カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

天空のポピーと大霧山

2023-05-29 | ヤマのこと
2023.5.25(木)埼玉県東秩父村の大霧山へ


この山は山歩き始めたばかりの頃、外秩父七峰縦走で登った山
4年ぶりに開催されるという”天空のポピー”を見るのが目的の今日の山歩き。



一番早いバスに乗ろうと小川町駅下車すると、発車20分前にもかかわらずもう十数人並んでる!
みんな考えることは一緒なのか・・・平日なのにすごいなぁ・・・
満員のバスに揺られ”経塚バス停”で下車すると、民家の脇が登山口でした。



この日の天気予報は晴れだったのに、何やら暗い曇り空
それに暑いと思って薄着できたら、駅降りた時から寒くてびっくり。
登り始めは杉林なので黙々と登っていく。



いったん車道にでて、また山に入って分岐を過ぎ、ゆるくなったら新緑の綺麗な道になった



木々の間から見えた山は”笠山”と”堂平山”かな。あの建物が天文台っぽい。



そこからいったんぐぐっとおりて、ぐぐっと登る。
森の中に時々陽が差す、うんうん、もっと晴れて~



するとひょっこり大霧山の山頂に着きました。



山頂に着いたらまた曇った・笑
正面に両神山、遠くに浅間山が見えていました。



ベンチで一休みしていると次々人が登ってくるので先へ進みましょう、
あの集落はどこかな?



粥新田峠(かゆにた)へ降りたらそこからしばらくは車道歩き
ふれあい牧場の分岐に出たらポピー会場の案内板があったので道なりに下っていくと、



背後から車がどんどんやってくる!



狭い道、車にぶつからないように7,8分下ると駐車場に着いた。
なんと平日にもかかわらず駐車場渋滞?富士山ナンバーもあったりして、遠くからも来るんですね、
そんなに有名だとは知らなくてゴメンナサイ・・・



入口で協力金@¥500支払い中へ
駐車場側から入ってくると、花はほとんど見えなかったのでもう終わったのかと思ったら、



その下側の斜面が今まさに満開



ポピーを真剣に見たのは初めて



こんなにたくさんのポピーを見たのも初めて。



赤、ピンク、白、色んな色があるんですね



あまりの量の多さに目がバグる・笑
野の花以外はあまり興味のない私ですが、これは見て良かったな~って思いました♪
咲かせる方々も大変でしょう、4年ぶりに開催出来て良かったですね。



とにかく人が多いのと、お腹が空いていたのでさくっと一周して見学は終了
青空じゃなかったのが少し残念だったけど。
ふれあい牧場のソフトクリーム食べようかな、と思って歩いてきたけど並んでいるのでやーめた。



そこから先もしばらく車道歩きが続きます。
3年前に来た時、2019年の台風で車道は崩落、
この壁面も亀裂が入っていたけどきれいに修復されてた。



ずっと車道歩きで”二本木峠”
ここからバス停まで降りていくのは昨年秋に来た時と同じ。



下山始めると晴れるのよね・・・



途中で”七瀧抜戸大神不動尊”の滝を見学
水量が少なく、どこが滝なのかいまいちわからず・・・



民家の脇を降りると、穏やかなお顔の馬頭観音さま





田植えの準備をしている脇を通らせていただき、



登山口まで降りて終了



前回来た時に美味しかった柚子シャーベット食べようと楽しみにきたら、
なんと今日は木曜日で定休日でした、ざんねーん。



でもその2軒ほど先、バス停横にお店があるのは前回チェック済み♪
お店のベンチで私はアイス、ダンナは缶ビール(実はこの方が嬉しかったりする)でバスが来るのを待ちました。







【行程】新宿三丁目6:27ー和光市ー小川町7:57 イーグルバス小川町駅BS8:20ー経塚BS8:50 
    経塚登山口9:00⇒旧定峰峠9:50⇒大霧山10:20~10:35⇒車道分岐(大霧山登山口)11:05⇒天空のポピー会場11:10~11:40
    ⇒車道分岐11:50⇒(昼食)ふれあい牧場12:25⇒二本木峠12:57⇒登山口13:50⇒落合BS14:05
    イーグルバス落合BS14:55⇒小川町駅15:25 小川町15:35ー和光市ー新宿三丁目17:02

    ※累積標高差:登り774m 下り925m 距離12.9km
    ※経塚バス停は周辺に何もなし、落合バス停にきれいな公衆トイレ有
    ※天空のポピーは5/18~6/4開催 9:00~17:00 雨天の場合は閉園、午後から雨が降ったらその時点で閉園らしい



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佐渡島へ・観光編

2023-05-25 | ヤマのこと

アオネバ~尻立山編
金北山縦走編

2023.5.14(日)
最終日は朝から小雨、一日ずれてたら縦走は難しかったので今回は雨女じゃなくて良かった(゚∀゚)
前回佐渡に来た時に全く観光しないで帰ってしまったので、島の様子が全然わからなかったのが心残りでした。
なので今回は観光をしてから帰ります。



観光ポイントは”佐渡金山”とかいくつかありますが、全部廻るには一日では無理だし、
定期観光バスに乗ると、帰りの船に間に合わない、さて・・・と調べると路線バスで廻れるみたい。
行きたい場所を調べたらちゃんと接続しているし、一日フリーパスをスマホで購入すれば一人¥1500という安さ。
これを利用して一番行きたかった”宿根木(しゅくねぎ)”へ



両津地区からはバスを途中で乗り換えて約2時間、小佐渡の端っこまで行きます。(車なら約1時間らしい)
小木地区に入ると”たらい船”とか観光スポットがあるので両津とはまた違った雰囲気、”宿根木BS”で下車。



入口で説明を聞き、協力金100円支払い中へ
”宿根木”とは佐渡金山が栄えた17世紀を経て、北前船の寄港地として発展した小木海岸の入り江の集落。
迷路のような路地に今も100棟を超える板壁の民家が密集しており、
船大工の技術が結集した宿根木の町並は、国の重要伝統的建造物群保存地区となっているとのこと。



そこでは人々が普通に生活しているので、お邪魔にならないように静かに見学させてもらいます。



宿根木といえばコレ、な風景。
三角家(さんかくや)敷地に合わせて三角形にきりつめ建てられている。



旧宿根木郵便局
洋風建築の郵便局舎は、大正10年の電信・電話の開始を記念し建てられたそうです。



宿根木公会堂 様々な行事に使用される芝居小屋形式の集会施設
他にもちょこっと見て回りました。詳細はこちら



宿根木海岸もちょっと歩いてみましょう~



ジオパークでぐるっと歩けるようになっているみたいです。



波食甌穴(はしょくおうけつ)
海岸のくぼみに石ころが入ると、波の渦の力で石ころが回転し、土台の岩を削って丸い大きな穴が出来るのだそう。



宿根木海岸は海底火山から噴き出した石や火山灰などによってでき、
その後大地が隆起し、現在のような地形になったとのこと。
なるほど岩の色がみんな黒い、そしてそこに鮮やかな植物がたくさんいた。



海辺に咲く花を見る機会がほとんどないので、初めて見る植物に目が点、イソギンチャクかと思った。
帰ってから調べたら、ベンケイソウの仲間のマンネングサ(メノマンネングサ)という花みたい。



海辺の花の名前は全然わからない~(これはハマエンドウ?)



めずらしい花にキョロキョロ。
散策のあと、次の場所へ移動




島内は信号機があまりない様子、バスは割とハイスピードで走っていく。
車窓から見る、たらい船で有名な”小木” 日曜日だけど人は見かけず。



砂金取り体験の”西三川ゴ-ルドパーク”などを経由し、路線バスの乗り換え場所となる(土休日)佐渡歴史伝説館へ。
中に入るほど時間はありませんが、行きも帰りもここで乗り換え。
宿根木の飲食店は2箇所程度しかなさそうだし、バスの接続もあるのでどこかでランチをしている暇はない。
朝、ホテルからバス停までの間にコンビニがあるのを確認していたので、そこで出発前に行動食と飲み物を買い、
どこでも食べれるようにしていたので、バス待ちの間にベンチで食べて時短。
旅館に泊まると朝食しっかり食べるから、お昼にはお腹すいてないのでおやつ程度でちょうどよい(夕方にビールを美味しく飲みたいため)



バスの車窓から見えたオレンジ色の花。
ニッコウキスゲによく似た・・・あれがトビシマカンゾウというのかしら?もう咲いてるの?
バスのスピードが速くて、こんな写真しか撮れなかったけど・・・きっとカンゾウ♪ ってことにしよう。



バスを乗り換えて、もう一か所行きたかったのはこちら”トキの森公園
園の入り口には観光客がいなくて一人寂しいサドッキー



まずは”トキ資料展示館”でお勉強。



次に観察回廊を通って飼育ゲージへ
ここでは先日生まれたばかりだというヒナ2羽が見れました。
私のカメラではこれ以上近づくことはできませんが、設置された望遠鏡で見ることが出来ます。
子供の羽はグレー、親の顔は資料館の剥製の通り真っ赤でギョロ眼
初めて見た朱鷺は、思ったより大きく、羽の色はグレーっぽかった。
ヒナは生まれて40日ほどで大きくなって巣立ちするんですって、すごいスピード成長。



しっかり佐渡らしい観光して満足。
園内の歩道脇には子供たちが書いた朱鷺の絵石、カワイイ~



保護されていない自由なトキは、田んぼにいたり、作業中のトラクター?を追いかけたりするらしい。
自然のトキ、見てみたいなぁ・・・レトロなバスの中から田んぼを通るたびに探していたら、



いたーーー!
あれはきっとトキ♪ うん、絶対トキ!
バスじゃなければ停車して眺めたいところですが、走るバスの中から何とか撮れた一枚。



宿根木とトキの森を見たらもう夕方。乗船30分前にはチェックインしないとなので早めに両津港へ。
最終のジェットホイルの時間まで、シータウン商店街の土産店を見たりソフトクリーム食べたりして待ちました。
港の窓から見える金北山にさようなら~



ジェットホイルは新潟港へたったの60分で到着
新幹線との接続時間が少なかったので新潟港からはタクシーで新潟駅まで戻り、島旅は無事終了しました。



佐渡島内、路線バスで廻る時に参考にした全島地図。
ざっくり、地図の右上がトビシマカンゾウが見れる大野亀、左上が金山のある相川地区
左下が今回行った小木・宿根木地区、右中央が両津港、加茂湖

一日ではとても廻りきれないけど、島をドライブしたみたいで路線バスは便利で安くてなかなか良かった。

お天気もそこそこで、楽しい遅めのGWの旅でした。





【行程】椎崎温泉あおきや⇒(南線)監督所前BS8:40⇒歴史伝説館BS9:36(真野新町)乗り換え9:57(小木線)⇒宿根木BS10:57
    宿根木BS12:05⇒歴史伝説館BS13:04(真野新町)乗り換え13:38⇒(南線)トキの森公園BS14:06/15:16⇒両津港BS15:44 
    両津港17:55⇒ジェットホイル⇒新潟港19:02~タクシー~新潟駅19:42⇒東京21:52

    ※ジェットホイル¥7,260 以前あった早朝割等は廃止。さどまる倶楽部に登録すると割引があるようです。
    ※新潟交通バスフリーパス
    


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佐渡島へ・金北山縦走編

2023-05-23 | ヤマのこと

アオネバ~尻立山編はこちら


2023.5.13(土)今日は金北山へ行きます。




朝一でスマホの天気予報をみる、曇り時々晴れ、ヨシ。
今回は横山登山口ではなく、白雲台へ下山するので朝は急ぐ必要ないので朝食をしっかりいただきます。



7:15 宿名のプレートが2枚、出発。

このドンデン山荘、ドンデン高原ロッジに2020年に名称変更されたという事は、経営元が変わったのかな?
以前はGWでも一人ずつの食事だったと思うのですが、今回は夕食も朝食もバイキングでした。
美味しいですがまあいろいろ大変そう・・・



まずは車道を下り、昨日通ったアオネバ十字路から縦走路へと入ります。



わいわいヒトリシズカや



奥ゆかしいシラネアオイがお出迎え



オオイワカガミの咲く道を尾根まで登りますが、ぬかるんだところは朝から虫が多く
早速腕を4か所ブヨにやられ、またしても翌日から腫れ上がる&激しい痒み(;´Д`)ウウウ



心配していたシラネアオイは、標高を上げた尾根辺りがちょうど見頃な感じでしたね



ガラスのサンカヨウには会えなかったけど、会えると嬉しい花の一つ。



登山口から1時間ほど登って”マトネ”ここで一回目の休憩



センボンヤリとか



ミヤマスミレ?とか



ちょこちょこ花を見ながら、マトネからは気持ちの良い尾根歩きになります。



ザレた稜線を歩いたり、



緑の樹林帯に入ったりを繰り返していく
草地にはナガハシスミレ



今年初のマキノスミレ♪ ウレシイ



う~ん、マキノスミレにしてはお顔がスマートな美人さん・・・おまんは誰じゃ?



稜線の緑は芽吹いたばかりの淡い色でとても和めます



残雪でぬかるんだ場所にはカタクリとショウジョウバカマ
1ヶ月以上前に見た花たちが、ここでは今が花盛り



何百万株のカタクリがあるのでしょう?



まだ蕾のカタクリもあったり、坂戸山で会えなかったブルーのキクザキイチゲに会えたり、



登山道脇からその奥までビッシリ、新潟の山々はこんな感じだと知ってはいても、
改めてみるとやっぱり凄い、カタクリで埋め尽くされそうな勢い



カタクリ&シラネアオイロード
もうこれだけで幸せ~

と思っていたのに、



次の幸せが訪れました。



もう終わっているとばかり思っていたオオミスミソウに会えるなんて♪





ここのオオミスミソウは天然物(^^♪



登山道脇で普通に見れましたが、奥の斜面にはもっと咲いているような雰囲気でした。
ここは稜線でも雪解けが遅いエリアだったのかな?また来年も元気に咲いてね~



お花に会えると嬉しくて、足取りも軽くなる



海を見ながらの稜線歩き、この独特の島の雰囲気も佐渡の山の良さですね。



1/3くらい来たかな?振り返る歩いてきた尾根



草地のヒメイチゲ



またまた濃い色のシラネアオイ



小さくアップダウンしながら”真砂の峰”



いもり平、天狗の休場を過ぎ、だいぶ山頂が近づいてきた感じ



稜線、樹林帯、稜線、樹林帯を繰り返す途中には桜が咲いていました



数えていたつもりだけどやっぱりわからなくなった、この登りは10回目くらい?





”役の行者へ”夏道には残雪
”あやめ池”は残雪なし、ここから登っていくと今日の核心部



雪の壁に取り付くまでが結構大変、ズルズルなぬかるみと木の枝をまたいでロープへ
ステップのある壁をザイルをつかみながら登るけど、ザイルは木の枝から下がっているので
ゆらゆら揺れてあまり頼りにはならなかった。アイゼン等は必要なし。



雪が解けてしまったせいか、上部の雪壁急傾斜はなく尾根にのる手前でザイルが終わってしまっていたので、
雪壁上部から尾根までは後ろに落ちないように木の枝をつかみながら、横移動する感じで進み、枝の間を這い上がる
(うまく表現できませんが、画像は尾根に乗ったところから雪壁を見下ろしたところ)



尾根に乗っても木々を跨ぎながら進み、



残雪を登れば



金北山、山頂到着



山頂の神社には真っ白な猫が。
痩せっぽちでクレクレ言うんだけど、ニャンコが食べれるようなものは持ってないよ~
港に行った方が美味しモノ食べれそうなのに、ここに何か思い入れがあるのかしら。



山頂から両津港
多分、前回はこの尾根を神子岩から横山登山口へ降りて行ったのだと思う。
あの道、長かったけどブナの巨木とかあり、きれいな森だったなぁ~



山頂は狭く混んでいたので、その先の神社の鳥居のある広場で昼食
山荘でお弁当を用意してもらったのを頂きました(写真撮り忘れましたがおにぎり二個と唐揚げ¥700)

今回は”白雲台”へ下山します。
山頂神社からはずっと舗装&砂利道



振り返る金北山

このルート、以前は必要だった防衛省管理道路(白雲台〜金北山)の通行申告はいらなくなり、
「登山届」の提出だけで良くなったそうです。













舗装道脇でも花が途切れることはなく、やっぱり佐渡は花の島
熊、サル、鹿がいないから花たちがみんな元気でいられるのかな。
シラネアオイは日本の固有種で1科1属1種、そう聞くとやっぱり貴重な花だな、って思う。



防衛省レーダーに向かって進む。
車道歩きでもう縦走終わった気持ちになるから、この登り返しが辛いし、暑い。



案外長く感じる車道歩きもようやく終わりに近づき、



14:30 気持ちよ~く白雲台にゴール。さあ、シュワシュワ飲もう~


と、建物の中に入ってポカーン・・・

自分が事前に調べた情報では売店やソフトクリーム、自販機があった。
予約してあるバスの時間まで2時間も早く着きそうだけど、もしかしてビールなんかも売ってたりして~♪
それなら待つのも苦じゃないね、と言いながら降りてきましたが、建物の中はテーブルと椅子があるだけで物販などない。
交流センターの係員がいらしたので聞いてみると、売店も自販機も今年から撤去され、トイレと水道しかない、と。

下山してきた人たちのほとんどが「えー!」って言っていたので、知らない人が多かったみたい。
この大佐渡スカイラインの通行解除が4/21だったから、そこで知った人の情報見ない限り解らないよ(-_-;)
(サイトも更新されてないし

ガックリ・・・。
予約したバス時刻まであと2時間、ぼさーっとしてるのもなぁ、と試しにタクシー会社何社かに電話するも予約でいっぱい。
運賃も両津から遠いタクシー会社だと迎車料金入れて¥9000くらいだと言う。
さすがに二人で¥9000はもったいないから諦めてぼさっとしていたところに、
朝、出発時に見かけたテント泊で白瀬から縦走してきたデカザックの若いカップルが降りてきた。
金北山ライナーに電話していて、今日はもう一杯で乗れませんと断られて「ええ?どうする?タクシー?」

という声が聞こえ、それを見ていたおばちゃんな私は若者に
「4人だったらタクシーでもそれほどの金額じゃないから、迎車可能だったらご一緒しませんか?」
と声をかけた。
「えー?良いんですか?♪」と急いでパンフに乗ってたタクシー会社5社に電話するもすべて断られる。
「・・・どーする私たち?帰れないじゃん」

交流センターのおじさまは「下に降りる人に声かけて乗せてもらいなよ~」と笑顔で言ってたけど、
若者はそんなずーずーしさは持ち合わせていないようで、
「下のバス停まで歩きます!」(推定所要時間2時間)と言って急いで車道を降りて行った。可哀そうに・・・

金北山ライナーを予約していた私たちは16:30、バスに乗り両津港へと降りていく。
彼女たちがまだ歩いているはずなので気になってバスの窓からずっと見ていたが、
結局姿を見なかったので、途中で誰かにひろってもらえたか?タクシーがつかまったか?
だと思うのだけど・・・
バスに乗ってみて解ったけど、とても歩いて降りれるような距離じゃなかったから(足の感覚無くなりそう・涙)
無事に宿にたどり着けたのか?夕飯の時間に間に合ったのか?今でも気になっている(;'∀')



白雲台から見ている分には近く感じる両津港

そんなすったもんだの縦走終わりでした・笑

金北山縦走路、前回来た時と比べると雪がない方が断然歩きやすかったし、
稜線のシラネアオイやカタクリ、お腹いっぱいになるほど咲いていて、色んな花が途切れることはなかったので
花目当てで歩くのなら、雪解け後の方がいいな、と私は思いました。

そして、島内の足(タクシー)予約だけは事前にしておくことを強くお勧めします・笑


長文失礼しました。

観光編へ続く





【歩行】ドンデン山荘7:15⇒マトネ8:30⇒真砂の峰10:00⇒あやめ池11:40⇒金北山12:10~13:10⇒白雲台14:30
       
    ※累積標高差:登り903m 下り949m 距離13.7km
    
    ※金北山ライナー=白雲台16:30ー両津港・椎崎温泉 日に一本 事前予約制
    ※白雲台に来てくれるのは両津港に近い”港タクシー””エビス観光タクシー”の実質2社しかない様子
    ※ドンデン山荘のテント場~縦走路は、島の稜線上なので風の強い時&夜は本当に寒いです。
    ※ヤマトグサは見つけられませんでした・・・(-_-;)


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檜洞丸のシロヤシオ

2023-05-19 | ヤマのこと
2023.5.18(木)丹沢・檜洞丸へ 単独

☆金北山レポの途中ですが、今週末ならまだ間に合うと思い先にざっくりレポします。



今年はツツジの花付きが良い、と聞いていたのでどうしても行きたかった檜洞丸
今週は休みがこの木曜日しかなかったけど、天気予報は幸い晴れ。
ひとりで行くのはやや不安があったけど、今日しかない!とツツジ新道ピストンで行くことにしました。



新松田駅からのバスは平日でも並んでいましたが立ち人含め出たのは1台
西丹沢ビジターセンターで朝食とったりトイレ列待ちしてたら、出発が9時になってしまった。
まずはゴーラ沢までウォーミングアップ。
沢の手前で一ヶ所、崩落していてロープを頼りに進む。



沢を渡って登りの始まり。
ブナと新緑の森はとてもきれいなんですが、



今日の気温は季節外れの30℃、木々に遮られてそれほど暑くもないけど・・・暑さに弱い私は汗だく
団体のベテランさんグループはさほど汗もかかずにスイスイ登っていく、すごいなー



足元の花はクワガタソウとマイヅルソウだけ



一回目の休憩場所、展望園地は日当たり良すぎて近寄れない
ここからの巻道風なルートは通行止めになっていたので直登のみ。
日影で凍らせたゼリー飲料でクールダウン(;´Д`)



登山道は更に傾斜が増して、息切れしている途中で梯子、また息切れ
こんなのあったっけ~?



更に登ってぽつぽつシロヤシオは出てきたけど、既に散っている。
んん?まさか遅かった??

そんな思いのところ、降りてくる数名の方が「上は満開だからがんばって!」
と励ましてくれる。ハイ、頑張ります。



あーやっと出てきた



おー


おおー


ビッシリ



うわさ通り花付きはかなり良いと思われ・・・
というのも、ここに来るのは8年ぶりなので記憶が曖昧。
でも、初回以降パラパラ状態でしかお目にかかっていなかったからこれはかなり多い方だと思う。






シロヤシオがもちろん良いのだけど、この木製階段と木々の佇まいが魅力なんですよね、丹沢は。



だけど見る分には良いアクセントの木製階段は、疲れてくる頃の足には辛いのです・・・
やっぱり檜洞丸、何度来てもキツイと思うわー



ミツバツツジのピンクとシロの競演







シロヤシオの向こうには



富士山
一時期より雪が増えましたね。



定点観測の木も、ビッシリ咲いてました。



上がらぬ足に鞭打って、やっとここまで来た~



久しぶりのバイケイソウとブナの檜洞丸らしい風景
あと15分ほどで山頂ですが・・・ここでタイムアップ!

翌金曜日も出勤なので早く帰りたいから、15:40のバスにどうしても乗りたかった。
下りが(も)苦手な私が安全に降りるためには、山頂を12:30には発たないと、と決めていた。
只今の時刻、12:15・・・歩みが遅くなったなぁ・・・まあ年取ったんだから仕方ないか(言い訳)



ということで、山頂目前でくるっとUターン。
腹ペコだったので、石棚方面の分岐でおにぎり一個急いでほおばって下山開始。



快晴の空の下、真っ白なシロヤシオに会えて良かった、バイバイ!





下りは下りでキレイなので、ついつい足が止まる。



ベンチは行きも帰りも大人気



この時間帯では登ってくる人が10組程度だったのですれ違い待ちもそれほどなく、
滑りやすい石ゴロの道を気を使いながら 既に筋肉痛の予感を感じながら 順調にゴーラ沢まで降りた。



沢は結構な水量で、二ヶ所の渡渉もくるぶし辺りまで水に入りました。
ローカットシューズでは水没すると思います。



沢を渡った日陰で休憩、時計を見ると予想より早く降りてしまった感



ここまでくればあとは危なっかしい橋だけ気を付けてビジターセンターまでさくさく歩くのみ。



車道に出たらクラクラするような暑い日差しを受け、バス停に着いたのが14:50 は、早すぎた・・・
バスの時刻が15:40だから、あともう少し頑張れば山頂踏めたのね・・・

と結果的に見ればそうだけど、途中どんなアクシデントがあるかわからないから、
早めで安心したい私にはちょうど良かったかな。

行きのバスはあれほど満員だったのに、15:40のバスは15人くらいしかいなくて空席もあった。
17:05は立ちの人もいるくらい満員だったそうなので、ほとんどの人は17時のバスだったのかな。

平日いけるようになったら絶対平日狙いで行こうと思っていた檜洞丸、
でも平日でも休日でもこの時期の人の多さはあまり変わらないかも・・・と思いました。







【行程】往路=新宿5:27ー新松田6:45 新松田BS7:15ー西丹沢自然教室8:36
    復路=西丹沢自然教室15:40ー新松田駅16:52/16:57ー新宿18:34

【歩行】西丹沢自然教室9:00⇒石棚分岐12:05⇒木道途中12:15⇒展望園地13:10⇒ゴーラ沢出合14:00⇒西丹沢自然教室BS14:50

  



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佐渡島へ・アオネバ~尻立山編

2023-05-15 | ヤマのこと

2023.5.12(金)~5.14(日)一週間遅れのGW休みで8年ぶりに佐渡へ


2ヶ月ほど前から宿の予約を入れましたが、5月の佐渡はGW以外でも一番混雑する時期。
宿が取れた日はこの一日だけ、気になる天気予報は・・・初日は晴れ、翌日は曇り、最終日は雨・・・さて。



5/12(金)は新潟港近くの”朱鷺メッセ”で”G7財務大臣中央銀行総裁会議”が開催されていて、
検問渋滞が予想されるので早めに、とのアナウンスがありましたが渋滞はなく、代わりに路線バスに警官が二人ずつ乗車。
どこからこんな数の警官集めてきたのでしょう?というくらいの物々しい警戒でした。

フェリーから見えた白い山は飯豊山かなぁ・・・



両津港までは約2時間半の船の旅
天気も良いのでほぼ揺れはなく、前回GWでごった返していたので船内を見る機会がなかったから
空いている今回はウロウロ見学。きれいな船内、ゲームセンターまであるんですね。
食堂で軽く昼食を済ませるともう佐渡島が見えてきました。



両津港からは予約していた12:05発のドンデンライナー3号に乗り、15分ほどで到着
あー、そうだった、こんな感じだったっけ、と思い出しながら登山口へ



アオネバ登山口で支度を整え、さあ、楽しみなシラネアオイ街道へGOGO



登り始めはコケイラン、ツリバナ、オオイワカガミ、ハコベ



クルマムグラ、ホウチャクソウ、ユキザサ、オドリコソウ、ルイヨウボタンなどを見ながら



新緑の美しい沢沿いの道を進みますが、前回は登山口からすぐに会えたシラネアオイが、



すでに終わっていて、全然姿がありません・・・
今年はどこも2週間ほど花の進みが早いから仕方ないとは思いつつも、
アオネバでシラネアオイに会えないなんて、何のために来たんだか・・・



と諦め半分で登ってきたら、



やっと出てきた!



登山道脇を飾ってくれていました、間に合って良かった♪




美しいね~さすが山野草の女王様と言われるだけのことはある



ユブあたりまで来ると、



3輪や八重のニリンソウが増えてきました



ヒトリシズカや



スミレサイシン



チゴユリ、フデリンドウ、エンレイソウ、オオタチツボスミレ(かな)、ズダヤクシュなどなど



急坂を終えるとエゾエンゴザク(オトメ)



アズマイチゲ



サンカヨウなど



アオネバ十字路に出てそのまま進むとドンデン山荘ですが、前回強風のため行けなかった尻立山に寄っていきます。
”近道”とあった斜面を登るとねじねじな木




車道に出て、せっかく登ったのに車道を下り、その先の坂を登っていくようです。残雪あり。




道なりにゆるく進むと、広い草原のような場所にでました。




水芭蕉



ホソバアマナがあっちにもこっちにも



エチゴキジムシロ、ニョイスミレ、タチツボスミレ



ちょっと陰になっている場所が好きみたい、シラネアオイ




時間はあるので避難小屋を覗きに行ってみよう



避難小屋の立つ場所まで登ったら、新潟とは逆の外海府海岸と麓の町が見えました
この避難小屋は気持ちの良い場所に建ってますね~




中を覗かせてもらうとずいぶん広く、炊事場やストーブもあり過ごしやすそう。
なーんだ、前回テントじゃなくてこっちにしても良かったのか(その当時は避難小屋の存在知らなかったけど)



避難小屋から椿腰峠経由で山頂へ



振り返ると避難小屋と向こうの尾根、右が金剛山なのかな?



尻立山からは明日行く金北山と海
風もなく穏やかな日だったので、しばらく眺めを楽しみました



ちなみに例の雪の壁はこの残雪3ヶ所のうち、一番右の上部分をザイルを使って登ります。
今年はもう、尾根や山頂周辺にも雪が見えませんね。


山頂で休んでいたら三脚を担いだ気さくな男性に「どこからきたの~」と声をかけられ、しばしお話。
なんと、出発前に見てきたばかりの佐渡トレッキング協会のHPやマップを作成されている方でした。
もっとしつこくお花のこと聞けばよかったかな・笑 ご親切にありがとうございました。



懐かしのドンデン山荘に到着。



見下ろす国仲平野と加茂湖



今日は暑いくらいの穏やかな天気で、お風呂上りにデッキでビール飲んでても全然寒くない。
日本海の向こうに山を確認できるほど良い天気で良かった。 白馬岳までは確認できなかったけど



夜、海の向こうのキラキラは新潟の街の灯り
星は見えたのかな?朝早かったから20時には寝てしまいました。


さて明日は金北山までの縦走、お天気、もって欲しい・・・






【行程】東京6:08ー新幹線ときー新潟8:10
    万代口3番乗り場バス8:25ー新潟港佐渡汽船BS8:40 フェリー9:25ー両津港11:55 ドンデンライナーバス12:05ーアオネバ登山口BS12:20

【歩行】アオネバ登山口12:38⇒アオネバ十字路~尻立山登山口14:30⇒避難小屋14:50⇒尻立山15:15~15:30⇒ドンデン高原ロッジ15:45

       
    ※累積標高差:登り791m 下り164m 距離5.1km
    
    ※カーフェリー2等¥3,170(2014年は¥ 2,520)ドンデンライナー¥ 1,000 (2014年は¥700)ドンデンライナーは4/22~5/31の期間限定



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GWの箱根・明神ヶ岳

2023-05-07 | ヤマのこと


箱根に関係ない善福寺川沿いの鯉のぼり

2023.5.5(金・祝) 子供の日
GWは出勤、自分の休みで晴れの日はこのイチ日しかない。
行きたい山は数々あるけど、癒し優先で箱根へ。何度も同じ山に行っているけど記録なので残しますね。



箱根歩きで一番好きな大雄山最乗寺からのルートの為、大雄山線に乗る。
いつも空いてるし、レトロ車両が電鉄富山にも似た感じで、旅している感じがするのがお気に入り。



大雄山駅からバスに乗ると、いつもは土曜日でもガラガラなのに、なんとほぼ満席に。
とはいえ、乗車時間はたったの10分だし、他のエリアと比べればほとんど人に会わない静かな山歩きが出来る。



寺の登山口からしばらくはぐいぐい登る。
祝日なのに工事の音がする?かなりな広範囲で伐採作業中。



最初の休憩ポイントの見晴小屋跡を目指し汗びっしょりで登っていくと、あら、まあ~
この時期歩いたことがなかったからかな?ここでは初めてお目にかかりました。



明るい尾根に乗るまでの間、他の場所でも見られた。
花がなく薄暗い林のもくもく歩き区間なので、花を見つけると刺激になって嬉しいネ



林を抜けるといきなり強い日差しに背中をあぶられながら進む。



神明水は染み出ている程度、飲めない。



神明水からはごつごつした岩の間を登る
振り返ると相模湾、このルートはここからが楽しい。



でも地味な傾斜と日差しの強さで汗びっしょり区間でもある
秋はススキがいっぱいの道も、今の時期はナツトウダイ(たぶん)が登山道脇にびっしりでした。


2箇所の沢を渡ると、ふと向こうに白い花が見えた。
ニリンソウの咲き残りかな・・・



と思ったら違った。
もしかして、今話題沸騰中のあの子?と思ったらそれも違った。



「おまんは誰じゃ?」
とつい言っちゃいました( *´艸`)


ツルシロカネソウかしら?
箱根だからハコネシロカネソウ?とか思ったけど調べたら大きさが全然違うからツル、ですね。
そして今日歩いた中ではここにしか咲いていなかった、不思議だねぇ~



普段見ない花に会えたので元気が出た。
尾根までの最後の窪んだ道を登って、



ひょいっと尾根に乗るとこの眺め。
おお、朝、車窓から見えてた富士山がまだくっきり見えてたー



ところがここに来るまでそれほどでもなかった風が、稜線に出たとたん凄い!



飛ばされそうな強風 汗かいた身体が一気に冷やされる~
こどもの日で柏餅背負ってきたからまったり、と思ってたけどこの強風ではムリ。
日が差してても寒くて、おにぎり一個急いで食べてここから離れました。



富士山の周りには雲の動きもないから穏やかそうに見えるけど?
少し下がっただけで強風はだいぶましになったけど。振り返る金時山と富士山 あせってて写真曲がった・・・



稜線歩きは気持ちが良いんですけどね・・・



ちょっと早いけど宮城野へ向かって下山



2週間前に見たサワギキョウがまだ咲いていた



ヒメハギも。



石ころゴロゴロの歩きにくい道を下山
登山口から見上げると藤の花が。
藤の花が咲く山は手入れがされていない山だって最近聞いたけど、ホント?



いつもなら宮城野からバスに乗って戻るのだけど、この日はGW
渋滞ナシで走れるはずはない、と思ったので登山電車で戻る渋滞回避計画。
そのため、強羅駅まで登り返しますが、急な階段階段また階段・・・で今日一番の登りだったような・笑
登り切ったところから振り返った、左が明神ヶ岳、右が”大”文字が見える明星ヶ岳
いろんな緑色が詰まった山肌が美しかった(肉眼では)



予想はしていたけど、強羅駅前に着いたら観光客でごった返し (画像はなるべく人が写らないように撮りました)
お昼を食べるための飲食店の長蛇の列、バス停に並ぶ長蛇の列、土産物店の喧騒・・・
まだ母が元気だったころ、二人で”強羅環翠楼”に泊まりに来て以来の強羅?20年ぶりくらいでしょうか。
懐かしみながら歩いてみたかったけど、あまりの人混みに逃げるように登山電車のホームへ 



十年以上乗ってなかった登山電車はとてもオシャレな車両に変わってた。
いつかの台風で崩れた線路を短期間で直しちゃったんだからすごいなぁ・・・

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その後はいつもの小田原温泉八里で入浴
しょうぶ湯にしてくれていて嬉しかった、めずらしくたまたま10分くらい貸し切りだったのでカシャっと。
湯船の淵から”ざばーっ”とお湯が流れていく贅沢な爽快感、すべっとしたぬるめのお湯はアルカリ性単純泉



温泉のあとはきめ細やかな泡の箱根ビール(外のベンチで飲むのが好き)で中からも潤す。
箱根にくるといつも急いでいるのは、ここでしか買えない”すず天”を購入するため 1000円割引券使える期間は5/7までだったし
15時前に来ないと売り切れてしまうので、山と食欲を同時に叶えるためにいつも急ぎ足。
でも二人の好みが一致してリピートする店はそれほど多くないから、やっぱりここははずせないのだ。

その後は途中の山安など覗きながら40分ほど歩いて馴染みの小田原港の寿司屋さんへ
GWの為か開店と同時に席が埋まり、早く来てよかった、ほっ。

たった一日でも癒されたGWでした♪





【行程】新宿5:27ー新松田ー小田原ー大雄山7:33 大雄山BS7:50ー道了尊BS8:00
    登山口8:10⇒神明水9:30⇒明神ヶ岳10:40~11:00⇒宮城野営業所BS12:40⇒強羅駅13:00ー箱根湯本ー風祭14:27

       
    ※累積標高差:登り986m 下り730m 距離9.5km
    
    来週やっと連休なんだけど晴れて欲しい・・・


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