カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

浅草の天然温泉

2015-05-27 | ヒビのこと
5月に群馬県の鳴神山へ行った日のおはなしです

我が家が山に行く時は電車移動&温泉好きという理由もあり 山と同時に温泉も探します
日帰りでもよっぽど不便な場所でない限り ほとんど汗を流してから帰ります

ですが残念ながら鳴神山の登山口となる”桐生駅(新桐生駅)”には
探したけど移動ルート上に日帰り入浴出来るところがありませんでした

それなら電車の起点となる”浅草駅”で銭湯でも見つけて その後浅草で遊んじゃう?
なんて計画が行きの電車の中で浮かび 帰りの電車の中でスマホ検索
駅から近い銭湯を探して行ってみました


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地図を頼りにいかにも”浅草!”という風情漂う路地を行くと、
ありましたありました【蛇骨湯】
あれ?なんだか予想よりもずいぶん清潔感のある銭湯だこと?
入ってみると今時珍しい 壁面に富士山( ̄▽ ̄)ワーイ
そして銭湯だと思ったら 東京の温泉によくある褐色のお湯・・・天然温泉だったのです!

こんな繁華街のど真ん中に こんな素敵な銭湯がまだあったなんて♪
しかも 客層が若い(笑)
東京マラソンのルートだけあって ランナーの皆さんやら これからお出かけの美しいお姉さんやら
近所の女子中学生やら 小学生とお父さんやらで活気がある
なんとも下町らしい懐かしい雰囲気にタイムスリップ
歴史ある銭湯で身も心もすっかり良い気分になり・・・



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三社祭1週間前だったおかげで結構空いていた浅草の街を
あっちふらふら~こっちふらふら~
浅草で何食べる?と言えば「鰻!」な気分で 美味しい酒と料理に舌鼓♪
(会社関係の知り合いに会ってしまって焦ったけど)

年に一度くらいしか行く機会のない浅草ですが 色々新鮮で楽しかった~
またこようっと(o^^o)

☆写真は全てスマホにて撮影



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八ヶ岳らんらんトレッキング

2015-05-25 | ヤマのこと
2015.5.23(土) 八ヶ岳へ

3:30起床、シャッターがまだ閉まっている駅へ行き ほぼ始発電車に乗り茅野駅へ

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積雪期が人気の八ヶ岳
この時期は歩く人も少ないようで茅野駅からのバスは4組しか乗らずガラガラ
終点の美濃戸口に着くと いつもはごったがえしている八ヶ岳山荘前もガラガラ
まずはいつもの無駄に長い林道1時間スタートです


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雪解け水がゴウゴウと流れる沢を見ながら でこぼこみちを進みます

この林道 公道ではないので自家用車は通れるのですがタクシーは走ってくれません
なので電車バス派の私の足では始発で来ても この林道往復2時間がネックとなり
南八ヶ岳エリアの日帰り登山はできないのでした(ノω(あるぺん号で深夜美濃戸口入りはあります、竹橋毎日新聞社21:30に乗れれば可)


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でも林道ではそんな私を慰めてくれるかのように、スミレがお出迎えしてくれました
白いのは乙女スミレ?紫は初見のサクラスミレかな~(*´∀`*)


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1時間弱で赤岳山荘の駐車場へ到着 ここからやっと山歩きです


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今日は南沢を行きます この時間帯登山者も少ないのでテンポよく登ります



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登り途中でエガちゃん!!
八ヶ岳国定公園内ですからね こういうのはいけませんヨ
でも・・・ちょっと笑ってしまいました



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竹縞蘭みーっけ


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この時期はまだお花をほとんど見ることができませんが
気の早いキバナノコマノツメとオウレンを一か所だけ確認


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ツバメオモト(燕万年青)も一輪だけ見ることが出来ました




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稜線が見えてきました
見えてからが遠い法則で おなかぺこぺこですがノンストップで進みますよ



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12:40、行者小屋到着
まだ小屋開けしていないので、最初はおでん食べる気満々だったのですが諦めて持参しました
小屋の向こうに3月に登った硫黄岳が見えました



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テントは4張り位 いつも大賑わいのここも今はとても静かです
5月に来たことがなかったので この静けさは初体験でした
さて 赤岳を眺めながらランチにしましょう


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今日のランチは持参したオールフリーとおにぎらず
これからの季節、山歩きのランチタイムにノンアル炭酸は欠かせない我が家
今日のおにぎらずは しそ&たらこ オカカ&卵焼き
KIKIさんレシピの焼き豚&卵焼き の3種類でした

さてお腹も満たされたことですし、下山しますか


え?どこにも登らないの?


はい。
登りたいダンナ様には申し訳なく思っていますが、始発で来ても滞在時間7時間しかなく
家庭の事情により泊まることができませんので日帰りです
最終のバスの時間までにどうしても戻らなければいけませんので
時計を見ながらのトレッキングでした



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大同心 小同心 カッケーなぁ
あの稜線 また歩きたいなぁ・・・さようなら~~~



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所々残雪・倒木で歩きにくかったですが 樹林帯は軽アイゼンは必要ありませんでした



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行者小屋が今日のピークと言うもったいない登山(名称拝借)
でもシラビソの香りがする森を歩くだけでも楽しいし 今日は目的がはっきりしてるので・・・


その目的は・・・もちろん


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ようやく会うことが出来ました、ラン科 布袋蘭
(環境庁RDB EN)


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まだ花にそんなに興味のなかった頃6月に八ヶ岳に来た時 すでに終わっていたホテイラン
あれから毎年 見たいと思いつつなかなかタイミングが合わなくて
今回初めて会うことが出来ました


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髭の色が黄色いのと白っぽいのがあったり よく見ると本当に精巧な作りに驚かされます


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ここ 南沢では保護されているので落ち着いてみることができます 
保護活動、ご尽力に感謝です



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写真では何度も見ていても やはり森の中で咲いているのを見ると感動が違います
モスフォレストの世界に ひときわ目立つ美しいピンク色
自然の作り出す色は なんとも表現しがたい美しさですね
咲き始めのキレイな姿を見ることができ 山には登れなかったけど間に合ってよかった



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この美しい蘭やひっそりと咲く花たちをいつまでも見ることができますように・・・・
と思いながらまたまた林道急ぎ足
慌ただしい一日を終えて また茅野駅行きのバスに乗りました






■行程■
中野駅4:43→立川5:16/5:24→大月6:19/6:23→甲府7:12/7:25→茅野駅8:25
アルピコバス茅野駅8:40→美濃戸口9:17(往復割引¥1550)
(歩行)
美濃戸口9:30→美濃戸山荘10:28→行者小屋12:39~13:10→美濃戸山荘15:00→美濃戸口15:50

アルピコバス美野戸口16:20→茅野駅17:00 茅野駅17:28→あずさ→新宿19:36



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山の花たちに

2015-05-18 | ヤマのこと
2015.5.17(日) 会いたいお花を目指してとあるお山へ


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土曜日が雨だったので予定を変更して日曜日 ブナの美しい森へ出かけました


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SUZUムシ草 ラン科 咲いたばかりなのかな?元気よく今にも飛び跳ねて行きそう
(環境庁RDB 関東ではEN~VU)



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新緑眩しい尾根は そこを歩くだけで気分が良くなるから不思議
美味しい空気をいっぱい吸って 森から元気をもらいます
早くもハルゼミが鳴いていました




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季節の花
ルイヨウボタン/ツボスミレ



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うつむきかげんの花
グンナイフウロ/チゴユリ



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面白い花
クルマバツクバネソウ/ツクバネソウ



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カップル花
シロバナノヘビイチゴ/フデリンドウ



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ブナと仲良しの花
ワチガイソウ



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愛らしい花
KIスミレ





色んなお花に会えたけど、今日一番会いたかったのは・・・・


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白い淑女 YAMAシャク薬 ボタン科
(環境庁RDB NT)


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以前自生のものに会ってから あまりの美しさにすっかり心奪われ また会いたくて
今年も会えるかな? 元気でいるかな? ドキドキしながら会いに行きました



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開けば3~4日で散ってしまう儚い命
まだ蕾の子もいましたが 今にも膨らんで開花しそうなふっくらさ



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タイミングが難しい花に運よく合うことが出来て 本当に良かった
どうかこのまま生き延びて・・・ また来年も会えますように


そしてもうひとつ どうしても会いたかった子・・・


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森の小人 KOあつもRI草 ラン科
(環境庁RDB NT)
まだ眠りから覚めてない子たちが多かったのですが


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しっかりお目覚めの子もいました



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三脚を持たないので 何度も息を止めてシャッターを切る
ピントが合わず 合ってるのかも解らず 何枚も何枚も夢中で撮った
姿勢が苦しかったけど ただただ花と向き合うだけのこんな時間はとても幸せ


残念なのは 以前ここを訪れた時と森が様変わりしてしまっていたこと
再開発なのかあちこち切り開かれていたり 重機がたくさん入って削られていたり
この希少な植物が生存する貴重な森も 
近い将来 植物が生きられない無機質な世界になってしまうのでしょうか
会えて嬉しかった反面 危機感も感じながら帰ってきました

森からたくさんの癒しやエネルギーをもらっているのに
何もお返しできないどころか 人間って勝手で・・・ほんとうにごめんね




■行程■
登り:3時間 下り:3時間 写真を撮りながらの山歩き





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鳴神山のカッコソウ

2015-05-12 | ヤマのこと
  
2015.5.9(土) 鳴神山へ

世界中でここだけに生育しているという希少な植物”カッコソウ”を見に行ってきました

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二年ほど前にこの花の存在を知り 絶滅してしまわないうちに一度は見たいと思っていました
我が家からはなかなか遠く 電車バスを乗り継いで 登山口まで約4時間
この日の天気予報はあいにくの空模様でしたが 日曜日は母の日で出かけられなかったので
雨でもいいや、と出かけると、午後から雨の予報がまたしても登山口到着したとたん雨(笑)


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駒形登山口から歩き出すと 混雑していると思っていたのに停まっている車も7,8台ほど
天気予報が悪かったからかしら?
数名しか人に会わず 静かに沢沿いの道を登って行きます
新緑の時期 沢沿いの道はきれいでいいですね! ここは紅葉の時期も素敵でしょうね~



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ヒトツバエゾスミレにはもう時期が遅いと知ってはいましたが
どこかに咲き残りはないかとキョロキョロ でも見つからず
不思議なかたちの葉っぱばっかり! あれがきっとそうなんでしょうね・・・

登山道に目立つ黄色
街で見るのと違い 山の中で自然に咲いている山吹草はなぜか美しく感じます


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木々が傘になってくれたので さほど濡れずに登れましたが
なぜか蒸し暑く あせびっしょり~ そろそろ尾根かしら?


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尾根に乗りました(肩の広場?)さて カッコソウはどこかな?
案内図が貼ってあったけどどんなところに咲いているのか?
イメージがわかずとりあえず山頂方面へ進みました



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と斜面にフイリフモトスミレの群生が♪ こんなにたくさん一度に咲いているのを見るのは初めて!


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みんなあっちむいたり こっちむいたり自由な感じ( ̄▽ ̄)


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鳴神山 山頂到着~
はい、小雨が降ってますからね、何も見えません(´・ω・`)

桐生岳、仁田山岳の双耳峰だそうで、古くから山岳信仰の対象とされているためか
山頂付近には祠がたくさんありました(雷神岳神社)
この周辺にコイワカガミも咲いていたらしいのですが 全く気付かず


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途中の展望台からは雲の上に山が見えて・・・なんだったのかな?
めったにこちらの山には来ないから全然わかりません・・・



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道なりに進むと ミツバツツジ・ヤマツツジが色鮮やかでとっても清々しい森に
新緑の尾根歩きは気持ちよく ここ、いいお山だね~なんて言いながら歩いていたら前方から・・・

あれあれあれ?

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花見隊のみちほさ~ん♪
みちほさんの地元ですからもしかしたら?とは思いましたがまさか(笑)
一年ぶりの再会でついつい話が弾んでしまいました
色々教えて下さりありがとうございました~(o^^o)♪



さてさて 教えて頂いた通りに進むと お目当てのカッコソウ群生地に到着


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わーー咲いてる☆


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でもロープの向こう側ですし 薄暗いので写真にうまく収めることが出来ず
こういう時はコンデジ頼り こういうお花だったのね~~
想像していたよりも大きなお花でした



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ラブちゃんとも戯れて お目当てのカッコソウも見れて満足して帰ります

地元の方々のご尽力によって見ることが出来るカッコソウ
いつまでも元気に生き延びて欲しいと思います


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降りて行くと ルイヨウボタンがちょうど花盛り
すごく数が多くて見ごたえありました


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ひいRAGI草も咲いてました うっかりしてましたがこちらも希少種(EN)なんですよね



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車道に出て 鳥居の建つ木品登山口を通り バス停までは約1時間の車道歩き


途中地元の子供とおばあちゃんがヨモギ採りをしていました
人懐っこいカワイイ兄弟は「みてみて、これでお持ちを作るんだよ!」
と私たちに見せたくて寄ってくるし おしゃべりがとまりません(・∀・)

しばらくお話をしてサヨナラして 車道をあるいていると さっきのおばあちゃんの車が横付け
「どこまで行くんですか?乗ってきませんか?」とありがたいことに車に乗せて下さり
バス停までのはずが ここはバスの本数が少ないから駅まで行きましょう、と。



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来年一年生になるという とーーってもかわいい兄弟とワイワイおしゃべりしながら新桐生駅まで
採っていた山菜まで持ってけ持ってけ、とお土産に持たせて下さり・・・
もぅ 本当に心が温かくなるご親切に感謝感謝です
兄弟君はお別れするのがさびしくなるほど かわいかったなぁ・・・また会いたい!元気でね!
地元の方のご親切に甘えさせて頂き 良い思い出もできた初めての鳴神山でした


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ひとつだけ見つけた謎のスミレ
家で見たら写真がうまく撮れてなくてボケボケで これじゃ解らないよぉーーー自分( ̄ω ̄;)!!

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葉っぱは出てなくて特徴は解らないし・・・
ほかに探したけどたった一輪だったし・・・
全長約10センチ 花は白 距も白っぽい ガクと茎は緑色に見える・・・

さあ、判定はいかに?( ̄▽ ̄)?






■行程■

新宿6:04→浅草駅7:00→(りょうもう1号)→足利市駅8:18・・・徒歩16分・・・JR足利駅8:38→桐生駅8:53
おりひめバス9:00→吹上BS9:35→駒形登山口10:00→肩の広場・神社鳥居11:25→鳴神山頂11:40
→椚田峠12:20→群生地経由→コツナギ橋登山口13:45→徒歩&車(予定では観音橋BS15:40→桐生駅16:00)
→新桐生駅14:50





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GW近畿の旅・大和葛城山

2015-05-11 | ヤマのこと
2015.5.5(火・祝)

みたらい渓谷を後にし 帰りのひと山”大和葛城山”へ

金剛山地の中でひときわ目を引く二つの高峰が葛城山と金剛山
水越峠をはさんで北にそびえ立つ標高959.7メートルの山が葛城山です

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時間もないのでロープウエイで一気に山頂直下まで移動します
ここは四季それぞれの自然の美しい風物と 変化に富んだ登山コースがあるそうです
ロープウエイ駅を降りると空気は一変 寒いくらいの涼しさでした
関西の山はほとんど知らない私でしたが なるほど 雪が積もる言うのも頷けます

ハイカーや家族連れでにぎわう山頂
町からすぐそこに見える憩いのお山のようですが 登ってみればやっぱり標高900m 眺めは抜群



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正面に金剛山 見下ろす大和三山
遠くに初日に行った”大台ケ原”も見えました



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この時期 山頂から南側の斜面にかけてのなだらかな高原一面にツツジが咲き
その様子は「一目百万本」と形容されるとのことで それが見たくてやってきたのです
ツツジは五分咲きでしたがとても見事でした


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こどもの日 多くの人で賑わっていた大和葛城山
天気に恵まれ みんなそれぞれ嬉しそうな笑顔 
ネパール地震の事を思うと この穏やかな一日がとてもありがたく感じます



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帰りは櫛羅(くじら)の滝ルートを歩いて下山しました

近畿の山を少しずつ歩いた今年のGW 未知の山や街歩きはやっぱり楽しい
お山に元気を一杯もらって 新幹線で日常へと戻りました






■行程■

天川川合BS10:39→下市口駅11:48→近鉄尺戸駅12:22/12:27→近鉄御所駅12:35
御所駅BS12:40→葛城山ロープウエイBS13:10→ロープウエイ(¥700)→葛城山頂→ツツジ→滝ルート→葛城山ロープウエイBS15:40→近鉄御所駅
→尺戸駅→大阪阿部野橋駅→天王寺駅→新大阪駅19:50→のぞみ→品川22:16→新宿22:40



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GW近畿の旅・洞川温泉とみたらい渓谷

2015-05-10 | ヤマのこと
2015.5.4(月・祝)

弥山より下山しての行き先は 天川村より更に奥にある”洞川温泉”
ここ洞川温泉は大峯山から発し熊野川の源流ともなっている山上川のほとり
標高約820m余りの高地に位置する山里でした

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修験道の隆盛とともに大峯参りの基地として栄えてきた名残があり
旅館や陀羅尼助(だらにすけ)店 土産物店 飲食店などが現在も軒を連ねています
タイムスリップしたような雰囲気の漂う町は 役行者の高弟「後鬼」の子孫の里とも
伝えられているそうです

予定より早く下山したので 温泉街をぐるっと散歩
途中で白装束に身を包んだ行者さんや 女性の行者さん?もいらっしゃました
女性は稲村岳を登られる方が多いとの事でした


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女人結界のある大峯山は通れないので せめて雰囲気だけでもとここに泊まる計画をしました

どこの宿もこんなふうに縁側が広いのは 白足袋にわらじ履きの行を終えた行者さんが
まず縁側に座り たらいの水で足を洗ってから部屋に入るため
一度に多くの行者さんが早く入れるようにとの理由からだそうです

もうひとつ
この地区でよく見る「陀羅尼助(だらにすけ)」
大峯山で修行された役行者が”キハダ”の木の皮から だらにすけ の製法を弟子の後鬼に伝授されました
これがだらにすけの起源と伝えられ よく効く胃腸薬として現在でも登山にも重宝されているそうです
御嶽山にも同じような”御嶽百草丸”というのがありますね


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日が暮れてからも法螺貝の音が響いたり 行者さんがお経を上げに来て下さったりと
日常とは全く別世界 過去に経験したことのない貴重な体験が出来ました




2015.5.5(火・祝)

翌日は歩いて天川村に降ります
近畿一美しいという”みたらい渓谷”が見たかったからです


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弥山から下山した日に洞川温泉まで徒歩でくるつもりでいたのですが
あいにくの天気だった為翌日に予定変更したのでした
渓谷は晴れている方が絶対きれいなはず、と思ったからです



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その変更は正解だったようで 清流で伸び伸び育った木々の間をぬう遊歩道は美しく
流れる川と巨岩が ダイナミックな自然そのままの姿を見せてくれました



20150505-8.jpg
山があって 渓谷があって ニッポンの美しさ再確認


近畿随一の美しさといわれる”みたらい渓谷”
大峯山のもうひとつの顔を楽んだあとは 次の街へと移動します







■行程■
洞川温泉・枡源旅館→(送迎)観音峰登山口8:30→みたらい渓谷遊歩道→天川川合BS10:39→下市口駅




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GW近畿の旅・弥山~八経ヶ岳

2015-05-09 | ヤマのこと
2015.5.3(日) 二日目 天気予報は下り坂

この日は大峯奥駆道の一部を歩く 以前から楽しみにしていた日ですが
車移動ではない私達には 交通の便が悪くて計画しにくいエリアでもありました

色々プランを練った結果 やはり通常通り行者還トンネルから登る事になった
行者還トンネル西口までは 下市口駅から天川川合まで路線バスで1時間
そこからタクシーで約5000円

ところがそのつもりで計画していたのにタクシー予約の電話をしたら
GWの予約は受けられないとの事!
理由は天川村にタクシーは一台しかないからだという・・・

タクシーがなければ天川川合からのピストンになってしまうけど
山は出来るだけワンウェイで歩く、が自分流だから そこはなんとか頑張りたい
調べた結果 下市口駅からならタクシーがあり、11000円くらいで行けることを知り無事予約完了

ところが出発の前日の晩 地図を眺めていてふと気が付いた
自分が登ろうとしていた登山口は 行者還トンネルの手前の”大川口”というところだった
行者還岳経由で行くつもりで 勝手にその麓が”トンネル西口”だと思い込んでいた私・・・

まあ、私の持っている2009年の地図では破線になってるけど歩けるよね?
いやまてよ、一応大峯に詳しい方に聞いてみようと連絡すると

「そこはバリルートなのでやめましょう、熊の巣とも言われていますよ」

わぁ・・・聞いてよかった・・・気づいて良かった、熊の餌食になるところだった(笑)
どおりで調べてもここ何年も登った人の記録がない訳だ・・・

(前置き長過ぎですいません・・・)



▽八経ヶ岳を目指して▽

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自分の勘違いだから仕方ない、では行者還トンネル西口からでは歩き足りないけど
弥山小屋にもう予約してるのだからゆっくりしましょと諦めたら
行者還トンネル東口からのルートはいいですよ~というナイスアドバイスを頂いた♪
地元の人の意見は聞くものだ!と直前にくるくる予定は変わり
めでたく東口へと降りたら 曇り予報だったのに早くも霧雨が(笑)


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トンネル西口は路駐が酷く登山者でごった返していたのに たった5分先の東口は車が5台ほど
静かな山歩きを好む人にはもってこいのルートのようだ
苔が美しい道を 赤テープと踏み跡見ながら進んで行くと


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しっかりとした道標が出てきました


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誰にも合わない静かな道 途中ソロの男性が一人あがってきただけでマイペースで進みます


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するとどんより空の暗めな道に ぽつぽつとピンク色が見えるではないですか
わ~い♪ シハイスミレかマキノスミレか?
同じような顔をしていても 葉っぱの裏が紫だったり緑だったり 見つける度に確認してみたり
スミレ勉強中の私には思わぬプレゼントが嬉しくて 霧雨でもハイテンション♪



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嬉しいことに 見たことがあるような無いようなスミレが次々現れます
この子は???帰ってから調べたら 側弁に毛がびっしりあったのでヒメミヤマスミレ?



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ワチガイソウとちょっとピンクの濃いヒメミヤマスミレ?



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小さな小さなヒメイチゲ
右はあっちこっちにたくさん咲いてた 小さくてフモトスミレに似てるけど・・・
フモト関西バージョン?(笑)

楽しい寄り道は尾根に上がっても続きました(*´∀`*)


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花に夢中になってて ふと目を上げると 気持ちの良い尾根道が広がっていました


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バイケイソウの緑が目に鮮やか
ここがお勧めの尾根歩きだったのね 
とっても雰囲気のある気持ちの良い道で おすすめの意味がよくわかりました
ここから弥山を見ながら歩けるらしいのだけど 今日はこんな天気で残念でした



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霧雨が更に強くなり 辺りは幽玄な雰囲気になってきましたよ



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それでも楽しい尾根歩きは続きます


20150503-9.jpg
足元にはまだまだ小さい菫が咲いています
フモトの関西バージョンと思っていたのは もしかして トウカイスミレというのかしら?



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奥駈道出合に着いたら 一気に人が増えて賑やかになりました



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いくつかのポイントを過ぎると聖宝ノ宿 聖宝理源大師は大峰山中興の祖だそうです
ここで軽く昼食を取り 先へ進むと九十九折の登りになりました


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この時間降りてくる人も多く 交わしながら進むと階段になり
そこを登り切ったら小屋が見えて 弥山に到着しました この時点ではまだ雨は霧雨
小屋にザックを置かせてもらい 八経ヶ岳までピストンします




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トウヒの立ち枯れの風景 いかにも八経 修験道の山って感じがします
でもここまでは日帰りでも来れるコースらしいので 軽装な人が多かったです


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予想通り 山頂は真っ白何も見えない  弥山神社でも真っ白で何も見えず・・・
国見八方睨からの風景や おすすめポイントを教えて頂いたのに 心の目で見るしかありませんでした
保護柵に囲まれたオオヤマレンゲの木 花も一度は見てみたいなぁ

小屋に戻ったら雨風が強くなり テントを張るのも大変そうな天気になりました



△弥山小屋情報△
自分が調べてもなかなか情報がなく困ったので残しておきます
20150503-26.jpg
小屋は広く 布団も毛布二枚と掛布団があり 部屋ごとに石油ファンヒーター有
食堂もりっぱな木製のテーブルで広くキレイ この日は布団一枚に一人 トイレはキレイ
衛星TV等なく天気情報なし 携帯不可(docomo)
自炊だったので食事は食べてませんが 写真の通り手作りの物はなく質素なレトルト お味噌汁はインスタント
ビール350ml ¥500  ペットボトルお茶・ジュース有 水は1リットル ¥100
食料はカップ�跟のみ お菓子や飴・チョコ 行動食等何も置いていません 
夕食だけでは足りなそうな感じなので 持っていた方がよさそうです・要予約



▽天川川合へ下山▽

2015.5.4(月) 雨 降ったりやんだり

夜中に降っていた雨は 朝 風と共に強くなり早立ちの人は出発を躊躇していた
私たちはバスの時間までに下山するだけと
ゆっくり支度しているうちに雨は小降りになった

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天川川合までのCTは6時間 下山のほうが時間がかかります


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小雨の降る中降りて行きます 景色は昨日と変わらず


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途中から階段になった しかも長い長い
こちらを登ってくるのは根気が必要な感じがしました
濡れた木道は危険がいっぱい 慎重にゆっくり下って行くと・・・


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ヒメイチゲが気持ちよさそうに咲いている 美しい”狼平”に着きました



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さて橋を渡って川合方面へ降りて行きますが 白倉方面の弥山川沿いのルートは
沢登りの上級者コースで 平成23年9月の台風により崩壊し避難小屋も流出
下山は出来ないルートだそうです
たまたま会った男性二人は昨日登りにとってたどり着けず 途中ビバークしたとの事でした
通行できないことを先に教えて頂いてたので助かりました



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下山途中 ブナが美しい森にハッとさせられ


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見上げればガスに煙る森
もちろん天気が良い方がいいけど こんな美しい瞬間に出会えるのだから雨も悪くないよね
・・・と負け惜しみ (´ε` )



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時折ガスが切れ すーっと空気が入れ替わる
目に緑が飛び込んで来たら 昨日は気づかなかった こんな美しい大峯山脈の姿を見ることが出来た
ああ、そうだ ここは神々が宿る 聖なる山なんだ





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このルートも長くて忍耐がいりますが それも精神修行と思えばありがたいでしょう
5時間ほど降りてきたらいつも見ているような山の雰囲気に変わり


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ひっそりと咲く 初見のフイリシハイスミレ


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マキノかシハイか結局わからないままのスミレと 初見のヒメフタバラン
お花を楽しみながら徐々に標高を下げ



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尾根通しは町や車の音もない 右も左も山しかみえない世界だったけど
ようやく眼下に人家が見えてきて



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長い橋を渡ってゴール

大峯奥駆道 山岳信仰の聖なる道の一部 しかも楽な部分しか歩いていないけど
ここを何日もかけて歩き通すのは 強靭な精神と肉体を持ってなければ成しえないことと思いました
途中すれ違った 大きなザックで単独縦走する若者たちが眩しかった二日間でした






■行程■
5/3:下市口駅7:00→タクシー(¥11,360)→行者還トンネル東口8:15→一ノ峠9:50→奥駈道出合10:35→弁天の森→聖宝ノ宿11:40~11:55→弥山小屋12:50→八経ヶ岳・弥山神社ピストン→弥山小屋14:20

5/4:弥山小屋6:50→狼平7:50→栃尾辻9:50→川合登山口12:50


※大台ケ原から下山するバスで途中下車し、和佐又ヒュッテに泊まり弥山を目指すプランも考えました
和佐又バス停からヒュッテまでは徒歩一時間(送迎はありません)
バス時刻から推定するとヒュッテ到着が18時前後
和佐又から弥山までの標準CTは8~10時間
たくさん歩きたい時はこちらのルートもよさそうです



◆SPECIAL THANKS TO SLOW TREK



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GW近畿の旅・大台ケ原

2015-05-08 | ヤマのこと
2015.5.2(土)~5.5(火)近畿周辺の山を歩いてきました


2010年の春 吉野の桜を見に行った時に気になったエリア、大峰山系
GWに歩いてみたいと何回か計画はしたものの 日数や交通の便が上手く組めず流れる事2回
なので今回は欲張らず 旅気分で山を歩くことにしました

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2015.5.2(土)天気予報 晴れ

仕事が終わった金曜日の夜 新宿駅から夜行バスで”天理駅”へ
そこから電車を乗り継いで”大和上市駅” ここから期間限定の”大台ケ原行バス”に乗ります
このバスも一日2往復しかありませんので すべての計画はバス時刻が中心となります
大台ケ原のバス停に到着したのは 前日家を出てから約12時間後の午前10:50
登山口まで約半日 とても山深い場所にあるのですね・・・



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滞在時間は4時間30分
予定コースは東大台を一周約9km 所要CTは4時間
なかなかタイトなスケジュールだなぁ と思っていたところ
直前に大峰・台高をよく知る方からのアドバイスを頂き
シオカラ谷から廻るコースで歩き始めました


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駐車場から歩き初め 急な坂を下りてきたところ
なるほど バスの発車時間が迫ってたら 焦ってここを登るのは相当しんどそうです



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登山道脇にはぽつんぽつんとスミレ
関西のスミレ 意識したのは初めてです  さて?何スミレさん?



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石段を降りるとシオカラ谷にかかる橋が見えました
沢に降りてみると キラキラと光る清らかな水


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谷から登り返し まだ一つも咲いていないシャクナゲのトンネルを抜けると
明るく歩きやすい森になりました
この感じ 丹沢によく似てる



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1時間10分ほどで分岐に到着
ここから約300mほどで”大蛇嵓(ダイジャグラ)”だそうです



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分岐からは気持ちの良い尾根
進むにつれ岩が現れ 険しい景色が見えてきたな と思ったら・・・


わっ ここが大蛇嵓!



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ぱーっと目の前に大峰山脈が広がりました

この岩 垂直約800mの断崖絶壁 大蛇の背に乗ったような感覚からこの名になったとか
柵がなかったら怖くて私には無理だけど 素晴らしい眺めなので先端まで行きましたよ



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多分・・・ですが特徴あるピークで同定してみました(間違ってたらゴメンナサイ)
あの大きな山脈が「大峯奥駆道」 熊野本宮大社から金峯山寺まで続く尾根
ここを何日もかけて踏破するんだからすごいですね・・・



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眺めを楽しんだ後は分岐まで戻って”牛石ヶ原”方面へ イトザサの中を緩く進んで行きます
神武天皇の像があるあたりはどこかの公園のように 広々とした所でした



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更に進むと”正木ヶ原” 木道の白と立枯れしたトウヒの白が目立つ尾根へ



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この日はとても良い天気で 下界では気温30度近くにもなった奈良県でしたが
標高1600mほどのここは海からの風が心地よく 気分よくどこまでも歩いていきたくなるほど



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登ってきた木道の向こうは大峰山脈


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眼下には熊野灘


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目の前に”日出ヶ岳”


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山頂からは志摩半島が見え 運が良ければ富士山も見えるのだとか
この日は見えませんでした



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”大台ヶ原”
ここに登って雨に遭わなかったらよほど精進の良い人だと言われるくらい
(※私はご存じの通りの雨女です)
町で1年かかって降る雨が ここでは一ヶ月足らずで降ってしまうというのだから
その雨の多さが良くわかりますね

大杉谷がキレイなんだよ、と話している声を聞いて
近くに住んでいたらいくつものルートを歩き
豊富な雨が育てたこの森の美しさを もっともっと知ることができるんだろうなぁ


早足ではもったいなかったけど 大峰山脈の大きさと美しい自然に囲まれた近畿の山
天気に恵まれ 大台ケ原の魅力のひとつを感じることが出来てよかったです

二日目へ






■行程■
新宿駅23:15→奈良交通・やまと号→天理駅6:15/6:20→平端6:26/6:32→橿原神宮駅6:49/7:10→大和上市駅7:50
(大和上市駅:コインロッカー・自販機・タクシー有 コンビニは徒歩12,3分の所に有)

大台ヶ原行きバス9:00→大台ケ原BS10:51~(昼食は10分で済ませてバス停に戻ったのが15:10)~~大台ケ原BS15:30
→大和上市駅17:08/17:11→下市口駅17:23→松月館泊
(駅から松月館までに店はなし・松月館から国道沿いに10分ほどにローソン・中華料理店有)



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