これってやはり化石? 私のライフスタイル!

ひともすなるブログなるものを、われもしてみむとてするなり

温泉タオルで 手作り台ふきん…(使いやすくて 始めて十数年です)

2009-03-24 | 日々の雑感
先週の 箱根一泊温泉旅行で 一人の友人がチェックアウト前の部屋の中で、
アメニティの薄いタオルを  「私はこれを持って帰って、ふきんや台ふきんに使うの」
と いい、そこから、手作りの台ふきんの話になりました。

私も「もちろん 二枚に切って、端をほどいて、裁ち目を挟み、
ミシンかけして台ふきんつくっているわよ…しかも2枚になるし」
と 何気に言ったら、その方法にえらく感心してくれて。

自分で当り前のようにしていることが、よそ眼は目新しいことは ままあるけれど、
まさか こんなことがと思ってしまいました。


私も このタイプの台ふきんを使い始める前は、頂き物のハンドタオルなどを台ふきんにしていたのですが、
色付きだと 漂白もままならず、形もバラバラで使い勝手に不満があったのです。

自宅用のタオルにするには 薄くて物足りない 
この使い捨てタイプ?のタオルを二つ折にした状態は、
手洗いしやすいし、絞りやすいし、
漂白すれば 白さが戻るし、使い始めてやめられなくなりました。

そこで 今回、その温泉アメニティタオルのリフォーム方法を 写真に収めてみました。


自分では あまりにも 簡単で、記録するほどのことでもないと思いつつも、
多分 プーサンもその行程は 想像もせぬまま、
引出しから 次々と洗い上がりの台ふきんを取り出しては使っていると思うのです。


温泉タオル ① タオルを二枚に切り離します。




両端のミシン目をほどいたタオル ② 両端のミシンで始末してある部分を2㎝ほどほどきます。
  
  リッパーが便利です。



 
ミシン目をほどいたタオル③ あとの残りの糸は、引っ張ってほどきます。  頑丈な糸だし、ミシン目は粗いし、とても簡単にほどけます。


二つ折にしたタオル④ ほどいた端っこをひらき、裁ち目(ハサミで切ったほつれる部分)をのせます。



折り上げたタオル⑤ ほどいた部分をかぶせて、裁ち目を挟みこみます。



台ふきんの出来上がり!⑥ 粗いミシン目で 四角→四角に3周ほどして 出来上がり。

  もちろん最初と最後はしっかり返し縫いをします。




今回は もう一人の友人の置き忘れもまとめて、ミシンがけ。

ほどいてミシンをかけて仕上げるまで、ミシンかけの経験のある人なら、30分は かかりません。

ストックされた台ふきん 台所の引き出しに2枚の台ふきんを収めました。



私は このように ちょっと面倒でも 温泉で出されたアメニティのタオルは持ち帰り派です。(ほとんどの場合)

すぐに 台ふきんに 仕立てるわけではありませんが、
数がたまったり、ストックが寂しくなったり、粗品のタオルをいただいたりしたときに、ちょこちょこと作っています。

出来あがった台ふきんは お嫁ちゃんが持って行ったり、妹や実家への荷物の隙間にパッキング材代わりに入れたりして、行先でもしっかり奉公してもらっているようです。

コメント (7)
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抹茶と濡れ甘納豆のマフィン (マフィン色々)

2009-03-22 | 
ちょっと 外に出ると、おいしい菓子類が簡単に手に入るものの やはり 手作りしたくなることが あります。

 マフィン 焼き前 

今回は お手軽マフィン。

自分で作ると、甘さも加減できるし、何よりも材料がシンプルなのに 美味しさは 市販の比ではないこと。

 

材料 (6~7個分)


 A  薄力粉        130g  

     抹茶          5g
    ベーキングパウダー 小さじ 1
 バター            50g
 グラニュー糖         60g
 卵             1個
 牛乳            60cc
 濡れ甘納豆        50g  

マフィン 焼き上がり  ←影が入ってしまって



下準備

 
 ① 粉類は合わせてよくふるう
 ② 卵は室温に戻しておいたものを使う
 ③ オーブンは180℃に熱しておく
 ④ 牛乳は温めておくと作業がしやすい
 ⑤ 型の準備をする


作り方

 

① ボウルにバターを入れ、クリーム状になるまで、よく混ぜる。
 
② グラニュー糖を数回に分けて加え、白っぽくなるまでよく混ぜる。
 
③ 解きほぐした卵を、2~3回に分けて加え、その都度よく混ぜる。
 
④ Aの粉類と牛乳を、2~3回に分けて、交互に加えて混ぜていく。
  (粉で始めて粉で終わるように加えるが、さっくりと混ぜること
    粉 → 牛乳 → 粉 → 牛乳 → 粉 (→牛乳 → 粉 )のように加えていく
 
⑤ 型に分けて入れ、(型の八分目ぐらい)余熱してあるオーブンに入れて、

25分~30分焼く。(竹串を刺して 生地がくっついてこなければ 焼き上がり)
 
⑥ 焼きあがったマフィンは 型から出し クーラーの上で冷ます。
 

一番よくつくるバリエーションのマフィンです。

でもバターでなく マーガリンでも OK。
濡れ甘納豆でなく 普通の甘納豆でももちろん 

二日ほどで 食べきるならば、パウンドケーキタイプのバターケーキより 

こちらのマフィンが ヘルシーかな と 近年作る回数が増えているお菓子です。
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和裁のお稽古 事始め … 高校という現場 その2

2009-03-21 | 着物
鹿児島の高校での教員生活は 3年間で終わりになりました。


次の勤務地は 福岡の政令都市の市立女子高。

当時 普通科3クラス 被服科2クラス 食物科1クラス 保育科1クラス 家庭科1クラスという 

家庭科の教員だけで、20名ほどの大所帯の高校でした

そこで 家庭科をメインに担当することに。

学科が 多岐にわたっていたために 高度で専門的な内容を指導する先生方が大勢いらして、

夏休みなどの 研修案内も内容の濃いものが紹介され、

まだまだ新人の部類だった私は、休みごとに研修三昧が続きました。


私が現場で教えることは 和裁領域では 女物の単衣(浴衣)のみでしたが、

自らも教員経験のあった母は、「教師たるもの 一を教えるには 十の知識と経験をもって 臨むこと」

という考えで、結婚して子供もいた当時の私を 積極的にサポートしてくれました。


そんな状況の中、ある時、[職業和裁士の仕立ての方法の紹介と見学] といったような

内容の研修講座の開催案内があり、参加しました。


すべてをはっきりと覚えているわけではないのですが、

女物長襦袢の仕立て方の工夫というものが 今でもはっきりと頭の中に焼きついています。

なんと 男性が あぐらをくみ、掛け張りも使用せず、

足の指で反物の端を引っ張りながら、仕立てていました。

長襦袢のたて衿付けを 前見頃をたて衿で挟みづけし、

表に引き出すという作業をあっという間にしてしまいました。


あぐらを組んでの作業姿勢といい、その仕立ての早業といい、

プロの世界の無駄のない仕事ぶりに いたく感動したのでした。
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卒業させてもらえない! 夢の国TOUR

2009-03-19 | 日々の雑感
マゴチャンの為なら追っかけもなんのその!

昨日は一泊二日の箱根大人の旅を堪能出来ましたが、

今日は 一転して ディズニーランドへ。

朝6時半前には プーサンの運転で 家を出発、 途中 お嫁ちゃんとマゴチャンをピックアップして、一路 舞浜へ。


8時前にはパーキングエリアへ 車を入れることが出来たのに、

夢の国に入るのにさらに1時間を要してしまいました。

今まで経験したことのない 混雑ぶり。 夢の国どころか 休憩する場所もままならず、

あちこちでヂベタリアンして ファーストフードをほお張る姿が 痛々しく

この混雑ぶりを 改善しない限りは いずれ このテーマパークは見捨てられるのではと思うほどでした。


プーサンが小学校を卒業したら、ディズニーランドは卒業と思っていました。

でも それから 毎年 夢の国行きの同伴のご指名をたまわるのは なぜか 私。

心の中では うんざり気分の占める割合が大きかったものの、

いつまで続くか分からない プーサンからのご指名を 

有り難く受け止め おおいに遊ぼうと気持ちを入れ替えて、はや10年が過ぎてしまいました。

そして 近頃は オマゴチャンまで ご指名してくださりばぁばです。


同世代は とっくに この夢の国行脚を卒業してしまったのに、なかなか卒業証書を もらえないでいます。


本日も 浜風に身を震わせながら  夜のパレードまで遊んでしまいました。
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魔女三人は 箱根で大はしゃぎ

2009-03-19 | TRIP&TRAVEL
子供が縁で 知り合った魔女三人、箱根の温泉へ一泊の旅をしました。

陽気な魔女三人  子供たちはそれぞれの人生を歩み始めましたが、
            
                      魔女三人は 今でも年に数回は会って、子供の話抜きで饗宴を催しています。

今回は箒ならぬ 車で移動。

行先は 箱根の強羅。

飲んで 食べて おしゃべりして 温泉三昧して 魔女だけの旅は どうして こんなに楽しいのでしょう。

翌日は 
ガラスの森美術館へ。

イベントはカルネヴァーレ でした。

最初は尻込みしていた 奥ゆかしい友人魔女二人は 私の「トト抜きのお出かけはウーンと楽しいことやらなきゃ!」の一声に 

ではでは 我らに似合う衣装を マスクを と言わんばかりに のりのりでそれぞれ衣装とマスク選びです。


ここまで隠すと怖いものなし!  この季節の箱根にしては とても気持ちの良いお天気の中、庭園に繰り出し、

                      あちこちでポーズをとっては 大はしゃぎです。


そして 仙石から御殿場へ抜けましたが、道が御殿場へ下り始めると目の前に 雄大な富士が。 

この季節の春霞にも 黄砂にも負けず はっきりくっきりと姿を現しました。富士山


しかも 写真にはなかなか収めにくい富士山をカメラは見事にキャッチ。


今回の魔女の魔法はなかなかのものでした。
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和裁のお稽古 事始め … 高校という現場

2009-03-19 | 着物
東京の女子大を卒業し、鹿児島に帰った私が最初に赴任した高校は 農業学校で

女子だけの家庭科という職業クラスも二クラスありました。


30年前、家庭科という教科では「家庭一般」という課目しか知らなかった世間知らずの私は、

「家庭一般」のほかに 「被服1」とか「手芸」とか「被服2」とか、被服領域に限っても

多岐にわたっているということを現場の教師になって初めて知ったのです。

ちょっと記憶もあいまいになっていますが、教えなければならない実技は、

自分が大学で履修した内容よりも もっともっと被服製作中心でした。


さぁ 大変

毎日 授業やクラス運営以外の空き時間は ほとんど、専門書を片手に教材研究です。

新任という立場でもあり、勉強三昧の日々が続きました。

生徒は 3年間で 女物 男物の単衣、女物の袷長着、袷羽織まで、製作していました。

私が担当したのは、女物 男物の単衣。

90人ほどの生徒に それぞれの身長と体型に合わせて 寸法を出し、教えていきます。

一番の苦労は えり付けで、考えた挙句、2年目からは、脇縫いをする前に、

えり付けをさせるという 荒業を実践しました。


また、私の着物は母の仕立てで、衿繰り越しがつけてありましたが

高校の教科書は切り繰り越しで説明してあるし、

私が大学でならったのも 切り繰り越しによる仕立て方でした。


ヘラ付け(印つけ)は 見ごろ、衽、衿、掛け衿、袖とすべて丈と幅をしるします。

そして縫製に入っていくという手順でした。


しかし、その前に、複雑なところは 部分縫いという実習もあったような気がします。

例えば、褄下の額縁の作り方とか 袖の丸みの作り方とか えり先の始末の仕方とか…

作って 自分で着ることができない物は作らない、作らせないというのが 私のポリシーでしたから、

ほんとに どうしたらきれいな作品が出来るかを必死に研究して 実践させていました。

体型による寸法だしの違いなども含めて、ここで 単衣ものの仕立ての詳細を

自分のものにすることができました。


しかし あくまでも 学校で習って 学校で教えての段階でした。

その後、自分が習い教えている仕立て方でもない、母の仕立て方でもない、

職業和裁士という世界の仕立てがあると知ったのは それから5年ほど後のことです。
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豚バラブロックの和風ポトフ

2009-03-16 | 
豚バラブロックの和風ポトフ 中華風煮豚は久しぶりに作ったのですが、
                                  好評で あっという間になくなってしまいました。

久し振りに来た甥っ子やマゴチャンとママなど、みんながおいしいを連発してくれて、
作る方も作りがいがありました。


ただ、いつもは残って冷蔵庫でストックされ、繰りまわして料理するのに、
今回は量も少なく、一回きりでなくなったので、

プーサンに「もっと食べたかった」と言われてしまい…。


でもでも 続けて同じものを作ると、さすがに飽きてしまうでしょう。



ということで、今度は 豚バラブロックでポトフを作ることに。

この料理は 数年前に サントリー系の響というダイニングバーで 出会ったお品で、
とても美味しかったので、私なりに再現したものです。

いくつかある 豚バラブロックのレシピの中で、一番おいしいと言ってもらえるレシピになりました。

豚バラブロックの料理で一番大事なことは 不必要な脂とアクを取り除くことだと思います。

そこで 今回は 下処理の段階の画像を撮ってみました。


私は豚バラブロックは脂が多いので一番外側の脂は切り落としてしまいます。



豚バラブロック肉の和風ポトフ

今回の下処理の材料は

豚バラブロック肉    750g
ネギの青いところ    数本
ショウガ     1/2かけほど
塩         小さじ1
乾燥おから   大さじ 3程度


(作り方)

① 
  圧力なべに 余分な脂を切り落とし5㎝ぐらいの大きさにカットした

バラ肉を入れる。

肉の上にネギの青いところ、ショウガのスライス、乾燥おからを振りいれ、 肉がおおわれる程度の水をなべに入れ、塩も振りいれる。

② 火にかけ、圧力がかかってから、5分~7分(肉の大きさと圧力なべの種類で時間は調整)加圧して、火を止め、自然放 置して冷ます。

③ 2~3時間おいて蓋をあけ、余熱が残っているようだったら、氷をレードル1杯ほど入れて、

さらに温度を下げて、浮いている脂を白く固まらせる。  脂が白く固まった状態の鍋の中



 ザルで脂とおからを洗い流した後の肉 浮いた脂をさけるようにして、肉をザルに取り出し、熱湯をかけて、

さらに余分な脂とおからを洗い流す。

ここまでは、どんなブロック肉でもだいたい同じような下処理です。


圧力なべは毎日のように使いますが、加圧して冷却するのが 一番おいしい素材の使い方のような気がします。

一旦外に出た肉のうまみが肉に戻って、より美味しくなります。

だから、急いで料理する必要がない場合は 加圧後 蓋を開けずに次の日やさらに二日ほど日を延ばしても 中のお肉が傷むということはありません。



ポトフの材料

下処理した豚バラ肉   全量
メークインジャガイモ  人数分   メークインでなければ煮崩れます
モロッコインゲン     適量
エリンギ         適量
カツオだし    材料がかぶる程度
白醤油         大4
酒           大4
みりん        大3~4

食する時に

練辛子         適量

① ジャガイモの皮をむき、鍋に肉とジャガイモを入れ、
 ひたひたにかぶる程度の水と調味料すべてを入れ、強火にかける。

② 沸騰したら、弱火にして、ジャガイモが柔らかくなるまで煮る。
 途中でインゲンとエリンギを加える。

③ 煮汁が半分ほどに煮詰まったら 味をみて 足りない分を足し
 もう一度沸騰させて火を止める。

④ 皿に取り分け、練からしを添える。


ひと手間かけることで グーンとレベルの高い味に仕上がります。

新玉ねぎをホールのままで入れたり、ざっくりキャベツの大切りを入れて炊きこんでも また美味です。

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和裁のお稽古 事始め … 大学で習ったこと

2009-03-14 | 着物
大学の4年間の被服製作の必修は ブラウス1枚、スカート1枚、女物浴衣1枚、つけ帯一つ 
男物浴衣は 縫ったような 縫わなかったような。

後は選択科目で 被服製作を2年ほどしただけ。

私の行った大学は 作るということに関しては 
スキルアップは 文化服装学院あたりへの ダブルスクールを勧めていました。


私の場合は、「和裁はお母さんがいずれ教えてあげるから、せめて洋裁は 新しい知識と技術を 学んだら」と言われ、
和裁は単衣ものの製作で おしまいになりました。


しかし 着物への興味が なかったわけではなく、寮生活を送っていた4年間、
オフの時は ウールの着物を着たり 格子柄の大島を着て たまには 外出していました。

プーサンに そんな 当時の話をすると、
「まったく どんだけー お嬢様していたの」 と 呆れかえられているものの、
さほど まわりから浮いていた記憶もなく…。

単に 時代の違いでしょう。


そうして 教員免許状をとり、企業の内定を断り、高校の教員となりました。

教壇に立ったのは、小豆島の小学校 
       …… すみません。

そんなことがあろうはずもなく、鹿児島の南薩地方の高校でした。

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和裁のお稽古 事始め … 進学の時期です、まずはその辺りから

2009-03-13 | 着物
衽裏の印つけ この画像は 袷の小紋の仕立て直しです。

場所は衽(おくみ)で、裾まわしと胴裏の継ぎの部分。

小紋の仕立て直しですので、衽は褄下を逆にとりました。

(普通は裁ち目が褄下になり、耳側が身頃側になるのですが、逆にしました。)

衽の印つけ

この着物は 私が結婚する時、母の友人にお祝いにといただいたものです。

が、家で何度か 着てみたものの 一度も外に着ていくことのなかったもの。

理由はいつくかありますが、

一番の理由はこの手の着物を着ていく場所が若いころはなかったということ。
(小紋でも 大変おおきな柄です)

もう一つは、私の体に合わせて仕立ててなかったということ。

しかし、この歳になり、随分派手な柄と色なのに、無性に着たくなりました。

そこで、せっかくだからと、昨年、ほどき、洗い張りに出しました。

暮れに 仕立てにかかり、実際に縫いだしたのは、2月の後半からです。

途中、野暮用が続き、針をもつ機会がなかなかとれずに遅遅として進まない状態ですが、

今日 衿の綴じまでこぎつけました。


こうして洗い張りした着物を どうにか 仕立て直しできるようになったことを

感謝しながら、針を持っています。


それには いろんな人の助けと教えがあったからですが、
そんなお世話になった人を書いてみたいと思っています。

私の母は 大変器用な人で、和裁も洋裁も なんでもこなしていました。

頼まれて人様のものも仕立てていましたので、今で言うようなアトリエを構えてまではいませんでしが、
プロに近い技術で仕立てをしていたと思います。

私も小さい頃から 布遊びが大好きで 
家にある端切れを勝手に引っ張りだしては、袋物を縫ったりはしていました。

そして 進学先は 自分の最初の希望とは違いましたが、

女子大の家政学部被服学科なるところに絞り、すべてその学科で受験しました。
35年前のことです。

祖母と母の強い勧めがありました。 やりたかったことは 意匠学

洋服を縫ったり 和服を縫ったりすることは技術レベルをあげるために大学でやることではないという考えでしたし、
特にやりたいことではなかったのです。

しかし、意匠学の講義は 私が願っていた内容とはかなり違うものでした。

もちろん 自分で発展させていくという方法もあったのかも知れませんが、二十歳ぐらいの私には そんな貪欲さも知恵もなく。

そして意匠学に一番近かったのが やはり 作るということでした。
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シンプルだけど 本格! 中華風煮豚

2009-03-11 | 
家を急に留守にすると 食材がだぶつくのが困りもの。

今回も家に戻ると 冷蔵庫も冷凍庫も計画購入で買ったものの

計画的に消費しない食材が溢れています。

しかも 冷凍庫からは 半年ほど前に届いた豚肩ロースのブロック肉が見つかり
「あなたどこにかくれんぼしていたの」 なんて口走ってしまいました。
もちろん 豚肉は返事はしてくれません。

早速 煮豚にしようと決めました。

今回も美味しく出来ましたので、レシピ公開します。

中華風煮豚 (圧力なべで)

(材料)

豚塊り肉  750g~1kg
ネギ(青いところ)4~5本
ショウガ   50gほど
しょうゆ 酒 みりん が それぞれ1カップ弱
砂糖  50gほど


(作り方)

① 肉の計量  豚塊り肉は 250g前後に切り分け、場合によってはタコ糸で縛りまとめる。

② お湯を鍋で沸騰させ ①の肉を入れ、1分ほど加熱。 アクの出たナベ


③  調味料を全部 圧力なべにいれ、②の肉を移す。

 上にネギとショウガをかぶせるようにのせる。
 さらに肉がかぶるぐらいの量の水を足す。ここがポイントです。

④ 火にかけて、圧力がかかりだしたら弱火にし、7~8分加圧。

⑤ 自然放置して圧力を抜き、ふたを開けて、さらに弱火の火にかける。

  煮汁を煮詰ませていき、煮汁が少なくなってきたら、肉を回し、
  
  煮汁に浸っていない部分の乾燥を防ぐ。

⑥ 煮汁が半量になったぐらいで火を止める。 煮汁に戻した煮豚

⑦ 完全に冷めてからが、身がしまって切りやすいし うま味が肉に戻る。

⑧ 保存は調味液ごと蓋付きのボウルやジプロックなどに入れて。
  あるいは 調味液から出して、冷凍でもよい。

⑨ 調味液は冷めると 表面に豚脂が白く浮いて固まるので、 豚脂の浮いて固まった状態
 これを取り除き、さらに濾して冷蔵庫へ。

 次に作る時の調味液として足すこともできるし、中華煮物や麻婆豆腐やチャーハン ホイコーローなどの

 炒め物のうま味調味料として とっても使いやすいです。

 
 豚肉の部位は、モモ、肩ロース、背ロース、ウデ、バラなどどこでも大丈夫です。
 
 脂肪が赤身に回り込んでいる場合はタコ糸などで縛って型くずれを防ぐという ひと手間を。
 

 私はごちそうとしてそのまま食する時は 肩ロースを、

 チャーハンに入れたり、中華おこわに使ったりする場合は、モモ、ウデなどをと、使い分けしてます。

 八角を入れる場合もありますが、入れないほうが 後々の使いまわしがいいようです。



今日 作った煮豚は たまたま味をみた人が レシピを欲しがる 中々評判のいいレシピです。 
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