイプも重ねて張って 張りをもたせました

バッグの中に物を入れると 安定感が出てバッグが自然に立つ感じにするためです

中袋は 革のバッグが痛んできたので処分したものの 持ち手とか中袋はとってあった物の再利用です (どんだけケチなんでしょう!)



しっかりしたナイロン製だし 両側にポケットもついていて 一行程省くことが出来ました

持ち手は茶色だったので 黒色を合わせたくて 革の持ち手だけを新たに買いました



革用の麻ひもで半返し縫いで縫いつけましたが 革用の鋭利な針先で指を3カ所も刺してしまう難行 (もうしばらくは したくない 

材料費は 革の持ち手が3割引で764円 麻の糸と革用の針が507円(こちらも3割引)

麻の糸はたっぷり残っていますし 針は永久に使えそう


このバッグ 使い道は一つだけの予定です

2月から個人の先生宅で裏千家の茶道を習い始めたのですが 諸々のおけいこ道具を入れるためのバッグです



大きさは 深さが30センチ 幅が29センチ マチが10センチです

最初は もう少し大きめのバッグを作る予定でしたが 手抜きの中袋のサイズに合わせて小ぶりになってしまいました

茶道は三十数年前に表千家を ほんのちょっとかじっただけ

ほとんど忘れているのですが 全く知らないわけではないのが 仇になっています

混乱してしまいます

ただとてもいい先生に巡り会えたようで 今回は長続きしそうです

表千家のおけいこは ほんのちょっとだけで 初めてのお茶会の手伝いで嫌になってしまったという苦い経験があります

亡くなった母は 裏千家でした

母が使っていた物 使おうと思い買ったであろうに 手つかずの物などが出てきました

母の道具を使って お茶を点てたいと思ったのがきっかけです

美味しいお茶を点てられるようになりたいと 素直に願っているこの頃です
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マーガレット・サッチャー … 待望の映画を観る

2012-03-17 | 日々の雑感
昨日 待ちに待った映画 マーガレット・サッチャーを観てきました

息子が自立してから アカデミー賞の話題で盛り上がることもなくなった我が家ですが 映画好きは相変わらずです

先月末にハリウッド版ドラゴン・タトゥーの女を観に行ったときに 予告編でこの映画のことを知りました

ドラゴン・タトゥーの女は 一人で観にいったのですが 歴史や政治物が好きなトトを誘えば 一緒に観るのかなと思い 誘うと 案の定のってきました(笑)

劇場は川崎 チネチッタ 初日だったのに 館内は50人もいなかったような
アカデミー賞で二つも賞をとった作品なのに ちょっとびっくりでした(週末や 女性の割引デーの水曜日は混むのでしょうが)

映画は現在のマーガレット・サッチャー(八十代後半)が牛乳を買いに来ている小さな食料品店から始まりました

一瞬メリル・ストリープが演じているの?と 疑いたくなるような変身ぶりです

マーガレットをどんな時にでも支えてくれたはずの夫デニスは すでに亡くなっているのに それを受けとめていないらしいのです

デニスに話しかけたり 話しかけられたり あるいは デニスの遺品を何一つ整理出来ないでいる 認知症に陥ったマーガレット

世界に名を轟かせたアイアンレイディが 妻としての立場 母親としての立場をいくつも犠牲にしなければならなかったという 特に夫デニスへの想いが全編に流れていて 泣かされました

もちろんマーガレット・サッチャーの首相になる前から 首相になった後のことも 回顧録のような形で描かれていて 
そうだわ そんなこともあったなぁと 当時を思い出しながら観る映画でした

詳しい内容は 是非 映画で。


それにしても メリル・ストリープって 凄い女優です

私が彼女を知ったのは 「クレイマー・クレイマー」からですが 以後 目の離せない大好きな女優になりました

「愛と哀しみの果て」では ロバート・レッドフォードの存在が薄っぺらく感じられたし 「マディソン郡の橋」での中年女の体型を作り上げていた

「母の眠り」での演技も怖いぐらいでした 「マンマ・ミーア」での唄いっぷりにも 度肝を抜きました

「プラダを着た悪魔」でも 主演女優をくった演技


今回も アカデミー賞でメイキャップ賞もとったぐらいですから 私たちの記憶に残るマーガレット・サッチャーに素晴らしく化けていますが
メーキャップだけでなく 歩き方や動作一つ一つが80代の老女になりきっている

話し方は言わずもがなです


メリル・ストリープも結婚し 子供は4人 出演する映画は いつも話題になるものばかり 
そればかりか 様々な慈善事業などにも関わっていてまさしくスーパーレディです

最高のキャスティングだと 納得の映画でした

※ トップの画像は 映画「マーガレット・サッチャー」の公式サイトから







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大根おろし器の買い換え … 今度はセラミック

2012-03-09 | その他
我が家の大根の一番お手軽な食べ方は 大根おろしです

そのせいか 大根おろし器の消耗も激しいのですが 以前は粗品にもらったものやスライサーのセットに組み込まれているものも よく使っていました

いわゆるプラスチック製です

そのぐらいのもの(道具)で不自由も感じていませんでした

ところが 数年前のことです

『おろし金の使い勝手が悪くて いろいろと探していたら とてもいい物を見つけた。 使ってみるとやはりすごく使いやすいので お姉さんにも買って送ってあげる』 と 妹からおろし器が届きました

妹の言うところの使い勝手の良さとは 器が二重になっていて 大根の余分な水分の水切りが簡単に出来るところでした

おろし専科 DA-1204
クリエーター情報なし
貝印


おろし具合もとてもよかったし ほんとにそれまでの水切りが不要になって一手間省けて重宝していました

ちょっと多めにおろすときはスピードカッターを使っていたのですが その出番も随分と減って ヘビーユースしていました

そんなせいか とうとうおろし金にヒビが入ってしまいました

『おろし金にヒビが入り 均一に大根がおろせなくなったし おろしにくい』 と 夕食時にトトに話題にしたところ

『そんな高い物じゃないんだから すぐに買い直せばいいじゃない』 とのたまうのですが

粗品や100均でも手に入る品に 千円以上も出費するのに色々と悩み 躊躇する私です

続けて トト曰く

『セラミックにしたらどう? セラミックなら 京セラが一番いいよ』と 飲み屋かどこかで仕入れた?情報で さらに勧めるではありませんか

トトの勧める品を買えば 夕食時に大根とおろし器を渡して 『大根ちょっとおろしてくれない』と 頼んでも 気持ちよくおろしてくれるかな?との密かな願いも込めて 京セラの大根おろし器購入となりました

京セラ セラミックおろし
クリエーター情報なし
京セラ


おろし具合のよさとか 大根おろしの味のよさは 職場での利用でわかっているのですが これまで使っていた水切り一発の便利さはありません

もし 水切り一発の便利さをもう一度使いたいときには 貝印から出ているおろし専科も買ってしまうかのかぁ

しばらく使ってみて また報告したいと思います

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梅は匂えど … 梅を愛した母の命日近し 寺参り

2012-03-04 | ふるさと
3月12日は 母の命日です

母が亡くなって今年で28年でしょうか 昭和58年のことです

私は1歳半になった息子を抱え 妹は1月に生まれたばかりの娘を抱え その当時の田舎の風習に従って行った父の生家での葬式の後片づけに追われていました

父は覚悟していたものの 葬式を出した後は嘆くばかりで茫然自失の状態でした

乳飲み子を私たち姉妹でおぶったりしながら片づけていたのですが そのとき 庭から父が声をかけました

『二人とも 出て来てごらん。 庭の梅が悲しいまでに美しく咲いている』 父は泣いていました

梅の花は母が好きだった花でした

夫婦で梅の木の接ぎ木の仕方を習ったりして 田舎の広い庭には地植えされたり 鉢植えされたりしている梅の木がずいぶん増えていました

私たち姉妹は 母が亡くなった後の様々な対応に心底疲れてもいたので 泣く暇もないといった状態というか 父のような悲しみを受け止められずにいました

そこで 父のその『庭の梅の花が悲しいまでに美しく咲いている』という言葉に妹が切れて 父とけんかになってしまいました

父の嘆く気持ちは重々とわかっていても 『よくも淡々と雑用をこなせるなぁ』という父の思いを 言外に感じていたのでした

以来私たち姉妹は梅の季節になると当時の父の言葉を思い出すようになりました

その後も 梅の木の管理だけは一生懸命にしていました

ところが二年前の冬に 父から私に相談がありました

『鉢植えの梅の木を 近所の人やいとこやお世話になった人にあげたいと思うが どうだろうか』 という内容でした

もちろん父は 『こんなにたくさんの大きな鉢植えがあっては 後を次いだおたかさんが苦労するから』 とも言ってくれました

私としては 『お父さんの好きなようにしたらいいわよ』 というしかありませんでした

そうして 父が愛して慈しんだ庭からたくさんの梅の木の鉢植えがひとつふたつと消えていき 今では6鉢ほどになってしまいました

私は結婚以来ずーっと集合住宅暮らしなので庭木の手入れをしたことがありません

去年の夏 暑い中妹がボウボウに伸びていた梅の枝の剪定をしてくれました

そんなに坊主にするの? と心配するほどでしたが 季節が巡ってくると 見事に次々と花が咲き出しました

そんな中 今日は少し早いのですが トトと二人でお寺に行ってきました

妹から届いたお供えに添えてあった手紙に

『梅は咲いていますか? お父さんと二人で笑い語らっているでしょうね』 とありました

私も同じようなことを思っていました

写真ではよくわからないのですが 白いしだれ梅の木に 赤い梅の枝が接いであります

接ぎ木をしたのは30年ほど前のことでしょうか 赤い花の枝は下の方です

下の枝は 妹がほんとにばっさりと切ってしまったので 咲いている花も少々

今年はもう少しのばしてあげましょう

父と母が一本の梅の木にいるような気のする今日でした



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