カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

花を愛でながら、のんびり唐松岳 その2

2011-07-28 | ヤマのこと

続きです。


夜中に空を見上げたら、星はあまり出ていなかったけど天気に期待が持てそう。
次に目覚めたのが4:00、慌てて起きあがり朝日を拝みに行く。

テントから出たら、昨日見えなかった五竜の全貌と目の前に釼岳。
ああ、こんなに贅沢なテント場だったのね。
昨日はガスに覆われてて解らなかった。



唐松岳頂上に向かう人もあり。


4:20、私たちは小屋の裏手の高台に登った。もう空は明るくなり始めていた。


その瞬間を待つ皆さん。山で過ごす中でこの時間が一番好き
そしてその向こうに見えるギザギザは・・・


昨日、一つも姿を見せてくれなかった「白馬岳」がしっかりと姿を見せてくれていた。
良かった 日帰りではお目にかかれなかったね。


そして空が真っ赤に染まり、雲の間からご来光を拝むことが出来た。


何度見ても清らかな気持ちになる、山から見る朝日。
来て良かったー。


さあ、テントに戻りましょう。釼岳は染まらなかったけど、
五竜さんは少しだけ赤く染まってた。

 
お世話になりました。釼岳~大汝山までの姿をしっかり目に焼き付けて帰りましょう。

  
(ミヤマクワガタ  ウサギギク  シロバナクモマニガナ)
このテント場にもお花がたくさん咲いていて、気持ちの良いところでした。


6:30出発。さよならーーーまたねーーー


 
(シナノキンバイ)
さあ、今日は昨日撮れなかった花の写真を撮りながらゆっくり下るだけ。
小屋近くの崩壊地も、雨じゃなければ危険はなさそう。


空は晴れたり曇ったり。遠くに町が見えるとここは天空のお花畑なんだ、と実感する。

 
お花に囲まれた登山道、帰るのがもったいないくらい、歩いているだけでシアワセ。



だって、昨日は見えなかった、こんなところを歩いているんだもん。



あまりの嬉しさに”白馬にまたがる王子風”ポーズ(笑)


不帰ノ嶮から杓子~白馬の稜線が目の前に。すごいねー
来年こそは白馬岳、行きたいねー


こっちは五竜さん、すごいねー 大きいねーー
アタシってなんて小っさーーー  あまりの雄大さに難しい言葉は出てきません

 
登山道の脇には、アオノツガザクラ   タカネヤハズハハコ



白馬を眺めながらの稜線歩きは気持ちよくて・・・


どこまでもどこまでも続いてくれればいいのに・・・(下りだからね・笑)


丸山ケルンでひとしきり白馬の稜線を眺めます。
今日はこれだけしっかり見えているから、八方池で逆さ白馬岳も見えるかな?
私たちが降りるまで待ってて~~~



ここを折れるともう見えないから名残惜しくて、何度も振り返ってしまう。


  
(オオバタケシマラン     ミヤマイワニガナ   タテヤマウツボグサ)
でもその先もお花畑だから、全然飽きないし、楽しい道なのでした。


 
シラネアオイ   オオヒョウタンボク

 
エンレイソウ    ハクサンコザクラ

  
マイズルソウ?    なんだろう?    エゾシオガマ


 
お花を楽しみながら大きな白樺の道を越えると、ありゃりゃ?だんだんガスが・・・
絶対見えるはずと思って降りてきたのに・・・


八方池に着いたら・・・がーーーん。
昨日よりガスガスだ・・・


仕方ない、もっとすごいの見たからいいもんねー、と自分を慰めます。


  
ハッポウ?ウスユキソウ   クガイソウ   ミヤマホツツジ?
さらに続くお花畑を抜け・・・


 
固有種の ”ハッポウタカネセンブリ” 見つけたのに!
家に帰ってみたらピンボケだったー(右はユキワリソウ)


 
こんな天気でも日曜日なので続々と登ってくる観光客。
登山もツアーの団体さんが多くて、登山道もすれ違いが大変でしたが、
ガスが多いながらも素晴らしい展望と、花の魅力満喫の夏山体験が出来ました。



ロープウェイでしゅーっと降りて(人は多いけどリフトの待ち時間はありませんでした)
八方温泉で汗を流し、バスターミナルで降りてきた山を眺めると、
「やっぱりアルプス、って名のつくところはいいネ
と今更しみじみ思ったのでした。



載せ切れなかったお花たちはこちら。







撮りそこなったのはキヌガサソウ・イワギキョウ・テガタチドリ・ワレモコウ・ウラジロナナカマド等。
他にもあったと思いますが、とにかく種類が多すぎて全部撮れなかったかな?
シアワセな悩みですね(間違ってたら教えてください)


おしまい。


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【行程】さわやか信州号夜行バス新宿22:30→八方バスターミナル5:45(¥6000) 八方ゴンドラ→八方山荘前(往復¥2320)
八方尾根→唐松岳頂上山荘テント場→唐松岳 往復
八方バスターミナル→長野駅(¥1500) 長野新幹線(¥5750)→大宮→新宿





花を愛でながら、のんびり唐松岳 その1

2011-07-26 | ヤマのこと

山に行きたい・・・アタシも夏山したい・・・お花にも会いたい・・・でもツライのダメ。
テントで土日だけでいける高山はどこにある?

考えた末、急浮上したこちらのお山へ行くことに決め、
慌てて「さわやか信州号」を申し込み、新宿から夜行で八方バスターミナルへ。

2011.7.23(土) 台風通過後の晴れはあまり期待できそうもなくなっていた。
しかも金曜日の登山天気予報に傘マーク発見!でもバス当日キャンセルだと50%・・・
何もしないで¥6000払うなら、雨でも行ってしまえーーと決行。

 
早朝到着したバスターミナルでゆっくり朝食をとり、7:00、ロープウェイでぶい~~んと標高1700mへ。
そうなんです、この山の存在を知ったのは先日お世話になった”鈴木みきさん”の本なのでした。
さすが、八方池山荘の売店で売ってました。


ロープウェイで来れるので、ここはまだ観光地。
小屋の脇からすぐに石畳の歩きやすい道、しゅっぱ~つ



でも観光地と言えどもここは天空のお花畑。


下界じゃ会えないお花に囲まれ、ガスなんか関係ないほど嬉しいー



木道を緩やかに歩きますが、お花の撮影でなかなか進めません。



色鮮やかなシモツケソウ。キンコウカや今一番人気のタカネナデシコなどなど。
お花畑はずっと続き・・・



そうこうしているうちに第三ケルンに。



そしてかの有名な「八方池」到着。
期待はしていなかったけど、案の定何も見えず。
湖に映る白馬はどこに・・・仕方ないので単なる通過点に。


 
ガスってて涼しくて良いんだけどね、と負け惜しみ。
約2ヶ月ぶりのテントザックが重たくて・・・ぐんぐん抜かれていきました。
へなちょこぶり炸裂  雪渓で遅すぎて列作らせちゃってゴメンね。


雪渓を過ぎた辺りから、大好きなチングルマがたーーーーくさん咲いててシアワセでした。



特に急なところもなく、緩やかで歩きやすい八方尾根。
ガスがなければ最高なんだろうな・・・



と?思っていたら青空が見えてきましたよ?
あそこをトラバースするともうすぐ小屋かな?


 
11:45、わーい、着いた!
八方池山荘からゆっくり歩いて約3時間45分。こんな短時間で着いちゃうんだもん、人気があるわけだ!
日帰りの登山客がぎっしりです!

ここは早朝に出発すれば日帰りでも来れるし、東京を朝一で発てば夕方までにはここまで来れるのですが、
昼頃登り始めるのはなんだか気分悪いし、早く来なければならない理由もあり、わざわざ夜行バスで来たのです。

その訳とは・・・テント場の場所取り。
トイレは小屋のを使用するのに、この斜面にあるテント場からは最低でも片道7,8分。
下のほうになってしまうと往復30~40分もかかるらしいのです!
酒飲みの私たちがそんな下のほうにテント張ったら・・・おそろしや


 
という理由だけで夜行バスで来ました(笑)
さすがにこの時間はまだ空いていて4番目、小屋に一番近いところをKEEPできました。
設営して、軽くお昼を食べたら・・・昼寝

夜行バスは狭くて足の長い(ウソ)私たちにはやっぱりしんどいです。
たった登り4時間弱でも眠くてダメだぁ



私はテントの中で寝てましたが、途中から「暑っ!!!」目が覚めました。
すると青空が広がっているではないですか!


 
寝てる場合じゃない!山頂に行かなくちゃ!と手ぶらでGO
なんというこのお気楽さがいいですね~~~
テント場は小屋の下、斜面にあり、こんな感じ。
私たちは一番上に張ることが出来ました(黄色の矢印が我が家)この位置で小屋まで登り大体5~7分くらい?



小屋から唐松岳へ向かう道の両側に、今年初めてのコマクサ。
観光客は八方池で帰るけど、これは山頂まで来た人へのご褒美だね



雲の中から五竜さん、こんにちは。



山頂までは緩やかな散歩道。小屋からくる感じは燕岳の雰囲気にちょっと似てるかな?


 
小屋から20分ほどで「唐松岳」山頂到着。
「私を見て見てーー」と言ってるようなちょうちょが山頂でお出迎え。



やはり白馬岳方面のガスだけは取れないようです、真っ白。


で、真っ白な不帰ノ嶮方面から時折ぼわっと人が現れます、皆さんすごいなぁ。


 
私たちといえばロープウェイで来たくせに、ぼーっと雲が流れていく様子を見ているだけ。
40分ほど山頂でまったりしたかしら・・・

 
こんなにゆっくりしたのは久しぶりだったねー、さあ戻りましょうか。
途中の斜面で初見のクモマスミレ? ちょっと嬉しい

小屋の前まで戻ったら、お待ちかねの・・・



やっぱ「生ビーーーール」(¥850)でしょ



この頃にはお日様ギラギラになって、日差しも強くてうっかり日焼けてしまいました。
(小屋の中にテラスがあるんだけど利用料@¥300って・・・ケチって小屋の外にて)
でも青空の下、山の上で山を眺めながら飲むビールは何にも代えられないほどウマ~~イ

 
ひとしきり生ビールを楽しんだ後は、缶ビール買って(350ml=¥550)をテントに戻り夕食。
ずいぶん下のほうまでテントが増えていました。(蓋の中身は後日紹介予定)



山の夕景は何度見ても飽きない。こんな時間は私たちにとって最高の贅沢。

今日の一日が唐松岳の向こうに沈んでいきました。
赤く染まる夕景は見れなかったけど、風もなく穏やかな夜。
明日は来た道を帰るだけなので、ゆっくりと楽しい山の夜を過ごしました。

翌日へ





真夏に低山・矢倉岳ハイキング

2011-07-21 | ヤマのこと

2011.7.10(日)のお話です。

梅雨も明け、みなさん夏山を目指す今日この頃となりましたが、
我が家は日曜日、午前中だけ歩くつもりで、富士山の近くなら若干涼しいかな?と初「矢倉岳」へ。
滝見の第二段、として計画はバッチリ!のはずだったのですが・・・



 
小田急線から乗り換えてJR松田駅へ。この日も暑くなりそうでしたが朝はまだ涼しい風が吹いていて快適。
ホームからは山開き後の富士山、みんな登っているのかな?山頂でもう一度会いましょう


 
8:00、「足柄駅」到着。駅前には足柄、といえば金太郎、
ちょっと古めかしい金太郎さんがいました
今日は駅から駅までハイキングの予定でスタートです。


 
まずは車道歩きですが、道標の上にも金太郎さん。
日影の車道歩きはすずし・・・やっぱり暑い



車道途中に・・・唯念大名号碑(歴史オンチの為補足説明なし)



ここからやっと土の道へ。ちょっと古道風でいい感じ。
足柄峠は駿河国と相模国の国境の峠だそうです。



木陰で気持ちよかったのもつかの間、車道へ出てしまいます。
今度の車道は日影がないので暑っ右手に見えるのが金時山かな。



うちわパタパタしながら9:35「足柄峠」到着。


階段を登ると足柄城址公園、広々としたところです。
富士山が目の前に・・・のはずが残念雲の中でした


 
ここは「足柄万葉公園」といっても何もない?
トイレと自販機が一つあるだけ。地蔵堂方面からくるバスの終点でもあります。
右手に見えているのが目指す「矢倉岳」らしいですね。

車道脇に並行して土の道があったので、暑いのでそちらを歩き始めました。


「万葉公園」と言うだけの事あって一句詠まれたものが書いてありました。
直進と、右手の二手に道が分かれていましたが、右手を見ると”とうせんぼ”の捧らしきものが見え、
直進方面には赤テープ。
何のためらいもなく直進した私たち。


ところが・・・これがまさかの道迷い


下り気味に歩いて行き、どこかに分岐があるはず?と進みますが出てこない。
なんだかどんどん「矢倉岳」が遠ざかってる気がする
と思っていたところ、前方から2組、10人程度登ってきました。
な~んだ、あってるのね と安心したのもつかの間、
「矢倉岳、行ったことありますか?」と聞かれました。

話を聞いてみればこの2組も先へ進み、なんだかヘンだから、と戻ってきたそうです。
女子4人組は地蔵堂まで降りて登り返してきたそうで!若いっ!


そこで集まって情報交換、多分さっきの”とうせんぼ”が分岐だったのでは?という結論に。
ところが頑固者のダンナは自分の足で確かめないと納得できないと言う
どんどん下る登山道に「違うんじゃないのー?」という私の意見は聞いてもらえず更に進み・・・
途中で結局違うことを認め、登り返したのでした(怒)



分岐まで戻り、とうせんぼだと見間違えた捧、ちゃんと確認すれば道があるじゃない・・・。



その分岐へ道なりに行ったら、万葉公園のバス停から5分もしないところにちゃんと道標が。
2分で行けた所を道迷いで40分のロス!なんでこんな簡単なことに・・・アホ過ぎる・・・



ここまでで2リットルは汗かいたよね・・・
もうバスで帰ろうか?の意見も出ましたがまだ10:30、悔しいので矢倉岳目指しました。

途中まではゆるゆるハイクで楽しいのですが、矢倉岳直下斜面はこの時期辛いですね・・・
無風で太陽ジリジリ・・・木陰を見つけては息を整え・・・


 
11:25、ようやく「矢倉岳」山頂到着
焼け焦げそうだけどのびのびとした気持ちの良い山頂。
風があったら最高に気持ち良いだろうねみんなのんびりランチをしてる。(この日差しの下ですごい!)
さあ、私たちも・・・・


・・・・・・・・・・・・・ですが 


実はこの日、お昼ぐらいには下山している予定だったので昼食を持たずに来ていたのです。
だから山頂は10:30頃、おやつ時間の予定でした。
日帰りハイクだ、とまたしても甘く見た私たちをあざ笑う様なアクシデントで1時間遅く到着
お腹に意識が行かないように何か違うことを考えましょう

でも、実際は汗だくでヘトヘト。喉カラカラ。暑さでもう倒れそう・・・

こんな時はとっておきのアレ、飲んでしまえーーー


金時山・大涌谷を眺めながらの「オールフリー」渇いた喉に一瞬で流し込まれました(笑)
美味しい~~~ おかげで汗が引きました。


富士山、結局山頂から見ても雲の中。今日は会えないのかな、残念です。


さてお腹が空いてくると困るので山頂を後にし、
ここからはエアリア地図に実線のない(2005年のエアリア)エリアにはいります。
目的地は「酒水の滝」「洒水の滝」
緩く下り約40分、「21世紀の森」という車道に出ました。

滝見ハイキングのメインである「洒水の滝」までは、私が独自で調べたCTは山頂から滝まで60分、
ところが分岐にあった道標によると、「洒水の滝」まではここからあと90分、滝から駅まで約30分。
ここまでで40分かかっているのだから、山北駅に到着時刻は15:00頃・・・

地図読みが出来ない(にも程がある)私のよみは大幅オーバー。
現在時間12:40、道迷いのおかげで持参した水分は減り、食料を持っていないままこの暑さの中、
あと2時間歩くのは危険かな?と思いダンナの方を振り返ると・・・
暑いのが嫌い&ハラペコ大魔王と化したダンナの不機嫌は最高潮に達してた




更なる喧嘩勃発を防ぐために、今日はここでリタイアすることにしました。
でもここも結構な山の中、とにかく自販機のありそうな場所へ最短で行きたい。
この看板に書いてあった「総合案内所」までずんずん車道を降りて、
携帯の通じる場所に着いてほっ。自販機で冷たい飲み物を買い、タクシーのお世話になりました。
(山北駅まで約¥1900)


 
最終目的地の「さくらの湯」は空いていて、汗を流せてスッキリ いいお湯でした。
館内は公共の施設なので酒類の販売はありませんが(駅前に酒屋有)
軽食のみ取れるとの事で、15:00、ざる蕎麦を頂いてお腹も落ち着きました。



毎度低山を舐めて山に叱られて反省しているはずなのに、今回もまた叱られちゃったー。
いい加減、覚えましょうね、私。
箱根エリアでの道迷いはこれで二回目(笑)
それにしても暑い日の山歩きはホント辛い、私は何リットル背負わなければならないのか?
夏の山歩き、暑さに耐えられない私には山選びから考え直さなければならない、
いいきっかけになった、という事にしましょう



【行程】JR足柄駅8:00→足柄峠9:35→万葉公園9:50・・・道迷い・・・再スタート10:30→矢倉岳11:25-11:50
→21世紀の森12:40→森林館13:30→(タクシー)さくらの湯14:00




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震災後、4ヶ月

2011-07-18 | イワテケン

三連休は震災後初めての帰省。




十府ヶ浦あたり。


 
線路のあるところだけ走らせてくれている三鉄。実家の駅までは途中が線路流出の為不通。


 
新しく防災無線が設置された実家、変わらぬ愛くるしいしぐさで迎えてくれる犬たち。



ひとつの家もなくなった田老駅前。



 
津波で船が流される映像が何度も映し出された宮古湾。


 
宮古市役所から駅までの道。




なでしこジャパンの活躍、今年一番の嬉しいニュースだったかな!


色んな思いの三連休でした。






涼を求めて滝めぐり

2011-07-05 | ヤマのこと

2011.7.2(土)奥多摩へ。

暑いのがとても苦手な私、そろそろ日帰りコースも厳しくなる季節です。
30℃越える前に以前から一度行ってみたかった「海沢探勝路」を歩きに行きました。

 
新築駅舎の「白丸駅」下車。トイレ?見つけられずそのまま国道へ降りました。
国道脇にトイレと自販機発見、支度を済ませ「数馬峡橋」を渡ります。

 
アースガーデン脇の遊歩道を「海沢園地」目指して歩きます。
民家を抜け、アメリカキャンプ村を抜け・・・

 
トンネル抜けて、いよいよ林道歩きの始まりです。



釣り人がちらほら。緑が濃くて気持ちいいですね~。
釣りしてバーベキューして・・・なんて夏の遊びも楽しそう


 
小雨降る中、誰にも会わない林道歩き。
涼しいかと思ったら意外にも蒸し暑く、約1時間半、一汗かいて「海沢園地」到着。

 
園地には簡易トイレ?と東屋がありました。
ここからはエアリアの地図で破線のコース、湿って滑る木の橋を渡り、スタートです。



森に一歩入るといきなりすごいもののけ度
画像は明るく撮れていますが、小雨だったのでヘッデンが欲しいほど暗かったです。

  
鉄階段を登ると「ゴゴゴゴゴー」っと水しぶき
水の透明度がすごーい これが”三つ釜の滝”かな?


これも?


そこから少し進むと・・・



”ネジレの滝”?ん?ちょっと違うかな?

 
登山道脇では「ヤマアジサイ」「アカショウマ」の白い花が涼を感じさせてくれます。



大きな一枚岩?なぜかステップがついていて通過しやすくなっていました。

そこからまた少し登ると「大滝」の道標が現れました。
ザックをデポし、音のする方へ降りていくと・・・


目の前にどーん!すごい水量です
滝からの風が冷たい空気を運んでくれて一気に体が冷えました。




すずしーーーい
暑い日にここで1日本を読んだり昼寝をしたり、そんな休日を過ごせたら最高でしょうね
と思わせてくれるほど素敵な滝でした。
でも林道歩き1時間半が・・


離れがたい心地よさです。
もうここで帰ってもいいくらい満足ですが、まだお腹が空いていないので頑張りますか(笑)

入口に書いて合ったとおり、ここには4つの滝があるはずですが、
4つめの不動の滝を見るルートは難しいらしいのではなから諦め、3つ見て満足としました。


 
ここからは「悪路」?と書かれていますが、
しばらくはヤマアジサイなど眺めながらの平坦な登山道を進みました。


 
やがて谷も奥まり、若干足元も悪くなってきましたが、概ね普通の登山道でした。
わさび田が見えてくると、モノレールの終点?


 
地図では破線ですが、道標はしっかりしているので迷わないでしょう。
モノレールを過ぎたところに「大岳山」まで1.4kmとの道標。
ここからが今日の頑張りどころでした。



なかなかの斜面で膝の後ろが突っ張る突っ張る
最後はつるつるの斜面、トラロープにつかまり登り切ると・・・尾根に乗りました。


汗びっしょり~~~でも稜線を通り抜ける風が心地よい

ここから傾斜は緩くなり、ハルゼミの合唱を聞きながら山頂を目指します。

が、緩くなってもここまでで結構足に堪えてて苦しい!動画撮りながら休み休み歩きます(笑)






夏ですねー


 
大きな岩を越えるとさっきまで誰にも会わなかったのに、急に賑やかな声がして・・・



「大岳山」に着きました。うっすら日も刺してきたのですが山頂は残念ながら雲の中、
何も見えませんが人気のお山なので、こんな天気でも大勢の登山客で賑わっていました。



行動食我慢してきたのでもうハラペコりん
賑やかな山頂は避け、一段下がった広い場所で・・・

TODAY’S ランチは我が家の夏の定番

 
冷たい麺です。
保冷BAGに入れて持ってきた流水麺に具を載せて・・・


「冷やしたぬきうどん」完成
今日は温泉卵を出汁の中に入れてつけ麺風に頂きます。

 
もちろんランチのお供「オールフリー」でオツカレ~
一杯汗かいたから、喉越しが良くてまたしてもぐいぐい飲んでしまいました(笑)
だって美味しいランチを頂くために、ここまで頑張ってきたんだもん。
これでいいのだー

低山といえども標高1266mあたりは涼しくて、最高のランチスポットでした。



大満足のランチの後は、途中までしか歩いたことのなかった「鋸尾根」経由で奥多摩駅へ。
ノンアルコールだから鎖や梯子のある下山も安心なのが良いですね。


 
朝の雨はどこへやら?足元にはギンリョウソウ。
木漏れ日降り注ぐ尾根歩きは気持ちよいー、来てよかったね。



でも食後の「鋸山」山頂への登り返しは辛かった(笑)


 
大ダワから先は山歩き初期の頃歩いた尾根。あの頃驚いてた鎖や梯子はただの登山道でした。
あの頃何を怖がっていたのだろう 懐かしい。


天狗様を過ぎ、愛宕神社へ登り返したら・・・


愛宕神社の恐怖の階段。ここは転びたくない、慎重に降りました。


 
下山が遅くなってしまったので、いつもの温泉は時間オーバーで断念。
「玉翠荘」に電話したら「いいですよー」との事だったのでめでたく汗を流すことが出来ました。
女性風呂は川を眺めながらの開放的なお風呂です。(男性は洞窟風呂らしい)


 
温泉でさっぱりしたら、ギリギリヒカステ閉店時間に間に合い、
絶品”シメジのから揚げ”で、涼を求めた初夏の山歩きを大満腹(足?)で締めくくったのでした。


おしまい。


【行程】白丸駅7:50→海沢園地9:30→大滝10:15~10:30→大岳山12:15~13:00
→鋸山14:30→愛宕神社下16:35



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