半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

前装銃射撃用の新標的、これで決まりかな?

2012-09-30 10:00:00 | 前装銃射撃、古式銃
昨日は久々に千葉県総合スポーツセンター射撃場に行きました。




前装銃射撃連盟の皆さんが、新標的のテストをするということなので、私も見学させていただくことにしたのです。



実は今まで使用していた日本ライフル射撃協会の公認標的が底をついてしまったたので、新しい標的を用意する必要に迫られていました。しかし、残念ながら国内にはすでにこのサイズの標的に使用できる標的紙は存在していないので、海外から輸入するか、国内で今までとは異なる紙を使用して新しく製作するしかありません。

この前装銃射撃用の標的はISSF規格ではなく、フランス陸軍規格の200m標的という特殊な物。残念ながら海外の大手の標的メーカーでは生産されていません。そこで、ヨーロッパ選手権などで使用されているフランス製の標的を輸入しようとしてメーカーに連絡したのですが、日本に少しばかり送っても商売にならないと判断されたのか?、結局回答を頂くことはできませんでした。

そこで新たに国内で製作することになったものの、標的紙はサイズが大きい上に、特殊な紙を使用するために、そう簡単にはことは運びませんでした。

まず最初に日ラから提示されたのはコレ、警察で使用しているCP (センター・ファイア・ピストル) 用の標的に使われている紙を流用するというアイディア。と、いうわけで、今年の5月にCP標的その物を撃ってテストしてみたのですが……




……残念ながら楕円の穴が開いてしまいます。同弾に見える弾痕も、実は一発しか入っていません。これでは審査が大変でしょう。CP競技は周囲にシャープなエッジのあるワッドカッター弾頭を使用することを前提としているため、ラウンドボールには向かないのですね。




そこで昨日は次のステップとしてまったく別の方法を試してみることにしました。まず最初はコレ。入手可能な紙の中から、なるべく標的に使えそうな規格の物を選び出し、テスト用の標的を製作していただだくことにしたのです。一般のルートでは製作できないサイズなのですが、運良く前装銃射撃連盟の会員の中に特殊な印刷を専門としている方がいらっしゃったので実現することができました。で、実際に撃ってみたのがこの標的。



撮影した角度が悪いので変な弾痕に見えてしまいますが、穴自体は楕円じゃないし、CP用の標的紙を流用するよりは良さそうな感じです。これで十分かな?


しかし、その次にテストした標的を見たら……ウウっ、こりゃ全然別物だなぁ。まるでポンチで開けたみたい!。



実はこの標的、ドイツの標的メーカー、エーデルマンがISSF公認300m大口径ライフル射撃用として製作した標的を流用し、その裏に前装銃射撃用の標的を印刷するという荒業?で製作していただいた物です。やはり標的専用紙っていうのは違うなぁ。これなら審査も楽でしょう。


ちなみに、今まで使用してきた公式標的ではこのような穴が開きます。



これよりも、今回テストした標的の方が抜けが綺麗ですね (笑) 。

全日本選手権や段級審査には日ラの公認標的以外は使用できないので、実際に使用するときには承認を受けてシールを貼ることになると思いますが、恐らくコスト的には従来の公認標的と変わらない程度に抑えることができそうです。

本当は紙だけが欲しのですが、小ロットの特注でそんな物をオーダーをしたら、かえって値段が上がってしまうだろうなぁ。
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2013年版 『Shooter’s Bible (シューターズ・バイブル)』 届きました。

2012-09-29 10:44:07 | その他、銃砲関連
『Gun Digest (ガン・ダイジェスト)』 と並び、毎年欠かさず購入している銃砲年鑑の一つ、 『Shooter’s Bible (シューターズ・バイブル)』 の2013年版が届きました。





初めて買ったのは1978年なんで、まだ高校生の時のこと。杉並の自宅から、青山の島田洋書まで自転車で買いに行ったことを覚えています。その時の価格は2540円。高校生にとっては、決して安くない買い物だったよなぁ。

この2013年版はアマゾンで買ったのですが、現在の価格は2216円です。高校生の頃には、まさか35年後にもっと安く買える (しかも自宅まで無料で届けてもらえる) ようになっているとは夢にも思いませんでした。

でも良いことばかりじゃありません。この本、最近では記事ページなんかほとんどなくて、単なる新製品を羅列しただけの本になっているのです。つまり、お金なんか出さなくてもどれもネットで簡単に調べられる情報ばかり。ずっと買い続けてきたけれど、もうそろそろ止めようかな?。



銃砲関連の年鑑は分厚いのが多くて、我が家の場合は収納場所に関しても無視できない問題になってきています。さて、どうしたものか……。
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自由が丘、 『エル・ペスカドール』 のオムレツ、どうやって作るのかな?。

2012-09-28 11:10:20 | 食べ歩き
先日、自由が丘に行ったうちのカミさん、ダメ元でお馴染みのスペイン料理店、 『エル・ペスカドール』 に行ってみたら、ちょうど席が空いていたそうです。いつも開店する前に “只今満席” の看板を出しちゃうようなお店なんで奇跡的だよなぁ。カミさんはいつでも運が良い人なので、私も大変助かってます (笑) 。


「今回は学生時代の友達と二人だったので、余り沢山は食べられなかったと」 とかいっていたのに……。











……よく食べるよな (笑) 。

こちらのスペイン風オムレツ、凄く美味しんですよ。私は我が家の朝食担当なので、以前に一度だけチャレンジしたことがあったのですが、似ても似つかない不思議な物ができてしまいました。トホホ~。

ナスとズッキーニのフライは蜂蜜をかけて食べます。正直な話、最初に勧められたときは遠慮しておこうか?と思ったものの、実際に食べてみたら予想外に美味しいのでビックリ。こちらもいつか真似してみようと思ってます。
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自由が丘、セントクリストファーガーデンのスコーンを食べました。

2012-09-27 19:31:30 | ケーキ、洋菓子
うちのカミさん、また用事があって自由が丘に行きました。そして、今回はこちら、紅茶専門店のセントクリストファーガーデンのティールームで、学生時代の友人とお茶とスコーンを楽しんだそうです。羨ましい!。










で、私には併設されたパティスリーでスコーンを買ってきてくれました。





早速、我が家の庭で採れたブラックベリーやラズベリーのジャムと一緒に楽しませていただきました。私は無精者なんで薔薇園とかは無理ですけど、お茶が楽しめるような素敵にな庭には憧れます。
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あのホンダN600、まだ売れ残っていたなんて!

2012-09-26 09:53:41 | その他、自動車関連
先日、ピンビーの部品取り車を発掘?にBISの置き場に行ったとき、偶然このクルマを見つけました。そうホンダのNコロです。でも360じゃありませんよ。よく見ると左ハンドルだっていうことが分かりますよね。






実はこのクルマ、大昔にBISの山崎社長がアメリカから輸入してきたN600なんですよ。国内未登録のまま、ずっと売れ残っていたのです。






このクルマが輸入されてきたのは、BISがまだ隣の工場で営業していた頃の話です。何か当時の写真が残っていないかな?と思って探していたら、アルバムの中からコレがでてきました。私が乗っていたローバー・ミニ1000クラブマンとのツーショット。1994年頃の撮影なので、既に今から18年も前の様子です。





ずっと見掛けなかったから、もうとっくにどこかに嫁いで行ってしまったとばかり思っていたのに、まさかまだ残っていたなんて!。恐らくミニの方はすでに廃車になっているんだろうなぁ……。

このホンダN600、もちろん売り物 (凄い長期在庫車ですけど) なので、誰か引き取って動くようにしてくれないかな?。輸入当時の綺麗な状態を知っているので、このまま朽ち果ててしまうのはちょっと不憫なんですよ。国内では新規登録になるので、3年車検が付きますよ(笑)。
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検見川の 『印度料理シタール』 でカレーを食べました。

2012-09-25 20:00:00 | 食べ歩き
たまたま検見川を通ったので、久々にこちらに寄ることにしました。



『印度料理シタール』 です。気付いていませんでしたが、食べログのランキングでは、全国のカレー部門で8位になっていたんですね。


で、食べたのはこのような料理。























今回は半端な時間帯で雨が降っていたにもかかわらず、ずっとほぼ満席の状態が続いていました。味はもちろん、ホスピタリティも良く、価格的にも手頃なので、これなら人気店になるのも分かります。

これから先も近くを通ったときには利用させて頂くことにしますね。
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東京都現代美術館で、『特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技』を観ました。

2012-09-24 21:37:25 | 美術館、展覧会
昨日はカミさんと息子と三人で、久々に東京都現代美術館に行きました。お目当てはこちら、『館長庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技』です。






実は先週も訪問したのですが、かなり混雑していて駐車場に入るのにも長蛇の列という状況。そこで急遽プランB?に作戦変更して、夢の島熱帯植物館へ行ったのでした(笑)。しかし、昨日は雨のせいもあってか、御覧のように待ち時間0分!。地下駐車場へもすんなり入ることが出来ました。



この展覧会、そのタイトル通りミニチュアを使った特撮に関する企画展です。私としては子供の頃に胸を躍らせた特撮作品に登場する品々・・・・・・『マイティジャック』のMJ号やその艦載機であるエキゾスカウトやピブリダー、『ウルトラセブン』のウルトラホーク1号、『快獣ブースカ』に登場した地底戦車等々、当時の撮影に使用された実物が多数展示されていたので大感激。『マグマ大使』のロケットは何とバルサで作られていたんで驚きました。

もちろん現存するオリジナルの数は非常に限られた物なので、復元された物=レプリカもありましたけれど、どれもオリジナルに忠実に再現された物ばかりで見応えがありましたよ。


また今回の企画展の為に、昔ながらのミニチュアの特撮で製作された短編映画、『巨神兵東京に現る』も公開されていました。この作品、決してレトロな懐古趣味の作品などではなく、ミニチュアを使った特撮技術の限界に挑戦するかのような作品です。

正直な話、実際に見るまでは最近のCG作品に比べるとかなり見劣りするだろうなぁと思っていました。しかし、その予想は大ハズレ。やはりその場に “物理的実体が存在する” という感覚はいまだにCGを凌駕するもので、ミニチュアを使用した特撮のレベルの高さとその可能性を再確認させていただきました。


そして最後のコーナーには、その短編映画に使用されたミニチュア・セットを再現したコーナーが設けられていました。中を歩くことができる上に、ここだけは写真撮影可だったので大人気。








セットを良く見たら、黄色いビートルが!。




きっとあれは○○さんに違いない!!(根拠なし)。




『巨神兵東京に現る』には、阿佐ヶ谷駅周辺や西荻窪、五反田といった杉並で生まれて育った私には見慣れた風景が沢山出てきました。しかし・・・・・・西荻窪のシーン、まさかミニチュアだとは思わなかった!。他にも実景と見間違えてしまうようなシーンがいくつもありましたよ。



この企画展、10月8日までやってます。私と同年代の皆さん、これ見逃したら、一生・・・・・・とはいわないけれど、かなり後悔しますよ(笑)。会社を休んででも行く価値ありです。私も時間があったらもう1度行きたいなぁ。
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丸の内の 『ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション』 でパンを買いました。

2012-09-23 23:47:04 | パン
先日、三菱一号館美術館で 『シャルダン展』 を見た後には、もちろんこちらにも寄らせていただきましたよ。




丸の内ブリックスクエア内の 『ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション』 です。




昼食を食べ損ねてしまったので、こんなパンを買って、カミさんと二人でブリックスクエアのベンチに座って食べました。






緑に囲まれているのに、ふと見上げてみるとこのような光景が……



ビルの谷間にいることを忘れてしまいますね。


今回は大好物の焼き栗のリュスティックがあったので舞わず購入。赤桃の入ったデニッシュは初めて買いました。





三菱一号館美術館には駐車場の割引はないのですが、丸の内ブリックスクエア内で買い物をすると、駐車場代がかなり割引されます。今回もゆっくり美術館を見て回ったのに、駐車料金はたったの200円でした。
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20年放置の空冷VWビートル、果たしてエンジンは掛かるのか?

2012-09-22 19:48:32 | VW 空冷
ピンビーの部品取りにするために、BISの置き場にあったこの1302を引っ張り出してきました。でも実はこのクルマ、20年間も放置されたままだったとのこと。確かに室内には1990年の新聞が残ってます(笑)。




でもこのエンジン、変な社外パーツとか使ってないし、壊れている箇所もないし・・・・・・こりゃひょっとすると動くかもしれません。長期間不動のエンジンを再使用する場合、そのまま始動ぜずにO/Hするのがベスト。もし掛けるにしても、まずプラグを抜き浸透性の高いオイルをシリンダー内に吹き付け、時間をおいてから手動でクランク回して・・・・・・等の手順を踏むのが普通です。しかし今回はネタにもなるということで、そのままで始動に挑戦してみることにしました。






チェックしたのはオイルの量(ただし20年物!)とポイントの状態だけ。プラグすら見てません。燃料はエアクリーナーを外して直接フロート室に入れることにしました。さすがにサビサビのタンクに燃料を入れる訳には行きませんからね。後は普通にバッテリーつないで、イグニッションスイッチを回したら・・・・・・




ギュルルルルル・・・・・・バホバホバホバホバホ・・・・・・おおおおお!、ちゃんと火が飛んでる!!。 




・・・・・・ボボボボボ、ブォ~ン。あっけない程簡単に掛かっちゃいまいました(笑)。最初にエキパイやマフラーに溜まった錆やカーボンが “黒い塊” になって噴き出したんで驚きましたけど、それ以上に驚いたのはすぐに静かにアイドリングし始めたことです。気になる異音なければ白煙もなし。むしろそこらのエンジンより静かな位です。やるなぁ~ビートル。20年も放置したら、水冷だったら水回りは全滅でしょうし、イタ車だったらクルマごと溶けてなくなっていることでしょう(笑)。




山崎社長は「ビートルは結構掛かりますよ」と特に驚いた様子もありませんでしたが、このクルマが長年野晒しだったの見ているた私としては、こんなに簡単に掛かるとは思ってもいませんでした。ウディ・アレン監督/主演の『スリーパー』では、200年以上!も洞窟に放置されていた空冷ビートル(1960年モデルのタイプⅠ)に乗るシーンがあったけど、そんな設定が許されるクルマは他にないでしょうね。このエンジン、このままピンビーの街乗り用に使わせていただきます。



詳しくは次号のエフロードをお楽しみに。
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三菱一号館美術館で 『シャルダン展 ‐ 静寂の巨匠』 を見ました。

2012-09-21 08:50:41 | 美術館、展覧会
カミさんと二人で丸の内の三菱一号館美術館に行きました。




今回のお目当てはこちら、 『シャルダン展 ‐ 静寂の巨匠』 です。




実は私はこのジャン・シメオン・ジャルダンという画家については何ひとつ知りませんでした。しかし、今までこの美術館で行われた企画展はほとんどハズレなしで楽しめる物ばかりだったので、今回も訪問してみることにしたのです。



作品点数は38点と少なめだったものの、やはり行って良かった。昔は静物画はあまり興味のないカテゴリーでしたが、食わず嫌いを止めてある程度の数を見るようになってからは、少しづつ構図や技巧の面白さが分かるようになってきました。今回もセザンヌの作品との思わぬ共通点を見つけたり、色々な発見もあって楽しめる展覧会でしたよ。

やはり私が一番気に入った作品はコレ。ポスターにも使用されていた “木いちごの籠” です。



我が家のラズベリーもニ季目がなり始めたので、この構図を再現してみようかな?
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